見た映画

2018年07月06日

その日の「ピーターラビット」

日付変わったので証明出来ないが、スマホでのムービーウォーカー日比谷シャンテのタイムテーブルに、確かに今日「30年後の同窓会」17:20と出ていて、行ったらやっていない、シャンテのサイトには載ってないのにチクショウと思って見られるのが新宿ピカデリーの「ピーターラビット」だったので行ってエレベーターに乗ったら、女性三人が乗り込んで来て「こんな時にピーターラビット見るの私たちだけだよね」と自虐笑いしていて「どんな人が見るんだろう」「見てみたいよね」と言うから、「ここにいますよ」と言って出て行ったら、背後で笑ってスイマセン、て言ってた・・・で、終わらせた方が話がまとまるが、一応感想・・・
予告では正直可愛いより気持ち悪いウサギたちで、積極的に見る気になれなかったのだったが、見たらやっぱり気持ち悪いに近いが、性格も激しく悪く作っていて、人間の方も共感出来ないカリカチュアしていて、両者がバトルするブラックスラップスティックコメディだったので面白かった。見て良かった。まさかピーターラビットをブラックでやるとは予想外、さすがイギリス。オウムもブラックコメディにしてみようか・・・と考えると何言われるか分からないからそこで思考STOP。
311コメディ「青いソラ白い雲」にも怒る人いたからな。

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2018年07月04日

焼肉ドラゴン/カメラを止めるな/モダン・ラブ/ハン・ソロ/ 少女邂逅/1999

傑作舞台『焼肉ドラゴン』を作者自身が監督で映画にしてるが、直近の舞台版で素晴らしかった中村ゆりの役が井上真央になっていて、どうしてもその理由を考えるという見方になってしまう。作者は韓国人姉妹を典型的日本人女優に演じて欲しかった、という事なんだろうか? 舞台よりも映画の方が、日本人と韓国人の違いが感覚的に感じられる。スクリーンにおける「差別」では無い「違い」は、両親役の韓国人俳優に濃厚に表れていると思う。
『カメラを止めるな』ポスターでは前田敦子と山崎貴が出てるのか、と思わせ・・・山崎貴は冗談だが、マエアツはどうして出てるんだろうと思っていたが別人で、全く知ってる俳優はいないが、結構それを逆手に取って工夫されて面白く作られている。ケイズシネマでトークイベントのある時は『1999年の夏休み』の予告は流れないようだ。
『モダン・ラブ』は、映画文法に挑戦しているのか、映画認識にも挑戦してるのか、珍しいなと思っていると、綺麗にまとめる。脱がしたらもっと分かったんじゃないか・・・と身も蓋もない事を言っても良いものか・・・
『ハン・ソロ』は、まあ面白いんじゃないの、と思って見たが、なんだ、また続きものにしやがって、とディズニー商魂を感じてしまった。
『少女邂逅』は主役の二人のキャスティングを敢えて逆にしているのか、と思って見た。女の子はやはり本来的に芝居する生き物なのか、とも感じた。
この怒涛のような新作映画の群れのなかに30年前の『1999年の夏休み』をぶつけるのか・・・

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2018年06月11日

軍中楽園

images-1『軍中楽園』は侯孝賢ブランドで売ろうとしてるがそれじゃ客来ないのでは。
ホントの美人女優二人がカラダ張って慰安婦を演じているアリガタサを訴えないと・・侯孝賢のより全然面白いし。とは言え確かに大陸から国民党が襲来した台湾の成り立ちがこの慰安所を産み90年代まで存在していたという驚きも訴えたいしそれを今の日本で売るのは難しいのは確かだ。
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だが、童貞のまま慰安所に配属された若い軍人と訳ありの娼婦(萬茜:レジーナ・ワン)との友情が、美しい夜の月見草を見に行く官能的にも見える間接的話法の恋愛描写に発展しながら本人たちはそれに気づかず、遂に自覚してすべて脱いで裸になった直接的話法の行為の時には残酷に傷つけてしまうという物語は、この背景でしか描けない性と愛の普遍的テーマが最初から緻密に組み立てられていた事に驚いた。
もう一方の上官に身受けされる芝居を演じる可愛い娼婦(陳意涵:アイビー・チェン)の悲しい物語も、何度も語られて来たこの種の話を越えてリアリティがあり、『赤線地帯』の京マチ子と比べている事にも自分で驚いていた。なので、写真を見つけて推薦したくなった。
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2018年06月09日

『君の名前で僕を呼んで』をようやく観られた

ロビーに女子あふれ上映間際に行くと入れなかった『君の名前で僕を呼んで』をようやく観られたが、サスペンス演出の上手さを感じてどっぷり引き込まれてしまった。
ウディ・アレンの映画にも出演が決まっているというインターステラーの息子、アカデミー賞最年少候補ティモシー・シャラメが苦しみ悶え、
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コードネームUNCLEのイリア、男の色気の塊アーミー・ハマーが兄のように肩に触れて救い・・
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あとは見て、としか言えぬ秘密の・・何であろう、女子なら花園だが男子はいい表現ある?
・・二人の夏の間の絆は「一瞬であるが永遠である」・・というのは30年前に『1999年の夏休み』を撮った時にも想っていたテーマで、画の質は全く違っても、どこか共通に流れる感情があって、あれ?これに似たカット撮ったよな、みたいなデジャヴもあり、日活に入った時の亡き先輩への憧れに似た記憶も寄切ったが、先輩とはスグ女の話になったのでこうはならなかった訳だよね・・。
日本映画のワンシーンワンカットって、結構これ見よがしに目的化してしまってウザいテクニックになりがちだが、この映画のワンシーン長いのは見事、遠景から近景へ人物配置を変えたりしてワンカットとは感じさせないでサスペンスを醸成していた・・・
しかし「君の名前で僕を呼んで」というのはキラーセリフやなあ。異性愛ではあり得ないセリフだからね。

