2017年08月18日

海馬が活性化した池袋の夜に到るまでの右往左往

「リンキング・ラブ」と「こいのわ婚活クルージング」の秋の二大コメディ大作宣伝状況を気にしつつも中国行きは迫り、監督就労ビザ取得に連日駆け回る。

三月に法律が変わったとかで、それまでとは段違いに難しくなったらしく、もしかしたら日本人映画屋としてはお初の経験をしているのかも知れない。

警視庁へ行って指紋を全指採られ無犯罪証明書を出して貰ったのを六本木中国大使館で二時間並んだのにビザの事は神谷町ビザセンターへ行けと言われビザセンターに出すと外務省の印鑑が必要だと言われる。

翌日霞ヶ関外務省から警視総監宛に認証許可を得て、やっとビザセンターで受け取って貰うが申請書には中国の会社の電話番号を書かなきゃいけないのに知らないからウイチャットで慌てて聞くが、写真を貼らないといけないのでその場で撮って貼るともう閉館の3時。

親切な窓口の人が待っててくれて指導してくれたので1人居残りで無事に申請終了、雨の日、更に疲れます。

その疲れを癒してくれるように、FMラジオ「東京⭐︎夜会」で中国語を勉強してるんだと言ったらDJ上野淳(「聖子の太腿」主演)が中国パブへ行きましょう、と誘ってくれたので池袋の夜で盛り上がる。

やっぱリ異国の言葉を学習するならその国のネーちゃんと喋るのが一番と痛感。
ウマイネーとおだてられながら記憶中枢が刺激され海馬が活性化した♪夜の池袋〜

kaneko_power009 at 10:51|この記事のURLComments(0)中国 | ラジオ

2017年08月14日

Nスペ「731部隊の真実」

Nスペ「731部隊の真実」は、当時のエリート医師たちによる人体実験の記録を淡々を語って怖かった。
そのエリート医師たちが昭和天皇に良く似た人物を中央にいただいた記念写真にはテロップが入っていなかった。(関東軍の宮田武参謀ではないかという説アリ。宮田は偽名で、昭和天皇の従兄弟の竹田宮)

今度の映画のロケ地ハルビンは、731部隊のお膝元・・・

少しづつ読み進めている船戸与一「満州国演義」は5巻目で1937年7月7日盧溝橋事件から日中全面戦争に至った。
この盧溝橋事件の直前6月19日の乾岔子(カンチャーズ)島事件は初めて知ったが、この前ロケハンしたブラゴヴェシチェンスクのすぐ近くで起こったソ連による挑発紛争であった。
何故、この時ソ連が日本を挑発したかというと奥が深い。
日本としては当時は日中全面戦争まではしたくなくて出来たばかりの満州国をソ連から守りたかった。が、蒋介石を監禁した西安事件で国共合作が成り、中国としては構えが出来たところ、赤軍の英雄トハチェフスキーがスターリンの嫉妬によって6月11日処刑される。それに対するソ連軍内の抗議の意味で日本に発砲したらしいのである。だから交渉で事なきを得た。一方、それは中共からすればスターリンからのサインに見えたのかも知れない・・・

ここだけ見れば自ら罠にはまってゆくように見える日本だが、その前に武藤章参謀本部作戦課長は第二の満州国を作ろうと狂犬のように侵略前のめり。
これを満州国作った石原莞爾は制止したが、武藤からすればアンタのやったことを真似しているだけ、となる。それで武藤は東京裁判で唯一中将として処刑され石原莞爾は戦犯とはならず。
この侵略軍内対立が理解されないと、中共が日本を全面戦争に引きずり込んだ主犯説になってしまうのであろう・・・

kaneko_power009 at 10:45|この記事のURLComments(0)歴史 | 中国

2017年08月06日

「おそろし」再放送

「おそろし」が明日( 8/6)から毎朝午前9時より5回連続でBSプレミアムにて三年ぶり再オンエアされます。

「江戸版ウルトラQ」として僕がNHKに持ち込んで数年かかって成立、脚本・演出し(1、5話は江良至さんと共同、2、3、4は単独脚本、4話のみ演出は榎戸崇泰さん)(TV脚本も受けまっせ)音楽は中村由利子さんにお願いしています。これがまたいいメロディなんです。

