ばかもの

2011年10月19日

『メサイア』公開、ぴあ満足度2位発進でスタート

10月15日、台風が近づいて雨がパラパラと降り始める頃、TOHOシネマズ川崎の第一回目上映前に、荒井敦史・木ノ本嶺浩・井上正大・陳内将ら四人のメンバーと舞台挨拶に立った。
先ずは、イケメンバーの顔と名前を覚えて頂戴。
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荒井敦史(「ポールダンシングボーイ☆ず」漫才のアツシ)
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木ノ本嶺浩(仮面ライダー・アクセル)
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井上正大(仮面ライダー・ディケイド)
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陳内将(「ポールダンシングボーイ☆ず」DJのショウ)

荒井君が「お足元の悪い中」木ノ本君が「雨の強い中」井上君が「風の強い中」、それぞれ「お越しいただきありがとうございます」と挨拶を切り出すと、陳内君は「本日はDICEの中にお越しいただき……」とちょっと変えてみたりする。(DICEというビルの中にTOHOがある)
僕は、「朝早い中」と言ってみた。

四人はとても仲良く、20分の舞台挨拶のあいだじゅう、じゃれている感じで客席を沸かしていた。
ホント、そういうの上手いもんだ、と感心する。
大して打ち合わせしてるわけでも無かったが、クロストークが炸裂。

次の池袋サンシャインシネマでも言ったんだが、僕はアイドルグループの研究家であることは、このブログの読者なら知ってますよね。
実は『メサイア』チームのメンバーは、アイドルグループの役割分担に添っているのだ。

アイドルグループには必ずマンネ(末っ子)がいる=荒井。見るからにしっかり者の表向きリーダー=井上。一歩下がっているが実は作戦立案者で真のリーダー格=木ノ本。一見、チャラいけどやる時はやる奴=陳内。これが、警視庁警備局外事課5係、通称サクラの四人組である。

彼らが制服を着て揃って立つ姿を見てるとアイドル歌謡の前奏が聴こえて来そうでしょ……え? そういう映画じゃないだろって?……そういう映画じゃないです真面目なスパイ映画です……え? 少年スパイのどこが真面目なの突っ込みどころ満載だろだって、高校生が公安のスパイってアンタね……
……という感じでお楽しみ下さい。笑ってるうちにフとマジにツ〜ンとなって泣けちゃうかも、ですよトモダチを想って。

川崎の次は池袋で、ここに逢沢りなちゃんが現れました。紅一点なんでドーンと大きく。
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更に生徒会長役の加藤慶祐君も参戦。この人も仮面ライダー出身
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という訳で、全員揃って集合写真。
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「みんな大スターになること、間違い無し!」と宣言致しました……からには責任持ちます。
リーダーの井上君が「なんで半ズボンなんだよ」とマンネの荒井君から突っ込まれてましたが。

舞台挨拶が終わった後、ホッと一息つくところでパチリ。
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なんちゅー顔してんだ、荒井、そんなんじゃ責任持てんわ……

このあと、池袋の某居酒屋で昼から打ち上げ。

更に僕は読売ランド前駅のシネマバー・グリソムギャングにて金子特集第三弾『ばかもの』で仁科貴君とのトークショーに向かった。

そんな感じでスタートした『メサイア』、ぴあの観客満足度調査では、『電人ザボーガー』に継いで二位だったそうです。
どうぞよろしく。

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2011年01月05日

香港アジア映画投資フォーラム(HAF)に『夏休みなんかいらない』で参加 9th Hong Kong-Asia Film Financing Forum

あけましておめでとうございます。

2010年は、前半厳しく、後半バタバタと忙しくなった年でした。

「厳しい」というのは、オリジナル映画企画『夏休みなんかいらない』が実現に至らず、オファーされていた姉妹バレエ物語『テレプシコーラ』はメディアファクトリーが映画から撤退したので流れ、『桃太郎&一寸法師&かぐや姫』は牛歩の歩み、日本が石油を産み出す細菌を開発するという大作『ペトロバグ』も見通しが立たず、テレビシリーズ『命売ります』は主演俳優がテレビ局と折り合わず流れ……

更に、『ばかもの』の公開がなかなか決まらず、何かチョロっと書くと、そこだけプリントアウトしてラインマーカーを引かれて叱られ……まあ、やめましょうね。

という前半に対して後半は、『ばかもの』が12月公開に決まるや試写と取材が始まり、『ポールダンシングボーイ☆ず』でディーボーイズ2=D2という実にイキのいいメンバーと仕事が出来、そのD2の荒井敦史と再び組んで『メサイア』を年末に撮り、『ばかもの』公開、忘年会は出来なかったけど……

という1年でした。

で、2011年ですが、『ポールダンシングボーイ☆ず』が5月、『メサイア』が9月公開という事は決まっております。
どっちもホットでクールな映画でっせ。
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『メサイア』の荒井敦史と井上正大、カッコいいっしょ

そして、3月には香港映画祭関連企画、HAF(HONGKONG ASIA FILM FINANCING FORUM)に『夏休みなんかいらない』(“We Don't Need a Summre Vacation!”)が1万本の映画企画の中から入選し、コンペを受けることになりました。

アジアの映画投資家たちが、この企画にノッてくれるか……

もちろん映画祭の方は『ばかもの』の上映にも興味を示してくれてるんですが、今日から字幕版を作り出したとこなんで間に合うか……
……だからもっと早く作っておけば……とか書くと、またラインマーカー引かれちゃうんでしょうかね。

kaneko_power009 at 22:37|この記事のURLComments(3)TrackBack(0)

2010年12月07日

「ばかもの」公開直前!スバル座前からUst中継敢行しました!!