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2018年05月31日

映画雑感//ゲティ家の身代金/恋は雨上がりのように/友罪/蝶の眠り

「ゲティ家の身代金」のオドロキは、エッ、あの感じ悪い秘書がティモシー・ハットン?
「普通の人々」の好青年、「タップス」の制服似合う・・・

雨が先か恋が先か思い出せず調べた「恋は雨上がりのように」は小松菜奈の走る姿がエロチック。僕も「Living in Japan」で高良光莉、「生贄のジレンマ」で竹富聖花を走らせて車横イドーでフォローした。女子がカッコ良く走るのをフォローで撮るのは快感。映画には既視感があって、桜田淳子の「スプーン一杯の幸せ」「若い人」と比べながら見ていた。黒沢年男や小野寺昭の方が大泉洋より危険な香りだった。もっとくたびれた感じにすれば危険度は増すが、そうならないように配慮して笑えるようにしているが、女の子がドキドキした〜とか言っていたから、今の時代では使えるレベルなんだろう。教科書に相合傘を書いた時点でサスペンスは無くなったが、そうするつもりも最初から無いんだろう。

「友罪」は見終わってトイレで知人を見かけたが、話しかける気分になれなかった。普段なら誰かつかまえて感想を言いたくなるもなんだが・・・と考えると、この映画自体、いくつかの事件に対する感想のモザイクみたいなものだからなんじゃないか、と分かった・・・ような気がした。

「蝶の眠り」は29年前のマドンナ中山美穂と去年のマドンナ石橋杏奈が美の競演。高間賢治カメラマンがミポリンを、上から撮っても下から撮っても右から撮っても左から撮っても綺麗だと言った伝説が日本映画界に伝えられているが、29年経っても変わらずの目ヂカラで痺れる。石橋杏奈は僕が撮らないとアレだな、衣装がイマイチだもっとカメラ寄れと呟く・・・他に言うことないのか・・・忘れることは美しい・・のかな・・

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2018年04月24日

『さらば夏の光よ』(76年)フィルム上映42年ぶり@アテネフランセ文化センター

(自分の備忘録のため)長文レポートになってます。
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「脚本で観る日本映画史」という試みをアテネフランセ文化センターにてシナリオ作家協会が佐伯俊道さん中心でやっているので、3回目となる21日は山根成之監督・20歳の郷ひろみ映画初出演『さらば夏の光よ』(76年)フィルム上映を42年ぶりに観に行き、お元気そうなジェームス三木さんと井土紀州さんとの対談を楽しんだ。


隣の席には伴一彦さんも来ていて「忘れてないもんだな」と言っていたが、僕は結構忘れていて、最初にチンピラもいいとろころの郷が夜の車のアベックに因縁つけて逆に男に殴り倒されてしまう導入は、当時としても「なんか古臭いな」と思ったのは覚えていたが、次のシーンでそれが商売で「女と上手くやったんだろう二万円は安過ぎだろ」と文句つけて今度はその相手を殴り倒すデパート屋上のシーンを忘れていたのを思い出し、なるほど工夫があったんだなと引き込まれた。
この殴られた男がその後も要所に現れて、郷の暴力沙汰を引き起こして物語を展開させる。
郷は予備校で知り合って安アパートで同居している早稲田を目指す野呂ちゃんという愚図なガリ勉タイプの浪人(川口厚:映画は殆どこれのみの川口家末っ子・大麻で逮捕、引退、早逝)と一緒に、ロッテリアのバイトをやってる秋吉久美子に目を付けてルックスが良い自分だけ面接に受かるが、秋吉と初デートの時、例の男と出会って喧嘩して怪我してしまい、野呂を替わりに行かせた事から絶妙な三角関係のドラマになってゆく。
郷も秋吉もお互い好きなのに、野呂を秋吉にくっつけようとする郷の必死さがバカだなコイツはとじれったく思いながらも切なくなる。
秋吉も郷にキスしてとか言いながらも郷に傷つけられ、泣いた勢いで野呂に抱かれて妊娠、遂に結婚することになってロッテリアを退職した秋吉を、いきなり強姦未遂した店長にキレた郷が雨の中仕返しに行くと、後から野呂が加勢して店長を殴って殺したと早合点して郷は野呂の身代わりになって自首、未成年なので少年院で坊主刈りになるが、後に嘘はバレて野呂本人が逮捕され、野呂は成人なので刑務所に入り、この時初めて郷と秋吉はアパートで抱き合ってキスするが、お腹の子が動いてセックスは出来ず、200万という野呂の保釈金が立ちはだかる。
その金を郷がやっと作ったのに保釈の前日に野呂は獄中で死んでしまうのは、ずっと咳していて分かりやすい伏線を張っていた。保釈金を作るため郷は実の父親の仲谷昇の医者に半分脅しで訴えに行くのが、それまで生い立ちを語ったり異母妹を自分の偽のガールフレンドに仕立てて秋吉に見せつけたりしていて使っていたので、登場人物の役割に無駄が無い。そういう意味で「脚本で見る映画史」に選出されたのか、と納得した。
野呂の子を孕んでいた秋吉は、故郷に帰る間際、郷に「子供も面倒見るから一緒になろう」とすがられるが「私たちは3人の関係で、一人欠けたら終わりなのよ」と言われてしまい、ラスト、屋上で飼っている小鳥を空に放つ郷の激しい喪失感・・・
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これが10本目の映画脚本だったジェームス三木さんも42年ぶりに見て「全く忘れていた、残念なのは郷がちゃんと坊主刈りになっていないこと」と言われたが、確かに中途半端な短髪で坊主刈りとは言えないが、公開当時は郷が「ナンバーワンアイドルなのにちゃんと映画の為に髪を切った」という事が評価されていた。郷と同じ歳の僕は当時大学生、高校から何本か8ミリ映画を撮った後で、この時代唯一の若手で、劇画原作をちゃんと撮れる商業監督という存在だった山根成之に生意気にも対抗心があって、『愛と誠』で鈴木清順の真似のような突然空が赤くなるような演出を失笑したりしていたので、この映画は「山根が初めてマトモな映画をとった」とかノートに書いていたのを思い出して心の中で謝ったが、当時は何でこれがキネ旬のベストテンに入賞したんだろう、と映研の先輩の押井守さんに話したら、押井さんは「評論家はみんな久美子ファンなんだ」と言っていた。井土さんは、郷の方が秋吉より綺麗に撮れていると言っていたが、確かに今見ると郷が懸命に役立たずのチンピラを演じているのが新鮮で、懸命な芝居に胸を打たれる。だが、やはり秋吉は可愛くエロくリアルな存在感がある。遠藤周作の原作はこの為に読んだ井土さんによると、野呂が主人公になっていて、郷の役割の方が死んでしまい、殆ど改変されているとのことで、それで遠藤周作が怒ってビデオにもなっていない、という噂があったが、トークではそこまでの話にはならず、郷ひろみに合わせて改変したのだろうと纏められた。ジェームスさんは、元々歌手で、生きるためにいろいろなバイトを経験した話をしてくれたが、それが映画の郷の行動と重なっていると思えた。