ドラマ初主演である波瑠さんの起用には当時局内で異論出ましたが、僕は「スターになる可能性がある」と強く推しました。そしたら着物の着こなしが評価されたらしく、「あさが来た」に抜擢され人気出過ぎちゃってBSに戻れず、予定されていた「おそろし2」はまだ実現しておりません・・・いろいろあります。。。未見の方はどうぞこの機会に・・・

kaneko_power009 at 10:40|この記事のURLComments(0)おそろし 

2017年08月05日

東京喰種トーキョーグール

映画「東京喰種トーキョーグール」は根幹が狂っている。

“人を喰わねば生きていけない種族の哀しみ”を描きたいなら、その種族の特性・設定なりを、もっと深く考えて貰わないとその種族には共感出来ない・・と思いきや、”そんなものに共感する事は不可能不必要だ”というテーマも同時にあるから、それが免罪符のように作用して、筋を追うには“それは分かりきった事だろ”とか思わないから退屈はしないが納得は全く出来ないまま最後までゆくので見続けるのが苦痛だ。
残酷描写が苦痛なのでは無く、筋立てを理解しようとしてもさせない仕組みになっているから苦痛なのだ。主人公は冒頭グールに襲われて死ぬが、何故かグールの内臓を移植されて生き返り、グールになってしまい、どれだけいるのか分からないくらい次々現れる実はグールだった人たちのコミュニティに入ってゆく。
一方、グールを退治する側は何か特権的な武器を持っていて、凄いスピードで飛び跳ねて腕力も最強のグールを退治することが出来るが、その武器が何なのか最後まで分からないから、どうして退治出来るのか分からない。
最新の捜査網を以ってしても、普通の喫茶店にあるグールのコミュニテイを発見出来ない理由も分からない。
要は、対決シーン残酷シーンだけあればいい、あとは理解されなくても役者が一所懸命演じれば、SFXが説得力あればお客は着いて来るという思想に貫かれており、実際、お客は着いて行ってヒットしているみたい・・・・

kaneko_power009 at 10:37|この記事のURLComments(0)見た映画 

2017年08月02日

獣道

昨日から「こいのわ婚活クルージング」マスコミ試写始まったが大雨のせいで客足鈍いが手応えアリ。

「リンキング・ラブ」は10/28「こいのわ」は11/18。宣伝期間は中国単身赴任なのが不安・・・

雨上がってシネマート新宿「獣道」に行くと、監督の内田英治、行定勲、山本政志に主演の伊藤沙莉とトークショー付きで賑わっていた。
「熊楠」で行定は美術だったのか。
映画記者だった内田が「スワロウテイル」の現場で行定チーフと出会ったとか、内田が山本の助監督だったとか、三人の関係が分かって面白い。

ロビーで既に赤い顔の三人の監督に挨拶。
拡散してくれと言われたが写真撮り忘れた。
確かに映画のなかの伊藤沙莉は凄かった。

2017年08月01日

リベリアの白い血

「祖谷物語ーおくのひと」監督である蔦哲一郎氏が個人配給(ニコニコフィルム)する「リベリアの白い血」試写を見て福永壮志監督に話を聞いた。

西アフリカのリベリアからニューヨークに移民して来たタクシードライバーの話、に至るまでは現地リベリアでロケされていながら、彼が英語を喋るのでアレ?と思ったがそれは自分の大いなる認識不足、リベリアの母国語は英語なのだった。

1947年に解放奴隷によって建国されたが、内戦があったりして他のアフリカの国同様の政治による貧しさから抜け出せない国で、このことが後半のミステリアスな展開を生み、ラストに大きな衝撃を受ける。

日本人監督だから何かが違うという事は全く無い、クレバーなインディーズ監督が出現した感じだ。

ポスターを持っているのが蔦氏で、右が福永氏。アメリカではジョンカサベテス賞にノミネートされたり、ある程度興行も収めNetflixで配信もされるが、日本では8月5日からアップリンクで公開で、ご両人ともドキドキ状態。その気持ちは皆同じですね。推薦します!スルドイ視点の作品。
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kaneko_power009 at 10:31|この記事のURLComments(0)見た映画 | 友人

