新入社員研修期間中における自殺に関する記事がYOMIURI ONLINEに掲載されています。

「 「研修が苦痛で自殺」遺族がゼリア新薬など提訴
2017年08月09日 07時32分
 製薬会社「ゼリア新薬工業」(東京)の新入社員だった男性(当時22歳)が2013年に自殺したのは、新入社員研修で人格を否定されるなどして精神疾患を発症したためだとして、男性の遺族が8日、同社などを相手取り、約1億500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

他に訴えられたのは同社から研修の一部を受託した「ビジネスグランドワークス」(東京)と男性講師。

 遺族の代理人弁護士によると、男性は13年4月10~12日、都内でビジネス社が担当した研修を受け、吃音きつおんを指摘されたり、過去に受けたいじめを告白するよう強要されたりした。この研修は「意識行動変革研修」と呼ばれていた。遺族側は、その後、ゼリア社の研修も長時間に及び、負担が大きかったなどと主張している。

 男性は5月18日の帰宅途中に自殺。中央労働基準監督署は、男性が研修による心理的負担で精神疾患を発症していたと認定し、15年5月、男性の死亡を労災認定した。

 男性の父親は8日、都内で記者会見し、「息子は友人が多く、社交的で皆から愛されていた。同じような研修があるはずで、警鐘を鳴らしたい」と訴えた。

 ゼリア社は「訴状が届いていないのでコメント出来ない」、ビジネス社は「研修内容に問題はなく、自殺とも因果関係はない」としている。

2017年08月09日 07時32分  」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170808-OYT1T50069.html?from=ytop_ylist


この記事を見る限りでは、研修の内容がどのようなものなのかわかりませんが、自己啓発系のような感じがします。

セミナー受講マニアの友人が、このような自己啓発セミナーに参加したことがあります。その時の話では、1日セミナーで、午前中には講師からの受講生(20人くらい)一人一人の自分の考えの浅はかさや、甘えに対して厳しい叱責があり、泣き出す受講生がいたものの、セミナーの終盤には感動のあまり(?)号泣する受講生が何人もいて驚いた。そしてセミナー終了後には、次のステップのセミナーの募集があり、即満席。すごい商売だな、と言っていました。
このように自らの意思で好きな研修を受ければ、何の問題もないのです。

しかし、死亡した男性は、受けたくない研修を受けさせられたから、このような結果になったのでしょう。そうかといって、会社は社員研修をすることは人事権の範囲でしょうから、ある程度強制力を持って研修を受けさせることもできます。

この研修内容が、職業生活に有益であるか否か、どうなのでしょうか?

20170508腕組み(顔無し)