患者を作り出す実損保険 不必要な手術を勧められる韓国の医療事情 (2016.6.15 ハンギョレ)


韓国で実損保険に加入した人は、全国民の60%にあたる3200万人に達するほど普遍化した結果、不要で高価な診療が乱発される現象が深刻になっている。10余年前から販売され始めた実損保険は、健康保険では支給されない病院代を支援するという点を前面に出して「国民保険」水準になるまでに大衆化したが、本人負担が少ない点が悪用され、過剰診療問題が発生している。検証されていない治療法の乱用、実損保険料や健康保険料の引き上げなど、その被害はそっくり国民に戻ってくる。

実損保険の最大の弊害は、非給付項目診療(健康保険が適用されない診療)の急増が挙げられる。かつては高い費用のせいで非給付診療を病院が勧めることは容易でなかったが、最近は病院が積極的に勧めている。問題は非給付診療の相当数が、安全性や効果の面で医学的検証が風十分で、副作用が発生する可能性があるという点だ。ソウルのある大学病院の整形外科教授は「腰痛患者は薬を服用すればほとんどが6カ月以内に痛みがなくなるのに、最近は検証が不十分な神経成形術(脊椎の尾骨側に薄い管を入れ痛む部位を除去する施術)や、高周波減圧術が乱用されている」として「後遺症を残しかねないうえに治療効果はなく、患者が被害を受ける可能性がある」と話した。効果に比べて費用が過度に高い治療法が乱用されていることも問題だ。医療費総額が増えるためだ。ソウルのある大学病院の眼科教授は「白内障患者のうち一部は多焦点人工水晶体が必要だが、すべての患者が必要なわけではない」として「実損保険のために高価な多焦点人工水晶体が拡散している」と話した。 (抜粋)
20160615

患者の事より病院の成績を優先する、という記事を以前も紹介しましたが、それが思っているよりも深刻な社会現象にまで発展している、という記事です。

記事中のグラフには何の意味もありません。契約件数が増えても給付率がその増加率に合わせて増えているだけなら問題はないからです。ところがハンギョレはその給付率については一言も言及せずに理論展開している。これでは「患者を作り出す」という点においては全く説得力はないですね。

問題の本質は「患者を作り出す」ことではなく「人体実験」にあるからです。


実損保険(실손보험)は特に高額医療選択の際に使われる事が多いのですが、例えば医療費が100万ウォンかかったとしても保険で8万5000ウォン補填されます、というもの。患者側としては健康保険適用の安い治療法よりも同じくらいの負担で "より良い" 医療を受けられるのですから儲けものですし、病院としても同じような手間でより高い報酬を得られるのですから、これまた儲けもの。これがこの記事の中心にあるものです。


ところが、本当の問題はそこではなく「なぜ、検証が不十分な医療を行おうとするのか?」なはずです。南朝鮮では結構な件数の人体実験が行われているのではないか、という点にある。

こういった人体実験はアメリカのドラマ『グレイズ・アナトミー』に出てきたエピソードのような崇高(?)な目的で行われているのではなく、単に利益のために「検証が不十分」な高額手術を行い、その手術件数を誇り、また、その成果を過剰に宣伝することでその手術の第一人者になろうとするのです。


中には良い病院もあるのだろうけど、南朝鮮における人体実験は病院の名誉のため、そして収益のために行われているのです。


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