2017年08月22日

走れなくなった瀬古

ツイッターではちょっとグチっぽいことを呟くとワッ!とリツイートされる傾向にあるが、昨日少し話題になったのは84年に撮ったロマンポルノ監督第3作『イヴちゃんの姫』が映画クイズになっていたので、それにかこつけて・・・

“ゲームのデータがフロッピーディスクに記録され、そのディスクが何億円もの価値があるという設定に、日活の重役は「あり得ない」と言って「もっと脚本を練ろ」と叱られました。当時オリンピックで瀬古が息切れし「走れなくなった瀬古のような映画だ」とも言われました”

というふうに呟いたら『リンキング・ラブ』を宣伝するよりツイッター界では反応が大きかった、というわけ・・・

脚本は佐伯俊道さんで、フロッピーディスクの争奪戦の結果が「ゲームのデータ」というオチに”コレ面白いよね”と二人でほくそ笑んでいたら、合評会でそこを専務から叱られたのは確かですが、当時未だ演技未熟の歌舞伎町のアイドル、イヴちゃんに『ファールプレイ』のゴールディ・ホーンみたいな高度な芝居を要求してカット割りも『ファールプレイ』そっくりにやったことに結果着いていけない感じがあったのだろうと思います。

これがデビュー作『宇能鴻一郎の濡れて打つ』では宇能鴻一郎ブシである”私〜なんです”を踏襲して『エースを狙え!』のパロディをやっても当時の日活重役は気づかず、山本奈津子が生き生き演じてくれたので会社の評価は良かったのでした。

それでヒットシリーズ『百合族』を那須博之さんからバトンタッチで任されて二作目は興行ヒットしての第三作が期待されていたら”走れなくなった瀬古”と言われ・・・

という結果で「こりゃあ一年くらい干されるだろう」と那須さんと年の瀬にインドネシアに一ヶ月の予定で旅立ち、途中で別れて正月に台湾で再会したら「金子君がゴールデンウイークの監督に指名されたって、早く帰った方がいいよ」と言われて1月15日に帰り、『みんなあげちゃう♡』を撮ることになったというラッキーな話で・・・そんな長文回想に至るのも、『リンキング・ラブ』の田野優花と石橋杏奈が、生き生きと映画を支えてくれていると確信してるから・・・と宣伝に繋げてもいいですか。

kaneko_power009 at 14:23│Comments(0)思い出 | LINKING LOVE

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