2024年12月08日

立教大学社会学部のフィールドワーク実習授業でGMK談義

昨日は、立教大学社会学部のフィールドワーク実習授業にゲストで呼ばれ、学生さんたちにGMKのお話をした。
第五福竜丸展示館の学芸員でもある市田真理先生の授業はユニークで、1954年の『ゴジラ』を学生に見せた後、ゴジラが闊歩した東京のコース、銀座服部時計店前〜国会議事堂前や品川近辺を歩きレポートするというもので、そのあと学生は個々に『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』を見て、監督への質問を考えてこの日に臨んだ。
オタク傾向の無い女子学生中心に向けて怪獣文化をどのように語るか難しい問題であったが、なんとかクリア出来たろうか・・・
しかし最初の質問が「何故ゴジラを悪役にしようと思ったのですか?」なので悩みました。
そう言えば初代ゴジラは悪役という訳ではなく被害者の一面も持っているが、GMKでは完全に悪役だ。そして元々は「バラン・バラゴン・アンギラス」で考えていたんだよ、という説明の為にはバランとはアンギラスとは何者かを説明しなければならない、その為には自分が幼少期には怪獣事典を作るくらいに日本には多大に怪獣が発生していて、恐竜と妖怪と怪獣は違うものだと主張しなければならなかった少年の歴史があって・・・皆さん真面目にノートを取ってくれていた・・・
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飲めない学生さんは帰り、大人だけでの懇親会のあと、立教大学の正門前でイルミネーションを鑑賞した。
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kaneko_power009 at 12:47|この記事のURLゴジラ | 社会

2024年12月06日

中山美穂さんが・・・

中山美穂さんが・・・まさか、と言葉にならず、ショックで辛い想いでいます。
『どっちにするの。』以来、直接はお会いすることもなく映像の美穂さんを追いかけていましたが、現場でのキラキラした躍動、美しさを思い出します。
ご冥福をお祈りするまでまだいけないです・・・

kaneko_power009 at 12:43|この記事のURLComments(0)思い出 | 女優

2024年12月04日

映画監督協会忘年会

映画監督協会忘年会にて、22歳の金子が初めて就いた27歳の新人・根岸吉太郎監督の助監督でやらかしたイロイロから久遠の時間が流れ過ぎ2ショットをお願い、「無能助監督日記」を出そうとしているが事実確認で難産中、写っていない140人の皆さんでごった返してすごいエネルギーだが、「娘の方が活躍してるじゃん」と言う人は『ゴールド・ボーイ』知らないのね、昨日DVD出たのよ、根岸さんの新作『ゆきてかへらぬ』は岡田将生『ゴールド・ボーイ』の前に撮っていて「根岸さんが一番元気だった」と言ってた岡田君。
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開会の音頭は本木克英理事長によるのは順当だが、最後の一本締めが足立正生さんて・・・「俺がやるなんて日本も終わりだな」と仰ってイヨー、ポン!パレスチナ帰りの85歳。写真撮り忘れた・・・

kaneko_power009 at 12:41|この記事のURLComments(0)友人 

2024年12月01日

井土紀州監督『痴人の愛』

シネマ・ロサ予約して井土紀州監督『痴人の愛』に行ったら満席で舞台挨拶あり。シネマ・ロサ、今やステイタス高いな。最後のフォトセッションだけ撮れと言われたので撮る。
旧作の映画は見てないが、これは谷崎の原作をシナリオ化しろという仕事を、シナリオ教室の大先生(村田雄浩)に頼まれて狂喜したオジサン年齢の新人シナリオライター(原作と同じ名前の河合穣治を大西信満がやっている)のところに、原作同様のナオミ(スナックバイトの舞台女優を奈月セナ)が現れて翻弄されてしまい、書くことに苦悶するという構成になっている。
丁寧に演出されているが、ナオミが家に押しかけて穣治がカレー作っているがにんじん切るところからだから結構かかるだろうにカレー出来た時に水だけしかという一点だけ気になったくらいかな・・
奈月セナの大胆艶技とスレンダーな肢体はスクリーン向きで圧倒された。
あと、主題曲「ロンドンデリーの歌」は僕も『OL百合族19歳』で主題曲にしていたので懐かしく思い出した。
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kaneko_power009 at 12:39|この記事のURLComments(0)見た映画 

