745-003-#2巻176 27-#2 尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作(卷二十(二)一一五○)
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2017年4月10日 |
の紀頌之5つの校注Blog |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
745-003-#2巻176 27-#2 尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作(卷二十(二)一一五○)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8501 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
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806年-集11- ・a.短燈檠歌 ・b.春雪 ・c.春雪 ・d.春雪間早梅 ・e.早春雪中聞鶯 ・f.和歸工部送僧約 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8449 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
767年-96 巫峽敝廬奉贈侍御四舅別之澧朗 杜詩詳注(卷一九(四)一六八一)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8515 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 (178)回目牛嶠二十六首《巻四08感恩多二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8636 (05/02) |
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Blog |
155)回目薛昭蘊 十九首a.浣溪紗八首・b.喜遷鶯三首 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8498 (04/10) |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
玉-041§1 古詩 爲焦仲卿妻作§11-#1〔無名氏〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻一ブログ 8505 |
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745-003-#2巻176 27-#2 尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作(卷二十(二)一一五○)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8501
だから、是非ここを尋ねたいと思い、そこでは、茫然として逸興を起し、なんでも早く行きたいというので、しきりに道を急いだ。すると、城の渠濠の空池のほとりにおいて、行く手の道を誤り荒れた坂路において、馬首をどちらに向けようかとまごついている間に滑り落ちたのである。滑り落ちて、せっかくの翠雲裘に蒼耳の草がからみついたが、そんなことには頓着しなかった。
745-003-#2 | 尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作 (卷二十(二)一一五○) -#2 | |
全唐詩巻176 27-#2 | ||
李白集校注卷二十(二)一一五○#2 | 李太白集巻十九03#2 | 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8501 |
卷二十(二)一一五○
巻179-3
尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作 #1
雁度秋色遠,日靜無雲時。客心不自得,浩漫將何之。忽憶范野人,閑園養幽姿。
#2
茫然起逸興,但恐行來遲。城壕失往路,馬首迷荒陂。不惜翠雲裘,遂爲蒼耳欺。
#3
入門且一笑,把臂君爲誰。酒客愛秋蔬,山盤薦霜梨。
他筵不下筯,此席忘朝飢。酸棗垂北郭,寒瓜蔓東籬。
#4
還傾四五酌,自詠猛虎詞。近作十日歡,遠爲千載期。
風流自簸蕩,謔浪偏相宜。酣來上馬去,却笑高陽池。
卷別 | 李白集校注 | 全唐詩 | 李太白集 |
卷二十(二)一一五○ | 巻176 27-#1 | 巻十九03 | |
詩題 | 尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作(卷二十(二)一一五○) | ||
文體 | 五言古詩 | | |
詩序 | 【贈崔侍郎】 | ||