12月5日有楽町スバル座前に10時集合した僕とジロッカーこと二郎と歴史アイドル・小日向えりチャンです。
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スバル座さんに挨拶し、現場の電波状況を確認して、だいたいこんな話をしよう、という簡単な打ち合わせしていると、あっと言う間に30分経ってしまい、中継開始の時間が迫る。

「こういうのは1分くらい前から流しといた方がいいんじゃない、始まりがハプニングぽく見えてさ」とか余裕こいて言ってると、二郎が「おかしいな」とiphonを振り出す。「ストリーミング出来ない!」
ええっ!?
おいおい、どうなってんだよ。が〜ん……
チョー焦る!!
ダメか……失敗か……と、いろいろな事が頭を駆け巡る。
ツイッターで告知して、松尾貴史さんや佐野史郎さん樋口の真ちゃんにもリツイートお願いしたのに……恥……
諦めかけた10時31分になって、二郎が「OKです」と言ってくれた。
よし!
ということでユーストリーム中継が始まりました。

けっこうドキドキしながら話すが、暫くするとちょっと落ち着いて来て、歴史の話に脱線したりして……
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この写真は奥さんと一緒に応援に駆けつけてくれた『ばかもの』カメラマンの釘宮さんが撮影してくれた。ホントにiphon一つで(原理的には)全世界に中継されちゃうんだからね(30人ですが)。
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ということで、第二部は、その釘宮さんにも登場して貰おう。

ということで目出たく中継は終わりました。
成功!
本当はもう一回ユーチューブ用に画質の良いのを撮ろうとしていて、松枝君にもデジカメを持って来て貰ったんだが、その松枝君、地下鉄の中で中継を見ていて「もういいんじゃないですか、この感じはもう一回やっても出ませんよ」と言われ、まあそうかもな、と思い、画質には問題あるが、これをユーチューブに投稿することにした。
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で、その後はえりチャンを囲んで、歴史トークでランチしたのであります。

いよいよ明日8日は『ばかもの』完成披露試写、18日から一般公開であります。

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2010年12月05日

本日10:30よりUst中継

『ばかもの』公開直前!金子修介が歴史アイドル小日向えりとスバル座からUStナマ中継、本日朝10時30分より
こちらから。

もちろん、後から録画でも御覧頂けます。

上手くいくかな……ドキドキするな……

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2010年11月30日

12月5日に小日向えりチャンとユーストリーム中継敢行!

12月18日公開の『ばかもの』公開に向けての金子修介プロデュースパブリシティ!のお知らせです。

12月5日、次の日曜日ですね、朝10時30分から、歴史アイドル小日向えりチャンが、レポートする『ばかもの』の公開プレイベントをユーストリームhttp://www.ustream.tv/user/jirockerで中継します。(まだやり方を勉強中なんで不安もあるんだけど)

小日向えりチャンは、歴ドルブームを牽引する知的アイドル。
これは、新撰組副長・土方歳三に扮するえりちゃんです。pb251992_p

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そして、横浜国大の卒業式には、諸葛孔明のコスプレをして出席したという強者。
また、「恋する三国志」と「イケメン幕末史」という二冊の著作を上梓。

え?
そのえりチャンが何で『ばかもの』のパブ?
『ばかもの』は男の十年史なんです。
つまり大恋愛大河歴史ドラマなんです。
群馬県高崎での……

ツイッターでも、随時お伝えしていきます。

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2010年11月27日

おすぎのシネバラ

12月18日公開の『ばかもの』紹介で、チャンネルNECO「おすぎのシネバラ」に出演しました。
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おすぎさんからは、「後半が良かった、目が離せなかった」と言って頂きました。CIMG3666
あと、「監督さんて、難しい人が多いけど、金子さんはいろいろ丁寧に教えてくれて助かった」とも。

「こういうジャンルは今まで無かったでしょう?」と聞かれたので、「僕は映画ファンなので、いろんなジャンルを見るし、いろんなジャンルが好きなんですよ」と言いつつ、期待されてるかなと感じて「怪獣は特に好きですが」とサゲて、スタッフの笑いを取りました。CIMG3695
『ポールダンシングボーイ☆ず』についても喋り、D2の魅力を語ると、更に興味を持って貰えたようです。

オンエアは12月17日で、公開の前日。

……ドキドキして来たなぁ。

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2010年11月21日

花と女

最近、どこへ行っても女性に囲まれてしまう金子ですが、11月17日は六本木スイートベイジルにおきまして、「花と女」と銘打ったコンサートでもこのように……
花と女
左からユウ/カオル役の宮島依里さん、『1999年の夏休み』の哀切な音楽を作られた中村由利子さん、僕、宮島と中村さんのボイストレーナー長谷川悦子さんらに囲まれました。これはコンサートが始まる前ですが……

この日、中村さんの名司会とピアノ演奏によって、宮島依里が「瞳はダイヤモンド」「木枯らしに抱かれて」「卒業」「1986年のマリリン」を熱唱しました。

他にも刀根麻理子さんが本田美奈子さんのメッセージ「ありがとう」を朗読、「アメージンググレース」「つばさ」を歌いました。

なんというか、実に贅沢な六本木ナイトなのでした。

そして、コンサートが終わると、やはりこのように……
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お琴を演奏した方や、客席にいらしていた国生さゆりさん(僕の左)も交え、記念撮影となりました。

中村さんの曲は心を落ち着かせる。
『ばかもの』撮影で高崎に行ったきりになっていた時も、ipodで聴きながら、夜の街を歩いたものである。
コンサートのトークコーナーでは、『ばかもの』の話をちょっとだけさせて貰い、チラシを入り口に置かせて貰ったら、全部はけた。

韓国でも中村さんは人気があり、ドラマの音楽も担当されている。
「冬のソナタ」のあの例の曲は、中村由利子の音楽が使えないから似せて作ったらヒットした、という話を聞いたことがある。

