経営難の現代重工業、非常経営体制入りへ (2016.4.21 朝鮮日報)
以前からここで書いているように、現代重工業の経営がかなり厳しくなっています。内部留保も残り3兆ウォンしかない。金田が昨年試算した金額より多い内部留保というのは昨年行われた1300人のリストラによるもの。しかも、今年の受注がいまだ「0」。
2010年よりも8兆ウォン近い収益減があるのですから、現在の従業員数2万8291人というのは多すぎで、しかも平均年収が2013年の7232万ウォンから2014年には7500万ウォンに跳ね上がっている。仮に2014年の従業員数を2万5000人としても2013年より670億ウォンもの人件費増となっている。では、昨年はどうだったのかというと、平均年収は7826万ウォンだったので2013年より1680億ウォンも人件費増。たった1年で1000億ウォンも人件費が増えてしまったのです。
今回、3000人のリストラ計画ですが、単純に計算しても年間2347億8000万ウォンしか浮かない状態。1万5000人削減して1兆1739億ウォンもの削減ができる。これなら、ようやく利益を確保できるレベルになる。そして、平均給与を一気に6000万ウォンまで下げる。こういった事ができないと本当に潰れてしまいますよ。
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経営難に陥った造船世界最大手の現代重工業は、早ければ来週にも「非常経営体制」を宣言し、大幅な人員削減や組織の統廃合を柱とする追加的な構造調整計画を明らかにする。
現代重工業労組の掲示板には、「近く最大で3000人(全従業員の10%)が削減される」「事務職だけでなく、生産職もリストラの対象になる」「組織の統廃合で100の部署をなくし、ソウル・上岩洞の設計担当者は蔚山に引き揚げる」といった文書が掲げられていた。造船・海運分野を中心にリストラの嵐が吹き荒れる中、現代重工業が生き残りをかけた大手術に突入した格好だ。
現代重工業関係者は「まだ構造調整計画は確定していない」と話しているが、追加的な構造調整は否定しなかった。労組関係者は「27日に経営陣が非常経営体制を宣言し、構造調整計画を発表すると聞いている。人員削減だけでなく、休日作業の全面中断、従業員に対する年2回の評価制度導入なども含まれると聞いている」と語った。
現代重工業は昨年初めにも事務職を中心に約1300人を削減した。同社は2014、15年で計5兆ウォンに迫る赤字を出したが、従業員数は5兆ウォンの黒字を上げていた2010年(2万4222人)よりも多い。
大宇造船海洋とサムスン重工業も過去最高の好況だった2010年に比べ、従業員数が500-1000人増えている。このため、債権団から4兆ウォン(約3840億円)の支援を受けている大宇造船海洋は、2019年までに職員を現在より3000人少ない1万人にまで削減する。サムスン重工業も常時希望退職制度を設けており、当面は造船業での大規模な人員削減が相次ぐ見通しだ。
造船業界の大規模な人員削減は、昨年だけで造船3社が計6兆ウォンもの営業赤字を記録するなど、深刻な経営難に直面している上、今年第1四半期(1-3月)の受注実績が過去最悪だった昨年第1四半期の30%にとどまるなど、今後の経営見通しも暗いためだ。
現代重工業の権五甲(クォン・オガプ)社長は、労組幹部と会い、1時間余りにわたり経営状況を説明した上で、「受注面で崖っぷちに追い込まれている状況であり、会社の存続だけを考えてもらいたい」と呼び掛けた。
以前からここで書いているように、現代重工業の経営がかなり厳しくなっています。内部留保も残り3兆ウォンしかない。金田が昨年試算した金額より多い内部留保というのは昨年行われた1300人のリストラによるもの。しかも、今年の受注がいまだ「0」。
2010年よりも8兆ウォン近い収益減があるのですから、現在の従業員数2万8291人というのは多すぎで、しかも平均年収が2013年の7232万ウォンから2014年には7500万ウォンに跳ね上がっている。仮に2014年の従業員数を2万5000人としても2013年より670億ウォンもの人件費増となっている。では、昨年はどうだったのかというと、平均年収は7826万ウォンだったので2013年より1680億ウォンも人件費増。たった1年で1000億ウォンも人件費が増えてしまったのです。
今回、3000人のリストラ計画ですが、単純に計算しても年間2347億8000万ウォンしか浮かない状態。1万5000人削減して1兆1739億ウォンもの削減ができる。これなら、ようやく利益を確保できるレベルになる。そして、平均給与を一気に6000万ウォンまで下げる。こういった事ができないと本当に潰れてしまいますよ。
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