漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之のブログ 女性詩、漢詩・建安六朝・唐詩・李白詩 1000首:李白集校注に基づき時系列に訳注解説

李白の詩を紹介。青年期の放浪時代。朝廷に上がった時期。失意して、再び放浪。李白の安史の乱。再び長江を下る。そして臨終の歌。李白1000という意味は、目安として1000首以上掲載し、その後、系統別、時系列に整理するということ。 古詩、謝霊運、三曹の詩は既掲載済。女性詩。六朝詩。文選、玉臺新詠など、李白詩に影響を与えた六朝詩のおもなものは既掲載している2015.7月から李白を再掲載開始、(掲載約3~4年の予定)。作品の作時期との関係なく掲載漏れの作品も掲載するつもり。李白詩は、時期設定は大まかにとらえる必要があるので、従来の整理と異なる場合もある。現在400首以上、掲載した。今、李白詩全詩訳注掲載中。

▼絶句・律詩など短詩をだけ読んでいたのではその詩人の良さは分からないもの。▼長詩、シリーズを割席しては理解は深まらない。▼漢詩は、諸々の決まりで作られている。日本人が読む漢詩の良さはそういう決まり事ではない中国人の自然に対する、人に対する、生きていくことに対する、愛することに対する理想を述べているのをくみ取ることにあると思う。▼詩人の長詩の中にその詩人の性格、技量が表れる。▼李白詩からよこみちにそれているが、途中で孟浩然を45首程度(掲載済)、謝霊運を80首程度(掲載済み)。そして、女性古詩。六朝、有名な賦、その後、李白詩全詩訳注を約4~5年かけて掲載する予定で整理している。
その後ブログ掲載予定順は、王維、白居易、の順で掲載予定。▼このほか同時に、Ⅲ杜甫詩のブログ3年の予定http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10-tohoshi/、唐宋詩人のブログ(Ⅱ李商隠、韓愈グループ。)も掲載中である。http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10-rihakujoseishi/,Ⅴ晩唐五代宋詞・花間集・玉臺新詠http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10-godaisoui/▼また漢詩理解のためにHPもいくつかサイトがある。≪ kanbuniinkai ≫[検索]で、「漢詩・唐詩」理解を深めるものになっている。
◎漢文委員会のHP http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/profile1.html
Author:漢文委員会 紀 頌之です。
大病を患い大手術の結果、半年ぶりに復帰しました。心機一転、ブログを開始します。(11/1)
ずいぶん回復してきました。(12/10)
訪問ありがとうございます。いつもありがとうございます。
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毎日、6 BLOG,20000字以上活字にしているからです。
漢詩、唐詩は、日本の詩人に大きな影響を残しました。
だからこそ、漢詩をできるだけ正確に、出来るだけ日本人の感覚で、解釈して,紹介しています。
体の続く限り、広げ、深めていきたいと思っています。掲載文について、いまのところ、すべて自由に使ってもらって結構ですが、節度あるものにして下さい。
どうぞよろしくお願いします。

李白詩全集 卷十三

《卷13-13江上寄元六林宗#2》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 【2分割】<272#2> Ⅰ李白詩1549 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6293

李白  江上寄元六林宗#2

涼風何蕭蕭,流水鳴活活。浦沙淨如洗,海月明可蘭交空懷思,瓊樹詎解渴。勗哉滄洲心,晚庶不奪。幽賞頗自得,興遠與誰豁。

時しも、涼風蕭蕭として吹き来たり、穎水の汚れないながれる水音は、活活として聞える。その邊一帯は、浦上の白沙、浄くして、さながら洗うが如く、海上より差し上る明月の影は、円かにして、拾い取ることも出来そうである。かくて、その臭い蘭の如しというような交誼を結んで居た君の事を懐えば、わが心、渇するが如く、そして、瓊樹の仙藥を以てするも、これを医薬とすることは出きない。われは、この世を去って、滄洲に浮びたいという出世間的願望を持って居るが、この上とも、自重するが善いので、いくら、老年に成っても、その志は奪われずに、依然として居たいものである。かくて、天然の好景を見るにつけて、幽賞おかず、心に自得すれば、淸興自ら遠く、ただ誰かと共にして、此胸を豁開すれば、なお更面白かろうといふので、是非君と一緒に居たいと思うばからである。 272#2 《卷13-13江上寄元六林宗#2》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 【2分割】<272#2> Ⅰ李白詩1549 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6293 

 
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 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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年:739年開元二十七年39

卷別:    卷一七三              文體:    五言古詩

詩題:    江上寄元六林宗

交遊人物:元丹丘                書信往來(都畿道 河南府 潁陽)

 

 

江上寄元六林宗  #1

(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)

霜落江始寒,楓葉綠未

大江の上に広がる天河、霜落ちること早く、水は既に寒くなったが、楓樹の葉は、緑のまま、まだ紅葉もしない。

客行悲清秋,永路苦不達。

われは、旅の身であるから、清秋に逢うことを悲み、そして、駅路は長くして、まだ目的地に到著しない。

滄波眇川汜,白日隱天末。

渺渺たる滄波は、入江に漲り、白日は、天末に隠れて、やがて日暮に成った。

停棹依林巒,驚猿相叫聒。

その時、棹を停め、林巒に傍うて、舟を停泊すれば、猿は驚いて、囂しげに啼き出す。

夜分河漢轉,起視溟漲闊。

夜中になると、天の河は、轉じて西にうつり、起って、仰ぎ視れば、本当に水が黒く漲って居るように見える。

  #2

涼風何蕭蕭,流水鳴活活。

時しも、涼風蕭蕭として吹き来たり、穎水の汚れないながれる水音は、活活として聞える。

浦沙淨如洗,海月明可

その邊一帯は、浦上の白沙、浄くして、さながら洗うが如く、海上より差し上る明月の影は、円かにして、拾い取ることも出来そうである。

蘭交空懷思,瓊樹

かくて、その臭い蘭の如しというような交誼を結んで居た君の事を懐えば、わが心、渇するが如く、そして、瓊樹の仙藥を以てするも、これを医薬とすることは出きない。

勗哉滄洲心,庶不奪。

われは、この世を去って、滄洲に浮びたいという出世間的願望を持って居るが、この上とも、自重するが善いので、いくら、老年に成っても、その志は奪われずに、依然として居たいものである。

