2018年08月08日

『1999年の夏休み』撮影・高間賢治さんトーク

『1999年の夏休み』公開30周年デジタルリマスター版モーニングショーで、連日新宿K‘sシネマにアフタートークショー通いしているが、8日はカメラマンの高間賢治さんが中国絡みの作品をドタキャンされたので飛び入りで来てくれて、当時の話で盛り上がり、客席も殆ど満員。

僕とはこの映画が初めての出会いだったが、山川直人監督作『ビリィザキッドの新しい夜明け』を試写会で見てのオファーであった。公開時よりも、今の方が「映像が綺麗」と言われる事が多いが、本人は「綺麗に撮ると言うより、撮りきれるきれるかどうか余裕が無いほどの忙しい現場だったので、映像美とか言われるなんて夢にも思わなかった」と言う。

でも、トリュフォーが撮影監督ネストール・アルメンドロスと組んで「ローソク3部作」と名付けた『緑色の部屋』『恋のエチュード』『アデルの恋の物語』の話はずっとしてましたよね。

ランプの弱い灯りだけで撮るために、当時日本でも使えるようになっていたファストレンズ(キューブリックが『バリーリンドン』で使ったのはNASAが開発した更に特殊なレンズ)は、誰も絞り開放なんかで使っていなかったけれど「高感度フィルムが出ているので映るはずだろう」(当時は最高でASA400)「そのため周りは明るくなり過ぎないように色が悪いから御法度とされている蛍光灯の弱い光を使ったらどうか」「ビリィザキッドで”色評価蛍光灯”を一本使ったら悪くなかった」「色評価蛍光灯は緑っぽくならなくて白っぽい発色するか大丈夫だ」「秋葉原で安売りしている」と撮影照明で話し合って照明技師の安河内央之さんが20本買いに行った・・・から、日本初の本格的「蛍光灯照明映画」が誕生したんでしたよね。
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kaneko_power009 at 10:30│Comments(0)1999年の夏休み | 思い出

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