2017年08月05日

東京喰種トーキョーグール

映画「東京喰種トーキョーグール」は根幹が狂っている。

“人を喰わねば生きていけない種族の哀しみ”を描きたいなら、その種族の特性・設定なりを、もっと深く考えて貰わないとその種族には共感出来ない・・と思いきや、”そんなものに共感する事は不可能不必要だ”というテーマも同時にあるから、それが免罪符のように作用して、筋を追うには“それは分かりきった事だろ”とか思わないから退屈はしないが納得は全く出来ないまま最後までゆくので見続けるのが苦痛だ。
残酷描写が苦痛なのでは無く、筋立てを理解しようとしてもさせない仕組みになっているから苦痛なのだ。主人公は冒頭グールに襲われて死ぬが、何故かグールの内臓を移植されて生き返り、グールになってしまい、どれだけいるのか分からないくらい次々現れる実はグールだった人たちのコミュニティに入ってゆく。
一方、グールを退治する側は何か特権的な武器を持っていて、凄いスピードで飛び跳ねて腕力も最強のグールを退治することが出来るが、その武器が何なのか最後まで分からないから、どうして退治出来るのか分からない。
最新の捜査網を以ってしても、普通の喫茶店にあるグールのコミュニテイを発見出来ない理由も分からない。
要は、対決シーン残酷シーンだけあればいい、あとは理解されなくても役者が一所懸命演じれば、SFXが説得力あればお客は着いて来るという思想に貫かれており、実際、お客は着いて行ってヒットしているみたい・・・・

kaneko_power009 at 10:37│Comments(0)見た映画 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