[ニュース分析】中日関係打開のため安倍政権が中国の要求を受け入れ
(本文)
中国と日本の政府が7日午後に公開した関係改善に関連する4項目合意案は、両国間の葛藤を深めた根本問題を包括的に整理し、解決策を提示して両国関係の改善に突破口を開いた。 特に、安倍晋三首相が両国関係回復のために自身の政治的信念を一定部分放棄して、歴史と領土問題に対する中国側の要求を相当部分受け入れた点が目に引く。
合意文書によれば、両国政府は4項目合意案の1項で「日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した」と宣言した。 両国間の4個の基本文書とは、1972年9月周恩来国務院総理と田中角栄首相の間で結ばれた「中日共同声明」等、両国間で締結された重要な4文書を意味する。 現在は両国関係が悪化しているが、両国が競争関係ではなく“戦略的互恵関係”を両国関係回復の出発点として再び強調した。 実際、2006年10月に両国関係を戦略的互恵関係に格上げさせたのは安倍首相だった。
中略
さらに、両国は領土問題について「尖閣諸島など東シナ海の海域において近年緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し,対話と協議を通じて情勢の悪化を防ぐとともに,危機管理メカニズムを構築し,不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた」と宣言した。 これは、尖閣諸島(中国名 釣魚島)を巡る領土紛争があることを認めよとの中国側の要求を日本が「異なる意見が存在することを認識する」という表現を通じて事実上受け入れたものと見られる。 同時に、中国側も日本と米国が要求してきた危機管理メカニズム協議を受け入れる折衝がなされたものと分析される。 最後に両国は「様々な多国間・二国間のチャンネルを活用して,政治・外交・安保対話を徐々に再開し,政治的相互信頼関係の構築に努める」と明らかにした。
NHK放送は「政府が日中関係改善のために静かな対話を継続した結果、4項目の意見一致を見た」と分析した。しかし安倍政権が中国政府の要求を相当部分受け入れたことになり、安倍政権の支持基盤である保守右派階層の反発も予想される。
(本文ここまで)
日本のメディアよりも的確な分析ですね。
某日本メディアは「対話の再開優先」とか「譲歩は受け入れられないという姿勢は保持しつつ」などの対等の合意文書のように書いていますが、実際は大幅譲歩ですよね。
安倍政権は南朝鮮にも譲歩するだろうという情報もあったのですが、まだ、そういった流れではなさそうだったので少し安心していたと思ったら、こうですから。本当にがっかりです。
特に、「異なる意見が存在することを認識する」には領土問題という文言が入っていないのだから、という馬鹿らしい言い訳には正直「売国奴め!」と在日の身分で思ってしまいました。ずるい南朝鮮がそこを利用するはずがないでしょうに、とも思ってしまうんですよね。
確かに中国との対話は南朝鮮とは違って経済面でも重要な国ではありますが、やはり折れてはいけない部分は死守しないと。これで、対外的に尖閣は領有問題で係争中と知らしめてしまう事になりそうです。
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(本文)
中国と日本の政府が7日午後に公開した関係改善に関連する4項目合意案は、両国間の葛藤を深めた根本問題を包括的に整理し、解決策を提示して両国関係の改善に突破口を開いた。 特に、安倍晋三首相が両国関係回復のために自身の政治的信念を一定部分放棄して、歴史と領土問題に対する中国側の要求を相当部分受け入れた点が目に引く。
合意文書によれば、両国政府は4項目合意案の1項で「日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した」と宣言した。 両国間の4個の基本文書とは、1972年9月周恩来国務院総理と田中角栄首相の間で結ばれた「中日共同声明」等、両国間で締結された重要な4文書を意味する。 現在は両国関係が悪化しているが、両国が競争関係ではなく“戦略的互恵関係”を両国関係回復の出発点として再び強調した。 実際、2006年10月に両国関係を戦略的互恵関係に格上げさせたのは安倍首相だった。
中略
さらに、両国は領土問題について「尖閣諸島など東シナ海の海域において近年緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し,対話と協議を通じて情勢の悪化を防ぐとともに,危機管理メカニズムを構築し,不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた」と宣言した。 これは、尖閣諸島(中国名 釣魚島)を巡る領土紛争があることを認めよとの中国側の要求を日本が「異なる意見が存在することを認識する」という表現を通じて事実上受け入れたものと見られる。 同時に、中国側も日本と米国が要求してきた危機管理メカニズム協議を受け入れる折衝がなされたものと分析される。 最後に両国は「様々な多国間・二国間のチャンネルを活用して,政治・外交・安保対話を徐々に再開し,政治的相互信頼関係の構築に努める」と明らかにした。
