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757年 s-70擬古,十二首之六(巻二四()一三七七) -#1漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9426 

(天文学や五行思想からも示された乱がおこり、安史軍の勢いは止まらず世は乱れた、徐々に一角を崩してゆく、そのもどかしさを詠う)

節序推移の運は極めて速やかに天地通ぜずして閉塞し、世は、冬になっていて、北から吹く風は、飛霜を結び、とてもじゃなく寂しさにかられる。というのも、安禄山が乱をおこし、幽州、河北、中原、關中を異民族の風紀でこの地を荒らしてしまった。その荒れた状態は復帰していない。

百草は冬月の厳しい寒さに、地上の日常を枯らし、死滅させたようになったし、人民も多くの人々が死に、また逃散して皇帝は、西の果て、遙か蜀中に行幸された。

太白星は、東方に出でて、王朝が敗亡の兆候がありありと見え、そして、彗星は、精光を帯びして流れ、今後の禍殃がきっと激しいものになりそうだと感じたものであった。

 

 

 

擬古,十二首 《李白》

 

 

李白集校注 訳注解説

 

 

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擬古十二首

其一

青天何歷歷,明星如白石。黃姑與織女,相去不盈尺。

銀河無鵲橋,非時將安適。閨人理紈素,遊子悲行役。

 

瓶冰知冬寒,霜露欺遠客。客似秋葉飛,飄颻不言歸。

別後羅帶長,愁寬去時衣。乘月託宵夢,因之寄金徽。

 

其二

高樓入青天,下有白玉堂。明月看欲墮,當窗懸清光。

遙夜一美人,羅衣霑秋霜。含情弄柔瑟,彈作陌上桑。

 

弦聲何激烈,風捲遶飛梁。行人皆躑躅,栖鳥起迴翔。

但寫妾意苦,莫辭此曲傷。願逢同心者,飛作紫鴛鴦。

 

其三

長繩難繫日,自古共悲辛。黃金高北斗,不惜買陽春。

石火無留光,還如世中人。

 

即事已如夢,後來我誰身。提壺莫辭貧,取酒會四鄰。

仙人殊恍惚,未若醉中真。

 

其四

清都綠玉樹,灼爍瑤臺春。攀花弄秀色,遠贈天仙人。

香風送紫蘂,直到扶桑津。取掇世上豔,所貴心之珍。

相思傳一笑,聊欲示情親。

 

其五

今日風日好,明日恐不如。春風笑於人,何乃愁自居。

吹簫舞彩鳳,酌醴鱠神魚。

 

千金買一醉,取樂不求餘。達士遺天地,東門有二疏。

愚夫同瓦石,有才知卷舒。無事作悲苦,塊然涸轍魚。

 

其六

運速天地閉,胡風結飛霜。百草死冬月,六龍西荒。

太白出東方,彗星揚精光。

 

鴛鴦非越鳥,何爲眷南翔。惟昔鷹將犬,今爲侯與王。

得水成蛟龍,爭池奪鳳凰。北斗不酌酒,南箕空簸揚。

 

其七

世路今太行,迴車竟何託。萬族皆凋枯,遂無少可樂。

曠野多白骨,幽魂共銷鑠。

 

榮貴當及時,春華宜照灼。人非崑山玉,安得長璀錯。

身沒期不朽,榮名在麟閣。

 

其八

月色不可掃,客愁不可道。玉露生秋衣,流螢飛百草。

日月終銷毀,天地同枯槁。

 

蟪蛄啼青松,安見此樹老。金丹寧誤俗,昧者難精討。

爾非千翁,多恨去世早。飲酒入玉壺,藏身以爲寶。

 

其九

生者爲過客,死者爲歸人。天地一逆旅,同悲萬古塵。

月兔空搗藥,扶桑已成薪。白骨寂無言,青松豈知春。

前後更嘆息,浮榮安足珍。

 

擬古,十二首其十

仙人騎彩鳳,昨下閬風岑。海水三清淺,桃源一見尋。

遺我綠玉桮,兼之紫瓊琴。

 

杯以傾美酒,琴以閑素心。二物非世有,何論珠與金。

琴彈松裏風,桮勸天上月。風月長相知,世人何倏忽。

 