でも、そういうことを声高に言わないから、奥ゆかしい。
もう少し、僕らが言ってあげないといけないか。

kaneko_power009 at 22:29|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2010年11月04日

護あさなbayfm78で、金子「ばかもの」を語る

「ばかもの」キャンペーンを兼ねてラジオ収録しました。
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写真集には、なんと「史上最強のバスト」と謳われている護あさなチャンの番組で、千葉方面のBAYFM78で、東京でも電波の良い状況なら世田谷くらいまで聞けるはず。

ハナシは、怪獣映画から少女時代まで、あっちこっちに飛び回りました。。。

ディレクターさんが、なんと、少女時代の有明ショーケースライブに来ていて、僕と同じ回を、僕よりいい席で見ていたのであった。ウラヤマシイ……

最後は、「ばかもの」と「ポールダンシングボーイ☆ず」でまとめましたが。

あさなチャンと話していると、つい、目線が45度傾斜してしまいがちですが、顔も当然、実に爽やかでお美しい20才です。護あさな1
美人と会うと、いつもこういうダラしない無防備顔になってしまいますね。後ろから斬られるぞ。

放送は、多分、月末になると思います。

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2010年09月03日

「少女時代」ライブに「ばかもの」監督PART3

「ソニョシデ=少女時代」の初ライブに妻+娘+礼儀正しいMちゃんと行って、軽部さんとお話し、「めざましテレビ」で紹介してもらったら、ブログ開設以来のアクセス数になった。

全世界からアクセスあり、もちろんお隣り韓国からも多数。

恐るべしソニョシデのパワー。

この機を利用して、また「ばかもの」の宣伝を……してばかりいると、12月公開までには飽きられてしまうでしょうか。
いよいよマスコミ試写、始まりました。

来日を機に実名にしたツイッターも、アイコンはコレ。
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2010年08月30日

「少女時代」ライブに「ばかもの」監督PART2

25日は「ソニョシデ=少女時代」の日本初ライブに行って来た。
チケットを手に入れてくれたのは妻と、妻の友達のO YUKIさんで、この方は、たいへんなソン・スンホンのファンである。

チケットと言っても、紙では無く、携帯電話に配信してくるデータなので、正直、ゲットするのに苦労した。

何度やっても出来ないので、諦めかけたんだが、迷惑メール対策をしているのを思い出し、それを解除したところ、やっとアプリケーションをダウンロード出来て、そのiアプリに、チケットが配信されて来たのであった。
ダフ屋排除にはいいんだろうが、こりゃ、オヤジ世代以上には相当キツいんではないだろうか。
迷惑メールも来るようになってしまったし。

妻は、「愛しテヨン少女時代」というサイトをやっているババロアさんという人と連絡取り合って、余りを回してもらった。
このババロアさんという方は、更にディープなファンのようだ。

こうして、私、妻、娘、娘の友達のMちゃんの四人で、有明に向かったのである。

思い返すと昨年の秋、ちょっとこれ見てよ、とウチで「少女時代」のPVを紹介した時って、みんなの反応は冷たかった。
娘は「脚長っ」と言ってたが、妻は無言だった。
息子とは「AKBと比べてどっちが……」という不毛の論争になってしまった。
新大久保の韓流ショップに行っても、グッズは極く僅かしか無かった。
それを買って、下敷きとかノートとを映画スタッフに見せたら、「監督、大丈夫ですか」という顔をされた。

しかし、「ばかもの」の音楽監督MOKUさんにCDを聴いて貰ったら、「この音楽カッコいいですよ!」と言って貰い、ビジュアルだけの魅力ではないことが確信出来た。
楽曲も相当いいのである。

K-POPナイトなるものにも行ってみた。
ソニョシデのコピーグループ、ペリシデ(フェリスの学生)の踊りに熱狂する若者たちの中に、暫く埋もれていると、「キテル」感じがした。

そして、気が付くと、いつの間にか、娘も、妻も、O YUKIさんもファンになっていたのである。

思い返すと、ソウルでの「ガメラ」初上映の劇場にこれが立っていたのが、始まりであった。少女時代

「これ何?」とスタッフに聞いたら、今、韓国で一番人気だ、というので調べていくうちにハマってしまったのである。

と、いうようなことを、有明で取材に来ていた「めざましテレビ」の軽部さんに話した。(8/31オンエア)

会場近辺にも、コピーグループが何組も来ている。

そして、いよいよ、ナマ「ソニョシデ=少女時代」である。

ハッキリ言って、超絶可愛かった。
分かっていたけど、衝撃を受けた。

ステージでの彼女たちは、魅力満開であった。

○○は思ったより太いな、とか、○○が一番可愛いな、とかはあるけど、基本、全員水準を遥かに越えてるところでの比較なんで、敢えて細かく描写はしない。

韓国の番組で、軍人のファンが、「我々には三つの忠誠心がある。一つは上司、一つは国家、一つは少女時代への忠誠である」なんて言っていたが、確かに、9人の美女軍団というだけあって、ちょっとミリタリックな感覚もある。

日本でウケるか?という心配もあったが、娘もMちゃんも、満足そうにしており、なんか、ウケそうである。

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2010年08月25日

「少女時代」ライブに「ばかもの」監督

いよいよ、本日有明コロシアムにて「ソニョシデ=少女時代」の日本初ライブ。応募者増えて、3回もやるんだそうだ。
地下鉄やCDショップで見るメインイメージはコレ。
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実は本来ユリがセンターになることは少ないんだが、ユリが日本にはウケるのではないか、という読みか?
この人は結構ひょうきんで、「私が可愛いのは母譲りです」と言ったり、エロダンスしたり、もの真似したりしている。
(もとネタが分からないから似ているかどうか分からないが、メンバーのティファニ“左から二番目”の真似はオカシイ)