2024年11月30日

国立博物館特別展「はにわ」

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キティちゃん展の隣りでやっている国立博物館特別展「はにわ」は、埴輪というものが国宝に指定されて50年という(そうなのか、昔は国宝でもなんでもなかったのだな「おーいはに丸くん」で浸透したのか)記念で行われている訳だが、ゆるキャラとしてウケている感じもある。
こういう展示では珍しく写真撮り放題だが、ワンコーナーだけ写真が撮れないところがある。
宮内庁から出されている一列だ。
他のものとどこが違うのかと言われるとモノは同じようなものだが、天皇陵から出土したとはっきり分かっている品々だから天皇家の私有財産だから写真は撮るなと、多分、埴輪は、どれもが天皇ならびにそれに準じる地位の貴人の副葬品だと思われるが、宮内庁が管理する890だっけかの古墳も、それ以外の16万基と言われる古墳も日本書紀の記述だけで区別はつけられないはずなんじゃ。
その日本書紀でも何天皇の墓の場所までは書いてない訳だし。
埴輪もこれだけ並べられると圧倒され、作り手の圧を感じる。
作り手は、死人の副葬品だけのために作ったの?そういう時代だったのか、と思ってしまうが、写真が撮れるものの解説を見ると、天皇とは書いていないで、大王と書いてある。
継体天皇が継体大王とされていると違和感あるのだが、文献が300年,400年経ってから書かれた日本書紀しか残っていない歴史学と考古学とのズレが、頭のなかで修正しづらい。
継体天皇クラスは、当時「天皇」とは呼ばれていなかったろうし、5代前からの傍系だったので本当に即位していたのかという疑いもあり、考古学では大王としているようだ。そして、ここでは大和朝廷ではなく「ヤマト王権」として解説されている。考古学では「ヤマト王権」としてしか表せないのだな・・・

kaneko_power009 at 12:36|この記事のURLComments(0)歴史 

2024年11月29日

ナンニ・モレッティ『チネチッタで会いましょう』

カンヌ映画祭スター監督ナンニ・モレッティ『チネチッタで会いましょう』はタイトルから想像して期待したようなもの(よく見るバックステージものイタリア版)ではなかったが、別な面白さがあった。

確かにパルムドール『息子の部屋』では40代の父親役だったモレッティ今71歳ヒゲ爺本人が映画監督役で新作を撮る話ではあるが、撮る前の打合せで「イタリアには50年代には200万人共産党員がいて」と言うなり若いスタッフが「ロシア人がそれだけ来ていたってことでしょ?」と突っ込み、イタリアではかつて共産党が大きな勢力だったことを全く信じようとしないのでカッとなってしまうモレッティ監督。

その作品とは地方の共産党支部が行政も握っていて、ハンガリーからサーカス団を招聘して町を盛り上げようとした矢先にハンガリーがソ連に戦車で蹂躙される動乱が起こり、サーカス団が抗議のストライキで地元の共産党も恋人の幹部同士がソ連に抗議すべきかソ連の言うことを信じるかで対立する・・・という映画のプロデューサーはモレッティ監督の妻だが離婚寸前、もう一本若手のバイオレンス映画をプロデュースしているが、これでクランクアップというシーンで、跪く相手の頭を撃ち抜くカットを撮ろうとしていると見学していたモレッティがしゃしゃり出てストップかけ、暴力がどうのこうの文句をつけて撮影を丸一日止め、そのまま美術家を呼んで来て構図に文句をつけたり、マーチン・スコッセシに電話で意見を聞こうとしたら留守番電話だったり・・・というようなそれほど笑えないコメディシーンも多々あり、また自分の映画に戻ると出資者が詐欺師で逮捕されて撮影中断したり・・・