初句 | 賢皓《謫仙詩豪 | 天寶三年 744年 44歲 | |
作地點 | 兗州(河南道 / 兗州 / 兗州) | ||
及地點 | 瑕丘 (河南道 兗州 瑕丘) 別名:魯城、沙丘城、魯東門 | ||
| 高陽池 (山南東道 襄州 襄州) | ||
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交遊人物/交遊地點 | | ||
交遊人物/交遊地點 | 范十 | 當地交遊(河南道 兗州 兗州) |
尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作 #1
(尋魯城の北にある范居士を訪問するために、城郭の外の路を歩いていて、あしをすべらし、蒼耳の生い茂っている中に落ち込んだ。范居士がたまたま酒を置酒して、蒼耳を摘み取っていたそこで酒を酌み交わしてこの詩を作った)
雁度秋色遠,日靜無雲時。
雁は天空宇宙を渡って秋色當に遠く、見渡す限り雲もなく晴れ渡った時であるから、日陰も静かである。
客心不自得,浩漫將何之。
しかし君は旅客の身で、心はおちつかないでぶらぶらと行くあて、目当てもなく出かけたのである。
忽憶范野人,閑園養幽姿。
ところがしばらく歩くと、野人の范居士の事を思い出し、早速そちらに向かう事とし、その人となりを思い、閑園において幽姿を養っている隠遁者で高士との懇談を楽しみに思った。
(魯城の北の范居士を尋ね道を失して蒼耳の中に落ち、范が置酒し、蒼耳を摘むを見て作る) #1
雁は度って 秋色遠く,日は靜かに 雲無き時。
客心 自得せず,浩漫 將に何くにか之かんとする。
忽ち憶う 范野人,閑園に幽姿を養うを。
#2
茫然起逸興,但恐行來遲。
だから、是非ここを尋ねたいと思い、そこでは、茫然として逸興を起し、なんでも早く行きたいというので、しきりに道を急いだ。
城壕失往路,馬首迷荒陂。
すると、城の渠濠の空池のほとりにおいて、行く手の道を誤り荒れた坂路において、馬首をどちらに向けようかとまごついている間に滑り落ちたのである。
不惜翠雲裘,遂爲蒼耳欺。
滑り落ちて、せっかくの翠雲裘に蒼耳の草がからみついたが、そんなことには頓着しなかった。だが、そこは范居士の家であったから大いに嬉しかった。
#2
茫然として 逸興を起し,但だ行き來るの遲きを恐る。
城壕 往路を失い,馬首 荒陂に迷う。
惜まず 翠雲の裘,遂に爲す 蒼耳に欺かるるを。
《尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作》現代語訳と訳註解説
(本文)
#2
茫然起逸興,但恐行來遲。
城壕失往路,馬首迷荒陂。
不惜翠雲裘,遂爲蒼耳欺。
(下し文)
#2
茫然として 逸興を起し,但だ行き來るの遲きを恐る。
城壕 往路を失い,馬首 荒陂に迷う。
惜まず 翠雲の裘,遂に爲す 蒼耳に欺かるるを。
(現代語訳)
だから、是非ここを尋ねたいと思い、そこでは、茫然として逸興を起し、なんでも早く行きたいというので、しきりに道を急いだ。
すると、城の渠濠の空池のほとりにおいて、行く手の道を誤り荒れた坂路において、馬首をどちらに向けようかとまごついている間に滑り落ちたのである。
滑り落ちて、せっかくの翠雲裘に蒼耳の草がからみついたが、そんなことには頓着しなかった。
(訳注)
尋魯城北范居士失道落蒼耳中見范置酒摘蒼耳作
1.(尋魯城の北にある范居士を訪問するために、城郭の外の路を歩いていて、あしをすべらし、蒼耳の生い茂っている中に落ち込んだ。范居士がたまたま酒を置酒して、蒼耳を摘み取っていたそこで酒を酌み交わしてこの詩を作った)
2. 【解説】この詩は、李白が、尋魯城の北にある范居士を訪問するために、城郭の外の路を歩いていて、あしをすべらし、蒼耳の生い茂っている中に落ち込んだという。その場所にはちょうど范居士の自宅近辺で、范居士がたまたま酒を置酒して、蒼耳を摘み取っていたそこで酒を酌み交わしてこの詩を作ったという。
#2
茫然起逸興,但恐行來遲。
だから、是非ここを尋ねたいと思い、そこでは、茫然として逸興を起し、なんでも早く行きたいというので、しきりに道を急いだ。
9. 茫然【呆然】 ①気ぬけがして、ぼんやりとしたさま。② とりとめがないこと。
10. 逸興 1 特別に興味深いこと。また、そのさま。「この道は、もし四道の間に―のすぐれたるか」〈海道記・序〉2 ちょっと変わったおもしろみ。また、そのさま。
城壕失往路,馬首迷荒陂。
すると、城の渠濠の空池のほとりにおいて、行く手の道を誤り荒れた坂路において、馬首をどちらに向けようかとまごついている間に滑り落ちたのである。
11. 城壕 江淹詩「飲馬出城濠。」吕延濟の註に壕は城の池なり。 壕濠は古字通用説文陂阪也。
12. 荒陂 荒れた坂路。池の土手の路の一部分である。
不惜翠雲裘,遂爲蒼耳欺。
滑り落ちて、せっかくの翠雲裘に蒼耳の草がからみついたが、そんなことには頓着しなかった。だが、そこは范居士の家であったから大いに嬉しかった。
13. 翠雲裘 翠雲裘. 《古文苑》卷上〈諷賦〉 宋玉曰:「主人之女,翳承日之華,披翠雲之裘。」宋·章樵注:「輯翠羽為裘。」翡翠の羽を集めて裘をつくる。