ソニョシデ来日を記念して、ツイッターを実名にしました。
ソニョシデ宣伝&「ばかもの」宣伝&自己宣伝の為。
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「ばかもの」もいよいよ宣伝活動開始。仮ホームページが解説されました。

9月からマスコミ試写が始まります。

やっぱり、公開がハッキリすると、スッキリするな。

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2010年04月13日

「ばかもの」IN高崎映画祭

4月10日、「ばかもの」が高崎映画祭で上映された。

市民文化ホールは700の座席がある大ホールだが、ほぼ埋まり、僕は、その中で久しぶりに映画全部を通して観た。

内田有紀が、成宮寛貴が、中村ゆりが、白石美帆が、池内博之が……
スクリーンの中に生きている……
去年の撮影の事を振り返り、つい思い出に浸ってしまう。

正直、行く前は、夕方に点灯した日比谷のネオンを見ながら、暫く東京ともお別れかよ、とセンチな思いに襲われたものだが、撮影中でのスタッフ・キャストや高崎の人々の暖かさ、場所が醸し出す空気によって、今や、「また行きたい場所」になってしまった高崎……そこで、映画を上映し、街の人々に観て貰い、その人々と一緒に観られる、という贅沢な時間を感じたのであった。

上映が終わって、舞台挨拶となり、壇上から、観客の方々の視線を感じながら、勝手なお喋りをさせて貰った。
これも、気分に酔ってるような感じで、本当に楽しかった……
なかなか、無いですね、こういう気分って。

その後は、原作の絲山秋子さんも交えての交流会があり、「金子さんに監督して貰えて本当に良かった」と言って頂き、光栄の至りです。
やはり、こうして見ると、絲山さんの創造した人物たちが、絲山さんの拘る高崎でドラマを繰り広げているのが、良く分かるのであった。
撮っている時は夢中なので、実はそこまで分からない。

交流会の後は、撮影当時に通ったナバホラーメンに行き、そこへ高崎映画祭実行委員の方々が来て、ワインの店に連れて行って貰い、各種ワインを飲み比べ、ホテルまで送って貰う途中で降り、東京より少し遅れて満開になっている夜桜を見に行ったのであった。20100411005634


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2010年02月11日

ヨコハマ映画祭へ

最優秀新人賞をゲットした満島ひかりへの花束プレゼンターとして、ヨコハマ映画祭へ出席することになったら、「今年注目の映画」として『ばかもの』の宣伝をしてくれると言う、あったかいね、ヨコハマ映画祭。

そこでポスター出来てないの?と聞いたら、まだチラシすら無いという事で、急遽、自家製のチラシをプリンターで230枚刷って持って行った。

今回、出演もしているナカヤマミチコに写真と文章を渡して、デザインしてもらったレアものチラシだ。
関内ホールの会場は千人以上いたから、全然足り無かったが、キビシイ評論家の先生方には手渡しで配り、しっかり宣伝しておいた。

もしかしたら、ゆうばり映画祭にも間に合わないかも知れないから、更に増刷して持って行くか、このチラシを。
僕は、舞台から「今年は“ばかもの”の金子修介で行きます!」と力強く訴えましたよ。

ひかりちゃんは、賞慣れしたかも、と想像してたが、獲れば獲るほど緊張が高まっているみたいで、逆に報知の時よりアガっていたようだった。
頭のいい役者というのは、そういうものなのかも知れない。自分のポジションが分かってくる、というか。

僕がヨコハマで25年前に新人監督賞を獲った時は、監督賞は和田誠で、脚本賞は伊丹十三。
今回は、新人監督賞が大森寿美男と鈴木卓爾、監督賞が緒方明、脚本賞が西川美和。
こういう粋な采配をするんですな、ヨコハマ映画祭は。

21年前に『1999年の夏休み』で監督賞を獲った時には行けたが、14年前に『ガメラ』で再び監督賞を獲った時には『ガメラ2』の撮影で札幌にいたので行けなかった。そこで、キグルミを代行で行かせた。もちろんガメラの。
自分の声をテープに録音し、中に入る宣伝部の人に託したのである。
主演女優賞が『ラブレター』の中山美穂、助演女優賞が『ガメラ』の中山忍だったんで、「美穂、お元気ですかーっ」と録音した。
……ウケた、と聞いたけど、本当にウケたかな……

という事で、ひかりちゃんの後は、岡田将生、安藤サクラ、松重豊、岡田義徳、小西真奈美、堺雅人、柳島克己、西川美和、らの授賞が続き、ちょっとウズウズして来たんで、『座頭市』の宣伝で来ていた阪本順治に、「緒方明の時に袖に飛び出して行って、オガタ!って叫ぼうぜ」と誘ったら、「飲んでないとそんな、やれませんよ」と断られる。
じゃあ一人でもやっちゃろか、と思っていたが、想像すると、やっぱり一人でそれやったら客は引くよな、と思って控え室に戻ると、すっかりやる気になっていた阪本、「タイミングは緒方が花束を貰って、マイクが上がって来て喋ろうとした瞬間ですよ」と演出プランを示す。さすが『どついたるねん』の監督。
その阪本に、袖で「裏切らないで下さいね」と念を押されると、そういう発想は無かったが、一瞬、それも面白い、と思ってしまった。
阪本が一人飛び出して恥をかく、みたいな?いや、僕はそういう意地悪な性格では無い。どっちかと言うと、素直な性格。
で、いよいよその瞬間、ドキドキして来たが、若くて運動神経の良さそうな阪本に一歩遅れて飛び出し、二人で「オガタ!」「オガタ!」と叫び、僕は「のり弁!」と追加して、ダダッと袖に戻った。
「あれで考えてたスピーチ真っ白ですよ、緒方は」と笑っていた阪本だったが、賞慣れしている緒方明は、スグに立ち直り、しっかり笑わせてグッと泣かせるスピーチで締めたのだった。さすが『独立少年合唱団』の監督。
「ヨコハマだから出来るんですよ、ブルーリボン賞でこれやったらつまみ出されますよ」と阪本。
そう言えば、ブルーリボン賞も『ガメラ』で監督賞獲ったが、『2』で行けなかったんだっけな……