擬古,十二首其十一

涉江弄秋水,愛此荷花鮮。攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。

佳人綵雲裏,欲贈隔遠天。相思無由見,悵望涼風前。

〈又《折荷有贈》云:

「涉江翫秋水,愛此紅蕖鮮。攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。

佳期彩雲重,欲贈隔遠天。相思無由見,惆悵涼風前」。〉

 

擬古,十二首其十二

去去復去去,辭君還憶君。漢水既殊流,楚山亦此分。

人生難稱意,豈得長爲羣。

 

越燕喜海日,燕鴻思朔雲。別久容華晚,琅玕不能飯。

日落知天昏,夢長覺道遠。望夫登高山,化石竟不返。


 

757年 s-70文體:    五言古詩

擬古,十二首之六 (巻二四()一三七七)-#1

全唐詩卷一八三

李白集校注:巻二四()一三七四

李太白集巻二十三04

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757年 s-70擬古,十二首之六(巻二四()一三七七) -#1

 

擬古,十二首其四

(我々には、物欲はまったくなく、野人献芹の誠というような意味を詠う)

清都綠玉樹,灼爍瑤臺春。

天帝の居ます清都には、緑玉の樹が叢生し、光彩灼然として、瑤臺の春を描き出している。

攀花弄秀色,遠贈天仙人。

この人生で、花を攀って秀色を弄し、この花を折ってきて、はるばる步虚の天仙に贈ろうと思っている。

香風送紫蘂,直到扶桑津。

花畑をぬけた香風が紫蘂を吹き飛ばし、はるか先から日の出するという扶桑の津頭に至った。

取掇世上豔,所貴心之珍。

取るに足らない、仙界ならぬこの世の花艶を拾い集め、わざわざ人に贈り、いかにも愚であるけれど、ただ珍しいと思えばこそ、隠したので、その心を理解してもらいたい。

相思傳一笑,聊欲示情親。

我々は、あまりに互いの心を斟酌し合うため、それに気が付き、一笑をなすのであるが、いささか、情親に示そうと思うので、すべての贈遺は、その者の価値に関せず、「野人献芹の誠」というような志を維持してゆくのである。

 

(擬古,十二首其の四)

清都 綠玉の樹,灼爍たり 瑤臺の春。

花を攀じて 秀色を弄し,遠く贈る 天仙の人。

香風 紫蘂を送り,直ちに 到る 扶桑の津。

取っては 世上の豔を掇る,貴ぶ所は 心の珍。

相思 一笑を傳う,聊か情親に 示さんと欲す。

 

擬古,十二首其六

(天文学や五行思想からも示された乱がおこり、安史軍の勢いは止まらず世は乱れた、徐々に一角を崩してゆく、そのもどかしさを詠う)

運速天地閉,胡風結飛霜。

節序推移の運は極めて速やかに天地通ぜずして閉塞し、世は、冬になっていて、北から吹く風は、飛霜を結び、とてもじゃなく寂しさにかられる。というのも、安禄山が乱をおこし、幽州、河北、中原、關中を異民族の風紀でこの地を荒らしてしまった。その荒れた状態は復帰していない。

百草死冬月,六龍西荒。

百草は冬月の厳しい寒さに、地上の日常を枯らし、死滅させたようになったし、人民も多くの人々が死に、また逃散して皇帝は、西の果て、遙か蜀中に行幸された。

太白出東方,彗星揚精光。

太白星は、東方に出でて、王朝が敗亡の兆候がありありと見え、そして、彗星は、精光を帯びして流れ、今後の禍殃がきっと激しいものになりそうだと感じたものであった。

#2

鴛鴦非越鳥,何爲眷南翔。

惟昔鷹將犬,今爲侯與王。

得水成蛟龍,爭池奪鳳凰。

北斗不酌酒,南箕空簸揚。

(擬古,十二首其の六)

運 速かにし 天地を閉ず,胡風 飛霜を結ぶ。

百草 冬月に死し,六龍 西荒に

太白は 東方に出で,彗星は 精光を揚ぐ。

 

