佐川急便の週休3日制の記事がYOMIURI ONLINEと日経電子版に掲載されています。

YOMIURI ONLINE
「 佐川、週休3日制社員の採用開始…ヤマトも検討
 2017年06月06日 18時19分
 人手不足に悩む宅配業界で、週休3日制を導入する動きが出始めた。
    業界2位の佐川急便は、東京都と山梨県で、週休3日制の正社員ドライバーの採用を始めた。資格取得や育児、介護などの理由で、週5日働けない人のニーズに応える。業界首位のヤマト運輸も、「働き方改革」の一環として、導入を検討している。

 佐川の場合、1日の労働時間は平均10時間となる。原則として1日8時間以内と決まっている労働時間を、週40時間を超えない範囲で延長できる「変形労働時間制」を活用する。

 給与は週休2日制の正社員とほぼ同水準を想定しており、東京都内の場合は月給18万~26万円程度となる。休日に、他の仕事を兼業することも認める。

 佐川のドライバーは全国に約3万人いるが、現場では人手不足が深刻な問題となっている。佐川は今後、東京・山梨での制度導入の効果を見極めたうえで、既存のドライバーや他地域への拡大を検討する。(ここまで392文字 / 残り75文字)
2017年06月06日 18時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun  」無料版はここまで。
「 佐川が週休3日制 運転手確保、兼業も容認  
 2017/6/6 2:00日本経済新聞 電子版

 物流大手の佐川急便は正社員のトラック運転手に週休3日制を導入する。給与水準は週休2日制の場合と同程度とし、休日は他の仕事との兼業も認める。人事制度を見直して正社員に多様な働き方を用意することで運転手を確保し、深刻な人手不足の解消につなげる。

 佐川は東京都と山梨県の採用活動で週休3日制の正社員の募集を始めた。宅配便の集配や集金を担う運転手として働いてもらう。効果を見て、他の地域の採用活動や既存の運…」無料版はここまで。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05HXK_V00C17A6MM8000/

2つの記事を合わせると言いたいことがわかります。
・佐川急便では1週間の所定労働時間は40時間のままですが、1日当たりの所定労働時間を8時間から10時間にします。
・1週間の休日を2日から3日にします。その休日は、他の会社で労働することを許可します。
・佐川急便では、今以上給与を支給することはできませんので、稼ぎたい人は他社で稼いでください。

でもここで大きな問題があります。
現在ドライバーの拘束時間等を定めている「改善基準」という厚生労働省の通達があります。この改善基準の中に、1か月の拘束時間は原則として293時間、1年間の拘束時間は3516時間です。佐川急便のドライバーが、兼業先でドライバーとして勤務すると、この拘束時間を遵守できません。多くのドライバーはこの拘束時間を超えているのが現状ですから、兼業先ではドライバー以外の業務に就くことが必要になります。しかし、ドライバー以外の業務に就いたとしても、兼業先で1週間に3日も働くと、本業である佐川急便の業務に支障が出ることは、誰でも予想できます。そして最悪の場合、重大な交通事故が発生することも十分考えられます。

果たしてこれでいいのでしょうか?

20170508悩む人