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2018年04月13日

片や『ペンタゴンペーパーズ』方や『チャーチル』

今の日本の情勢と片や『ペンタゴンペーパーズ』方や『チャーチル』がダブって見えるよ。
『チャーチル』には「ヒトラーから世界を救った男」と副題が付いているが、そこまでは言えないだろ
と、思うが・・・
ヒトラーには「対話では無くて戦争だ」と主張していたチャーチルが、地下鉄に乗って庶民の声を聞いたらレンガ職人からも支持されて戦争に向かっても良いのだそれしか無いのだと思うシーンが感情のピーク。安倍首相も見たらしい。
片や『ペンタゴンペーパーズ』では、政府の隠蔽して来たベトナム戦争必敗の資料を公表したら我が新聞社が危ないと覚悟しながらも言論の自由を守るために女社長が「Let’s go」やっちゃいな、と言うところが感情ピーク、朝日新聞の記者は涙したろう。
面白いのはどっちも面白いが、ゲーリー・オールドマンが何故チャーチルをやりたかったのか考えてしまう、尊敬してんのかな。見る価値ある特殊メイクだが、ヒトラーほどチャーチルの映像は見てないからそんなに似ているのかどうか分からないし、やはりあのゲーリーの狂気の目がそのままだからチャーチルも狂気だったという事がやりたかった訳ではなかろうが、やっているうちに狂気も一体化したのは見事。片やペンタゴンのメリル・ストリープとトム・ハンクスには狂気までは至らないが堅実に共感出来、それにスピルバーグの確信が演出にスピードを加味して分かりやすさの名人芸に達して、スッキリ疑問なく見られる。
日本の国会は疑問だらけで糞詰まりの状況なんですが・・
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2018年03月29日

『坂道のアポロン』ネタバレ

『坂道のアポロン』は全体として好感の持てる映画で、知念侑李ピアノ上手いな、中川大志ドラム上手いな、小松菜奈キレイだな、60年代の佐世保ジャズ文化再現してるな、という娯楽性ポイントはしっかり撮っているので見て損なことは決して無いが・・・


(以下ネタバレ)・・・最後の最後で僕はエッ!?と声を上げてしまったのは、知念と中川のセッションに加わって歌うはずの小松菜奈のどアップがハッと息を吸ったところで暗転、クレジットタイトルが上がるので、終わって後から考えてみると、これは音楽を通した男二人の友情の物語で、主たる客は二人のファンなのだから三角関係の中心にいる彼女は歌わなくても商品としても映画としても成立していると思ったが、彼女の歌を始めて聴いて、これは最後にアンタが持っていくだろ頑張って歌えよと泣こうとして身を乗り出していた僕は愕然として、女子学生ばかりの帰りのエレベーターの中で思わず「小松菜奈の歌、聴きたかったよね〜、みんなどう思う?」と言ったらキョトンとされて振り返られ一瞬後にクスクスと笑われてしまった・・・

というのは嘘で、何も言わなかったが、他の客に聞いてみたいところであった。


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2018年03月27日

佐川さんてちょっとだけサム・ロックウエルに似てるかも

IMG_20180327_0001佐川さんてちょっとだけサム・ロックウエルに似てるかも・・と思ってたので、証人喚問では『スリー・ビルボード』警察署長的な開き直ってぶっちゃけてまう役割を期待していたが、やっぱり全然似てなかった。疑問は更に膨らむ・・・あの忍耐力とフサフサが羨ましい。