幽賞頗自得,興遠與誰豁。

かくて、天然の好景を見るにつけて、幽賞おかず、心に自得すれば、淸興自ら遠く、ただ誰かと共にして、此胸を豁開すれば、なお更面白かろうといふので、是非君と一緒に居たいと思うばからである。 

 

(江上、元六林宗に寄す) #1

霜、落ちて、江、始めて塞く、楓葉、緑未だ脱せず。

客行、清秋を悲む、永路、達せざるに苦む。

滄波 川汜眇たり,白日 天末隱たり。

棹を停めて 林巒に依り,驚猿 相い 叫聒【きょうかつ】。

夜分 河漢 轉じ,起って視れば 溟漲 闊し。

#2

涼風 何ぞ 蕭蕭たる、流水 鳴って活活。

浦沙淨くして、洗ふが如く、海月、明、すべし。

蘭交空しく思を懐き、瓊樹んぞ、渇を解かむ。

勗【つと】めよ哉 滄洲の心, 庶わくば 奪わず。

幽賞 頗る自得,興 遠くして 誰れと豁せん。

 

 

『江上寄元六林』 現代語訳と訳註解説
(
本文) 
#2

涼風何蕭蕭,流水鳴活活。

浦沙淨如洗,海月明可

蘭交空懷思,瓊樹詎解渴。

勗哉滄洲心,晚庶不奪。

幽賞頗自得,興遠與誰豁。


(下し文)
#2

涼風 何ぞ 蕭蕭たる、流水 鳴って活活。

浦沙淨くして、洗ふが如く、海月、明、すべし。

蘭交空しく思を懐き、瓊樹詎んぞ、渇を解かむ。

勗【つと】めよ哉 滄洲の心,晚 庶わくば 奪わず。

幽賞 頗る自得,興 遠くして 誰れと豁せん。

(現代語訳)
時しも、涼風蕭蕭として吹き来たり、穎水の汚れないながれる水音は、活活として聞える。

その邊一帯は、浦上の白沙、浄くして、さながら洗うが如く、海上より差し上る明月の影は、円かにして、拾い取ることも出来そうである。

かくて、その臭い蘭の如しというような交誼を結んで居た君の事を懐えば、わが心、渇するが如く、そして、瓊樹の仙藥を以てするも、これを医薬とすることは出きない。

われは、この世を去って、滄洲に浮びたいという出世間的願望を持って居るが、この上とも、自重するが善いので、いくら、老年に成っても、その志は奪われずに、依然として居たいものである。

かくて、天然の好景を見るにつけて、幽賞おかず、心に自得すれば、淸興自ら遠く、ただ誰かと共にして、此胸を豁開すれば、なお更面白かろうといふので、是非君と一緒に居たいと思うばからである。 



(訳注) #2

江上寄元六林宗  

(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)

元丹丘は李白が30歳前後に交際していた道士のひとり。李白はこの人物の詩を15編も書いているとおり、心から信服していたようだ。頴川は河南省を流れる川、元丹丘はこの川のほとりに別荘をもっていた、嵩岑は嵩山のこと、五岳のひとつで神聖な山とされた。

胡紫陽、その高弟子元丹邱との関係は、さらに深い。その関係を表す詩だけでも、以下の13首もある。

李太白集

Category 詩題

作時

-No.

西暦 年号

06-08

1.元丹丘歌 

731年開元十九年

24-02

2.題元丹丘山居 

731年開元十九年

24-03

3.題元丹丘 陽山居 序 

731年開元十九年

18-16

4.酬岑勛見尋就元丹丘對酒相待以詩見招

736年開元二十四年

02-08

5.將進酒 

736年開元二十四年

14-12

6.潁陽別元丹丘之淮陽 

738年開元二十六年

23-55

7.觀元丹丘坐巫山屏風 

738年開元二十六年

13-13

14上寄元六林宗

739年開元二十七年39

09-01

15秋日鍊藥院鑷白髮贈元六兄林宗

741年開元二十九年

06-07

8.西岳云台歌送丹丘子 

743年天寶二年

18-11

9.以詩代書答元丹丘 

744年天寶三年

24-08

10.題嵩山逸人元丹丘山居 并序 

750年天寶九年

22-02

11.尋高鳳石門山中元丹丘 

751年天寶十年

12-11

12.聞丹丘子于城北營石門幽居中有高鳳遺跡

751年天寶十年

22-01

13.與元丹丘方城寺談玄作 

751年天寶十年

 以上の十三首+二首である。

 

涼風何蕭蕭,流水鳴活活。

時しも、涼風蕭蕭として吹き来たり、穎水の汚れないながれる水音は、活活として聞える。

活活 ながれる水音は、活活として聞える。

 

