745年 n-64-#2 擬古,十二首之十(巻二四(二)一三八三)
745年 n-64-#2 擬古,十二首之十(巻二四(二)一三八三)漢文委員会Kanbuniinkai紀頌之Blog9384
そんな時、杯は美酒を傾けることであり、琴を以て元もとの素の心を和やかに落ち着かせることが出来るのである。
この二物こそは ともに世間にはめったにないもので、その価は、無限というべく、決して、明珠や黄金などと比較して論ずることなどできるのであろうか。
かくて、松林の間を抜けて吹いてきて、琴をつま弾いいた音が風に乗って響き渡る、天上に輝く月に向かって杯を勧め、皆、聊か楽しんでいる。
こうしたことは、風月は古き時代より長くよく相知している、世人は朝生暮死、誠にはかないもので、決して長い交わりを結ぶことができない。
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擬古,十二首 《李白》 |
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李白集校注 訳注解説 |
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