演劇

2017年07月29日

ゴールデン街酔歌

新宿シアターモリエールといえば、懐かしい満島ひかりの初舞台「偽伝・樋口一葉」(作演出・松枝佳紀)をやって監修者として初日開演が遅れたのをお客に謝ってまわった思い出深いところだが、今日は寺脇研さん原案の「ゴールデン街青春酔歌」(作・高橋郁子、演出・酒井晴人)を観に行くと、セットはゴールデン街の店内で、開店前に寺脇さんとゲストの松尾貴史さんが呑んで時事放談をしている。

ここ189席もあったんだな・・

最近嘘つきが多いよねという話題。そのまま出演者の落語家さんらと入れ替わって物語が始まるが、皆65歳の高校同窓生たちで、高校の時に上演出来なかった特攻隊の芝居をやろうという話と、ママの美脚の娘(ぎぃ子)の話とが交錯してドラマになっていくという趣向で気軽に楽しみながら、今の社会への想いや歴史が、それぞれの観点から語られるから押し付けがましいところが無く、自分に照らし合わせて観られる。

呑んでる感じのまま呑みに行き、写真は松尾さん、娘役のぎぃ子、元文科相官僚の寺脇さん。
昨日は前川喜平さんがゲストで登壇したらしい。
IMG_0903




kaneko_power009 at 10:22|この記事のURLComments(0)

2017年06月26日

「あなたには帰る家がある」階戸瑠李&森岡朋奈

八幡山ワーサルシアターにて上演中の「あなたには帰る家がある」(森岡利行・作演出)を観劇。
主演の階戸瑠李さんと「リンキング・ラブ」でサッカー部員から学内アイドルになる森岡朋奈さん両美女に挟まれ上機嫌。
DDNUYZOUMAAzcjA
妻帯者にはシビアな芝居を熱演する階戸さんは、森岡監督による「ハダカの美奈子」で美奈子の少女時代を演じている。
森岡朋奈さんはBプロのみだが華麗なダンスあり。名前から想起されるように、森岡監督の長女である。

kaneko_power009 at 12:10|この記事のURL

2017年06月19日

パーマネント野ばら

昨日はレプロが浅草に作った浅草九劇にて「パーマネント野ばら」を最終回に観劇。主演の上野なつひさんの母親役を演じている森田ゆみえさんと写真。
19388684_1444933145576556_3031070763749310590_o
森田さんは森田由美恵として1972年「潮風の吹く町」(なかにし礼&浜圭介)でデビュー、拙著「失われた歌謡曲」の最後のコーナーに書いて、高校生の頃から応援している方。
今は「月光桜」を歌いながら女優業も兼ね、ヒットの兆し。

菅野美穂の映画を思い出しならがら(映画では森田さんの役は夏木マリ)、吉田大八が何でこれやろうと思ったのかと、最後忘れていて上手く騙された気がした……と書いてから映画の方の批評や感想を読んでみると、西原理恵子の世界をトリックで逆転しようと試みたと分かった。だが、舞台の方がそのトリックは分かり易い。大八さんとしては「桐島」や「美しい星」や「腑抜けども」のような全体がトリックというモノの方が上手く作れて、「クヒオ大佐」程度だと落ち切らない”落ち”になってしまうのでは、と、思ったところでだから何?と言われてしまいますね。

kaneko_power009 at 11:56|この記事のURLComments(0)

2017年06月16日

安田章大主演「俺節」

安田章大くん主演の「俺節」(赤坂ACT)には脚本演出の面白さに驚かされ、芝居と歌の力に圧倒された。例えば、ヤクザに殴られながら歌ってゆく安田の歌が上手いからヤクザもその手をゆるめ、やがてヤクザは去ってゆく、、、なんて、脚本としてはどうかと思いながらも本当に歌に力があるから舞台の魔法にかけられたように気持ち良く納得させられる。友を裏切るというような人間的な弱さも、きらびやかな舞台上では醜さが美しさに見え、真実を感じる。ミュージカルナンバーは昭和演歌が主だが、レミゼラブルのように聞こえてくる、と言ったら言い過ぎか。福士誠治もギターと歌上手いのだな。BeeTV「危険なカンケイ」では打ち上げなかったからな、、、「スキャナー」の打ち上げで安田くんと歌ったのが恥ずかしくなってしまい、終演後、会いに行ったらちょっと胸が詰まってしまったが、修二と彰新曲出したからまた歌いましょうよ、と言ってくれたのだった、、、あ、「リンキングラブ」宣伝するの忘れた。これも、やはり歌の力を証明する映画で、お互い日本的ミュージカルを追求しているのだった、、、