後で、緒方明は「やるんなら、あんな中途半端じゃなくて、プレゼンターの女の子から花束を奪って渡すとかさ、もう一工夫して欲しかったなあ」と、これも演出家のダメだし発言。嬉しそうだったけど。

映画祭って、何も受賞しないで行く方が、リラックスして楽しいんですよ。

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2009年12月24日

「ばかもの」ゆうばり映画祭へ

成宮寛貴&内田有紀主演の映画「ばかもの」は、2月のゆうばりファンタスティック映画祭で上映される事が決まった。

作った方からすると、これってファンタスティック映画なの?というのもあるが、SFXがなくとも、ある種のファンタジーな世界と思って見てくれても構わない。

九州湯布院映画祭から北海道ゆうばり映画祭を経て、いよいよ全国公開への準備が着々と進んでいる。

ことあるごとに、僕も「来年は“ばかもの”をやります」と言っているが、題名にインパクトがあるのか、相手の反応が面白い。

樋口真嗣は、僕が「“ばかもの”が……」と言う度に「何ですか失礼な!」と返す寒いギャグをやってくれるし、久しぶりに会った評論家の内海洋子さんは、「自伝?」と突っ込んでくれる。

内海さんと会ったのは、報知映画賞授賞式の会場。
僕は新人賞の満島ひかりの後見人みたいな感じで、彼女のテーブルに呼ばれていた。

報知映画賞審査員の渡辺祥子さんや斉藤安弘さんとも久しぶりだったが、お二人とも「“プライド”は良かったですよ」と言ってくれた。嬉しいですね。

授賞式では、なにしろ「プライド」の映像がいの一番に流され、萌が日本刀を振り回すシーンが列席者の息を呑ませた。そして、その後、最初に受賞の言葉を述べるひかりちゃんは、メチャクチャ緊張していた。
まあ、緊張しなけりゃバカだろ。すぐ目の前に渡辺謙や石坂浩二、角川会長、根岸吉太郎監督や松たか子が座ってるんだもんね。

来年は成宮君と有紀ちゃんに上げましょうか、審査員の皆さん。

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2009年09月24日

したまちコメディ映画祭で「ばかもの」を宣伝

浅草でやってる下町コメディ映画祭でやってる韓国コメディ映画『タチマワ・リーDACHIMAWA LEE 』という妙な映画を観に行った。

どんな映画か知らずにプロットを読むと、「日本帝国占領下の韓国、国宝の黄金の仏陀が盗まれ、伝説のスパイ、タチマワ・リーが奪還を命じられる」とあり、なんか、面白そう。監督が韓国のタランティーノと呼ばれているそうなリュ・スンワンRyu Seung-Wanということで、なんか期待出来そう。

だが、観る前に、司会の伊藤さとりさんや大場翔太君と会ってしまい、関係無いのに舞台に上げられてしまった。
「監督は韓国映画お好きなんですか?」という質問に、
「チャングム大長今は全部見ました。イ・ヨンエ李英愛 Lee Young-Aeのファンなんで」という的外れな答え。映画じゃないだろ、チャングムは。
更に「ぺ・ヨンジュンBae, Yong Joonもファンなんです。彼を見ると胸がキュンとなります」と的外れは続く。そうなのだ、僕はヨン様のファンなのだ。「冬ソナ」も全部見たぞ。最近はチェ・ジウ崔志宇のファンはやめているが……
一応「日韓の涙の感性は共通するものはあるが、笑いはどうなのか分からないので、それを確かめたい」とマトモな事も言ったんだけれど。

あと、「ばかもの」の宣伝をして、客席に戻った。
「ばかもの」はまだ宣伝部がいないから、監督だけで宣伝をしている、という状況なんですよ。
はよ宣伝してくれ〜

映画は面白かったが、やはり、分からないところが多い。
題名も「立ち回り」をもじっている訳だが、それがオカシイというセンスを日本人は直感的には理解出来ないであろう。
小太りの塚地似の主役がモテモテ007みたいでオカシイという感覚は良く分かるが、塚地じゃないから親近感を持つまでに時間はかかる。
しかし、この人、身体はってアクションしてるので共感出来る。
女優は奇麗だったから楽しめる。CGも結構あって、貧乏な現場では無いと感じられる。
日本軍人が日本語を話すところは、韓国人にも理解出来るように日本語ふうのイントネーション韓国語になっていて、これは60、70年代の韓国映画にあった手法で、この映画はそのオマージュだという解説だが、それをオカシイと分かる感覚はあっても、爆笑には至らないかも知れない。
韓国人の大袈裟な感情表現をパロディとして描いている、というのは面白い。仲間が死ぬ時にボロボロに泣いて鼻水やヨダレが洪水のように仲間に注がれて咳き込む、というギャグがあり、爆笑した。

上映後、映画祭プロデューサーで映画の字幕も担当したいとうせいこうさんが舞台に上がり、「この面白さを多くの人に伝えたいが、DVDにもならず、闇に葬られる可能性の方が高い。今日の上映が日本で見られる最後かも知れません」
と言っていた。
う〜ん、凄いものを観たのかも知れない。