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2018年03月26日

『グレイテストショーマン』

『グレイテストショーマン』の落書き。
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シルクハットで連想したハイザマス・・・ジャックマンが変身してウルヴァリンはサーカスで人気者・・・から連想する狼男・・・ヒゲ女〜ヒゲオヤジ・・・魔術師キノオは第三の魔術師。


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2018年03月24日

トゥームレイダー二代

『トゥームレイダー』初代と二代目、どっちが好き? 
胸と唇は初代にかなわないけれど、二代目の可憐さと身体能力には目を見張る。
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2018年03月11日

『シェイプオブウォーター 』の半魚人

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怪獣辞典を作った子供だったんで、『シェイプオブウォーター』の新たな半魚人を加えようかと描いてみたけど、名前がわからない。
でもラゴンの老人ぽい感じ、アマゾンの凶悪犯ぽいのと比べると相当ハンサムなのだと分かる。襟みたいなのがオシャレ。
サリー・ホーキンスが難しい。可愛いのかブスなのか・・・オクタビア・スペンサーの代わりに、前作の共演者を描いてみました。

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2018年02月25日

ルーニー・マーラの『ローズの秘密の頁』

タダ者では無いルーニー・マーラの『ローズの秘密の頁』には驚いた。
images-2昔から熟女のイメージしか無いヴァネッサ・レッドグレイヴが50年囚われている精神病院に医師のエリック・バナが訪れ転院の為の再診をし、彼女の若い頃を演じているが、やはりタダ者では無い強烈な色香を放ちまくる。

戦中の疎開でアイルランドの田舎に来てしまったが最後、神父はじめ宗教や因習に縛られるバカな男たちの視線を捕えて離さない。
しかしこれが誰もが振り返るモデルみたいな派手な超美人では無い、自分の事ってそれほどの美人だとは思っていないと貴女は思っているでしょという納得感があって、僕だけが貴女の美しさが分かるんです、と思わせる目をしているので、こういう人が人生に現れたらもう男は終わりだ。
憎たらしい神父も会った一瞬で恋の病に冒されて人の道を誤った。

『父の祈りを』で「アイルランド愛」の人であろうと思い込んでいたジム・シェリダン監督も自国には愛憎こもごもなのだろうと分かる。

彼女が助けて愛する飛行機乗りは、ヒトラーと戦うためにアイルランドから英国軍に志願した男で、そのことで知性無きアイルランド独立の原理主義者から命を狙われる。
知らなかったが、アイルランドは対戦中は中立で、どちらかというとドイツ寄りだった、だから攻撃を受けないアイルランドへの疎開が有り得たわけだ。
こういうところに男女のドラマを産み出し、人生と社会と歴史の関わりを学ばせ、深刻な思いが最後に昇華され、そうかこれはエンタテインメントだったのか、と分かって見て良かったと思わせる凄い映画だと思うが、客少ないな、公開から暫く立っているからか・・・エンタテインメントにすると、分かりやすくて甘くなった、と思われてしまうのかも知れない。

ヴァネッサの若い頃の写真を探してみると、ルーニーと似ているのがあった。映画でも、50年経っている2人の目は同じだ。
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『ビガイルド〜欲望のめざめ』&『白い肌の異常な夜』

『ビガイルド〜欲望のめざめ』って身始めてスグ、あ、『白い肌の異常な夜』(ドン・シーゲル監督イーストウッド主演'71)じゃんて気づくじゃん。なんでこんなタイトルにしたんかね。
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サイト読んだらソフィアさんが「リメイクじゃない」とか言ってるみたいだけど、シーゲル版とそんなに変わらない印象なんだけどなぁ。まあ面白いけど、シーゲル版の傑作の印象を上書きする感じだ。

イーストウッドがコリン・ファレルになったから、色気が薄いかな?
もしかしたらファレルの方が芝居上手いかも知れないが、イーストウッドの存在感が圧倒的。
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「ソフィア・コッポラのゲイジュツフレイバーより、ドン・シーゲルの作劇の方が映画に貢献してる」とかなんとか言ってくれる評論家はカンヌ辺りにはおらんのか。
シーゲルって忘れられてんのかな。ダーティハリーってイーストウッドが作ったとか思われてない?


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2018年02月18日

LIKA-ライカ

今関あきよし監督『LIKA-ライカ』は、モスクワで女優を目指すロシア女性の部屋に転がり込んだ日本女性が、まるで宇宙から帰ったライカ犬のように人恋しくまとわりつき、儚い愛の瞬間があったという時間を描いている。

ヌードも見られるが、R15+なのであまり派手では無い。
僕も『ジェリーフィッシュ』では似たテーマでR18なりの表現をしたので、もうちょっと見せ・・とは思ったが、こちらはモスクワのロケーションの美しさを背景に文学的に語ってゆく事を選んでいる。
その宮島紗絵の語りには切ないものがある。
ロシア女優クセーニアアリストラートワも今後、太らなければいいのだが・・・

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2018年02月16日

長年の疑問 北野武監督・編集

昨夜は楽しくゴールデン街カンビアレで一日店長をやれたが、カウンター越しにお客さんと映画編集の話になり、長年の疑問が再び頭をもたげて来た。

それは北野武さんの「監督・編集」というクレジットで、日活撮影所に北野組と金子組が入っていたフィルム時代、編集助手さんに「彼は本当にフィルムを手にして実際の作業してるの?」と聞いたら「いや、編集室に技師と一緒に入って指示しているだけでフィルムを触っているわけではない」と言われ、それなら他の殆どの監督と一緒であって特に「編集」をクレジットする理由は無い、と思ったものである。

フィルムの一コマ二コマ削ることに拘り、シーンの入れ替えをしてみたり、映画全体の編集に責任を持つ、という監督は多数派、というよりみんなそうだろ?

