政府・日銀から、令和6年(2024年)より、現在の紙幣を刷新し、新紙幣が発行されることが発表されましたね。

 2000円札についてはこれまで通りですが、その他の新紙幣の肖像は、1万円札が渋沢栄一、5000円札が津田梅子、1000円札が北里柴三郎となっています。私としては少し意外ともいえる顔ぶれに感じました。直近の紙幣の肖像の流れでいくと、1万円札は賢人枠、5000円は女性枠、1000円札が型破り枠だと思っていましたので、特に北里柴三郎は意表を突く人選だと感じました。個人的な独断偏見で選ぶとすると、1000円札は太宰治か高杉晋作あたりかと思っていました。

 さて、1000円札の肖像に選ばれた北里柴三郎ですが、「細菌学の父」と呼ばれ、第1回ノーベル賞候補者の一人です。犬山市にある明治村には北里研究所(現:北里大学)の本館と医学館が遺されており、その中は展示室として公開されていて、北里博士の業績を詳しく知ることができます。コッホ博士の弟子として、ペストの病原菌を発見し、各種伝染病の予防に尽力したことは有名ですね。また自ら業績を上げるだけでなく、北里研究所、慶応大学医学部を設立し、後進の育成に力を注いだ方です。

 国が発行する紙幣は、国内の人だけでなく、諸外国の人々も多く目にするものですので、その国の「顔」ともいえます。日本以外の国々でも、紙幣には人物の肖像が用いられることが多くありますが、そこで描かれる人物は、その国の元首やリーダーであったり、世界に誇れる業績を上げたりした方ばかりです。それだけに、北里博士をはじめとする3人は、日本を代表するにふさわしく、諸外国にも誇れる人物ということなのだと思います。

今回の新紙幣の肖像になった3人は、いずれも約100年前(つまり明治時代)の人物です。その3人が、約1世紀の時を経て、紙幣の肖像として取り上げられました。現在も含め、これまでの紙幣になった福沢諭吉や伊藤博文、新渡戸稲造も明治時代の人物ですから、この時代は優秀な人材を多く輩出したということなのでしょうね。今を生きる日本人からも、100年後には紙幣の肖像として取り上げられるくらい、後世に誇れる業績を上げられる時代になればと願っています。
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