浦沙淨如洗,海月明可掇。

その邊一帯は、浦上の白沙、浄くして、さながら洗うが如く、海上より差し上る明月の影は、円かにして、拾い取ることも出来そうである。

浦沙 浦上の白沙。許由・巣父とも中国の伝説的高士で,許由は帝堯の国を譲るとの申し出に対し耳が汚れたと言って水で洗い,巣父はそのため川の水が汚れたと言って牛に水を飲ませず帰ったという。

掇 ひろいとる。

 

蘭交空懷思,瓊樹詎解渴。

かくて、その臭い蘭の如しというような交誼を結んで居た君の事を懐えば、わが心、渇するが如く、そして、瓊樹の仙藥を以てするも、これを医薬とすることは出きない。

○瓊樹 玉のようにきれいな樹木。仙境の樹木。王宮の宮殿の樹木。 

 

勗哉滄洲心,晚庶不奪。

われは、この世を去って、滄洲に浮びたいという出世間的願望を持って居るが、この上とも、自重するが善いので、いくら、老年に成っても、その志は奪われずに、依然として居たいものである。

 

幽賞頗自得,興遠與誰豁。

かくて、天然の好景を見るにつけて、幽賞おかず、心に自得すれば、淸興自ら遠く、ただ誰かと共にして、此胸を豁開すれば、なお更面白かろうといふので、是非君と一緒に居たいと思うばからである。 

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李白  江上寄元六林宗  #1

霜落江始寒,楓葉綠未客行悲清秋,永路苦不達。滄波眇川汜,白日隱天末。停棹依林巒,驚猿相叫聒。夜分河漢轉,起視溟漲闊。
(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)大江の上に広がる天河、霜落ちること早く、水は既に寒くなったが、楓樹の葉は、緑のまま、まだ紅葉もしない。われは、旅の身であるから、清秋に逢うことを悲み、そして、駅路は長くして、まだ目的地に到著しない。渺渺たる滄波は、入江に漲り、白日は、天末に隠れて、やがて日暮に成った。その時、棹を停め、林巒に傍うて、舟を停泊すれば、猿は驚いて、囂しげに啼き出す。夜中になると、天の河は、轉じて西にうつり、起って、仰ぎ視れば、本当に水が黒く漲って居るように見える。

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年:739年開元二十七年39

卷別:    卷一七三              文體:    五言古詩

詩題:    江上寄元六林宗

交遊人物:元丹丘                書信往來(都畿道 河南府 潁陽)

 

 

江上寄元六林宗  #1

(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)

霜落江始寒,楓葉綠未

大江の上に広がる天河、霜落ちること早く、水は既に寒くなったが、楓樹の葉は、緑のまま、まだ紅葉もしない。

客行悲清秋,永路苦不達。

われは、旅の身であるから、清秋に逢うことを悲み、そして、駅路は長くして、まだ目的地に到著しない。

滄波眇川汜,白日隱天末。

渺渺たる滄波は、入江に漲り、白日は、天末に隠れて、やがて日暮に成った。

停棹依林巒,驚猿相叫聒。

その時、棹を停め、林巒に傍うて、舟を停泊すれば、猿は驚いて、囂しげに啼き出す。

夜分河漢轉,起視溟漲闊。

夜中になると、天の河は、轉じて西にうつり、起って、仰ぎ視れば、本当に水が黒く漲って居るように見える。

  #2

涼風何蕭蕭,流水鳴活活。

浦沙淨如洗,海月明可掇。

蘭交空懷思,瓊樹詎解渴。

勗哉滄洲心,晚庶不奪。

幽賞頗自得,興遠與誰豁。

 

(江上、元六林宗に寄す) #1

霜、落ちて、江、始めて塞く、楓葉、緑未だ脱せず。

客行、清秋を悲む、永路、達せざるに苦む。

滄波 川汜眇たり,白日 天末隱たり。

棹を停めて 林巒に依り,驚猿 相い 叫聒【きょうかつ】。

夜分 河漢 轉じ,起って視れば 溟漲 闊し。

#2

涼風 何ぞ 蕭蕭たる、流水 鳴って活活。

浦沙淨くして、洗ふが如く、海月、明、掇すべし。

蘭交空しく思を懐き、瓊樹詎んぞ、渇を解かむ。

勗【つと】めよ哉 滄洲の心,晚 庶わくば 奪わず。

幽賞 頗る自得,興 遠くして 誰れと豁せん。

 

李白の足跡0000 

『江上寄元六林宗』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

江上寄元六林宗  #1

霜落江始寒,楓葉綠未

客行悲清秋,永路苦不達。

滄波眇川汜,白日隱天末。

停棹依林巒,驚猿相叫聒。

夜分河漢轉,起視溟漲闊。

(下し文)
(江上、元六林宗に寄す) #1

霜、落ちて、江、始めて塞く、楓葉、緑未だ脱せず。

客行、清秋を悲む、永路、達せざるに苦む。

滄波 川汜眇たり,白日 天末隱たり。

棹を停めて 林巒に依り,驚猿 相い 叫聒【きょうかつ】。

夜分 河漢 轉じ,起って視れば 溟漲 闊し。

(現代語訳)
(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)

大江の上に広がる天河、霜落ちること早く、水は既に寒くなったが、楓樹の葉は、緑のまま、まだ紅葉もしない。

われは、旅の身であるから、清秋に逢うことを悲み、そして、駅路は長くして、まだ目的地に到著しない。

渺渺たる滄波は、入江に漲り、白日は、天末に隠れて、やがて日暮に成った。

その時、棹を停め、林巒に傍うて、舟を停泊すれば、猿は驚いて、囂しげに啼き出す。

夜中になると、天の河は、轉じて西にうつり、起って、仰ぎ視れば、本当に水が黒く漲って居るように見える。


(訳注)

江上寄元六林宗  #1

(都畿道 河南府 潁陽にいる元丹丘に逸興を共にしたいものと寄せたもの)

元丹丘は李白が30歳前後に交際していた道士のひとり。李白はこの人物の詩を15編も書いているとおり、心から信服していたようだ。頴川は河南省を流れる川、元丹丘はこの川のほとりに別荘をもっていた、嵩岑は嵩山のこと、五岳のひとつで神聖な山とされた。

胡紫陽、その高弟子元丹邱との関係は、さらに深い。その関係を表す詩だけでも、以下の13首もある。

李太白集

Category 詩題

作時

-No.