たまに素材を編集技師に任せて次の現場に行く忙しい監督がいるくらいで、北野さんだけが「編集」のクレジットを続ける理由が分からない。

彼が初監督をした時の前任だった深作さんが当時忙しかったからそうしていたとか、彼の周囲も他の現場を知らないとか、編集技師さんが特に文句を言わないとか、というだけの理由なのではないか?

我々は編集マンのセンスに頼って、自分の考えるツナギが良いか悪いか分かるか分からないか格闘するが、彼はそうしないで一回切りの編集指示を与えるだけ、ということなのであろうか?
一回きりということは無いと思うが。あの独特の間の取り方は、誰にも真似出来ない専売特許なのか?
真似しようと思えば出来る気もする、別にしないけど。
独特の、と言えば市川崑監督だって、編集のクレジットしてないでしょう。
あれは真似出来ない。
大林さんは実際に切った貼ったやっているからクレジットされてもいいんじゃないかと思うし、最近是枝さんもクレジットしだしたけど、あれは自分でオペレートしてるんじゃないかと思う。

今、デジタルになって北野さんが自分でオペレートしてるとは思えない。・・・でも、「思う」だけで、実際はそうしている可能性もゼロではないので、いやあ、そうしてるんだよオレと言われたらスイマセンと言うしかないが。

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2018年02月15日

パターソン

京都から春休みで帰っている娘が去年のベストだと言う『パターソン』は未見で、同時上映の『ベイビー・ドライバー』はもう一回見たいと思っていたのでギンレイホールに行った。

こんなに映画観まくってるオヤジなのにパターソンの情報は全くスルーしていて知らずFBの話題でも気づかなかったがジャームッシュだったのかぁ、と驚く。

どんな映画かと問われれば、正にザンパラのジャームッシュが歳とった感じ、いい歳の取り方してんなあ、と感動した。(ザンパラ=ストレンジャー・ザン・パラダイス)

ニュージャージー州パターソンという小さな町のバス運転手である詩人パターソンと愛するスパニッシュ系超美人妻との一週間の物語で、飼い犬君との三角関係であったのか、と観た後気づくほっこりする映画だ。

日本でも詩が原作の映画があって、僕には良く分からない映画だったが、これも画面に出てくる詩は英語であって詩の良さまでは正直分からないが映画全体が詩になっていると感じられ、散文であるがそこはかとないドラマが存在して興味をそそる。

日本のヤツはそこはかとないドラマでも無く突然友人が死んだりして、所々に現れるストリートシンガーが最後に売れて出世するという展開の何処に詩があるのか?と思ったが、こちらの飼い犬君の見事な使い方を見よ、と言いたくなってしまうが・・・まあ、東京の絶望とパターソンの希望という差は大きいのかも・・・

映画に出て来るW・カーロス・ウイリアムズの詩集が欲しいと娘が言うので調べて買ってみると、いろいろと映画の秘密が解けてきて面白い。
ウイリアムズ自身はパターソン出身では無いが近くの町出身の医者で、敢えてアメリカの代表的町であるパターソンを舞台にした長編詩を書いて、そこにもパターソンという人物が出て来る。
何故か現れる双子たちも、その詩に呼応しているのであろう。

ザンパラはスバル座でカミさんとの初映画だったが、一番前の席に松田優作さんがいて、挨拶に行くと「始めて?俺5回目」と言っていたのを思い出す・・・30年前・・・

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2018年02月12日

日本映画大学の卒業制作

昨日は日本映画大学の卒業制作映画3本を新百合ヶ丘のイオンシネマで見た。大勢の学生がスーツを着て入場整理して450席の大スクリーンで上映するという華やかな催し。本人や父兄らにとっては大満足であったろうし、映画大学の宣伝に大いになったであろう。
「ハッピーサッド」は以前ワークショップで会い芝居も何回か見たことがある縄田かのん主演で、同棲倦怠期に同棲相手の友達と浮気してしまう話で、この年齢にはありがちな事であろうと自然に見れて、なるほどこの男だったら彼の家族と面倒な事になるような気もして来たのは良く分かるよなと、普通の商業映画を見ている感覚になっていたところ、30分のショートストーリーを纏める段になって、突然、彼女が結論を出すか出さないか分からない感じで下北沢の街を走り去るところでブラックアウトすると、ああこれは学生映画だったのか、この映画の作者が今後どうなるのか分からないのと同じように、この物語も結論が出せなかったのか、じゃあそれを批評的に追求する必要もないよな、と思った次第。指導の難しさは良く分かる。
「牛の後ろ」はイキウメにも出ている天野はな主演で、牛舎で育ったのが嫌で大学では鉄道研究会に属して京急に就職しようとしている娘が父の怪我で里帰り、アルバイトに来ていた青年と反発し言い合いしているうちに共感し出して、出荷する牛の尻をアルバイト君と一緒に押した事で、なんとなく牛舎に理解を感じるという、これも物語の結論が出るまではちゃんと見られたが、その結論には、え〜?そんな事で人生の問題を決める女はいないだろ、そのアルバイトが好きになったのなら分かるが、好きになったようには全く見えないぞオマエ、と一気に不満が出て来た。でも、まあ、これも指導の難しさは良く分かった。両作とも演技者たちには好感が持てた。
ドキュメンタリー「山河の子」は中国人留学生が監督していて、中国の貧しい山奥の村の小学校を、かなり長い時間かけて撮っていて、子供の心情などもインタビューで良く伝わって来るが、途中から疑問が湧いて来た。それはインタビュアーは多分、監督している留学生で、その人は多分、経済的に豊かな環境にいるから日本映画大学に留学出来て、日本人の学生仲間を引き連れてここまで来ているその自らの姿を何故画面に見せないのだろうか、という疑問であった。これは指導の誤りではないか、カメラを180度回してインタビューしている自分も写してそれも入れて編集しろ、と指導すべきだったのではないか、と思った。