鴛鴦は 越鳥に非ず,何爲すれぞ 南翔を眷ずる。

惟れ昔 鷹と犬と,今は 侯と王とと爲す。

水を得ては 蛟龍を成し,池を爭うて 鳳凰を奪う。

北斗 酒を酌まず,南箕 空しく 簸揚。

 

 

擬古,十二首  其六

運速天地閉,胡風結飛霜。百草死冬月,六龍西荒。

太白出東方,彗星揚精光。

鴛鴦非越鳥,何爲眷南翔。惟昔鷹將犬,今爲侯與王。

得水成蛟龍,爭池奪鳳凰。北斗不酌酒,南箕空簸揚。

周易「天地閉賢人隠」 月令「孟冬之月/天氣上騰地氣下降天地不通閉塞而成冬」

六龍「謂天子大駕」 詳八巻註 

金星 漢書「太白出西方失其行夷狄敗出東方失其行中國敗

宋書「太白出東方利用兵西方不利晉書

彗星「所謂掃星本類星末類彗小者數寸長或竟天見則兵起大水主掃除除舊布新有五色各依五行本精所主

史臣按彗本無光傅日而為光故夕見則東指晨見則西指在日南北皆隨日

光而指頓挫其芒或長或短光芒所及則為災  唐書乾元三年四月丁已有彗星見於東方在婁胃間色白長

四尺東方疾行厯昴畢觜觹參東井輿鬼柳軒轅至右/執法西凡五旬餘不見閏四月辛酉朔有彗星出於西

方長數丈至五月乃滅婁為魯胃昴畢為趙觜觽參為/唐東井輿鬼為京師分柳其半為周分二彗仍見者薦

禍也曹植詩願隨越烏飜飛南翔陳琳檄文謂其鷹犬/之才爪牙可任韻將與也魏書楊大眼傳時將南

李冲典選征官用為軍主大眼顧謂同僚曰吾之今日/所謂蛟龍得水之秋自此一舉終不復與諸君齊列矣

 

晋中興書荀徙中書監為尚書令人賀之乃發恚曰/奪我鳳凰池卿諸人何賀我耶詩小雅惟南有箕不可

以簸揚維北有斗不可以挹酒漿孔穎達正義云言惟/此天上其南則有箕星不可以簸揚米粟其北則有斗

星不可以其酒漿地運速天地閉國家否運之/至如四運將終之時天 之氣亦為之閉塞不通胡風

結飛霜禄山起兵為害百草死冬月人民遭亂而/死六龍頽西荒明皇西幸蜀中太白出東方彗星

精光謂仰觀天象昭昭可察災害不知何日可除鴛鴦/非越鳥何為眷南翔謂已非南人而向南奔走疑太白

 

於此時偕婦同行故用鴛鴦為此詩其作於流夜郎/之前耶惟昔鷹將犬今為侯與王謂出身微劣不過效

鷹犬之用而能得尺寸之功以致身髙位者多也得水/成蛟龍謂將帥郭子儀李光弼一流爭池奪鳳凰謂宰

相房琯張鎬一流北斗不酌酒南箕空簸揚傷已無人/薦逹如彼天星之中北斗雖有斗名而不可用之以酌

酒南箕雖有箕名而不可用之以簸揚米糓徒有髙才/不為人用其自悲之意深矣蕭氏以為太白從永王時

作詩諷其勤王而王不/從故作是詩者非也

 

 

《擬古,十二首其四》現代語訳と訳註解説

(本文)

擬古,十二首其六

運速天地閉,胡風結飛霜。

百草死冬月,六龍西荒。

太白出東方,彗星揚精光。

 

(下し文)
(擬古,十二首其の六)

運 速かにし 天地を閉ず,胡風 飛霜を結ぶ。

百草 冬月に死し,六龍 西荒にる。

太白は 東方に出で,彗星は 精光を揚ぐ。

 

(現代語訳)

(天文学や五行思想から乱がおこり、安史軍の勢いは止まらず世は乱れた、徐々に一角を崩してゆく、そのもどかしさを詠う)

節序推移の運は極めて速やかに天地通ぜずして閉塞し、世は、冬になっていて、北から吹く風は、飛霜を結び、とてもじゃなく寂しさにかられる。というのも、安禄山が乱をおこし、幽州、河北、中原、關中を異民族の風紀でこの地を荒らしてしまった。その荒れた状態は復帰していない。