西暦 年号

06-08

1.元丹丘歌 

731年開元十九年

24-02

2.題元丹丘山居 

731年開元十九年

24-03

3.題元丹丘 陽山居 并序 

731年開元十九年

18-16

4.酬岑勛見尋就元丹丘對酒相待以詩見招

736年開元二十四年

02-08

5.將進酒 

736年開元二十四年

14-12

6.潁陽別元丹丘之淮陽 

738年開元二十六年

23-55

7.觀元丹丘坐巫山屏風 

738年開元二十六年

13-13

14上寄元六林宗

739年開元二十七年39

09-01

15秋日鍊藥院鑷白髮贈元六兄林宗

741年開元二十九年

06-07

8.西岳云台歌送丹丘子 

743年天寶二年

18-11

9.以詩代書答元丹丘 

744年天寶三年

24-08

10.題嵩山逸人元丹丘山居 并序 

750年天寶九年

22-02

11.尋高鳳石門山中元丹丘 

751年天寶十年

12-11

12.聞丹丘子于城北營石門幽居中有高鳳遺跡

751年天寶十年

22-01

13.與元丹丘方城寺談玄作 

751年天寶十年

 以上の十三首+二首である。

 

霜落江始寒,楓葉綠未

大江の上に広がる天河、霜落ちること早く、水は既に寒くなったが、楓樹の葉は、緑のまま、まだ紅葉もしない。

 

客行悲清秋,永路苦不達。

われは、旅の身であるから、清秋に逢うことを悲み、そして、駅路は長くして、まだ目的地に到著しない。

永路 駅路、水路。長安を中心とした各地方につながる道路、水路が整備されていった。道路には、30里(約17km)ごとに駅站(駅館、公営の宿)が置かれ、公文書を運ぶ政府の使者や地方へ赴任し、帰ってくる官僚が利用した。駅站の近くには、往々において民間の宿が存在した。宿の名称の最後には、『駅』、『館』、『店』とつくことが多かった。唐全土には1,639もの駅站が存在し、水駅が260、水陸駅が86か所設置されていた。駅站を利用できる政府関係者は、食糧、運送、宿泊が無料であった。また、道路の五里ごとに『里隔柱』という標識が置かれ、十里ごとに別の標識を立てられた。幹線道路沿いには多数の店舗が建ち並び、交通は大いに発達した。

 

滄波眇川汜,白日隱天末。

渺渺たる滄波は、入江に漲り、白日は、天末に隠れて、やがて日暮に成った。

川汜 河川から分かれた水流が再び合流する、行き止まりの溝。《爾雅·釋水》水决復入爲汜。《疏》凡水之岐流復還本水者。《釋名》汜,止也。如出有所爲畢已復還而入也。 又《文》一曰汜,窮瀆也。」〔説文解字・巻十一〕に「水、別れて復た水に入るなり。一に曰く、汜、窮する瀆なり。水に从ひ巳聲」とある、《詩経、召南、江有汜》「江有汜、之子歸、不我以。 不我以、其後也悔。〔詩経・召南〕から「江に汜有り」

 

停棹依林巒,驚猿相叫聒。

その時、棹を停め、林巒に傍うて、舟を停泊すれば、猿は驚いて、囂しげに啼き出す。

林巒 樹林與峰巒。 泛指山林。

常建《西山》「物象歸餘清,林巒分夕麗。」(物象余清に帰きし、林巒夕麗を 分つ。) 林巒 林や山の峰。 夕麗 夕焼けの美しさ。 物象 万物の姿。余清 すがすがしさの影響。常健(708年-765年)は、中国・唐の詩人。長安の人と伝えられるが、詳細不明。 開元15年の進士で、盱眙の尉となったが、昇進が遅いのに不満を持ち、隠者の生活に憧れて、名山を歩き回った。あるとき山中で仙人のような女に会い、術を授かったと言われ、晩年は鄂渚に隠棲し、王昌齢らを招いて、自由な生活を送った。

 

夜分河漢轉,起視溟漲闊。

夜中になると、天の河は、轉じて西にうつり、起って、仰ぎ視れば、本当に水が黒く漲って居るように見える。

夜分 夜半時。《文選.曹植.上責躬應詔詩表》:「晝分而食,夜分而寢。」とあり、宋.無名氏《梅妃傳》:「梅開賦賞,至夜分尚顧戀花下不能去。」 とある。

溟漲闊 水がひろく黒く漲って居る。

255-#2 《卷13-05春日歸山寄孟浩然-#2》Index-18 Ⅱ―12-738年開元二十六年38歳 <255-#2> Ⅰ李白詩1516 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6128

