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李白集校注 訳注解説ブログ 750年-4 《贈丹陽橫山周處士惟長 【巻九(一)六〇八】》 漢文委員会 紀 頌之 Blog11048
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750年 |
天寶九年 |
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3. 贈丹陽橫山周處士惟長 【巻九(一)六〇八】-#1 |
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李白集校注 訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 11048 |
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贈丹陽橫山周處士惟長
#1
周子橫山隱,開門臨城隅。連峯入戶牖,勝概凌方壺。
時作白紵詞,放歌丹陽湖。水色傲溟渤,川光秀菰蒲。
#2
當其得意時,心與天壤俱。閑雲隨舒卷,安識身有無。
抱石耻獻玉,沈泉笑探珠。羽化如可作,相攜上清都。
(丹陽橫山の周處士惟長に贈る)
#1
周子 橫山に隱し,門を開いて 城隅に臨む。
連峯 戶牖【こゆう】に入り,勝概 方壺を凌ぐ。
時に 白紵の詞を作り,放歌す 丹陽湖。
水色 溟渤に傲り,川光 菰蒲を秀ず。
#2
其の得意の時に當って,心は天壤と俱にす。
閑雲 舒卷に隨い,安んぞ身の有無を識らん。
石を抱いて 獻玉するを耻じ,泉に沈んで 珠を探るを笑う。
羽化 如【も】し作すべくんば,相い攜えて 清都に上らん。
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贈丹陽横山周處士惟長 |
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【校記】 [題]《英華》作〈贈丹陽周處士惟長〉。 [開門]開,咸本作閉。誤。 [時枉]枉,咸本、胡本、《全唐詩》本俱作作。劉本注云:時枉一作時作。 [安識]識,《英華》作議,注云:集作識。 |
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丹陽 唐書地理志:潤州丹陽郡有丹陽縣本曲阿天・・・・寳元年更名 |
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横山 太平御覧:山謙之丹陽記曰:丹陽縣東十八里有横山、連亘數十里。傳云楚子重至於横山是也。 |
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江南通志;横山在江寧府江寧縣東南一百二十里、高淳縣東二十里。其山四方望之皆横、故曰横山。 |
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亦名横望山。太平府志:横山在當塗縣東六十里、高二百丈、周八十里。穹窿嵁峻、蒼翠亘天際、 |
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四望皆横、故名横山。與江寧、溧水接壤。丹陽湖在其南、春秋楚子重伐吳所至之地。 |
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周子橫山隱,開門臨城隅。連峯入戶牖,勝概凌方壺。 |
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時作一作枉白紵詞,放歌丹陽湖。水色傲溟渤,川光秀菰蒲。 |
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當其得意時,心與天壤俱。閑雲隨舒卷,蕭本作/巻施安識身有無。 |
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抱石耻獻玉,沈泉笑探珠。羽化如可作,相攜上一/作攜手/止清都。 |
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方壺 方壺方丈也。海中三神山之一見 |
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白紵詞 明堂賦註白紵詞見四巻註 |
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丹陽湖 江南通志:丹陽湖在江寧府高淳縣西南三十里、太平府當塗縣東南七十里。 |
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以/湖之中流分界。其源有三、徽州、高淳、寧國、廣德諸溪皆匯之。 |
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通為三湖:一曰石臼、一曰固城、一曰丹陽、而丹陽/最大、葢總名也。周圍三百餘里。 |
