元Kくん。いえ、彼だけではなく、反日同胞の多くは私の知る限り、南朝鮮で生活した経験が少ないように思います。


私は当時としては少し変わった教育を受けていました。父は日本に住むなら日本の事を理解し、日本に溶け込む事を私に教えてきました。ですが、若い頃の私は、そういった親に反抗し、日本の社会も共産主義勢力が強かった時代です。嘘の歴史を真史であると教え込まれるのですから、自分のルーツである南朝鮮に淡い期待を抱くのは自然な事だったのでしょうね。

私は高校まで日本の学校に通っていますので、民族学校の生徒よりはましな歴史を学びましたが、自虐史観たっぷりの日本近代史を学べば、どうしても祖国が素晴らしい、日本はもっと反省を!と思ってしまいます。最近は少しマシになっていますが、昔の歴史の授業は日本の授業でもトンデモな内容だったんですよ。

ですから、今の若い在日同胞が心の中に反日を抱える事は不思議ではありません。「お前ら、日本に住んでいてオカシイよ!」とは言いません。ですが、反日になる前に、どうして客観的に資料を読もうとしないのか、現代のネット社会においてそこは不思議に思います。


私は、当時としては非常に珍しいのですが、ソウルの某大学で学び兵役を終えてきました。それは在日であろうが、国民の義務を果たす、というのが私に中では真であったからなんですね。今で言うなら左巻きどころか極左でしょうが、大学でも軍隊の中でも、私は韓国人ではなく、在日としか扱ってもらえませんでした。

もっと正確に言うなら、裏切り者の子孫と見られました。

今でも、在日は南朝鮮においては同じような扱いを受けます。一度「祖国と母国とサッカーボール」という本を読んでみてください。そこには、在日である李忠成選手の体験が記されています。「韓国は自分を同族とは見てくれないんだなということを痛感させられました」、と。

私も同じでした。いや、私の知る限り、ほとんどの在日同胞は"祖国"韓国において同様の強烈な疎外感を覚える事になります。日本では強制連行されてきたと習うのに、祖国では、戦禍を避け日本に移り住んだ裏切り者と呼ばれます。

恥ずかしながら、8年近い体験を経て、私は、南朝鮮と在日コミュニティーはオカシインじゃないかと気がついたんですよ。ちょっと間抜けですけどね。普通なら半年もしないで気が付きますよ。私は軍隊の異常なシゴキにも耐え、大学でも教授から差別を受け続けてようやくですから、ネジが抜けているかもしれません。


ですが、オカシイというのと史実は別物です。私は、被害者意識が国民規模で高まったから民族的におかしくなった、と当初は考えたのです。お人好しもいいところですよ。
そこで、私が習った南朝鮮の歴史と、そして、日本で学んだ歴史の違いを、資料に当たる事にしたのです。すると、調べれば調べるほど南朝鮮で習った歴史が真史ではない事が明白になるのですね。そこでようやく父の言葉が心に沁み行ったのです。

私は反日同胞からネトウヨ認定されているようですが、反韓や嫌韓という意識とは少し違います。憎しみはプラスの結果を生み出しませんから。私はなるべく、冷静に、反日同胞に真史を知ってもらいたいと考え、彼らが一番、反論できない手法、韓国の新聞をソースにして語りかけることにしたのです。

一部の方から在日は全て出て行け、という声も頂きます。究極な話し、それが一番良いことでしょうね。日本における資産は全て凍結。裸一貫で祖国へ帰る。感情論からすればこの考えは間違っていない。ですから、ブログ管理者にもそういったコメは削除しないようにお願いしています。ですが、現実的ではない。


だから私は、一人でも多くの在日同胞に真史を知ってもらいたいですし、韓国の真の姿を知って欲しいと考えているのです。そうすることで、伊万里の職人のように、日本のために焼き物を焼き続けよう、祖国に帰ることなく、日本人として、日本に尽くそうという考えを持つことができると信じています。

嫌韓在日三世さん。だからあなたも私のブログにお越しになったのです。恨みは何も生みません。苛立ちは精神を貶めます。住まわせてもらっている日本のために、同胞のために、そして自分のために。あなたも韓国の新聞を通して同胞に語り続けてください。そうすれば、あなたの先生もきっと気がつくと思います。

あなたの人生が実りあるものとなりますように。人生の先輩としてこのエントリーを贈ります。


いつもお読み下さりありがとうございます。あなたの一押しが同胞と戦う支えになります!
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