李白  春日歸山寄孟浩然-#2

香氣三天下,鐘聲萬壑連。荷秋珠已滿,松密蓋初圓。

鳥聚疑聞法,龍參若護禪。愧非流水韻,叨入伯牙弦。
えも言われぬ妙香は、三天よりくだって、煩悩を敲き破る鐘の聲は、萬壑に連るが如くである。わが此詩は、流水の曲の如き神韻を存するものでもないのに、唯だ平生の知己たる故を以て、伯牙に比すべき君の琴絃に入ることは、まことに有り難いが、翻って又恥かしい次第である。

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年:738年開元二十六年38

卷別:    卷一七三              文體:    五言古詩

詩題:    春日歸山寄孟浩然

作地點:              襄陽(山南東道 / 襄州 / 襄陽)

 

交遊人物:孟浩然              當地交遊(山南東道 襄州 襄陽)

 

 

春日歸山寄孟浩然

(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)

朱紱遺塵境,青山謁梵筵。

われ既に朱の官服となることをすてて、塵境を去り、そして春の青山に上って、梵宮の法筵に謁したのである。

金繩開覺路,寶筏度迷川。

たとえば、法華経に謂う「離垢国の道が、黄金の縄で境界がしてあって、少しもまぎらわしくなることはざれないという」と同じく、ここに法話を承ると、自然に、悟覺の路を開くことも出きるし、又、尊い筏に乗って、迷の川波を超えて行くようなものである。

嶺樹攢飛栱,巖花覆谷泉。

さてこの寺から見る景色はといえば、嶺頂の樹木には、鳥獣のむれつどい、巌花は、谷の泉を覆って絶景を作る。

塔形標海月,樓勢出江煙。

寺の塔は高く聳えて、滄海の朝日を受け、楼閣は、巍然としで江煙を抽き出て居るのである。

 

香氣三天下,鐘聲萬壑連。

えも言われぬ妙香は、三天よりくだって、煩悩を敲き破る鐘の聲は、萬壑に連るが如くである。

荷秋珠已滿,松密蓋初圓。

折しも、蓮の花は、初秋にほころびて、露は珠をつくり、松は、こんもりと茂って、上の方は円かに、笠の様に開いて居る。

鳥聚疑聞法,龍參若護禪。

まことに、尊い靈境であるから、鳥は衆まって、説法を開くかと疑われ、龍は、高僧の傍に參して、さながら、禅を護するが如くである。

愧非流水韻,叨入伯牙弦。

わが此詩は、流水の曲の如き神韻を存するものでもないのに、唯だ平生の知己たる故を以て、伯牙に比すべき君の琴絃に入ることは、まことに有り難いが、翻って又恥かしい次第である。

 

(春日 山に歸り 孟浩然に寄す)

朱紱 塵境を遺れ,青山 梵筵に謁す。

金繩 覺路を開き,寶筏 迷川を度る。

嶺樹 飛栱を攢め,巖花 谷泉を覆う。

塔形 海月を標し,樓勢 江煙を出ず。

 

香氣 三天より下り,鐘聲 萬壑 連る。

荷 秋にして 珠 已に滿にして,松 密にして 蓋 初めて圓なり。

鳥 聚りて 法を聞くかと疑い,龍 參して 禪を護するが若し。

愧づ 流水の韻に非ずして,叨りに 伯牙の弦に入るを。

 

 Ta唐 長安近郊圖  新02

『春日歸山寄孟浩然』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

香氣三天下,鐘聲萬壑連。

荷秋珠已滿,松密蓋初圓。

鳥聚疑聞法,龍參若護禪。

愧非流水韻,叨入伯牙弦。

(下し文)
香氣 三天より下り,鐘聲 萬壑 連る。

荷 秋にして 珠 已に滿にして,松 密にして 蓋 初めて圓なり。

鳥 聚りて 法を聞くかと疑い,龍 參して 禪を護するが若し。

愧づ 流水の韻に非ずして,叨りに 伯牙の弦に入るを。

(現代語訳)
えも言われぬ妙香は、三天よりくだって、煩悩を敲き破る鐘の聲は、萬壑に連るが如くである。

折しも、蓮の花は、初秋にほころびて、露は珠をつくり、松は、こんもりと茂って、上の方は円かに、笠の様に開いて居る。

まことに、尊い靈境であるから、鳥は衆まって、説法を開くかと疑われ、龍は、高僧の傍に參して、さながら、禅を護するが如くである。

わが此詩は、流水の曲の如き神韻を存するものでもないのに、唯だ平生の知己たる故を以て、伯牙に比すべき君の琴絃に入ることは、まことに有り難いが、翻って又恥かしい次第である。


(訳注)

春日歸山寄孟浩然

(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)

 

香氣三天下,鐘聲萬壑連。

えも言われぬ妙香は、三天よりくだって、煩悩を敲き破る鐘の聲は、萬壑に連るが如くである。

・三天 即ち三界、欲界、色界、無色界を合称する。

 

荷秋珠已滿,松密蓋初圓。

折しも、蓮の花は、初秋にほころびて、露は珠をつくり、松は、こんもりと茂って、上の方は円かに、笠の様に開いて居る。

・松密蓋初圓 玉策記に「千歳の松、四邊按起、上杪長ぜず、望んで之を観れば、偃蓋の如きあり」とある。

 

鳥聚疑聞法,龍參若護禪。

まことに、尊い靈境であるから、鳥は衆まって、説法を開くかと疑われ、龍は、高僧の傍に參して、さながら、禅を護するが如くである。

・鳥聚 法苑珠林に「舎衛園の祇樹精舎、衆集まるの時、獼猴飛鳥、羣類数千、悉く來って法を聴き、寂寞聲なし。事、竟れば、即ち去り、各おの止まるところに還る。犍椎適ま鳴れば、すでに復た来集す。」とある。