2017年07月31日

連想:ひよっこ〜北の家族〜高橋洋子

「ひよっこ」で失踪した父親が見つかったので思い出したが、1973年の朝ドラ「北の家族」も父親失踪の物語だった。

朝から暗くて重いので、高橋洋子は可愛かったが、ウチではちょっと何とかしてくれよ、という話題だったな・・・下元勉の父親は借金で失踪するんじゃなかったっけ、独り住まいのアパートで孤独死する場面があって「辰三は死んだ」というナレーションが強烈だった。

左幸子が「お父ちゃん、お父ちゃん」と叫んでいた記憶がある。

木下恵介の妹・楠田芳子の脚本。

放送開始一ヶ月頃、民青新聞の高校生記者として、高橋洋子さんをインタビューして「旅の重さ」の時より上手くなりましたねと言ったらワー嬉しい!と喜んでもらえた。

kaneko_power009 at 10:27|この記事のURLComments(0)思い出 | テレビ

2017年07月29日

ゴールデン街酔歌

新宿シアターモリエールといえば、懐かしい満島ひかりの初舞台「偽伝・樋口一葉」(作演出・松枝佳紀)をやって監修者として初日開演が遅れたのをお客に謝ってまわった思い出深いところだが、今日は寺脇研さん原案の「ゴールデン街青春酔歌」(作・高橋郁子、演出・酒井晴人)を観に行くと、セットはゴールデン街の店内で、開店前に寺脇さんとゲストの松尾貴史さんが呑んで時事放談をしている。

ここ189席もあったんだな・・

最近嘘つきが多いよねという話題。そのまま出演者の落語家さんらと入れ替わって物語が始まるが、皆65歳の高校同窓生たちで、高校の時に上演出来なかった特攻隊の芝居をやろうという話と、ママの美脚の娘(ぎぃ子)の話とが交錯してドラマになっていくという趣向で気軽に楽しみながら、今の社会への想いや歴史が、それぞれの観点から語られるから押し付けがましいところが無く、自分に照らし合わせて観られる。

呑んでる感じのまま呑みに行き、写真は松尾さん、娘役のぎぃ子、元文科相官僚の寺脇さん。
昨日は前川喜平さんがゲストで登壇したらしい。
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kaneko_power009 at 10:22|この記事のURLComments(0)演劇 | 友人

2017年07月26日

映画賞の賞状無いか?

ハルビンから一時帰国したのは「映画賞の賞状無いか」と言われ「家の押入れにあるかも知れないが、探さないと分からない」と言ったら「帰って探せ」と・・・
朝イチの飛行機に乗って帰り汗かいて探してあった!と思ったら小学校から高校までの卒業証書と高校3年の時に撮った8ミリ映画の「第一回日本を記録するフィルムフェスティバル」の賞状ではないか。
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まさかこれが中国で役に立つかも?日本語分からんだろ・・いや、舐めない方がいいよな、やっぱり有りませんでしたと正直に言おうかと諦めてふと本棚の下を見たら無造作に丸めてブルーリボン賞がありましたよ、ガメラ。これでワーキングビザオッケー、ありがとうガメラ。
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kaneko_power009 at 10:17|この記事のURLComments(0)中国 | ガメラ

2017年07月18日

「十八史略」堯・舜・禹

僕が生まれた初台のトタン屋根の家(三畳と四畳半のみ)には余り本が置け無かったようで、三鷹に越すまで次第に「国民百科辞典」とか「日本の歴史」とか僕の子供向け科学図鑑とかが増えていったが、母の本であったろう「ウエルズの世界文化史」とか「十八史略」とかがあって、時々めくっていた。