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2009年09月01日

「ばかもの」 in 湯布院映画祭

湯布院映画祭で「ばかもの」ゼロ号が上映され、万来の拍手を受けた。

うるさ方映画ファンが集まる「伝説のシンポジウム」でも、「極上の娯楽映画」と評された。

特に嬉しかったのは、湯治にいらしている大正生まれの女性の方がたまたまこれを見て、「私は大正生まれで八十越えてますから、最初の(エッチな)ところは恥ずかしかったけど、どんどん引き込まれて、素晴らしいと思いましたわ」と言ってくれた事である。

泣いている人もたくさんいた。

「これはヒットしますよ!」という力強い言葉も多く頂いた。

うまい酒を呑み、おいしい料理を食べ、映画談義に花を咲かせ、ほろ酔いで温泉につかり、すっかり浮世離れ。


俗世に戻ったら、政権交代していた。

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2009年08月27日

「ばかもの」湯布院映画祭へ

『ばかもの』は、キャスト、スタッフ、みんなが頑張ってくれて、最後にmokuさんが切ない音楽を作ってくれて、じんわりさせてくれる。

歌姫shelaの「めぐり逢い」には、私が詞を提供した。

まだゼロ号プリントなのであるが、これを持って明日、湯布院映画祭に向かう。
……さて、どんなふうに受け止められるでしょうか。

普通、映画祭には、監督は女優さんを連れて行って周囲を羨ましがらせるものなんであるが、今回はもっと面白い男=スーパー助監督の猪腰弘之を連れてゆく。


ところで、KANEKOGUMI英語版をやってくれているNorman England氏が、こんなページがあるよ、と教えてくれた。
英語の得意な方、読んでみて下さい。ちょっとした間違いもあるけど。

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2009年08月21日

「ばかもの」ダビング中



「ばかもの」は日活撮影所にてダビング中。


mokuさんの哀切なメロディで、どんどん名作になってゆく感じだ。

……切ない。

こんな切ないものを作ったのは、始めてだ。


今月末には、湯布院映画祭で上映される。



でも、それは、ゼロ号プリントなんです。


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2009年07月16日

首相官邸にて

二年前、安倍首相の時にも「ものづくり日本大賞」の「有識者選考委員」なるものを引き受けたんだが、第三回目の今年も頼まれ、その総理大臣賞授賞式が、昨日、首相官邸で行われた。
IMG_0088a

いろいろタイヘンな時期の麻生総理も当然、出席して、受賞者の皆さんを励ますスピーチ。
麻生総理a

安倍さんには「デスノート」の話をした瞬間に嫌がられてしまったが、麻生さんならそんなことは無いだろう、と思ってプラス「ばかもの」の話をしようと思っていたら、すぐに退席され、お近づきになる機会は無かった。もしかしたら、もう……
IMG_0089

仕方無いので、おいしい料理をたらふく食べた。

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2009年07月10日

「ばかもの」編集作業中

「ばかもの」の撮影は終わり、編集&仕上げ作業に入っているが、そのことを書くのは結構難しいものである。

映画は編集で印象が大きく変わるんで、やっている方は面白いんであるが、途中経過を文章で読んでも、面白くないんじゃないだろうか。

今は、だいたい、どの映画でも、スタジオでコンピューターで仮編集してから本編集に臨むというのが主流になっているが、昔は仮編集は、実際にポジフィルムを切って貼って繋いでいた。
最初から最後までフィルムで編集したのは……ガメラだったっけ?
2000年「クロスファイア」の時は、亡き冨田功がアビッド使ってたな。
1998年「ガメラ3」の時はスタインベックだったから……

ガメラ以前「ネクロノミカン」の準備でハリウッドへ行った93年くらいだったか、アビッドシステムを見学してのけぞった。
CM業界では、当時すでに日本でも導入されていたらしいが、いくらでも自由に編集出来るんで、いろんなパターンの編集が試せる。
それを目の前で見せてくれるんで、驚きましたよ。

フィルムだと、一回切って貼って、また元に戻すと、そこんところが接着テープなんで、映写するとテープのつなぎ目が見えてしまう。
1コマづつ切ってみてまた戻して、なんてことは、ちょっと出来ないが、コンピューター上では簡単である。
原理的にフィルムでも出来ないわけでは無いが、フィルムがボロボロになってしまうから普通やらない。
だから、昔の編集マンは、結構、カンで切っていた。
今もカンで切ってるんだろうが、それをやってる時に後ろに監督がいて、作業の結果が見えているわけだから、やりにくいかも知れない。

高校生の時、8ミリフィルムを夜中編集して、受験勉強がおろそかになってしまった事を思い出す……
あ、でも、今役に立ってるんだから、いいのか。

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2009年06月19日

白石美帆 in「ばかもの」

釘宮カメラマンが、ごく自然に「ミポリン」と呼びかけたその人は、白石美帆さんである。
当然、美しい。
写真は、完成ダルマに寄り添っているミポリンである。
ミポリン
今回の彼女の役は、教師。
成宮君演じるヒデと付き合う年上の人である。

ミポリンが登場すると、現場は和む。
芝居も研究熱心な人である。
結構、大胆なシーンも演じてもらいましたよ。

内田有紀、中村ゆり、そしてミポリンと、三人の美女と絡む成宮君……うらやましい限り。

今回、現場でメイキングのカメラを回してくれていたのは山口晃ニで、彼の映画監督デビュー作は白石美帆IN「ベルナのしっぽ」で、その時のカメラマンは釘宮慎治、プロデューサーは中林千賀子、という人脈なわけ。

一見、コワモテの山口にミポリンの事を聞くと、その表情が一瞬にして和む。
「お芝居に対する姿勢も、人間性も素晴らしい人です」と。
僕も、そう思います。
そう思ったうえで、エッチに撮ってしまうのが金子流なんですのよ。
……分かってるよね、山口君。