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2018年02月04日

スリービルボード

『スリービルボード』も、何を言ってもネタバレになりそうと思ってtwitterでサーチすると、皆さん、上手く褒めてますね〜、何も付け加える事ない感じです。
アメリカの南部田舎町で生きるのは大変だな、旅行でも行きたく無い、と思った。

ついでに『祈りの幕が下りる時』もサーチしてみたら、これも凄い褒められてて、不自然な点があるという突っ込みは見つからない、泣いている人も多いらしい・・・孤独を感じた。

共通のお客さんでは無いですよね・・・

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2018年02月03日

祈りの幕が下りる時

「祈りの幕が下りる時」は、突っ込みどころ満載という部類の映画かと思うが、ネタバレ以外で突っ込みたいのは、春風亭昇太と上杉祥三の刑事が、この殺人事件の捜査、推理が面白くて仕方ない、仕事が楽しくて仕方ないというふうに見える芝居をしているところだ。
殺人捜査の何がそんなに楽しいのか・・・? 
推理すると多分、「半沢直樹」の演出家があの大芝居が今の客に支持されていると思い、説明だけの役割になってしまう刑事のキャラクターに少しでも面白さをプラスしてあげようと演出したからでは無いか。刑事は被害者の事を考えながら事件の背景を推理するから、苦渋に満ちた人間味が出て来たりするが、ここでの彼らは被害者の事など全く考えていないかのように激しく楽しんでいる・・ようにしか見えいない。
でも、現場では芝居のテンポが良くなっていると見えるので、誰も疑問を挟む事なく進んでいったのではないか・・・ホン作りも、今や東野圭吾先生に何か言える人もおらず、あれ?と思われる点にしても疑問は出されずにかなり原作に忠実に進んでいったのでは無いか、未読だが。
それでも豊かな現場らしい感じで、阿部寛のキャラは面白いから、お客は納得してんのかなあ・・?泣いたりしてんの?
・・・しているらしい・・・

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2018年01月31日

『ジュピターズムーン』を見て外に出たら月蝕だった

『ジオストーム』『殺人者の記憶法』『ジュピターズムーン』のハシゴは、ちょっとヘビーだったか。『ジュピターズムーン』はSFだというのでファンタジックなものを予想してたが、『サウルの息子』を思い出すような世界だった・・・

その『ジュピターズムーン』を見て外に出たら月蝕だった。



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2018年01月30日

恋する都市

アニメ『マジンガーZ』の後、岩井俊二さんがプロデューサーの一人として名を連ねている『恋する都市』を見た。若い中国人男女の国際的ストーリーを、プラハ(ひったくりと旅女)、上海(嘘つき役者とシェフ女)、パリ(振られ男といきなりキス女)、北海道(計画倒れの新婚旅行)、フィレンツェ(運転手にカレ役を依頼する元カレ結婚式に行く女)という美しいロケ地で新人監督に撮らせた毒の薄い楽しい作品集。

旅と恋が異国情緒で語られるから、旅情もあって悪い気はしない。
当局のチェックが入っているから、新人監督にありがちな変なカット割りで訳の分からない感じは無くて話は分かり易い。
昔日本もバブルの頃は、こういうのあったなぁ、と思わせる・・でも、日本のはちょっと恥ずかしかった。現地に溶け込んで不良化した日本男がいてやって来た旅女と恋になるってパターン、結構ありましたよねえ。無理して不良ぽく演じて・・
それより様になっていて恥ずかしさが無いのは、やはり中国人は全世界どこにでもいるので、現地で溶け込んでいるのが不自然に見えないのですね。
7、80年代の日本人男優だとかなり不自然だったな、誰とはすぐに思い出せないが・・
しかし、バブルの頃でも五カ国までは行かなかったよなあ。
続いてEXILEの短編集『CINEMA FIGHTERS』も見たが・・・明日にしとこう。