最後はイタリア共産党がソ連とその時に手を切っていれば明るい未来があったのに、というパラレルワールド(それが映画内映画?)が展開され、出演者たちが浮き浮きと行進するので楽しい気分でハイになり、帰りに紀伊國屋で伴野文夫の「二人のウラジーミル レーニンとプーチン」を買ってしまったよ。
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2024年11月26日

ブレイク・ライブリー新作『ふたりで終わらせる』

ブレイク・ライブリー新作だったら当然見るよねと『ふたりで終わらせる』を最後まで見たらタイトルの意味がやっとわかった。
予告編でもDVの話なのかなと想像はしていたが、中盤までは日本の胸キュンものみたいな物語展開。
夜の屋上で会って会話してキス寸前までいった男が、花屋をボストンで開店したばかりのブレイクのところにアルバイトで手伝うことになったジェニー・スレイト(ヴェノム)の兄だった〜っていう偶然でさー・・・いいの?そんなんで。
この男ジャスティン・バルドーニが監督もやってるがウイキペディアがまだ日本語になってないので良く分からないが、モテ男な感じなのコレで?、と思うが監督やってたということでテーマを持って挑んだ役なんだな、と後から納得。
それで胸キュン展開とDVテーマが交互に現れるから最後までサスペンスは続くので130分は飽きない。
昔だったら男女スターのフツーな甘い恋愛ものになったのかも知れないな。
これは苦い恋愛もの、といべきか・・切なくないが・・

10代のブレイクはメイク変えて可愛くやってるが10代には見えないかな〜こんなに、違う印象に出来るんだメイクで、凄い演技力、それよりモト彼が違い過ぎない?同じ役者じゃないだろ?と思って調べると、ブレイクの10代からして違う人だったので驚く。え?ホント?イザベラ・フェレールっていうの、人気出そう。
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kaneko_power009 at 12:14|この記事のURLComments(0)見た映画 | 女優

2024年11月22日

2023/6/4YOASOBIコンサート「電光石火」WOWOW

WOWOWで2023/6/4のYOASOBIコンサート「電光石火」@さいたまスーパーアリーナを見た。
去年、沖縄で『ゴールド・ボーイ』撮ってた時だな。
時々歩きながら聴いてるが、1時間45分ぶっ続けてYOASOBIだけを聴くのは初めて。圧巻だな〜
「祝福」から始まって「アドベンチャー」で締め。アンコールは衣装替えして「アイドル」一発。盛り上がるな〜 フォーク調〜ロック調〜歌謡曲調、韻律、陽律とめまぐるしく変化してゆくのが面白い。
去年23歳のikuraは、その10年前の中学生でココさいたまアリーナでテーラー・スイフト見に来て感動して自分も歌手になるんだと誓ったそうだ。
ふと、やまがたすみこに声似てるな、と思った。
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kaneko_power009 at 12:09|この記事のURLComments(0)音楽 

2024年11月21日

『グラディエーター2英雄を呼ぶ声』

『グラディエーター2英雄を呼ぶ声』を見るために24年前の正編を配信で予習。
枚組のデラックス・コレクターズ・エディションDVD買ってるのに一度も見ていなかったので”こういう話だったのかぁ”と新鮮^^で満腹 になるけど、最後に唯一アレ、あの男の子どうなるのか描いてないじゃんか、と思って翌日見た2はその子の話だったのね凄いぞスコット卿、24年前からやるつもりだったのね、デンマークの超美人コニー・ニールセンも殆どお変わりなく美しい。
二日間で何百人の殺戮を見たのであろう、幾つ首飛んだ?2はドルビー。
でも、24年前は911もなかった世界だったが今や終わりの見えない戦争が二つも進行していて殺戮シーンは以前より暗く重く、正編の痛快さが失われ、訳のわからない状況になるが、それこそ今の時代にふさわしいのかも・・・デンゼル・ワシントンは現代から古代へタイムスリップしたイコライザーみたいでローマ人に見えん。直前の予告編に太ったラッセル・クロウが出ていたが主役感が無かったな、クレイブンハンターちゅうのか、それも見てやろうかな・・・