 

愧非流水韻,叨入伯牙弦。

わが此詩は、流水の曲の如き神韻を存するものでもないのに、唯だ平生の知己たる故を以て、伯牙に比すべき君の琴絃に入ることは、まことに有り難いが、翻って又恥かしい次第である。

・伯牙 呂氏春秋に「伯牙、琴を鼓す、鍾子期、これを聴く。志に流水に在り、鍾子期日く、善いかな琴.湯湯乎として流水の若し」とある。
終南山06 

255-#1 《卷13-05春日歸山寄孟浩然-#1》Index-18 Ⅱ―12-738年開元二十六年38歳 <255-#1> Ⅰ李白詩1515 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6123

李白  春日歸山寄孟浩然  #1

朱紱遺塵境,青山謁梵筵。金繩開覺路,寶筏度迷川。

嶺樹攢飛栱,巖花覆谷泉。塔形標海月,樓勢出江煙。

(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)われ既に朱の官服となることをすてて、塵境を去り、そして春の青山に上って、梵宮の法筵に謁したのである。たとえば、法華経に謂う「離垢国の道が、黄金の縄で境界がしてあって、少しもまぎらわしくなることはざれないという」と同じく、ここに法話を承ると、自然に、悟覺の路を開くことも出きるし、又、尊い筏に乗って、迷の川波を超えて行くようなものである。さてこの寺から見る景色はといえば、嶺頂の樹木には、鳥獣のむれつどい、巌花は、谷の泉を覆って絶景を作る。

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年:738年開元二十六年38

卷別:    卷一七三              文體:    五言古詩

詩題:    春日歸山寄孟浩然

作地點:              襄陽(山南東道 / 襄州 / 襄陽)

 

交遊人物:孟浩然              當地交遊(山南東道 襄州 襄陽)

 

 

春日歸山寄孟浩然

(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)

朱紱遺塵境,青山謁梵筵。

われ既に朱の官服となることをすてて、塵境を去り、そして春の青山に上って、梵宮の法筵に謁したのである。

金繩開覺路,寶筏度迷川。

たとえば、法華経に謂う「離垢国の道が、黄金の縄で境界がしてあって、少しもまぎらわしくなることはざれないという」と同じく、ここに法話を承ると、自然に、悟覺の路を開くことも出きるし、又、尊い筏に乗って、迷の川波を超えて行くようなものである。

嶺樹攢飛栱,巖花覆谷泉。

さてこの寺から見る景色はといえば、嶺頂の樹木には、鳥獣のむれつどい、巌花は、谷の泉を覆って絶景を作る。

塔形標海月,樓勢出江煙。

寺の塔は高く聳えて、滄海の朝日を受け、楼閣は、巍然としで江煙を抽き出て居るのである。

 

香氣三天下,鐘聲萬壑連。

荷秋珠已滿,松密蓋初圓。

鳥聚疑聞法,龍參若護禪。

愧非流水韻,叨入伯牙弦。

 

(春日 山に歸り 孟浩然に寄す)

朱紱 塵境を遺れ,青山 梵筵に謁す。

金繩 覺路を開き,寶筏 迷川を度る。

嶺樹 飛栱を攢め,巖花 谷泉を覆う。

塔形 海月を標し,樓勢 江煙を出ず。

 

香氣 三天より下り,鐘聲 萬壑 連る。

荷 秋にして 珠 已に滿にして,松 密にして 蓋 初めて圓なり。

鳥 聚りて 法を聞くかと疑い,龍 參して 禪を護するが若し。

愧づ 流水の韻に非ずして,叨りに 伯牙の弦に入るを。

 

李白の足跡0000 

『春日歸山寄孟浩然』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

春日歸山寄孟浩然

朱紱遺塵境,青山謁梵筵。

金繩開覺路,寶筏度迷川。

嶺樹攢飛栱,巖花覆谷泉。

塔形標海月,樓勢出江煙。

(下し文)
(
春日 山に歸り 孟浩然に寄す)

朱紱 塵境を遺れ,青山 梵筵に謁す。

金繩 覺路を開き,寶筏 迷川を度る。

嶺樹 飛栱を攢め,巖花 谷泉を覆う。

塔形 海月を標し,樓勢 江煙を出ず。

(現代語訳)
(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)

われ既に朱の官服となることをすてて、塵境を去り、そして春の青山に上って、梵宮の法筵に謁したのである。

たとえば、法華経に謂う「離垢国の道が、黄金の縄で境界がしてあって、少しもまぎらわしくなることはざれないという」と同じく、ここに法話を承ると、自然に、悟覺の路を開くことも出きるし、又、尊い筏に乗って、迷の川波を超えて行くようなものである。

さてこの寺から見る景色はといえば、嶺頂の樹木には、鳥獣のむれつどい、巌花は、谷の泉を覆って絶景を作る。

寺の塔は高く聳えて、滄海の朝日を受け、楼閣は、巍然としで江煙を抽き出て居るのである。


(訳注)

春日歸山寄孟浩然

(春の日が訪れたので、山寺の修行の場に帰ったので、そこでの興を述べて、孟浩然に寄せる。)

 

朱紱遺塵境,青山謁梵筵。

われ既に朱の官服となることをすてて、塵境を去り、そして春の青山に上って、梵宮の法筵に謁したのである。

・朱紱 赤い綬、有位者の佩びるもの。昇進して高官としての朱い官服となること。

《再經胡城縣》 唐・杜荀鶴

去歳曾經此縣城,縣民無口不冤聲。

今來縣宰加朱紱,便是生靈血染成。

(再び胡城縣を經ふ) 

