グループ社員1万人を削減するとともに、リストラ費用を750億円予定すると発表した 普通にニュースとしてみると、すごいとしかいいようがないが、電卓を叩いてみると、いろんなことが見えてくる。 1人あたりのリストラ費用は、平均で750万円にしかならないのだ。 年間ではない。 一生分の給与を750万円で辞めてくれと言われるのだ。 これは、ひどい話だろう。 ソニーといえば、優秀な企業だった。 ソニーに入社するために努力した人もおり、ソニーもその数倍の応募してきた人間からソニーに必要な人材として獲得してきたはずである。 …であればだ。いろんな法的な整備も必要であるが、750万円の退職金、10人集まれば、7500万円の資本金で10人でベンチャーが起こせる。 なんと、一瞬にして、1,000社のソニー関連ベンチャーが誕生させることも夢ではない。 大半の会社が1年くらいで、酸素ボンベを使いはたして、倒産という企業になることだろう。 しかし、2割の会社が生き延び、そのうちの2割が上場できるとすればどうだろうか? 2年後に生き残った、200社のソニーベンチャーが倍の人材を雇えば、20人で200社、なんと4000人の雇用を誕生させられる。 さらに、20社が上場でき、100人づつ雇えば、2000人の雇用を誕生させることも可能だ。 それだけでも、6000人の雇用を生むことができる。 そう、ソニー本社は、図体が大きくなりすぎたのだ。  かつての、ソニーに戻るためには、巨人に打ち勝つベンチャーに戻るしかない。 そのためには、大企業のソニーではなく、町工場のソニー、つまり、ベンチャーからスタートしない限り、活路はない。 ソニーのグループの中で、売上資金が動くだけで、連結決算で考えると、巨額の資金となる(法的な措置が必要だが、どこのベンチャーも最初に社長になると売上をあげる方法としてグループ内、還流型の連結決算を考える)。 1人あたり750万円で、リストラされた人たちも、再就職を考えるよりも、社長、取締役、役員、部長、と一気に、ソニーのロゴがはいった素敵な会社名で、ご近所からは、出世のための、出向とおもわれる世間体も奥さんや、共働きの旦那さんにプレゼントできる。 本当に考えてみて欲しい。 すると、ソニーグループには、かつての創業時代のように、夢にあふれるような、素敵な商品が溢れてくることだろう。 しかし、すぐに潰れるような、ソニータイマーも復活する。 しかし、そのソニータイマーを見越したサービスのベンチャーも登場し、ソニー製品に関するコンサルティングから、カスタマーサービスに至るまで、本体の手のゆきとどかないところへのサービスが復帰してくれるだろう。 かつてのソニーのように。