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2009年06月10日

「ばかもの」現在進行形

成宮寛貴&内田有紀主演の映画「ばかもの」は、順調に撮影が進行している。

……というか、撮影は今日で終わっちゃうんだけど、物足りない気がするんで、現在進行形でいきたい。

原作を読まれた人は、どんなストーリーかは知っているだろうが、スポーツ新聞の写真だけでは想像つかないでしょう。
「どこか不器用な二人が恋愛して……」なんて書かれてあったが、そんな生易しいものでは無い。
なにしろ「ばかもの」だから。

19歳から29歳なんて当然オトナだが、この物語の成宮君演じる主人公ヒデは迷いに迷って「青春」している。
いや、実はオトナって、みんな迷いに迷っているんだけど。
だから、この映画も「青春映画」と呼ばれてもおかしくはないが、もし、そうだと決めつけられると照れてしまうかも知れない。

男の人生に女はつきもの。
そして、映画に美男美女はつきもの。
というわけで、内田有紀に続いて、「パッチギ2」で強烈な存在感を放っていた美女中村ゆりも登場します。
中村ゆり















この人の存在感、今回も素晴らしい。
主人公ヒデの大学同級生「山根ゆき」略して「ネユキ」を演じてもらっている。
結局、恋仲にはならなかったんだけれども「もしもあの時手を握っていたら……」という人って、いるでしょう、みなさんにも。
そういう異性の象徴がネユキなんです。
ええ、あの時、そうしていたら、人生は変わったのです……

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2009年05月31日

「ばかもの」主演は成宮寛貴&内田有紀

スポーツ報知に抜かれて情報解禁となった映画「ばかもの」主演は、「ドロップ」が素晴らしかった成宮寛貴と「ZEN」が素晴らしかった内田有紀。
お互い、美形若手演技派の二人だ。
モニターを見てるだけでもドキドキするよ。
男も女も、スクリーン映えするには美形でなければ……
……と断言すると、そうじゃない圧倒的多数の人々に突っ込まれるからやめておこうね。

でも、「ばかもの」は、この美形二人を単純にキレイキレイに撮っていくトレンディ映画では無いのだ。

成宮君はアル中となりボロボロになっては匂うような演技を見せ、有紀ちゃんはブログではちょっと書けないような過激なセリフで堂々と体当たり艶技してくれる。監督による女優セクハラ映画と言われないよう注意しなければ……

とにかく「恋愛映画」などと、単純にひとくくりには出来ない映画なんであります。

19歳から29歳へ至る十年間にわたる男の物語……大袈裟になるが大河ドラマとも言えようか。

その十年間が、「仕事に生き甲斐を見つけ」とか「世間に反逆して」とかにならないところが、この作品のユニークなところで、現代日本的なところでもある。

何故彼がこうなってしまったのか?、何故彼女はこんな態度をとるのか?……二人が特別なのか?、いや、それは実は誰でも抱えている人間の本質に根ざしているの問題ではないか……と、いうような事を考えながら、二人の白熱する演技を、ここダルマの街高崎でワクワクしながら撮っている毎日だ。

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2009年05月24日

高崎に支えられる「ばかもの」

「ばかもの」は、高崎の人々に支えられ、順調に撮影を続けている。

喫茶店「きゃらばん」をお借りして撮影しようと準備していると、全スタッフにお店こだわりのコーヒーが配られ、そのうえ手作りシフォンケーキまでいただいた。
とてもおいしい。
そこへ、外回りのヤクルトお姉さんから差し入れ。
皆、それぞれ、いろいろな種類のヤクルトを選んだ。
僕はヤクルト400。

「こんなに歓迎されて撮影するのは初めてですね」と釘宮カメラマンは喜び、「東京じゃ犯罪者扱いですからね」と、極端な言いよう。

しかし後で分かったんだが、ヤクルトは、実は俳優さんに対してだけの差し入れだったが、中林プロデューサーがスタッフのぶんを買ったのであった。

という雰囲気のなか、秋のシーンを撮る。
窓の外に枯れ葉をチラチラ舞い散らしていると、「就職戦線異状無し」の時の思い出がよみがえって来た……

あの時も、僕の地元の初台で坂上忍の引っ越しバスのシーンは秋だったが、撮影はちょうど今と同じ頃で、道に枯れ葉をまき散らしたのであった。
勿論、撮影が終わったら掃除をする態勢で、竹箒を持っていた。
でも、撮影中は道路を散らかしている図に見える。
風で枯れ葉が遠くまで飛んでゆく。
住民のおじいさんに叱られました。
「君たちは悪い事をしているんだよ、それが分からんのか」
……と、言われたのが忘れられない。
分かっちゃいるんですけどねえ……
確かに悪い事してました。掃除しても一枚も枯れ葉が残って無い、ということは無かったかもしれません。

高崎では、叱る人はいなかったが、当然、念入りに掃除した。
まぁ、何枚か残っても、有機物ですから害毒無く消えていきますんで、高崎の方々どうか、お気になさらず……

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2009年05月17日

「ばかもの」快調撮影中

「暑い」と書いたのが嘘のように、その後は寒い日が続いている。
群馬名物空っ風、というやつでしょか。
薄着しか持って来なかったから、重ね着で対応。
でも、撮影場所は狭く、ライトの熱などで暑くなるんで、一枚一枚ストリップしてゆくことになる。
出演者からは「次は裸になって下さいね」と言われてしまった。
カメラマンは「みんなで裸になれば恥ずかしく無い」と言っていた。