去歳 曾て  此の縣城を經しとき,縣民 口として 冤聲ならざるは無かりき。

來たるに 縣宰は  朱紱を加ふ,便ち是れ 生靈の 血を染めて成りしもの。

・梵筵 梵宮の筵。① 梵天の宮殿の法筵に謁す。 寺、寺院の法筵に謁す。

 

金繩開覺路,寶筏度迷川。

たとえば、法華経に謂う「離垢国の道が、黄金の縄で境界がしてあって、少しもまぎらわしくなることはざれないという」と同じく、ここに法話を承ると、自然に、悟覺の路を開くことも出きるし、又、尊い筏に乗って、迷の川波を超えて行くようなものである。

・金繩 法華経に「國を離垢と名づく、瑠璃を地と為す。八交道あり、黄金を縄となし、以て其側を界す。」とある。

・覺路,寶筏 法苑珠林に「迷津を曩識に渉せば、微塵の數窮め易く、覺路を初心に返せば僧祁の期満ち難し。」とある。翻訳名義功徳施論に「もし、川を渉らんと欲せば、まづまさに筏を取るべし、彼岸にいたらば、既にこれを棄てて去る」とある。韻會に、『筏、説文に海中の大船、廣韻に大を筏といい、小を桴という。方言に、篺、これ筏という。竹木を編み、河に浮べて、以て物を運ぶ、南土、篺となづけ、北土、筏と名づく。」とある。

 

嶺樹攢飛栱,巖花覆谷泉。

さてこの寺から見る景色はといえば、嶺頂の樹木には、鳥獣のむれつどい、巌花は、谷の泉を覆って絶景を作る。

・飛栱 鳥獣のことを合称して言う。

 

塔形標海月,樓勢出江煙。

寺の塔は高く聳えて、滄海の朝日を受け、楼閣は、巍然としで江煙を抽き出て居るのである。
山南東道北部唐州随州01 

85 《江上寄巴東故人》index-5 1-5 725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。 25歳 20 首 <85> Ⅰ李白詩1253 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4813

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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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85

《江上寄巴東故人》index-5 1-5 725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。  25 20 首 <85> Ⅰ李白詩1253 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4813

 

 

 

Index-

5

- 5-725年開元十三年25

20

725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。

ID

No.

詩題

詩文初句

李太白集

19

20

宿巫山下

昨夜巫山下,

巻二十一

20

1

古風,五十九首之三十三

北溟有巨魚,

巻一

21

2

荊州歌【荊州樂】

白帝城邊足風波,

巻三

22

3

81白紵辭其一

揚清歌,

巻三

23

4

82白紵辭其二

月寒江清夜沈沈,

巻三

24

5

白紵辭,三首之三

刀剪綵縫舞衣,

巻三

25

6

江夏行

憶昔嬌小姿,

巻七

26

7

江上寄巴東故人

漢水波浪遠,

巻十三

27

8

渡荊門送別 李白 5

渡遠荊門外,

巻十四

 

 

 

 

作年:725年開元十三年25

卷別:    卷一七三              文體:    五言律詩

詩題:    江上寄巴東故人

作地點:              夔州(山南東道 / 夔州 / 夔州)

及地點:              巴東 (山南東道 歸州 巴東)              

巫山 (山南東道 夔州 巫山)              

白帝城 (山南東道 夔州 奉節) 別名:白帝、白帝樓、公孫城      

瞿塘峽 (山南東道 夔州 夔州) 別名:瞿塘      

 

 

江上寄巴東故人

漢水波浪遠,巫山雲雨飛。

東風吹客夢,西落此中時。

覺後思白帝,佳人與我違。

瞿塘饒賈客,音信莫令稀。

(李白が江上にいるとき、巴東にいる故友にこの詩を寄せたものである。)

漢水の波浪は、遠く天に接し、その先は巫山に通じ、高唐の賦の「朝雲暮雨」の雲雨が紛飛している。

東風はわが夢を吹きとどけてくれて、遙か西の漢水と巫山の間に落ちていってくれる。

夢が醒めてから後の事、白帝城にいる故友のことを憶う、それは、再会の約束時期、私が違えてしまっていることだった。

白帝城の下は瞿塘峡には、船商人のものが多く往来していて、いくらも方法はあるので、これに託して、音信を通じてくれればよいので、疎濶にならないよう願っている。(江上巴東の故人に寄す)

漢水 波浪遠く,巫山 雲雨飛ぶ。

東風 客夢を吹き,西 此の中にある時に落る。

覺後 白帝を思い,佳人 我と違う。

瞿塘 賈客饒し,音信 稀なら令むる莫れ。

李白図102 

 

江上寄巴東故人』 現代語訳と訳註

(本文)

江上寄巴東故人

漢水波浪遠,巫山雲雨飛。

東風吹客夢,西落此中時。

覺後思白帝,佳人與我違。

瞿塘饒賈客,音信莫令稀。

 

 

(下し文)

(江上巴東の故人に寄す)

漢水 波浪遠く,巫山 雲雨飛ぶ。

東風 客夢を吹き,西 此の中にある時に落る。

覺後 白帝を思い,佳人 我と違う。

瞿塘 賈客饒し,音信 稀なら令むる莫れ。

 

(現代語訳)

(李白が江上にいるとき、巴東にいる故友にこの詩を寄せたものである。)