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鮑照詩:穿池類溟渤謝 |
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菰蒲 |
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靈運詩:『菰蒲冒清淺。』 本草:蘇頌曰:菰根、江湖陂澤中皆/有之、生水中、葉如蒲葦、刈以秣馬甚肥。 |
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春末生白芽如筍即菰菜也、又謂之茭白。 生熟皆可啖、甜美。其中心如/小兒臂者名菰手、作菰首者非矣。 |
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宼宗奭曰:菰乃蒲類、河朔邊人止以飼馬作薦、八月開花如葦、結青子、合粟/為粥、食甚濟飢。李時珍曰: |
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蒲叢生水際、似莞而褊、有脊而柔、二三月生苗、八九月收葉、以為席、亦可作扇、軟滑/而温。 |
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張協詩:「清風激萬代名與天壤俱抱石獻玉用卞」 |
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探珠 |
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和事見四巻註:莊子列禦寇篇:人有見宋王者、錫車十乗以其十/乗、驕穉莊子。 莊子曰:『河上有家貧恃緯 |
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蕭而食者、其子沒於淵、得千金之珠。 其父謂其子曰:取石來鍜之。 夫千/金之珠、必九重之淵而驪龍頷下、 |
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子能得珠者、必遭其 |
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睡也。使驪龍而寤、子尚奚微之有哉? 今宋國之深、非直九重之淵也。 宋王之猛、非直驪龍也。 |
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子能得車者、必遭其睡也。使宋王而寤、子為齎粉矣。』 |
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羽化成仙而去也。 清都上帝所都見二巻註 |
贈丹陽橫山周處士惟長 巻一六八11
(隠遁するに有名な丹陽縣の横山に棲んでいる處士の周惟長に自己の不遇を残念であると、感慨を述べ贈った詩である)
周子橫山隱,開門臨城隅。
周惟長殿は横山に棲む隠士であってその住まいの門より、丹陽縣城を見下ろすことができる。
連峯入戶牖,勝概凌方壺。
横山に続いている連峰は戶牖まで入り来たっていて、その景勝は、滄海沖の神仙三山の一つである渤海にある、方壺島をも凌ぐほどである。
時作白紵詞,放歌丹陽湖。
丁度この時、呉地方で流行している白紵詞を作り、丹陽湖の上に、放歌している。
水色傲溟渤,川光秀菰蒲。
その丹陽湖の水の色は、大海に傲るべく、水際の渚の一帯には、菰とか、蒲などが秀でてつややかに光っている。
當其得意時,心與天壤俱。
閑雲隨舒卷,安識身有無。
抱石耻獻玉,沈泉笑探珠。
羽化如可作,相攜上清都。
(丹陽橫山の周處士惟長に贈る)
周子橫山 隱れ,門を開いて 城隅に臨む。
連峯 戶牖に入り,勝概 凌方壺をぐ。
時に白紵の詞を作り,放歌す 丹陽湖。
水色 溟渤に傲り,川光 菰蒲を秀ず。
#2
其の得意の時に當って,心は天壤と俱にす。
閑雲 舒卷に隨い,安んぞ 身の有無を識らむ。
石を抱いて 玉を獻ずるを耻ず,泉に沈んで 珠を探るを笑う。
羽化 如し作す可くんば,相い攜えて清都に上らん。
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卷別 |
李白集校注 |
全唐詩 |
李太白集 |
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卷九(一)六○八 |
巻一六八11 |
李太白集 巻八13 |
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詩題 |
贈丹陽橫山周處士惟長 |
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文體 |
五言古詩 |
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詩序 |
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初句 |
周子橫山隱, |
天寶六年 747年 47歲 |
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作地點 |