kaneko_power009 at 11:51|この記事のURLComments(0)

2017年03月04日

「足跡姫」

Noda map「足跡姫」は、すべて理解し得たとは言えないが、ラストに美しく悲しいという感情がこみ上げる。

出雲阿国と猿若が勘三郎に繋がるのは感覚的にも良く分かるが、そこに由井正雪が絡むのは何故か‥僕らの世代では「伊賀の影丸」で正雪を知ったから影丸が出て来るかと思ったと野田に言うと言うと「そんな事を言ったのはオマエだけだよ」と言われた、そうか‥ちょうど正雪の乱の頃に初代勘三郎がいたらしい。

しかし先代勘三郎も同世代なので、伊賀の影丸の正雪は覚えていたろう。

敵のラスボスでカッコ良かったし、人形劇影丸の正雪も覚えている。

影丸の正雪は、処刑されたと見せかけて、忍者を従えて逃亡していたのを最期に影丸に討たれる‥幕府への謀反人はカッコ良く悲しいと思った。

kaneko_power009 at 00:04|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年10月04日

OKINAWA1972

先日スペース早稲田で観劇した流山児事務所の『OKINAWA1972』は迫力ある芝居で見応えあった。沖縄が返還されるとなると本土のヤクザが入って来るから、対立抗争していた地元のヤクザ同士が大同団結するという物語は、中島貞夫監督の『沖縄やくざ戦争』を思い出したが、小劇場という空間で暴れまくるヤクザの抗争を見せられると臨場感があってコワい。更にそこに流山児祥演じる時の総理大臣佐藤栄作が、外交特使に沖縄返還の交渉を指示する場面が入り込んで鳥瞰的な視点が獲得されて面白い。核兵器を作らない、持たない、持ち込ませない、という被爆国日本の国是「非核三原則」を、アメリカは軽く無視して「有事の際は事前通告無しで核兵器を持ち込める」ことを条件にして沖縄を返してくれた……という事実は国民には全く知らされずに密約となり、「核抜き本土並み返還」を果たした佐藤栄作はノーベル平和賞を獲るという大欺瞞が後に起きる。いちおう佐藤栄作は悩む。もしその通りにしたら「今後百年、日本はアメリカの属国となってしまう」と。悩んだかも知れないが、結局は属国の道を選び、我々は属国で育ったというわけだ。ヤクザの方が真実を貫いてるじゃないか、という話である。

kaneko_power009 at 23:19|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年07月26日

ここんところ……

ここんところ世の中の空気がまた変わり、日本はまた新たなパラレルワールドに踏み出したような気がしている……いったいなんなんだ都知事選にポケモンGOは……尊皇護憲の旗は見えているか……

先日下北スズナリで燐光群「ゴンドラドランゴ」を観たが、分かり易くて面白かった。
坂手さんはブログでネタバレ警戒しているふうだが、「オヤジ転校生」と呼んでもいいですか。

韓国大作「暗殺」は凄いんだけど、ハ・ジョンウたちの日本語は吹き替えた方がいいんじゃないの、でもその予算勿体ないのか日本人これ見ないし……

「ふきげんな過去」の前田司郎は舞台みたいに笑わせてくれないとさすがに客入らないでしょ……

kaneko_power009 at 13:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年05月22日

