2018年06月29日

『1999年の夏休み』デジタル化チェック(7/28~新宿K'sシネマ)

『1999年の夏休み』デジタル化作業チェックの上映に立ち会うため、久しぶりにイマジカに行った。
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他の人の試写では結構呼ばれてるが、自分の映画となると2012年の『青いソラ白い雲』や『Living in Japan』以来になるか・・・と、結構ドキドキしてたのは既に“30年ぶりにデジタルリマスター公開!”という言葉によって浸透し始めているが、「午前10時の映画祭」などの書き込みで「デジタルリマスターと期待して見たが映像がポヤポヤだった」という観客の声を読んだことがあるから。
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それは基本、フィルムを信号にするから当然そうなりがちのところ、そうらならないデジタル技術の時代になっていて、映画だけでなく様々な分野でかつてのアナログ時代の再現がデジタルで出来ているがそれでも再現出来ていないゾと感じる鋭敏な感性を持った観客がいる・・・から、のうえに、黒澤明だったらワンカットごとチェックする予算もあろうが、こちらは全体で判断しなければならないので、ドキドキするのだ。Twitterでは「どうせやるなら4Kで」とか事情を知らない人が書き込むしちょっとでも言い訳すると叩かれるし・・・
それで、上映は高間賢治カメラマンからすると「全く古くなってないよ、すごい!」と興奮するほどであったが、フィルムの粒状性が好きだった時代の記憶からすると、完璧にその通りにはなっているのでは無く巧く再現している、と本能的に感じた自分がいる。
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これは8ミリ映画からスタートした自分がプロになって撮った35ミリフィルムを実物そのものでは無くコピーしているものであると言っている奴が脳の奥深くいて、でも、その時代って巻替わりの右上丸ポチも好きだったのか映写のガタツキもフィルムの傷も一緒に好きだったのか、と自問自答するとそうでは無い別にそこまで好きじゃなかったものを再現出来ていないと文句をつけるのも変なんじゃないのと脳の中で論争している。それをこの映画のストーリーが脳を混乱させるように謎をかけながら見せてくれる。カオルはユウなのか、あれ?そういうつもりだったのね、と自問自答に重なり・・・つまり、30年を経たら、実は再現では無く新しいものを見ているんだ、という事に気づいて面白くなった、というわけであった。もともとあった謎かけが、30年経って更に深くなっているじゃないか、フフフ・・・
でも、やっぱり当時も気になっていた事が蘇って来て、そこをなんとか出来ないか、と高間さんやイマジカの方と相談しつつ、彩度や色を微修正、次の試写が決定版となる。音は直せないが・・・
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今まで見た事ない人で、見たら公開前に多少影響あるメディアなどに好意的に記事化出来る方に見て欲しいが・・・宣伝部に連絡して・・って、あ、宣伝部なんて無いんだわ。

kaneko_power009 at 00:47│Comments(3)1999年の夏休み 

この記事へのコメント

1. Posted by 豆はんてん   2018年07月06日 21:14
監督、Mステでミポリンの紹介時に「どっちにするの」が流れたじゃないですか!
チェリーさんも見られて感動です!
事前告知して下さいよー(笑)
2. Posted by 金子修介   2018年07月07日 12:07
映画が流れたんですか?
許諾申請あったかどうか、自分でも分からないもので。こちらが忘れたのか、先方が忘れたのか・・・
3. Posted by TOMO   2018年07月20日 03:48
5 ブルーレイ化する前にはぜひ精査させてくださいw
失明する覚悟で臨みます。

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