0 |
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及地點 |
橫山 (江南西道 宣州 橫山) 別名:橫望山 |
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潤州 (江南東道 潤州 潤州) 別名:昇州、丹陽 |
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交遊人物/交遊地點 |
周惟長 |
江南西道 宣州 橫山 |
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《贈丹陽橫山周處士惟長》現代語訳と訳註解説
(本文)
贈丹陽橫山周處士惟長
周子橫山隱,開門臨城隅。
連峰入戶牖,勝概凌方壺。
時作白紵詞,放歌丹陽湖。
水色傲溟渤,川光秀菰蒲。
(下し文)
(丹陽橫山の周處士惟長に贈る)
周子橫山 隱れ,門を開いて 城隅に臨む。
連峯 戶牖に入り,勝概 凌方壺をぐ。
時に白紵の詞を作り,放歌す 丹陽湖。
水色 溟渤に傲り,川光 菰蒲を秀ず。
(現代語訳)
(隠遁するに有名な丹陽縣の横山に棲んでいる處士の周惟長に自己の不遇を残念であると、感慨を述べ贈った詩である)
周惟長殿は横山に棲む隠士であってその住まいの門より、丹陽縣城を見下ろすことができる。
横山に続いている連峰は戶牖まで入り来たっていて、その景勝は、滄海沖の神仙三山の一つである渤海にある、方壺島をも凌ぐほどである。
丁度この時、呉地方で流行している白紵詞を作り、丹陽湖の上に、放歌している。
その丹陽湖の水の色は、大海に傲るべく、水際の渚の一帯には、菰とか、蒲などが秀でてつややかに光っている。
(訳注)
贈丹陽橫山周處士惟長
1. (隠遁するに有名な丹陽縣の横山に棲んでいる處士の周惟長に自己の不遇を残念であると、感慨を述べ贈った詩である)
2. 【題意】丹陽は縣名、唐書地理志に「潤州の丹陽郡に丹陽縣有り、本と曲阿、天寳元年、名を更む。」とある。横山は太平御覧に「山謙之の丹陽記に曰く、丹陽縣の東十八里に横山有り、連亘數十里、傳えて云う、楚の子重、横山に至ると、是也。」とあり、江南通志に「横山は江寧府江寧縣の東南一百二十里、高淳縣東二十里に在り、其の山、四方、之を望めば、皆横、故に横山と曰う、亦た横望山と名づく。」とあり、太平府志に、「横山は當塗縣東六十里に在り、高さ二百丈、周八十里、穹窿嵁峻、蒼翠、天際に亘り、四望皆横、故に横山と名づく。江寧の溧水と壤を接す。丹陽湖は、其に南に在り、春秋、楚の子重、吳を伐って至る所の地」とある。
周子橫山隱,開門臨城隅。
周惟長殿は横山に棲む隠士であってその住まいの門より、丹陽縣城を見下ろすことができる。
連峰入戶牖,勝概凌方壺。
横山に続いている連峰は戶牖まで入り来たっていて、その景勝は、滄海沖の神仙三山の一つである渤海にある、方壺島をも凌ぐほどである。
3. 方壺 「方丈」の意味には「神仙が住むという、渤海にある島。方壺」とあり。ここでいう渤海とは、漢の東方の海域全体のことで、太平洋、日本海など含んでいます。
時作白紵詞,放歌丹陽湖。
丁度この時、呉地方で流行している白紵詞を作り、丹陽湖の上に、放歌している。
4. 白紵詞 晋の時代、呉の地方に白紵の舞というのが起った。晋の時代、呉の地方に白紵の舞というのが起った。白紵というのは、麻の着物の美白なもの。それを着て舞い、その舞の歌を白紵辞と言った。
『白紵舞』は晉の頃から唐代の宮廷のみならず民間にも広まった舞踊で、日本、韓国、東南アジア一帯にも伝えられた。白紵とは、麻の一種で織られた薄手の白い織物のことで、白紵で仕立てられた長い袖を翻す舞い姿は、優美にして変化に富み、その美しさは古来、波を揺らすそよ風や舞い降りる雪などにたとえられている。呉歌においては、白紵、雅楽では子夜といった。梁の武帝が沈約に命じて、その詩を更制せしめた。梁の武帝が改作させたのは、四首連続して、四時を分詠したもので、子夜四時歌である。
鮑照《白紵舞》
朱脣動、素腕舉。
洛陽少童邯鄲女。古稱綠水今白紵。
催弦急管為君舞。窮秋九月荷葉黃。
北風驅鴈天雨霜。夜長酒多樂未央。
5. 丹陽湖 江南通志に「丹陽湖は、江寧府高淳縣の西南三十里、太平府當塗縣の東南七十里に在り、湖之中流以って分界とす。其の源、三有り、徽州高淳、寧國、廣德の諸溪、皆之に匯し、通じて為三湖とる。一を石臼と曰う、一を固城と曰う、一を丹陽と曰いい、而して丹陽最も大なり、葢し、總名なり。周圍三百餘里。」とある。
水色傲溟渤,川光秀菰蒲。
その丹陽湖の水の色は、大海に傲るべく、水際の渚の一帯には、菰とか、蒲などが秀でてつややかに光っている。
6. 溟渤 果てしなく広い海。大海。
7. 菰 本草、「蘇頌曰く、菰根は、江湖陂澤中、皆之有り、水中に生ず、葉は蒲葦の如く、刈って以て馬を秣えば甚だ肥える。春末、白芽生じ、筍の如し、即ち菰菜なり。又、之を茭白と謂う、生熟皆啖う可し、甜美。其の中心、小兒の臂の如きものを菰手と名づき、菰首に作る者は非なり。
8. 蒲は、「李時珍曰く、蒲は水際に叢生し、莞に似て褊、脊有って柔、二三月、苗を生じ、八九月、葉を收む、以て席と為す、亦、扇を作る可し、軟滑に而して温。」とある。