櫻の園2

僕の最後のロマンポルノでロマンポルノとしても最後から二番目の「ラストキャバレー」で脚本家デビューし「櫻の園」でキネ旬脚本賞を獲ったじんのひろあき氏が25年後「櫻の園2」を舞台化したので見に行ったら、意表を突かれる二部構成。
image

映画のストーリーは後半に描かれ、前半は、舞台となる女子高演劇部内で今後どんな芝居をしたいか部員それぞれが必死にプレゼンし、いかに自分が見て感動したかを訴え、様々な既成の演劇が彼女らの一人芝居によって、例えばNODAMAPの「ロープ」だとか第三舞台の「朝日のような夕日を連れて」などが再現されるのが、演劇批評のようであってそうはならず、これって女の子らしい感想なのかも知れないと思わせて面白い。

今、かつて流行った”逆光ユニゾン”を堂々とやったら恥ずかしいが、女子高生が真似してやっているならその一所懸命さに感動してしまうし、始めて見る役者たちの個性を把握出来る……という仕組みで、古くなっているはずの映画のストーリーも自然に蘇り、新たに補完されてもいる。



kaneko_power009 at 12:16|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年03月08日

焼肉ドラゴン

新国立劇場『焼肉ドラゴン』初日に観劇で感激……噂に違わず凄い演劇……というか、この長屋の人々の人生を共有した感じ。一緒に笑って泣いた後、そうだ、この人たちって良く知ってる人たちだったよな、と錯覚してしまう、実は全く知らなかったのに。

親戚でも知人でも無いが、自分の記憶と融合してゆく感じ……それが隣りの国なんじゃん、要するに、溶け合ってるんじゃん、と気づく。

『百年の時計』に出てくれた中村ゆりさん、ワンシーンだけだった馬渕英俚可さん、素晴らしい。稽古場の写真を流用。
ORG_20160226000402ORG_20160226000405

kaneko_power009 at 10:50|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年02月07日

似てないモノマネ〜月食歌劇団〜逆鱗

観劇が三日続いている。

息子の鈴幸が明治大学・野田学教授への卒論として構内で作演出主演した「似てないモノマネ」は、オボカタさんが汚染水から作った細胞から成長した学生がテラスハウスに集いカコさまも参入して平成が終わりアキシノ即位でアベちゃん狂って日本分裂アイコさま擁立した北日本…というハナシで表ではやれないだろう、カネコとアンノウが睨み合っているとヒグチが取りなすという場面もあって何だこいつ卒業出来るのか?…

翌日は月蝕歌劇団「怪人二十面相VS少年探偵団」の怪しいムードに浸り、
今日はNODAMAP「逆鱗」。ネタバレするので楽しみにしている人は以下読まない方が良い……
人魚の話かと思ったら人間魚雷の話になって実に重厚だった。途中まで予想つかない。
なんと本物のアイコさまも隣席に。一緒に行った画家の鈴木和道は、また戦争の話かとため息ついたが、野田は今はどうしてもこうなってしまう、と言う気持ちは良く分かる。シャンパンを紙コップで飲みながら尊皇護憲というのはどうか、と提案した……

そう言えば三本とも戦争の影を感じる……演劇は「今」だから。

kaneko_power009 at 23:46|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2016年01月11日

時をかける女子アナ『深沢ハイツ203~もう一つのニュートンの林檎』@サンモールスタジオ

1月10日”時をかける女子アナ”とでも言うべきか、頭使った設定も凝っていながら楽しく笑えるSF演劇『深沢ハイツ203~もう一つのニュートンの林檎』(サンモールスタジオ)を観劇後、胸キュンの女子アナヒロイン今村美乃さん、後輩アナ役の川添美和さんら出演者に囲まれて舞台に上がって写真を撮ったのでアゲるしかない。
IMG_0450
右端が作・演出の佐山泰三さんで、懐かしの少年ドラマシリーズ『暁はただ銀色』『11人いる!』や今井正監督『海軍特別年少兵』に主演した往年の少年俳優、今や芝居を打つスタジオ代表者、若手への指導者でもある。
51ykzKdRqSL
CYbolZgUsAAp8nq


