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2024年11月18日

『ロボット・ドリームズ』

『ロボット・ドリームズ』は童心に戻れるというか、キャラクターは単純な線のマンガながら背景は細かくニューヨークの街が描かれ、ノスタルジックな音楽で、始まるなり幸福感に包まれる。洋楽無知の僕もアース・ウインド・アンド・ファイアーは知ってる・・いや、”シャザム”でSeptemberって調べたんだけど、これがほぼテーマ音楽で70年代末の雰囲気の中、孤独なドッグにデリバリーの組み立てロボットが届いて、遊びと友情、そして本当にロボットが夢を見る展開に・・更に調べたら阿部慎之助の登場曲だってエ〜調べなきゃ良かったが・・『最強のふたり』でもオープニングで使ってるって。?・・最強のふたりから何かヒントあったってことかな、関係ないかも。でも、ドッグとロボットは最強のふたり。でも金属は海水には浸からない方が良いですね。
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kaneko_power009 at 12:01|この記事のURL見た映画 

2024年11月17日

ChatGPTに邪馬台国を聞き「漢委奴国王」の金印を考える

ChatGPTさんに「邪馬台国の九州説と近畿説について今あるデータで考えるとAI的にはどっち?」と聞いたら「AI的には近畿説の可能性がやや高いと考えられます」だって。(もっと細かく聞いてますが)


高校日本史教科書に載っていた江戸時代農民の甚兵衛が志賀島で発見の「漢委奴国王」の金印(福岡博物館)が偽物だったと10年くらい前にネットで読んで以来、それが定説アレは偽物だヨ知らないのみんな〜とか思い込んでいたが今やどうもそうでもない風潮みたいだなと調べてみると、2006年に千葉大名誉教授の三浦佑之が『金印偽造事件—「漢委奴國王」のまぼろし』という本を新書で出して偽物と主張したが、その後江戸時代には金印の取手にある立体の蛇の知識とか偽造の技術が無かったという反証で今や本物説が勝っている状態にアッサリ戻っていた。

この金印は倭国王「師升」がAD107年に奴隷150人を後漢に朝貢した見返りなんだ(魏志東夷伝)とずっと思いこんでいたが、それも違っていて、それ以前のAD57年に「(誰かは書いてないが)委国王と認めるぞよ」という印であった。もらった人が誰なのかはどこにも記述は無いということで、日本史テストならバツだった。「倭」ではなく「委」なので、「わ」とも読めるが、伊都国のことかも知れない・・ということらしい。

で、今回GTPさんにまた聞いたのは、「師升(すいしょう)」って「師」がリーダーとかの地位を表して「升」が名前の発音を表しているんじゃないの?と、聞いたら、「非常に鋭いご指摘です!**「帥升」**という名前が地位(称号)を表しているのか、それとも単に個人の名前の音を漢字で当てたものなのかという点については、古代の中国と倭国の関係を考える上で重要なテーマです」と答えてくれたのでAIに褒められたぜ、と言いたいわけでした^ ^

kaneko_power009 at 11:58|この記事のURLComments(0)歴史 

2024年11月16日

ナイト・シャマラン『トラップ』

ナイト・シャマラン『トラップ』を見て、日本に来た時会ったのいつだったかなと探したらもう20年前の『ヴィレッジ』だった。ほぼデビューのブライス・ダイス・ハワードも初々しくこの時は私は親の七光ですみたいで自信無さげだったが、シャマランは自信たっぷりだったけど、『ヴィレッジ』はコケたらしい。その後また大ヒットあったり大コケあったり、シャマランは似たような似てない映画で浮き沈みが激しいが『トラップ』はこの夏『デッドプール』『ツイスターズ』に続いてヒットしたようだが、なんか、これでいいのと思うが、楽しめることは楽しめる。思い返すと『シックスセンス』は格調高かったんだな。
<2004年8月25日>

kaneko_power009 at 11:53|この記事のURLComments(0)見た映画 | 女優