それで最近まで「十八史略」が中国の歴史書の基本だと思い込んでいて、殆ど最初の方しか読んでないのだが、最初が面白く、伝説の堯・舜・禹という偉い皇帝たちの逸話があって、堯がもう年なので帝位を誰かに継ぎたいと考え、賢人と評判の許由に帝位を譲ろうとしたところ、彼は「聞くのも汚らわしい話だ」と川で耳を洗った、更に下流で牛に水を呑ませようとした人が「汚れた水を牛に呑ませる訳にはいかない」と去って行ったという話を強烈に覚えていたのだが、大人になってから友達にこの話をしても、通じた試しが無い。

何故、帝位を継ぐという事が、そこまで汚らわしい事なのか分からない。
清貧という生き方が誇張され過ぎて意味が分からなくなるという・・でも、昔から中国の歴史家は、権力者を相対的に見ていた、日本の天皇とは違って、ということでは無いか、そこから「易姓革命」の考え方が生まれていったのだろう、というふうに思っていた。

で、前回、中国に行った時に中国の若者たちに聞くと、勿論、堯・舜・禹は知っている常識だよ、という事なので、その後の話をすると「いやそれは耳を洗って良く話を聞くという意味であって、汚らわしい事を聞いたという意味では無いのだ」と笑われてしまい、自分の記憶がおかしいのか、その本が間違っていたのか不安になり、調べると・・と言ってもウイキペディアレベルのことだが、ちゃんと話は載っている。
そして「十八史略」自体が、南宋の時代に子供向きに書かれた歴史の入門書で、室町時代に日本に伝わって読まれて来たが、通史では無くなって次第に廃れていった、一時ブームはあったが・・という事が分かり、そうか神話時代から清朝までを十八史というわけでは無いのか!、権力に対する考え方も、宋の時代だから生まれたもので中国でも一般的な思想では無かったのだ、という事が還暦を越えて理解したのであった。それで皆と話が通じなかったのだね。
で、中国でも今それは伝わっていないとすると、「権力とは世俗的なもので汚らわしいものだ」という事は教えられないのだろう、と推測する。
・・・日本ではどうなんであろうか。

kaneko_power009 at 12:32|この記事のURLComments(0)思い出 | 歴史

2017年07月11日

「ウルトラマンの日」

今日いったん北京から帰国するが、今日が「ウルトラマンの日」だと聞いて、昨日まで無かった望郷の念が突然沸き起こった(笑)……根深いもんである。

51年前の今日、三鷹から初台に電車通学していた小学6年生の僕は、日曜夜7時は半年前から「ウルトラQ」を絶対欠かさぬ習慣通りにテレビの前に陣取り「ウルトラマン誕生」の前夜祭を見たのだった。ガッカリした。子供向きの公開番組で、舞台にキグルミ怪獣とウルトラマンがショーを繰り広げているのは特撮の裏側暴露でしかない。ガッカリしながらワクワクしていた自分もいた。子供らしい気持ちも残っていた(笑)、翌週からは本放送で毎週興奮して半年後くらいには野田秀樹くんたちと怪獣芝居をやったよなあ……鈴木和道くんが図書委員で、図鑑のカバーを大量に運んで来て教室の床にぶちまけ「これで怪獣を作ろう!」と言ったんだ……書き出すと止まらないからSTOP。

中国人はゴジラはそこそこ、ガメラは知らないが、ウルトラマン良く知ってる。すぐスペシューム光線の恰好をする。

kaneko_power009 at 12:29|この記事のURLComments(0)ウルトラ | 思い出

2017年07月09日

張芸謀監督の撮影を見学

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本日は北京電影製片所で春節(正月)映画撮影中の張芸謀監督の撮影を見学し、御挨拶叶った。
三国志時代か曖昧な設定の時代アクションものだそうで、大きなセットが幾つも建てられ、床は本物の石で固め、作りも精密なものだが、周りは殆どブルーバックで合成用である。
ワンカット見た撮影もブルーバックで剣士に雨を降らせていた。今回もカイジュウは出るんですか、とは聞けなかった。
写真の金子は偉そうに写っているが、結構緊張しているのだ。張芸謀監督も、こんな小柄には見えず、撮影の時は大きく見え、精力的に指揮しておられた。
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kaneko_power009 at 12:26|この記事のURLComments(0)