川添美和さんと今村美乃さん/@imamurayoshinoから転載


kaneko_power009 at 11:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2015年12月04日

燐光群『お召し列車』

燐光群の『お召し列車』を座・高円寺で観劇しました。
日本の様々な問題を乗せつつ走る列車のなかに、国家権力から見放された存在として、不治の病とされていたハンセン病が治り、故郷へ向かう渡辺美佐子さんが中心に座っている……行定組が多い大島葉子さんも乗客の一人……
電車というワンセットでありながら、時間や人生や時事問題などを交錯させて大きなスケールを感じさせる、豊かな演劇空間であった……
『お召し列車』s撮影○加藤孝










kaneko_power009 at 10:29|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2015年01月26日

奇跡の歌姫「渡辺はま子」@横浜ランドマークホール

横浜ランドマークホールにて五大路子さん座長の横浜夢座「奇跡の歌姫・渡辺はま子」を観ました。
渡辺はま子の「ああモンテンルパの夜は更けて」という歌は知っていたが、それがフィリピンでBC級戦犯になった死刑囚の手によるものだったという経緯は良く知らず、勉強になりました。
img_0
渡辺はま子も子供の頃、既にお婆さんだったので、若い時の写真を見ると、こんなに色っぽかったのかい、こりゃ人気出るわ……





舞台は、その戦犯たちを帰国させようと尽力するはま子の「歌の力」を描き出し、静かに厭戦の感情を訴える。



五大さんがアカペラで歌うところは思わずグッと来た。朝ドラの『いちばん星』で昭和の流行歌手第一号・佐藤千夜子を演じられたんですもんね、歌上手い。
五大さんとはかつてディズニーランドで家族ぐるみで出会い、『デスノート』でライトの母親役でお願いしたらそれが映画初出演、即ち処女作、セットでスタッフキャスト全員の前で「監督は処女破りなんです!」と大声で仰ってさすがに赤面しました、僕でも…女子高生役の満島ひかりの前だったし…そういう面白い方です。
五大さんも渡辺はま子も横浜生まれ。31日まで。
IMG_0228
写真右は、五大さんを支える今橋由紀さん(舞台『偽伝・樋口一葉』WOWOW『結婚詐欺師』にちょっと出演)

kaneko_power009 at 00:23|この記事のURLComments(1)TrackBack(1)

2015年01月10日

『Sの悲劇』&『スタニスラフスキー探偵団』 1/12まで

サンモールスタジオで再演の『Sの悲劇』を観劇。
アタマ使う推理劇で面白い。
作・演出の佐山泰三さんは、今井正監督『海軍特別年少兵』やNHK少年ドラマ『暁はただ銀色』に主演していたので良く覚えている。
気になるシブい刑事がいたので調べたら、
電撃戦隊チェンジマンの河合宏が和興さんと改名した人だった。
チェンジマンは世代では無いのだが、監督になりたての頃、
ダイナマン→バイオマン→チェンジマンをビデオに録って結構熱心に見ていたのだ。
チェンジマン悪の女王アハメス黒田福美さんに注目していたら、先に伊丹十三監督『タンポポ』で撮られてしまった。伊丹さんも息子さんと見ていたんじゃないかと想像した。
バイオマンのバイオイエロー田中澄子(JAC)さんには
『みんなあげちゃう♡』で女忍者桃影をやってもらったら、やっぱりアクションが凄かった。
黒田福美さんには田中美佐子&柴田恭平のTV
『マイフェアレディーズ』に殺される娼婦で出て貰ったら、金子修介を名乗るイタズラ電話がかかって来た事がある、と言われた。チェンジマンの事をいろいろ聞いて来て、黒田さんが怪しむと「ふくみ〜」とキモチの悪い声を出したという。
いかん、スグ昔話になってゆく傾向がある……
1/12まで。