百草は冬月の厳しい寒さに、地上の日常を枯らし、死滅させたようになったし、人民も多くの人々が死に、また逃散して皇帝は、西の果て、遙か蜀中に行幸された。

太白星は、東方に出でて、王朝が敗亡の兆候がありありと見え、そして、彗星は、精光を帯びして流れ、今後の禍殃がきっと激しいものになりそうだと感じたものであった。

銀河 04 

(訳注)

擬古,十二首其六

1. (天文学や五行思想から乱がおこり、安史軍の勢いは止まらず世は乱れた、徐々に一角を崩してゆく、そのもどかしさを詠う)

2. 李白は永王璘の幕に従うときこの詩を作って、勤王を諷刺したのであるが、永王璘は朝廷の命に従わず、この詩と現実と会わない部分がある。

 

運速天地閉,胡風結飛霜。

節序推移の運は極めて速やかに天地通ぜずして閉塞し、世は、冬になっていて、北から吹く風は、飛霜を結び、とてもじゃなく寂しさにかられる。というのも、安禄山が乱をおこし、幽州、河北、中原、關中を異民族の風紀でこの地を荒らしてしまった。その荒れた状態は復帰していない。

3. 天地閉 周易「天地閉賢人隠」 月令「孟冬之月/天氣上騰地氣下降天地不通閉塞而成冬」

4. 胡風 初冬の西風という事であるが、安禄山が乱をおこし、幽州、河北、中原、關中を異民族の風紀でこの地を荒らしてしまった。

 

百草死冬月,六龍西荒。

百草は冬月の厳しい寒さに、地上の日常を枯らし、死滅させたようになったし、人民も多くの人々が死に、また逃散して皇帝は、西の果て、遙か蜀中に行幸された。

5. 六龍 六龍—天子の車を引く馬。天子をさす。ここは、玄宗を言う。玄宗は蜀、成都へ行幸した。肅宗は霊武で、即位し、玄宗は上皇となった。初學記 淮南子に云う「爰止羲和、爰息六螭、是謂懸車。」という数句がある、その註に曰う「日、乗車、駕以六龍、羲和御之。日、至此而薄於虞泉、羲和至此而回六螭。」とあり、蜀都賦に「羲和假道于峻岐、陽烏回翼乎髙標。」の句がある。𤦺按ずるに「髙標、是指蜀山之最髙、而為一方之標識者言也。」とあり、延濟の註に「以為髙樹之枝恐非蕭士贇曰く圖經に髙標は山の一名で髙望、乃ち嘉定府の主山、巋然髙峙ち、萬象の前に在るが是れ亦、一説、上林賦に「横流逆折、轉騰冽。」とある。

6. 西荒 安禄山は半年くらいで支配地にしてしまった。ここは西京、長安を7566月、陥落して、その地を荒廃させたことを言う。

 

太白出東方,彗星揚精光。

太白星は、東方に出でて、王朝が敗亡の兆候がありありと見え、そして、彗星は、精光を帯びして流れ、今後の禍殃がきっと激しいものになりそうだと感じたものであった。

7. 太白 金星。月令に、「天気上騰、地気下降、天地通ぜず、閉塞して冬となす。」とある。

8. 彗星 ほうき星。唐の敗走。 パニックに陥った唐朝廷は、楊国忠の進言により、756613日、宮廷を脱出する。玄宗は蜀(現在の四川省)へと敗走する。その途上の馬嵬で護衛の兵が反乱を起こし、楊国忠は安禄山の挙兵を招いた責任者として断罪されたあげく、息子の楊暄・楊昢・楊曉・楊晞兄弟と共に兵士に殺害された。その上に兵らは、皇帝を惑わせた楊貴妃もまた楊国忠と同罪であるとしてその殺害を要求し、やむなく玄宗の意を受けた高力士によって楊貴妃は絞殺された。これは馬嵬駅の悲劇といわれる。失意の中、玄宗は退位した。皇太子の李亨が霊武で粛宗として即位し、反乱鎮圧の指揮を執ることとなる。

安史の乱期 勢力図 002