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2018年01月27日

パディントン2

『パディントン2』はとても面白く満腹した。前作も良かったと記憶してるが、我が女神ニコール・キッドマンを悪役にしてキラーショットが無かったので少し印象が下がっていたかも知れない、絶対2を見ようとは思ってなかったから。今作はヒュー・グラントの悪役が秀逸で一人芝居は見もの。彼をはじめ、ギャグは大人も子供も笑えるレベルなのが結構すごいことなんじゃないかと思う。変化球と思ったらストレートになってストライクに入る感じで、モンティパイソン級のブラックな腕前を隠してる脳ある鷹か?とは褒めすぎか・・・飛び出す絵本の世界に入るシーンなどイメージが豊かでタダものでない感がある。友達を想う心でハッピーにしてくれる優等映画になっているから親子で見ても安心出来るが、おじさんも結構声を出して笑っていた。

kaneko_power009 at 10:26|この記事のURLComments(0)

2018年01月18日

見た映画※ネタバレ注意/鋼の錬金術師/ジャスティスリーグ

「鋼の錬金術師」と「ジャスティスリーグ」を連続して見た。

「鋼〜」のCGIは苦なく見られ、日本映画でもこれだけ出来るようになったんだなぁと思う反面、だからと言って米映画に比べて驚くかと言うと、そこに山田涼介がいるということに安心出来る感じで、膝を乗り出して興奮するわけでは無い。
物語も最後まで緊張感を保って破綻はあるのかも知れないが巧妙な語り口で感じさせず、美術が世界観を支えて、これも安心感は与えてくれる。
小日向文世が何の為にコントロール出来ない大量のゾンビを作ったのかという疑問はあっても、そう思うような映画はいっぱいあるので特に文句も出ない。
結局、主役はこの物語で何を得たのか明確では無いと感じても、そう・・(略)・・ない。
人工生物のラスボス松雪泰子が胸を強調したコスチュームで「人間と同じように死ねるのね」と言って焼滅してゆくところには少し心が動いた。
「ジャスティスリーグ」と比べても仕方ないが、結構根底のダークトーンに共通するものがあり、こちらの大量CGIにはもう見慣れて、それがどうだこう言う気持ちにもなれず眠くなって来るが、ダークトーンもワンダーウーマンとスピード野郎を見ているうちに普通の明るいヒーローアクションになって来て、スーパーマンが生き返ったら楽しくなって来て興奮し出した。
ワンダーウーマンは、あの露出で、絶対に素肌に弾が当たらないのがいいですね。
ロイスレインのエイミーアダムスが「メッセージ」で宇宙人と初交信した事って、この両作に何か関係しているのか分からないが、見ているとどうしても思い出して、あれ?同じ人なの?とか思ってしまう。あと、気づいたのは、戦いの中でのヒーローのセリフって、短くてクスッと笑えるようなものが多いが、「鋼の〜」では、戦いの中で心情吐露を始めて「止まる感じになる」のが日本映画的、ここを何とかしないと国際化してゆかないだろう、でも、日本の役者はどうしてもそこに賭けるからなあ、とか思いました。

kaneko_power009 at 13:21|この記事のURLComments(0)

2018年01月13日

※ネタバレ注意 勝手にふるえてろ

『勝手にふるえてろ』は映像テクニックを駆使して、文学や俳優の演技だけでは表現出来ない女ゴコロを描いていて、なるほどなと思わせる。
松岡茉優はとても魅力的なんだが、彼女と監督で作り上げた女性はちょっと困った奴で、今まで出会わなくて良かった。でも会ってみたい。アメリが近い世界かな。
男に向かって「勝手にふるえてろ」という女だからね。
最後のキスの後、双方全裸になってマンション床で壮絶ファックシーン10分、「痛い!痛い!」「ごめん」「中で出さないで」「ごめん」もう一回、朝になってもう一回。「あー背中痛い」「ごめん」・・・までやったら国際映画祭で賞獲れる。

kaneko_power009 at 13:03|この記事のURLComments(0)

2018年01月12日

見た映画/8年越しの花嫁・神の牙・オリエント急行殺人事件・ビジランテ

『8年越しの花嫁』は泣いちゃいましたよ。難病モノが苦手でも、これなら受け入れられるが、安易ということでは無い。ハラハラしながら見て、こうなって欲しくない、という願いが叶う感じでした。
一方『君に届け』で桐谷美玲が「私みたいな可愛い子二度と会えないんだからね」と泣きながら言ったのには胸キュンとなったが『リベンジgirl』でミスコン優勝してのコメント「当然です。私の美貌に負けても恥ずかしくなんか無いわ」とかのセリフに北風が吹くのは、本人の性格が良いからなんでしょうか・・・
『牙狼・神の牙』の南里美希は大人っぽくなって胸が強調されたコスチュームが良かった。
『オリエント急行殺人事件』は結末知ってても豪華に見れた。
『ビジランテ』はタイトルの意味が分からない。怪獣映画ではなかった。大森さんにビオランテの続編やったらいいんじゃないの、と進言したのを思い出した。

『勝手にふるえてろ』は時間間違えたので再度予約した。

kaneko_power009 at 13:00|この記事のURLComments(0)

2018年01月02日

チェンカイコー監督『空海』とフォンシャオガン=馮小剛『芳华(華)』

元日は、日本では2月公開になるチェンカイコー監督『空海』(中国名は『妖猫傳』)を観にハルビン中心部のショッピングモールにあるシネコンに行くと、VIP室でしかやっていない状態。
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12月20日大ヒットのスタートだったが既に客足は鈍くなっているようだ。
撮影中に直ぐに観に行ったスタッフもいて、結構文句言っていたが、華麗なる超大作で何の文句も・・猫がなあ・・文句じゃないけど。
染谷将太の空海と黄軒(ホァンシュァン)の白居易が探偵となって、化猫の謎を探るというファンタジーを、壮大なスペクタクルにしている。阿倍仲麻呂を阿部寛がやっているがセリフは無い。染谷将太も日本語は本人だが、中国語は吹替。
29年前アメリカ・テルライド映画祭まで一緒にキャラバンで行ったチェンカイコー青年(お互い)を思い出しつつ、日本でもまた観たい楽しさに溢れている。