翌日は、いろいろと知り合いが出ている細野辰興(『シャブ極道』監督)作・演出による『スタニスラフスキー探偵団』を観劇。
映画監督と映画製作にまつわるストーリーだから批評しにくいよなあ……細野さんに「映画監督」役を演出するのって、どうやるのか聞いたものである。プロデューサー役(山田キヌヲ)が「そんなことは自主映画でやってくれ!」と言ったら「映画は最初に誰かが作りたくて作るんだから総て自主映画だ!」と監督役(草野康太)が咬みつくが、似たような場面は自分史のなかにもあったかも……私はもうちょっと素直な監督ですが……
ロールプレイという方式で、かつて起きた顔切り事件を当事者になったつもりで演じてゆくのを演じる…というのは前日観た『Sの悲劇』でもやっていて、二重の芝居は役者の力量を試されるから演出する方は面白い。刺激に満ちた舞台であった。
これも高円寺明石スタジオにて12日まで。

kaneko_power009 at 09:49|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年12月21日

NODAMAP『キル』

NODAMAPの「キル」を、洋画家の鈴木和道と観に行った。

野田秀樹と和道と僕とは、初台の幡代小学校四年から六年までの同級生である。

正確に言うと、和道は四年生の二学期、同じ渋谷区の臨川小学校から転校して来て、女子には大変な人気だった。

担任の故・濱野先生が監督していた野球チームでは、和道が6番ショートで、野田は補欠のキャッチャーで、僕はスコアラーであった。

和道のショートは華麗なグラブさばきで、とてもカッコ良かったのが今でも目に焼き付いているが、野田も代打で出て、ヒットを打っていた。キャッチャーに入って、大声で気合いを入れている姿も覚えている。
……僕はスコアラーだったが。

今回の舞台の野田は、開脚して床にお尻をつけ更にそのまま再び立ち上がるなど、こちらと同じ年とは思えない。やはり凄い。

多分、子供の頃も彼の運動能力は高かったはずだが、野球チームで補欠だったのは、濱野先生の采配によるものではなかったろうか。
つまり、野田は勉強も出来てクラスのリーダー格なので、野球チームでも「花形」にはしない方が良い、という判断だったのじゃないか。
野球では野球のスターがいて、黄金の3番4番を打っていた。

「金子はジジ臭い」と言われていたから、僕はスコアラーで満足していた。

4年生の時、野田と和道を主役にして、僕が演出の「目覚まし時計」というタイムトラベルSF芝居をやった。あれの脚本は野田だったかな……

野田と和道が、目覚まし時計が鳴る度にタイムトラベルし、原始時代から、赤穂浪士の討ち入りの日までブッ飛ぶ。

更に、5年の終わりに「6年生を送る会」で、野田主演の「赤ずきんちゃん」を僕の演出でやった。
6年生のお姉さんが、赤ずきんに扮している野田を見て、「可愛い」と言っていたのに嫉妬したのをよおく覚えている。

これらは、しかし、「番外公演」というやつで、「本公演」は濱野先生脚本演出によるオペレッタなど本格的なもので、毎年必ずやっていた。

この本公演では、僕と野田は照明係、効果係に回された。
野田とRL両サイドから照明を当てていたのは、「オペレッタこぶとり」だったかな。だが、不満などは全く感じず、自分に与えられた仕事を一所懸命やったし、とても興奮して楽しかった。

先生と学校に泊まったり、毎週ガリ版印刷の詩集を出し、学年末には文集を出したり、盛りだくさんの小学生時代であった。

和道は芸大に野田は東大に僕は学芸大に進んだが、中学生の時にやったクラス会の別れ際に、僕が野田に「赤門で会おうぜ」と言ったのを聞いた濱野先生が、「お前は誇大妄想狂か。お前は犬吠埼の灯台だろ」と怖い顔で笑った。
学力のリアリズムというものを良く分かっていらしたんであろう。

「夢の遊民社」の第一回公演の案内を電話で「俺、劇やってんだ。観に来い」と野田が言うんで、「小学校でやってたみたいなやつか?」とからかったら、「まあ、似たようなもんだ」と言っていた。
和道は、遊民社のポスターを何年も描き続けた。

NODAMAPを見ると、いろいろ思い出す……


kaneko_power009 at 22:19|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)