2018年12月03日

燐光群『サイパンの約束』

燐光群『サイパンの約束』の最終日に駆け込み、感銘を受けた。
渡辺美佐子さんが、戦前戦中は日本の領地として栄えていたサイパンの記憶の中にいる老女役を強い存在感でリアルに演じているが、それを映画に撮ろうとしているスタッフが、彼女の記憶をなぞるように昔の人物を演じていると、舞台空間ごとその時代となってゆくという、複雑だが演劇ならではの手法で面白く見せてくれる。
サイパンを占領されたので本土爆撃が可能になったということによって、そこに色々なドラマが改めて発生したのだと知る。
過去と現在を行ったり来たりしながら、今現在の事柄を貪欲に入れ込みつつ、戦争さえなければ・・という繰り返される言葉は、未来への警告である。
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kaneko_power009 at 12:09│Comments(0)演劇 | 歴史

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