続いて観たフォンシャオガン=馮小剛『芳华(華)』は、人民解放軍付きの舞踏部隊に所属する男女の青春映画で、こっちの方が大ヒットしていて出来も素晴らしいが、日本でやれるんだろうか、白居易の黄軒がこっちでも男の主役をやっている。
馮小剛の『狙った恋の落とし方』は『こいのわ婚活クルージング』の元ネタでもある。
黄軒以外は殆どの新人だそうで、そう思えないほど皆良いが、钟楚曦(ジョンチューシー)という女優が特に良かった。
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中越戦争の数分の場面に何億円もかけたというのが話題だが、舞踏が本格的で、その本格的に踊る女優がリアルに芝居しているのに圧倒され、そういう息吹まで感じるから、戦争の場面がより強烈に感じる。
ただ、やっぱり中国は結構戦争してるんだな、と思う。戦争に勝った国って、結構戦争し続けて困る。日本は負けたまま、ずっと止めておきましょうね。「尊王護憲」の想いを異国で感じる元日。
映画館やモールの中は当然暖かいが、一歩表に出ると極寒は同じで、撮影中はホカロン貼りまくりだったが今日は貼らずにいると震えが来て、近い距離でもタクシーを使った。
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2017年10月16日

『羞羞的鉄拳』から『変身』

昨日見たこの映画は相当笑った。八百長ボクサーと試合の記事を書いた女性記者との体が入れ替わる話で、舞台劇の映画化らしいが、男女優とも芝居達者で良く出来ており、日本で上映したらウケるだろう。
『羞羞的鉄拳』=「恥ずかしき鉄拳」の邦題は如何に?・・・『ボクサー君の名は。』とか『転校生ボクサー』で行きますか。そういや、男女入れ替わりモノ撮ってないな・・・と大過去回想へ・・・

40年前日活助監督試験に持参した3分の8ミリ映画『変身』は「朝、目が覚めたらいつも立っているものが立っていなかった。立っていないどころか、それはなかった」のカフカふうナレーションで始まる男女入れ替わりもので、最後は入れ替わった相手とヤっちゃって女の喜びを感じて女として生きてゆく決意で終わる。
これを助監督三年目でロマンポルノ用に『イクオの大変身』という長編に書いて企画の山田耕太に出したら「面白い」と言ってくれたが、通らなかった。
でも『転校生』が出る何年か前の話だったから、おかしな奴だなという会社の評価になったようだ。
短編の方は、男になっちゃった女には触れず。
長編に書き直した方は入れ替わった相手とセックスしたら元に戻るが、虚しいのでもう一度入れ替わりたいと願ったら、犬と入れ替わって犬の喜びを知る、というラストであった。

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2017年08月05日

東京喰種トーキョーグール

映画「東京喰種トーキョーグール」は根幹が狂っている。

“人を喰わねば生きていけない種族の哀しみ”を描きたいなら、その種族の特性・設定なりを、もっと深く考えて貰わないとその種族には共感出来ない・・と思いきや、”そんなものに共感する事は不可能不必要だ”というテーマも同時にあるから、それが免罪符のように作用して、筋を追うには“それは分かりきった事だろ”とか思わないから退屈はしないが納得は全く出来ないまま最後までゆくので見続けるのが苦痛だ。
残酷描写が苦痛なのでは無く、筋立てを理解しようとしてもさせない仕組みになっているから苦痛なのだ。主人公は冒頭グールに襲われて死ぬが、何故かグールの内臓を移植されて生き返り、グールになってしまい、どれだけいるのか分からないくらい次々現れる実はグールだった人たちのコミュニティに入ってゆく。
一方、グールを退治する側は何か特権的な武器を持っていて、凄いスピードで飛び跳ねて腕力も最強のグールを退治することが出来るが、その武器が何なのか最後まで分からないから、どうして退治出来るのか分からない。
最新の捜査網を以ってしても、普通の喫茶店にあるグールのコミュニテイを発見出来ない理由も分からない。
要は、対決シーン残酷シーンだけあればいい、あとは理解されなくても役者が一所懸命演じれば、SFXが説得力あればお客は着いて来るという思想に貫かれており、実際、お客は着いて行ってヒットしているみたい・・・・

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2017年08月02日

獣道

昨日から「こいのわ婚活クルージング」マスコミ試写始まったが大雨のせいで客足鈍いが手応えアリ。

「リンキング・ラブ」は10/28「こいのわ」は11/18。宣伝期間は中国単身赴任なのが不安・・・

雨上がってシネマート新宿「獣道」に行くと、監督の内田英治、行定勲、山本政志に主演の伊藤沙莉とトークショー付きで賑わっていた。
「熊楠」で行定は美術だったのか。
映画記者だった内田が「スワロウテイル」の現場で行定チーフと出会ったとか、内田が山本の助監督だったとか、三人の関係が分かって面白い。

ロビーで既に赤い顔の三人の監督に挨拶。
拡散してくれと言われたが写真撮り忘れた。
確かに映画のなかの伊藤沙莉は凄かった。

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