2024年12月29日
『推しの子』
『推しの子』映画実写版が始まったので行こうとすると「The Final Act」となっているので連ドラでもあるんだろうか、いつもそれで映画版完結編だけ見ると訳わからなって映画館で疎外感を味わうから今回はちゃんと調べようと思って探すと、東映マークから始まるAmazonプライムでの連ドラが8話まであってコレを見ればいいのかと思ってちゃんと見て世界観などを理解したうえで映画をやっと観たら、YOASOBI「アイドル」を聴いて以来のモヤモヤが解消された。
ファンに殺されたスーパーアイドル=アイが秘密で産んだ双子の兄妹は、病院で幼くして死んだアイ「推し」大ファンの少女と、その主治医で死んだ少女の替わりにアイ「推し」になったがやはり殺意のある事故で死んだ医師の転生だったが、兄妹でそれぞれお互いの転生を知らない、という設定なのだった。これを知らないことがモヤモヤの原因であった。
ということでやっと見れた映画の感想としては、ストーリーは飛ばしてアイの齋藤飛鳥が圧倒的だという、オイそれが映画監督の感想かよ、という感想になってしまうが、やはり、仮に5人のアイドルグループで齋藤飛鳥がセンターをやっていたら相当なことになっただろうと思われる、という感想が第一に来てしまう。ちょっと見たことないけど、見たら見続けたくなるアイドルだわ。
最早、自分はかつて30年前は「アイドル評論家」と呼ばれかかった時代もあり、それは55年前の幼少時に浴びて育ったマンガキャラや怪獣キャラへの偏愛からの分類・分析癖がアイドルに応用されていたのではないかと思うが、その能力もその後のアイドルの裾野の爆発的広がりに対応できず錆びかかっていたような気がしていたが、この映画で仮想された存在のアイドルグループ「B小町」のアイは、この世界では圧倒的な存在として描かれないと物語が始まらないので、アイの創造には力が入っていて、それを齋藤飛鳥が無理なく演じているから以降の物語が多少の無理があっても理解してゆける、というところにアイドリアンのアンテナがヒットしたという訳であった。
アイの娘ルビーが2代目B小町をやるにあたって、物語としては天才子役だった有馬かながセンターになる展開だが、見た目この3人なら、やはりルビーの斉藤なぎさがセンターの方がパッと見た目は映え、人気が出て来てから年上の「はらはらなのか」原菜乃華がセンターに配されるキャンディーズ方式の方がいいかな・・・だからそれって映画監督の感想かよ。
キャストのトップに「櫻井海音」が来ているので「あまね」と読んで、ルビーのことかと思い込んでいたが、見終わってから調べると、読みは「かいと」で兄のアクア役であって、ミスチル櫻井の息子さんなんだという・・・みんな知ってる情報なんでしょうネ。
ファンに殺されたスーパーアイドル=アイが秘密で産んだ双子の兄妹は、病院で幼くして死んだアイ「推し」大ファンの少女と、その主治医で死んだ少女の替わりにアイ「推し」になったがやはり殺意のある事故で死んだ医師の転生だったが、兄妹でそれぞれお互いの転生を知らない、という設定なのだった。これを知らないことがモヤモヤの原因であった。
ということでやっと見れた映画の感想としては、ストーリーは飛ばしてアイの齋藤飛鳥が圧倒的だという、オイそれが映画監督の感想かよ、という感想になってしまうが、やはり、仮に5人のアイドルグループで齋藤飛鳥がセンターをやっていたら相当なことになっただろうと思われる、という感想が第一に来てしまう。ちょっと見たことないけど、見たら見続けたくなるアイドルだわ。
最早、自分はかつて30年前は「アイドル評論家」と呼ばれかかった時代もあり、それは55年前の幼少時に浴びて育ったマンガキャラや怪獣キャラへの偏愛からの分類・分析癖がアイドルに応用されていたのではないかと思うが、その能力もその後のアイドルの裾野の爆発的広がりに対応できず錆びかかっていたような気がしていたが、この映画で仮想された存在のアイドルグループ「B小町」のアイは、この世界では圧倒的な存在として描かれないと物語が始まらないので、アイの創造には力が入っていて、それを齋藤飛鳥が無理なく演じているから以降の物語が多少の無理があっても理解してゆける、というところにアイドリアンのアンテナがヒットしたという訳であった。
