禽鳥の類は、宇宙の化育を受け、大は鵬より、下は斥鷃に至るまで、それ相応に、おのおの依託するところがある。ここに周周という鳥がいて、首は重く、尾が軽く、六翮をひらいてとぶことができないのはもともとに気の毒なことで、どんなに罪を犯して、このように生れついたのか。

 
 2014年8月13日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorブログ
57 《古風,五十九首之五十七》Index-39Ⅴ-2 760年上元元年60歳874江夏送倩公歸漢東彼美漢東國, <57> Ⅰ李白詩1220 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4648 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorブログ
427-#2 《南溪始泛,三首之三》韓愈(韓退之)ID Index-14-504 Ⅱ韓昌黎集index-14 823年長慶3年 56歳~824年長慶4年 57歳<1133>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4649韓愈詩-427-#2 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorブログ廣徳2年764-91 《至後》 杜甫index-14 764年 杜甫<792> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4650 杜甫詩1500-792-1101/2500廣徳2年764-91 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor9-438《戀情深二首其二》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-621-9-(438) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4652 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 
 

57 《古風,五十九首之五十七》Index-39-2 760年上元元年60874江夏送倩公歸漢東彼美漢東國, <57> Ⅰ李白詩1220 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4648

 

 

制作年:              760年上元元年60

卷別:    卷一六一              文體:    五言古詩

詩題:    古風,五十九首之五十七

 

古風,五十九首之五十七

(この詩は、禽鳥に託して、賢人同志で朝にあるものは、適切に野にあるものを吸引すべきものであるのに、今の朝廷でそうしている者はいない慨嘆の極みであると詠う。)

羽族稟萬化,小大各有依。

禽鳥の類は、宇宙の化育を受け、大は鵬より、下は斥鷃に至るまで、それ相応に、おのおの依託するところがある。

周周亦何辜,六翮掩不揮。

ここに周周という鳥がいて、首は重く、尾が軽く、六翮をひらいてとぶことができないのはもともとに気の毒なことで、どんなに罪を犯して、このように生れついたのか。

願銜眾禽翼,一向黃河飛。

その周周が水を飲むときには羽を銜えてもらって、それから川に臨むというので、必ず力あるものによるものと見える。しかし、この力あるものが、多くの周周共が羽を銜えてくれろと願っている間に、一向にそんなことに頓着せずして、直ちに黄河に向って飛び去ったならば、どうであろうか。

飛者莫我顧,歎息將安歸。

かくて飛び去ったものは、我が方を振り向こうともせず、そこで残ったものは嘆息の極み、どうしたらよいのかと、さまざまに思い煩っているが、どうにも仕方がない。

 

古風,五十九首之五十七   

羽族は萬化を稟【う】け,小大 各【おのお】の依る有り。

周周 亦た何の辜【つみ】,六翮【ろくかく】掩うて 揮【ふる】わず。

眾禽の翼を銜むを願いしに,一たび黃河に向って飛ぶ。

飛ぶもの 我を顧るなく,歎息 將に安にか歸らんとす。

 

閶闔門001 

『古風,五十九首之五十七』 現代語訳と訳註

(本文)

古風,五十九首之五十七

羽族稟萬化,小大各有依。

周周亦何辜,六翮掩不揮。

願銜眾禽翼,一向黃河飛。

飛者莫我顧,歎息將安歸。

 

(下し文)

古風,五十九首之五十七   

羽族は萬化を稟【う】け,小大 各【おのお】の依る有り。

周周 亦た何の辜【つみ】,六翮【ろくかく】掩うて 揮【ふる】わず。

眾禽の翼を銜むを願いしに,一たび黃河に向って飛ぶ。

飛ぶもの 我を顧るなく,歎息 將に安にか歸らんとす。

 

(現代語訳)

(この詩は、禽鳥に託して、賢人同志で朝にあるものは、適切に野にあるものを吸引すべきものであるのに、今の朝廷でそうしている者はいない慨嘆の極みであると詠う。)

禽鳥の類は、宇宙の化育を受け、大は鵬より、下は斥鷃に至るまで、それ相応に、おのおの依託するところがある。

ここに周周という鳥がいて、首は重く、尾が軽く、六翮をひらいてとぶことができないのはもともとに気の毒なことで、どんなに罪を犯して、このように生れついたのか。

その周周が水を飲むときには羽を銜えてもらって、それから川に臨むというので、必ず力あるものによるものと見える。しかし、この力あるものが、多くの周周共が羽を銜えてくれろと願っている間に、一向にそんなことに頓着せずして、直ちに黄河に向って飛び去ったならば、どうであろうか。

かくて飛び去ったものは、我が方を振り向こうともせず、そこで残ったものは嘆息の極み、どうしたらよいのかと、さまざまに思い煩っているが、どうにも仕方がない。

安史の乱当時の勢力図 

(訳注)

古風,五十九首之五十七

(この詩は、禽鳥に託して、賢人同志で朝にあるものは、適切に野にあるものを吸引すべきものであるのに、今の朝廷でそうしている者はいない慨嘆の極みであると詠う。)

古風とは古体の詩というほどのことで、漢魏の間に完成した五言古詩の継承を目指すものである。諸篇は一時の作でなく、折にふれて作られた無題の詩を後から編集し、李白の生き方を述べたものである。

 

羽族稟萬化,小大各有依。

禽鳥の類は、宇宙の化育を受け、大は鵬より、下は斥鷃に至るまで、それ相応に、おのおの依託するところがある。

羽族 禽鳥の類。

稟萬化 宇宙の化育を受け、大は鵬より、下は斥鷃に至るまで。

 

周周亦何辜,六翮掩不揮。

ここに周周という鳥がいて、首は重く、尾が軽く、六翮をひらいてとぶことができないのはもともとに気の毒なことで、どんなに罪を犯して、このように生れついたのか。

周周 首は重く、尾が軽い鳥。

六翮 力羽、翼の中に固く強く骨の役割をする六枚の羽をいう。

 

願銜眾禽翼,一向黃河飛。

その周周が水を飲むときには羽を銜えてもらって、それから川に臨むというので、必ず力あるものによるものと見える。しかし、この力あるものが、多くの周周共が羽を銜えてくれろと願っている間に、一向にそんなことに頓着せずして、直ちに黄河に向って飛び去ったならば、銅であろうか。

 

飛者莫我顧,歎息將安歸。

かくて飛び去ったものは、我が方を振り向こうともせず、そこで残ったものは嘆息の極み、どうしたらよいのかと、さまざまに思い煩っているが、どうにも仕方がない。
安史期のアジアssH