漢水の波浪は、遠く天に接し、その先は巫山に通じ、高唐の賦の「朝雲暮雨」の雲雨が紛飛している。

東風はわが夢を吹きとどけてくれて、遙か西の漢水と巫山の間に落ちていってくれる。

夢が醒めてから後の事、白帝城にいる故友のことを憶う、それは、再会の約束時期、私が違えてしまっていることだった。

白帝城の下は瞿塘峡には、船商人のものが多く往来していて、いくらも方法はあるので、これに託して、音信を通じてくれればよいので、疎濶にならないよう願っている。

三峡 巫山十二峰001 

(訳注)

江上寄巴東故人

(李白が江上にいるとき、巴東にいる故友にこの詩を寄せたものである。)

巴東 四川省の東半分の郡名。後漢に置かれた巴・巴東・巴西の三郡の地域。ここでは白帝城あたりのこと。

 

漢水波浪遠,巫山雲雨飛。

漢水の波浪は、遠く天に接し、その先は巫山に通じ、高唐の賦の「朝雲暮雨」の雲雨が紛飛している。

漢水 中国の長江(揚子江)最長の支流で漢江,襄水とも呼ばれる。陝西省南西部の寧強県の北の嶓冢(はちよう)山に源を発し,南東に流れ,陝西省南部,湖北省北西部および中部を経て,武漢市で長江に注ぐ。

巫山雲雨 巫山の雲雨。《宋玉の「高唐賦」の、楚の懐王が昼寝の夢の中で巫山の神女と契ったという故事から》男女が夢の中で結ばれること。また、男女が情を交わすこと。巫山の雲。巫山の雨。巫山の夢。朝雲暮雨。

 

東風吹客夢,西落此中時。

東風はわが夢を吹きとどけてくれて、遙か西の漢水と巫山の間に落ちていってくれる。

東風 長江を遡上できる風。

此中 漢水と巫山の間。

 

覺後思白帝,佳人與我違。

夢が醒めてから後の事、白帝城にいる故友のことを憶う、それは、再会の約束時期、私が違えてしまっていることだった。

白帝 白帝城は中国重慶市奉節県の長江三峡に位置する地名。かつて新末後漢初の群雄公孫述がこの地に築いた城が白帝城と呼ばれたことが由来。永安宮ともいう。 三国時代、蜀の建国者劉備が夷陵の戦いで呉に敗れ、逃れたのが白帝城。劉備は後事を諸葛亮に託し、この城で没した。

 

瞿塘饒賈客,音信莫令稀。

白帝城の下は瞿塘峡には、船商人のものが多く往来していて、いくらも方法はあるので、これに託して、音信を通じてくれればよいので、疎濶にならないよう願っている。

瞿塘 瞿塘峡は中華人民共和国の長江本流に位置する峡谷。巫峡、西陵峡と並び、三峡を構成する。別名は夔峡。 瞿塘峡は三峡のもっとも上流にあり、西は重慶市奉節県の白帝城から、東は重慶市巫山県の大溪鎮までの区間である。

賈客 船商人のこと。
巫山十二峰002 

李太白―(13) 《李白詩全集 卷十三(古近體詩二十六首) 》李白詩 973詩<李太白―(13)> Ⅰ李白詩1128 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4188

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 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
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李白詩INDEX05李太白―(13) 《李白詩全集 卷十三(古近體詩二十六首) 》李白詩 973詩<李太白―(13)> Ⅰ李白詩1128 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4188

李白詩全集 卷十三 (古近體詩二十六首) 
ID初句
436巻十三 廬山謠寄廬侍御虛舟 我本楚狂人。 
437巻十三 下尋陽城泛彭蠡寄黃判官 浪動灌嬰井。 
438巻十三 書情寄從弟(邠)州長史昭 自笑客行久。 
439巻十三 寄王漢陽 南湖秋月白。 
440巻十三 春日歸山寄孟浩然 朱紱遺塵境。 
441巻十三 流夜郎永華寺寄潯陽群官 朝別凌煙樓。 
442巻十三 流夜郎至西塞驛寄裴隱 揚帆借天風。 
443巻十三 自漢陽病酒歸寄王明府 去歲左遷夜郎道
444巻十三 望漢陽柳色寄王宰 漢陽江上柳。 
445巻十三 江夏寄漢陽輔錄事 誰道此水廣。 
446巻十三 早春寄王漢陽 聞道春還未相識
447巻十三 江上寄巴東故人 漢水波浪遠。 
448巻十三 江上寄元六林宗 霜落江始寒。 
449巻十三 寄從弟宣州長史昭 爾佐宣州郡。 
450巻十三 涇溪東亭寄鄭少府諤 我游東亭不見君
451巻十三宣州九日聞崔四侍御與宇文太守游敬亭  余時登響山不同此賞醉后寄崔侍御二首其一 九日茱萸熟。 
452巻十三宣州九日聞崔四侍御與宇文太守游敬亭  余時登響山不同此賞醉后寄崔侍御二首其二 九卿天上落。 
453巻十三 寄崔侍御 宛溪霜夜聽猿愁
454巻十三 涇溪南藍山下有落星潭可以卜筑  余泊石上寄何判官昌浩 藍岑竦天壁。 
455巻十三 早過漆林渡寄萬巨 西經大藍山。 
456巻十三 游敬亭寄崔侍御 (一本作登古城望府中奉寄崔侍御) 我家敬亭下。 
457巻十三 三山望金陵寄殷淑 三山懷謝(朓)
458巻十三 自金陵溯流過白壁山玩月達天門寄句容王主簿 滄江溯流歸。 
459巻十三寄上王三首其一 淮王愛八公。 
460巻十三寄上王三首其二 坐嘯廬江靜。 
461巻十三寄上王三首其三 英明廬江守。 
李白図102


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