アイの娘ルビーが2代目B小町をやるにあたって、物語としては天才子役だった有馬かながセンターになる展開だが、見た目この3人なら、やはりルビーの斉藤なぎさがセンターの方がパッと見た目は映え、人気が出て来てから年上の「はらはらなのか」原菜乃華がセンターに配されるキャンディーズ方式の方がいいかな・・・だからそれって映画監督の感想かよ。
キャストのトップに「櫻井海音」が来ているので「あまね」と読んで、ルビーのことかと思い込んでいたが、見終わってから調べると、読みは「かいと」で兄のアクア役であって、ミスチル櫻井の息子さんなんだという・・・みんな知ってる情報なんでしょうネ。
kaneko_power009 at 11:43|この記事のURL│Comments(0)
2024年12月28日
『陪審員2番』
イーストウッドの『陪審員2番』U-nextで見て衝撃受ける。
劇場で見たらもっと衝撃あったろう。劇場でやったらもう一回見よう。
前作『クライ・マッチョ』でイーストウッドお疲れ様、なんか撮り忘れてるところなかったですか?という感じであったが、今回のこれは凄い。ドラマの連弾というのか・・・
女性検事トニ・コレットは『ヘディデタリー』のミニチュア作家か。
2番のニコラス・ホルトは、なんか見た顔だが『アバウト・ア・ボーイ』でトニ・コレットと共演してるのか、思い出せん。
ジェニファー・ローレンスと付き合ってたって?・・・次のスーパーマンかと思ったら、スーパーマンの敵の方なのね。12人の怒れる男も2番でしたよね?
陪審員制度についてや、自分の良心との対話や、考えさせられて怖いです。
劇場で見たらもっと衝撃あったろう。劇場でやったらもう一回見よう。
前作『クライ・マッチョ』でイーストウッドお疲れ様、なんか撮り忘れてるところなかったですか?という感じであったが、今回のこれは凄い。ドラマの連弾というのか・・・
女性検事トニ・コレットは『ヘディデタリー』のミニチュア作家か。
2番のニコラス・ホルトは、なんか見た顔だが『アバウト・ア・ボーイ』でトニ・コレットと共演してるのか、思い出せん。
ジェニファー・ローレンスと付き合ってたって?・・・次のスーパーマンかと思ったら、スーパーマンの敵の方なのね。12人の怒れる男も2番でしたよね?
陪審員制度についてや、自分の良心との対話や、考えさせられて怖いです。
2024年12月26日
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』~『不思議の国のシドニ』の不思議
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』見た後で上白石萌音が出ていると書かれたのを読み、どこに出てたってけ?見たばかりなのにと自分の短期記憶力が不安になり、予告を見たが分からない、特出か、と思っているうち、悪い駄菓子屋のコレ誰だっけと思っていた「よどみ」という役だったと気づく、コレかよ。
スチールを見返してもそこからカムカムエブリボディや『夜明けのすべて』の上白石萌音に結びつかない・・・妹の方の『366日』の予告はもう見過ぎだ。主題歌こわいくらーい耳にこびりついた。
姉妹で東宝&松竹制覇かスゴいな。
『不思議の国のシドニ』の「ふしぎの国」とは日本のことで、未亡人小説家シドニ=イザベル・ユペールがフランスから日本の空港に来ると丁寧なお辞儀ばかりする日本人に戸惑う。
伊原剛志がガイドして京都を案内。タクシー窓の風景はわざと合成に見えるように、カットをつないだりしている。ホテルに旦那の幽霊が現れたりするが、だんだん薄くなって、芸術の島、直島に行ったりもして、6日間の恋となって展開してゆく。
イザベル・ユペールと伊原剛志が、これほどお似合いだとは。
スチールを見返してもそこからカムカムエブリボディや『夜明けのすべて』の上白石萌音に結びつかない・・・妹の方の『366日』の予告はもう見過ぎだ。主題歌こわいくらーい耳にこびりついた。
姉妹で東宝&松竹制覇かスゴいな。
『不思議の国のシドニ』の「ふしぎの国」とは日本のことで、未亡人小説家シドニ=イザベル・ユペールがフランスから日本の空港に来ると丁寧なお辞儀ばかりする日本人に戸惑う。
伊原剛志がガイドして京都を案内。タクシー窓の風景はわざと合成に見えるように、カットをつないだりしている。ホテルに旦那の幽霊が現れたりするが、だんだん薄くなって、芸術の島、直島に行ったりもして、6日間の恋となって展開してゆく。
イザベル・ユペールと伊原剛志が、これほどお似合いだとは。
2024年12月25日
怪獣少年時代2