家族のシーンでは、かつての超有名アイドルが母親役をやっている。
衣装合わせの時から、ドキドキしていたが、ごく普通の「毅然としたマジメ監督的態度」でお話しており、「ミーハー的態度」はしないように気をつけていた。
だが、素晴らしい演技を見て、シーンとしてもひとやま越えた後、リラックスして、つい言ってしまった。
「一枚レコード持ってます」
実は、その歌が、ずっと頭の中で流れていたのである。
するとその瞬間、その方は「僕らの●●ちゃん」になって、キャア!と仰ったのであった……

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2009年05月12日

『ばかもの』撮影快調4日目

衝撃の問題作「ばかもの」は、順調に撮影を続けている。

高崎の皆さんの力を借りて、次々と面白い映像が生まれている。

しかし、日中は暑い。
前橋では30度を超えた。

昨日はその暑い前橋まで行って、焼き鳥屋をおでん屋に改造して撮影した。

おでん屋というのはおでんをグツグツ煮込むので、店の中は暑くなる。
そのうえ、昼に夜のぶんも撮らなければ撮りきれないから、暗幕を窓や入り口に張り巡らして密閉、疑似夜間撮影するので、より暑さが増す。
更に冬のシーンの設定なので、主演のカレもカノジョもセーター着たりして厚着しているから、汗ダラダラ。

そのうち、店の中が暑くなり過ぎ、おでんの湯気も出なくなってしまった。

しかし、夕食の時間に、弁当のサブメニューで、そのおでんが出た。
これは美味かった。相当の時間かけて煮込んでますからね。

そう言えば、遂に台本の表紙にネームを入れましたよ。
他の人の台本と区別がつかないもんで。
みんな、ネームを入れようとしないんだもんな。

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2009年05月09日

「ばかもの」遂にクランクイン

衝撃の問題作「ばかもの」は、遂に高崎でクランクインした。

高崎のフィルムコミッションが用意してくれた大きな高崎ダルマに片目を入れた。
もう片目はアップの時に入れる予定だ。

お祓いは神社ではなく、高崎観音のお寺で行われた。
祝詞ではなくお経が読まれ、お供えでは無くお焼香をした。
……「ばかもの」には、ふさわしいのかも知れない。

台本に、いつもなら「金子」とサインを書き入れるんだが、表紙に「ばかもの」と書かれているので、サインするのをためらっている。
いつの日か、そこに自分の名前を書き入れるのに抵抗が無くなるのであろうか……

主演のカレは「とても緊張してます」と言っていたが、いい芝居をしてくれる。カノジョも今までのカノジョでは無い、より大きなスケールを感じさせてくれる。

切ない「ばかもの」の物語が、いま始まったのである……



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2009年05月06日

「ばかもの」クランクイン迫る!

映画「ばかもの」は、いよいよクランクインしようとしている。

高崎に行ったきりになるんで、実は寂しくてしょうがないんだが、近しい人にはあまりこの寂しさを分かってもらえないみたいだ。

だって、アンタの好きな映画を撮りに行く訳でしょ、それに同じ関東地方なんだから結構近いんじゃないの、何寂しがってんの、とか思われるんだろうなあ、と思うんだが、いや、それが、何か距離以上に遠く感じるものがあってですね……
……映画監督らしく言えば、その「何か」を撮りに行くのであるが……

暫く映画も観られない状態になるんで、駆け込みでいろいろ観だめしておいた。

「ドロップ」「グラン・トリノ」「スラムドッグミリオネア」「おっぱいバレー」に「禅ZEN」……

「ドロップ」の成宮寛貴君と「禅」の内田有紀ちゃんはいいねえ……


I'm going to shoot new movie "BAKAMNO (a fool)"in a few days.
I will miss Tokyo, the movie location is Takasaki city.
Before shooting I've seen movies"Drop" "Gran Torino""SLUMDOG MILLIONAIRE" "Titty Volleyball"&"ZEN"

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2009年05月02日

新作映画の題名は……

クランクイン迫るも『●●●●』と伏せ字にしてあった新作映画の題名を、発表して良いとのお許しが出た。

僕が今、世の中で一番嫌いなものと言ったら「バカな若者」なんであるが、ちょっとそれを連想させる題名になっている。

即ち……






(オチのために余白を作るブログがあるが、それを真似している)







「ばかもの」


である。

出演者たちは、ばかものではありません。

まだ秘密……

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2009年04月23日

群馬のフランスにウルトラマン

クランクインがジワジワ迫る新作映画の『●●●●』。

舞台である高崎にロケハンに来ている。
合い言葉は「群馬のフランス」映画。

高崎には「高崎観音」という巨大な像が立っていて、山の上から街を見下ろしているんだが、夜なんか、ライトアップされていると、結構気持ち悪いものがある。

どのくらいの大きさかと言うと、41メートルだということで、それを聞くと、おおウルトラマンと同じじゃないか、とスタッフたちと顔を見合わせる。
そう思って改めて見ると、ウルトラマンが実際にいたら、このくらいなんだよなあ、と感慨に浸る。

すると、自販機で「ウルトラマンサイダー復刻版」というのが100円で売られているのを発見。東京では見ないですよね。
缶の模様がウルトラマンの胸の模様になっているんだが、ウルトラセブンのパターンもあり、かなり炭酸が強く、大人にはとてもイッキ飲み出来ない。
模様は6種類で、帰って来たウルトラマンもゾフイもメビウスもあったりするんだが、マックスは無い。

ウルトラマンマックスは、ウルトラシリーズで唯一映画になっていない円谷プロの継子なのです。
でも視聴率では健闘して、ウルトラシリーズを盛り上げたんですよ。

……てなこと書いているが、『●●●●』はウルトラマンとは何の関係も無い作品になる。スクリプターはガメラ特撮班樋口組の順子さんだが、特撮もありませぬ。

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