令和元年5月17日、将棋の名人戦において、豊島将之さんが佐藤天彦名人を破り、名人位を獲得しました。豊島新名人は愛知県一宮市の出身であり、愛知県から将棋の名人が誕生するのは史上初の快挙となります。

 なお、豊島新名人は現在関西で暮らしており、お父さんは同じく関西で弁護士をされています。

 

ところで、名人といっても、将棋をされない方は今ひとつピンとこないかもしれませんね。「名人」とは、プロ将棋界に8つあるタイトルのうちの1つなのですが、「名人」という称号は、江戸時代からある伝統的な称号で、将棋の最高権威者のみが名乗れる称号でした。現在は、名人戦というタイトル戦に勝った者が名人の称号を受けることができます。

ただし、名人戦は他のタイトル戦とはシステムが全く異なります。名人戦というタイトル戦に挑戦するためには、将棋界の順位戦のリーグ戦でA級という最高峰の順位リーグまで上がり、そのA級リーグでトップになった者だけが名人戦に挑むことができます。ちなみに順位戦は、一番下のC級2組→C級1組→B級2組→B級1組→A級と5段階になっており、A級に属することができるのは、全プロ棋士のうち10名だけという厳しい枠となっています。順位戦リーグの入れ替えは1年に一回のみですので、名人戦に挑戦するには、最短でも5年もかかるのです。

 

そして、A級を勝ち抜いてようやく名人戦に挑戦できた場合、対戦者それぞれの考慮時間は9時間、両者合わせて18時間もあります。この考慮時間の長さも名人戦が最長となります。当然ながら一日では終わらないため、2日間かけて行われます。このような対局(全7局)を行なって、先に4勝をあげた方がようやく名人位に就くことができるのです。

 

このように、名人位に就くのは極めて難しく、400年余りある長い歴史の中で、名人の称号を名乗ることができた者は、過去わずか26名しかいません。そして、豊島新名人は、27番目の名人となったわけです。

 

名人の凄さ、というより将棋の棋士の凄さの参考になる言葉として、故・米長邦雄名人のこんな逸話があります。

兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった。

この逸話の真偽はともかくとして、棋士の凄みが伝わってきます。

 

そして、将棋界には、新人デビューから29連勝した超新星の藤井聡太さんも愛知県出身者です。藤井さんもこれから多くのタイトル戦に出てくることになるでしょう。そう遠くない日、豊島名人と藤井聡太さんとの戦いが何度も見られるかもしれません。これからしばらくの間、将棋界は愛知県の時代が到来するかもしれませんね。
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