司馬相如 《子虚賦 》(11)ここで楚は、專諸の如き勇者たちに命ぜられ、素手でこれらの獣に打ちかからせる。王自らは、よく馴れた四頭の駁(一角獣)に引かせた、王の彫刻で飾った車に乗られた。
2013年9月17日 | 同じ日の紀頌之5つのブログ |
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(11)#5-1
「於是乃使專諸之倫,手格此獸。
楚王乃駕馴駁之駟,乘彫玉之輿,
靡魚須之橈旃,曳明月之珠旗,
建干將之雄戟,左烏號之雕弓,右夏服之勁箭。
(12)#5-2
陽子驂乘,孅阿為御,案節未舒,
即陵狡獸。蹵蛩蛩,轔距虛,
軼野馬,逾騊駼,乘遺風,
射游騏,儵胂倩浰,雷動焱至,
星流電擊,弓不虛發,中必決眦,
(13)#5-3
洞胸達腋,絕乎心繫,獲若雨獸,揜屮蔽地。
於是楚王乃弭節徘徊,翱翔容與,
覽乎陰林,觀壯士之暴怒,
與猛獸之恐懼,徼(左谷+右凡)受詘,殫覩眾物之變態。」
(11)#5-1
「於是乃使專諸之倫,手格此獸。
ここで楚は、專諸の如き勇者たちに命ぜられ、素手でこれらの獣に打ちかからせる。
楚王乃駕馴駁之駟,乘彫玉之輿,
王自らは、よく馴れた四頭の駁(一角獣)に引かせた、王の彫刻で飾った車に乗られた。
靡魚須之橈旃,曳明月之珠旗,
大魚のひげを柄にしたしなやかな旗や、明月の如き珠玉で飾った旗をなびかせて、
建干將之雄戟,左烏號之雕弓,右夏服之勁箭。
名匠の王将が鍛えた刺戟を掲げられる。左には紋様の美しい烏号の弓を、右には夏后氏のえびらに入れた男な矢を置かれた。
(11)#5-1
「是に於いて乃ち專諸【せんしょ】が之れ倫【ともがら】をして,手ずから此の獸を格【う】た使【し】む。
楚王は乃ち馴駁【しゅんばく】の駟に駕し,彫玉【ちょうぎょく】の輿に乘り,
魚須【ぎょしゅ】の橈旃【とうせん】を靡【なびか】せ,明月の珠旗を曳き,
干將【かんしょう】の雄戟【ゆうげき】を建て,烏號【うごう】の雕弓【ちょうきゅう】に左し,夏服の勁箭【けいせん】を右にせり。
『子虛賦』 現代語訳と訳註
(本文)(11)#5-1
於是乃使專諸之倫,手格此獸。
楚王乃駕馴駁之駟,乘彫玉之輿,
靡魚須之橈旃,曳明月之珠旗,
建干將之雄戟,左烏號之雕弓,右夏服之勁箭。
(下し文)
#5-1
「是に於いて乃ち專諸【せんしょ】が之れ倫【ともがら】をして,手ずから此の獸を格【う】た使【し】む。
楚王は乃ち馴駁【しゅんばく】の駟に駕し,彫玉【ちょうぎょく】の輿に乘り,
魚須【ぎょしゅ】の橈旃【とうせん】を靡【なびか】せ,明月の珠旗を曳き,
干將【かんしょう】の雄戟【ゆうげき】を建て,烏號【うごう】の雕弓【ちょうきゅう】に左し,夏服の勁箭【けいせん】を右にせり。
(現代語訳)
ここで楚は、專諸の如き勇者たちに命ぜられ、素手でこれらの獣に打ちかからせる。
王自らは、よく馴れた四頭の駁(一角獣)に引かせた、王の彫刻で飾った車に乗られた。
大魚のひげを柄にしたしなやかな旗や、明月の如き珠玉で飾った旗をなびかせて、
名匠の王将が鍛えた刺戟を掲げられる。左には紋様の美しい烏号の弓を、右には夏后氏のえびらに入れた男な矢を置かれた。
(訳注)
(11)#5-1
於是乃使專諸之倫,手格此獸。
ここで楚は、專諸の如き勇者たちに命ぜられ、素手でこれらの獣に打ちかからせる。
楚王乃駕馴駁之駟,乘彫玉之輿,
王自らは、よく馴れた四頭の駁(一角獣)に引かせた、王の彫刻で飾った車に乗られた。
靡魚須之橈旃,曳明月之珠旗,
大魚のひげを柄にしたしなやかな旗や、明月の如き珠玉で飾った旗をなびかせて、
・魚須 大魚のひげ。
・橈旃 しなやかな旗。
建干將之雄戟,左烏號之雕弓,右夏服之勁箭。