2024年12月19日
怪獣少年時代
kaneko_power009 at 11:22|この記事のURL│Comments(0)
2024年12月13日
東京帰着
札幌に行ったおかげで、毎日NHKBSで「おむすび」を録画視聴していたのがストップしてしまった替わりにPCでオンデマンドで「カーネーション」を見始めたら、やっぱりこれは確かにすごい。初回放送時は、ほっしゃんが出てくるあたりから見ていたが、もう10回目まで見たが、いまやってるBS放送に追いつけるかどうか・・・
kaneko_power009 at 11:14|この記事のURL│Comments(0)
2024年12月12日
2024年12月08日
立教大学社会学部のフィールドワーク実習授業でGMK談義
昨日は、立教大学社会学部のフィールドワーク実習授業にゲストで呼ばれ、学生さんたちにGMKのお話をした。
第五福竜丸展示館の学芸員でもある市田真理先生の授業はユニークで、1954年の『ゴジラ』を学生に見せた後、ゴジラが闊歩した東京のコース、銀座服部時計店前〜国会議事堂前や品川近辺を歩きレポートするというもので、そのあと学生は個々に『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』を見て、監督への質問を考えてこの日に臨んだ。
オタク傾向の無い女子学生中心に向けて怪獣文化をどのように語るか難しい問題であったが、なんとかクリア出来たろうか・・・
しかし最初の質問が「何故ゴジラを悪役にしようと思ったのですか?」なので悩みました。
そう言えば初代ゴジラは悪役という訳ではなく被害者の一面も持っているが、GMKでは完全に悪役だ。そして元々は「バラン・バラゴン・アンギラス」で考えていたんだよ、という説明の為にはバランとはアンギラスとは何者かを説明しなければならない、その為には自分が幼少期には怪獣事典を作るくらいに日本には多大に怪獣が発生していて、恐竜と妖怪と怪獣は違うものだと主張しなければならなかった少年の歴史があって・・・皆さん真面目にノートを取ってくれていた・・・
飲めない学生さんは帰り、大人だけでの懇親会のあと、立教大学の正門前でイルミネーションを鑑賞した。
第五福竜丸展示館の学芸員でもある市田真理先生の授業はユニークで、1954年の『ゴジラ』を学生に見せた後、ゴジラが闊歩した東京のコース、銀座服部時計店前〜国会議事堂前や品川近辺を歩きレポートするというもので、そのあと学生は個々に『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』を見て、監督への質問を考えてこの日に臨んだ。
オタク傾向の無い女子学生中心に向けて怪獣文化をどのように語るか難しい問題であったが、なんとかクリア出来たろうか・・・
しかし最初の質問が「何故ゴジラを悪役にしようと思ったのですか?」なので悩みました。
そう言えば初代ゴジラは悪役という訳ではなく被害者の一面も持っているが、GMKでは完全に悪役だ。そして元々は「バラン・バラゴン・アンギラス」で考えていたんだよ、という説明の為にはバランとはアンギラスとは何者かを説明しなければならない、その為には自分が幼少期には怪獣事典を作るくらいに日本には多大に怪獣が発生していて、恐竜と妖怪と怪獣は違うものだと主張しなければならなかった少年の歴史があって・・・皆さん真面目にノートを取ってくれていた・・・
飲めない学生さんは帰り、大人だけでの懇親会のあと、立教大学の正門前でイルミネーションを鑑賞した。
2024年12月06日
中山美穂さんが・・・
中山美穂さんが・・・まさか、と言葉にならず、ショックで辛い想いでいます。
『どっちにするの。』以来、直接はお会いすることもなく映像の美穂さんを追いかけていましたが、現場でのキラキラした躍動、美しさを思い出します。
ご冥福をお祈りするまでまだいけないです・・・
『どっちにするの。』以来、直接はお会いすることもなく映像の美穂さんを追いかけていましたが、現場でのキラキラした躍動、美しさを思い出します。
ご冥福をお祈りするまでまだいけないです・・・
2024年12月04日
映画監督協会忘年会
