またまた出ました、日本は労働生産性が低いという表面上の話。
日経電子版から引用

日本、生産性競争で劣勢続く 先進国平均の83%に低下

2020/3/22 23:00日本経済新聞 電子版
 
日本の労働生産性が停滞している。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均を下回るだけでなく、その差もじわりと広がる。品質を高めても値上げしにくいデフレの後遺症が残るほか、経済のデジタル化によって、さらに劣勢に立たされているとの指摘もある。

労働生産性は、就業者がどれだけ効率的に仕事をしているかを表す指標だ。スキルの向上でこなせる仕事量が増えたり、働く時間が短くなったりすれば生産性は高…

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57082100S0A320C2NN1000/

この電子版の記事では省略されていますが、紙面では他国との比較のグラフであります。
その比較対象国は、
ベルギー
デンマーク
米国
ドイツ
オランダ
フランス
イギリス
カナダ
そして日本

このグラフの小見出しには「デジタル化が進むと生産性も高い傾向」とあります。

まあその通りなのでしょうが、果たしてデジタル化が進み、労働生産性が高くなったらどうなるでしょうか?

IMFのデータから比較対象国の2018年の失業率を見てみます。
ベルギー  5.97%
デンマーク 4.96%
米国    3.89%
ドイツ   3.40%
オランダ  3.84%
フランス  9.05%
イギリス  4.08%
カナダ   5.83%
日本    2.44%

因果関係は不明ですが、傾向としては労働生産性と失業率は反比例してます。

比較対諸国の中で失業率が一番低いドイツは3.40%、
紙面のタイトルにある83%を乗じると2.82%、
それと比較しても日本の失業率2.44%はまだまだ低いのです。

日本は、非効率な職場に無駄な仕事をしている労働者が存在し続けられるので失業率が低いのでは?

デジタル化しないで非効率な働き方なので失業率が低いのか、
逆に、失業率を低く抑えるためにデジタル化しないのか。

労働生産性を上げるためにデジタル化を急速に進めると、特に中高年やデジタルに不慣れな若年者の失業者が増えることになるでしょう。

あちらを立てればこちらが立たない、こちらを立てればあちらが立たない。

総論賛成、各論反対。
ということでしょうか?

20200128選択で悩む会社員