NHK放送は「政府が日中関係改善のために静かな対話を継続した結果、4項目の意見一致を見た」と分析した。しかし安倍政権が中国政府の要求を相当部分受け入れたことになり、安倍政権の支持基盤である保守右派階層の反発も予想される。
(本文ここまで)
日本のメディアよりも的確な分析ですね。
某日本メディアは「対話の再開優先」とか「譲歩は受け入れられないという姿勢は保持しつつ」などの対等の合意文書のように書いていますが、実際は大幅譲歩ですよね。
安倍政権は南朝鮮にも譲歩するだろうという情報もあったのですが、まだ、そういった流れではなさそうだったので少し安心していたと思ったら、こうですから。本当にがっかりです。
特に、「異なる意見が存在することを認識する」には領土問題という文言が入っていないのだから、という馬鹿らしい言い訳には正直「売国奴め!」と在日の身分で思ってしまいました。ずるい南朝鮮がそこを利用するはずがないでしょうに、とも思ってしまうんですよね。
確かに中国との対話は南朝鮮とは違って経済面でも重要な国ではありますが、やはり折れてはいけない部分は死守しないと。これで、対外的に尖閣は領有問題で係争中と知らしめてしまう事になりそうです。
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コメント
コメント一覧 (7)
日中の合意文書について、中国側がどのような曲解を試みようと、
そんなことはいつものことで案じる程のものではありません。米国を
はじめ、ほとんどの国は中国の主張など信用しておりません。
そもそも外交交渉において、百点でなければ零点と酷評するような、
あるいは売国奴と罵倒するような態度で、どうして世界の中で生きて
いけるでしょう。
巧みな交渉で会談を実現させた安倍総理の手腕こそ評価されるべきです。
一部の右翼的なブロガーは口を極めて、安倍総理を批判しているようで
すが、金田さんが、そんな連中と同程度の意見をお持ちであるとは、信じ
難いことです。
合意文書をよく読めば、日本側が重大な譲歩をしたなどという批判が的外
れであることは、分かるはずですから。
この記事の続きを書かせていただきました。
私は安倍さんを批判しているのではなく、
この文書を創案した人物に対する批判です。
今回、中国が歪曲した解釈を行うことは予想できていました。
それは米中首脳会談で行われたオバマ発言が根底にあるからです。
それがあるから、ある程度の歪曲も十分受け入れられる素地ができていました。
案の定、人民日報や新京報といったメディアは全て同じように歪曲解釈を載せています。
分かっていながら、このような合意文書を創案するような人間が日本にいるのは、
本当に残念でしかないのです。
尚、予想として、同じような文章で日韓合意文書を作成し、
来年春に首脳会談、と私は読んでいますが、
今、高村さんがロシアで日程調整しているようなので、その前に日露首脳会談が来るかもしれません。
私は、外交というものは、常に「引き分けで良しとする」
考えでなければ進まないと思っております。
今回の会談で、習近平の苦虫をつぶしたような顔が印象的
でしたが、これは、外交的に見れば、習本人が敗北を認識
していた表情であることは明白です。
公平に見れば、引き分けの結果ですが、彼にとっては引き
分けは負けに等しかったのでしょう。どうしても勝ちたか
ったが、勝てなかった、と私には見えました。
合意文書の歪曲的解釈については、こちらの一番都合の良
い時期に、断固として否定すればよいのです。河野談話の
ような問題は生じません。そんな中身がないからです。
結局の所、安倍総理は、条件をつけることなく会談に成功
したのですから、これは引き分け以上の成果があった、と
思われます。
これで十分です。
日本のメディアからの、中韓との首脳会談が一度もない、
という執拗な批判をかわして、ゆうゆうと総選挙を戦うこ
とが出来るでしょう。
なお、あなたのお考えは良く分かりましたので、これ以上の
お返事は不要です。私も書きません。
ありがとうございました。
※同じような文章で日韓合意文書 を作成し、 来年春に首脳会談
さらっと書いてますが、南朝鮮に対しても会談実施を予測しているんですか?それこそ朝鮮国の自己都合(反日)で日本が相当妥協しないと不可能だし、中共と違い相当の反発が起きると思われますが…
元々、ある信頼できる筋から日本は南朝鮮にある程度の配慮をする、と聞いていました。
ただ日露首脳会談がずれ込むことで、外交ポイントを稼ぐために今回の合意文書→首脳会談があったと私は考えています。
日本は日露関係、特に北方領土問題を解決して実績を上げたい、プーチンも国境問題を終わりにしたいのとガス供給先を増やしたいという思惑から、来年度の優先外交国となると思うのですが、靖国参拝しても首脳会談ができる、という実績を積むためにも、何より親韓議連の圧力をかわすためにも日韓首脳会談を行う事になるのでは、と考えています。
今回の首脳会談の日本側の最大の収穫は、靖国参拝行為が首脳会談開催に対する障壁になる垣根を低くしたことだと思います。そこは高く評価したいと思います。
靖国参拝のハードルが低くなるのはプラス材料ですが、竹島付近での軍事訓練や毎週恒例の反日活動もハードル低くなりますね。それらを理由に日本側から拒否をするのも選択肢の一つだと思います。まあ今更ですが。
あと金田さんは色々な情報ソースをお持ちですが、本当に一会社員でしょうか?まあ北のスパイだとしても情報の取捨選択をすればいいだけですがw
今後も支持、応援いたします。