映画監督協会忘年会にて、22歳の金子が初めて就いた27歳の新人・根岸吉太郎監督の助監督でやらかしたイロイロから久遠の時間が流れ過ぎ2ショットをお願い、「無能助監督日記」を出そうとしているが事実確認で難産中、写っていない140人の皆さんでごった返してすごいエネルギーだが、「娘の方が活躍してるじゃん」と言う人は『ゴールド・ボーイ』知らないのね、昨日DVD出たのよ、根岸さんの新作『ゆきてかへらぬ』は岡田将生『ゴールド・ボーイ』の前に撮っていて「根岸さんが一番元気だった」と言ってた岡田君。
開会の音頭は本木克英理事長によるのは順当だが、最後の一本締めが足立正生さんて・・・「俺がやるなんて日本も終わりだな」と仰ってイヨー、ポン!パレスチナ帰りの85歳。写真撮り忘れた・・・
開会の音頭は本木克英理事長によるのは順当だが、最後の一本締めが足立正生さんて・・・「俺がやるなんて日本も終わりだな」と仰ってイヨー、ポン!パレスチナ帰りの85歳。写真撮り忘れた・・・
2024年12月01日
井土紀州監督『痴人の愛』
シネマ・ロサ予約して井土紀州監督『痴人の愛』に行ったら満席で舞台挨拶あり。シネマ・ロサ、今やステイタス高いな。最後のフォトセッションだけ撮れと言われたので撮る。
旧作の映画は見てないが、これは谷崎の原作をシナリオ化しろという仕事を、シナリオ教室の大先生(村田雄浩)に頼まれて狂喜したオジサン年齢の新人シナリオライター(原作と同じ名前の河合穣治を大西信満がやっている)のところに、原作同様のナオミ(スナックバイトの舞台女優を奈月セナ)が現れて翻弄されてしまい、書くことに苦悶するという構成になっている。
丁寧に演出されているが、ナオミが家に押しかけて穣治がカレー作っているがにんじん切るところからだから結構かかるだろうにカレー出来た時に水だけしかという一点だけ気になったくらいかな・・
奈月セナの大胆艶技とスレンダーな肢体はスクリーン向きで圧倒された。
あと、主題曲「ロンドンデリーの歌」は僕も『OL百合族19歳』で主題曲にしていたので懐かしく思い出した。
旧作の映画は見てないが、これは谷崎の原作をシナリオ化しろという仕事を、シナリオ教室の大先生(村田雄浩)に頼まれて狂喜したオジサン年齢の新人シナリオライター(原作と同じ名前の河合穣治を大西信満がやっている)のところに、原作同様のナオミ(スナックバイトの舞台女優を奈月セナ)が現れて翻弄されてしまい、書くことに苦悶するという構成になっている。
丁寧に演出されているが、ナオミが家に押しかけて穣治がカレー作っているがにんじん切るところからだから結構かかるだろうにカレー出来た時に水だけしかという一点だけ気になったくらいかな・・
奈月セナの大胆艶技とスレンダーな肢体はスクリーン向きで圧倒された。
あと、主題曲「ロンドンデリーの歌」は僕も『OL百合族19歳』で主題曲にしていたので懐かしく思い出した。
2024年11月30日
国立博物館特別展「はにわ」
キティちゃん展の隣りでやっている国立博物館特別展「はにわ」は、埴輪というものが国宝に指定されて50年という(そうなのか、昔は国宝でもなんでもなかったのだな「おーいはに丸くん」で浸透したのか)記念で行われている訳だが、ゆるキャラとしてウケている感じもある。
こういう展示では珍しく写真撮り放題だが、ワンコーナーだけ写真が撮れないところがある。
宮内庁から出されている一列だ。
他のものとどこが違うのかと言われるとモノは同じようなものだが、天皇陵から出土したとはっきり分かっている品々だから天皇家の私有財産だから写真は撮るなと、多分、埴輪は、どれもが天皇ならびにそれに準じる地位の貴人の副葬品だと思われるが、宮内庁が管理する890だっけかの古墳も、それ以外の16万基と言われる古墳も日本書紀の記述だけで区別はつけられないはずなんじゃ。
その日本書紀でも何天皇の墓の場所までは書いてない訳だし。
埴輪もこれだけ並べられると圧倒され、作り手の圧を感じる。
作り手は、死人の副葬品だけのために作ったの?そういう時代だったのか、と思ってしまうが、写真が撮れるものの解説を見ると、天皇とは書いていないで、大王と書いてある。
継体天皇が継体大王とされていると違和感あるのだが、文献が300年,400年経ってから書かれた日本書紀しか残っていない歴史学と考古学とのズレが、頭のなかで修正しづらい。
継体天皇クラスは、当時「天皇」とは呼ばれていなかったろうし、5代前からの傍系だったので本当に即位していたのかという疑いもあり、考古学では大王としているようだ。そして、ここでは大和朝廷ではなく「ヤマト王権」として解説されている。考古学では「ヤマト王権」としてしか表せないのだな・・・