政府主導の働き方改革の大きなテーマのひとつに、長時間労働の是正があります。
それとともに生産性向上も目指しているのですから、方向性としては設備投資、IT投資による省力化なのでしょう。

長時間労働の何が悪いかというと、健康問題、集中力欠如による安全管理や非効率労働が上げられます。

長時間労働に関して、医師による興味深い意見があります。

東洋経済オンライン(2016年11月19日)
残業地獄が「脳と人生」に与える深刻な影響
 東京大学医学部の島津明人准教授は、人間の脳が集中力を発揮できるのは朝目覚めてから13時間以内であり、起床から15時間を過ぎた脳は、酒酔い運転と同じくらいの集中力しか保てない、
https://toyokeizai.net/articles/-/145677?page=2&fbclid=IwAR0B5hL60JYbnhLN1ps0YecwuiDz0K8lRfSv9Ml2lf6zIz2bOtNQ_-szQBY

ということは、朝6時に起きた人なら午後7時、朝7時に起きた人なら午後8時には酒酔い運転程度の集中力しかなくなり、そのような人に対して割増賃金を払っているということです。さらに午後10時以降になると深夜割増が発生するので、平日であれば最大で150%の割増の給料を払っているのです。

屋外作業者は時間の制約があるのでこれほどではないでしょうが、事務職の人たちは照明設備や冷暖房設備があり時間の制約が少ないようですので、深夜労働で日付けが変わるころに帰宅、朝6時に起床、出勤、深夜まで意味不明な残業、深夜の帰宅・・・・・・、この繰り返しがあり得ます。

就業時間の使い方に問題があるのか、労働時間の長さが評価項目なのか、管理能力が無い上司のいじめなのか、わかりませんが人件費の使い方をもう一度考えなければ会社は存続できません。

20171015深夜残業する男