ようやく暑い気候が落ち着き、過ごしやすい日々になってまいりました。
しかしまだまだ感染症の怖い毎日です。友人に会うこともままなりません。友人の一人から「せっかくだから、一人で観るのには怖い映画を皆で観よう」という提案があがり、友人とスカイプ(複数人で同時通話が可能な、インターネット電話サービスです)をしながら、アリ・アスター監督「ヘレディタリー/継承」を観ることになったのです。

本作は2018年のアメリカのホラー映画になります。本作で監督を務めるアリ・アスターは、これが長編映画監督デビュー作ですが、それにもかかわらず「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」と上映直後から絶賛を受けています。 これだけ評価が高いということは、期待が持てるとともにそれだけ恐ろしい内容ということです。ドキドキしながら視聴したのですが…

模型作家のアニー・グラハムは、夫、16歳の息子、13歳の娘と生活しています。長年疎遠だった母エレンが死亡したところから物語は始まります。アニーの娘・チャーリーは祖母エレンの死亡後から奇行が目立つようになります。もともと孤独を好むチャーリーを慮ってか、アニーはチャーリーを高校の同級生とのパーティーに連れてってあげて、と息子のピーターに頼みます。
しかしパーティーで食べたケーキが災いし、チャーリーはアレルギー反応に苦しみ始めます。慌てて車で病院に連れて行くピーター。そこで運悪く車は事故を起こしてしまい、チャーリーは亡くなってしまいます。アニーは娘を失ったショックで半狂乱になり、ピーターは自身のせいで妹を死なせてしまったと、精神が衰弱していきます。
アニーはその後、カウンセリングを受けるのですが、そこで知り合った女性・ジェーンに声をかけられます。「死んだ孫に会うことができるの」とジェーンは降霊術をアニーの前でやってみせます。アニーはジェーンから教わった降霊術を用い、亡くなったチャーリーの霊を呼び寄せます。しかし家で起こった心霊現象によって、家族は狂気に陥っていくのです。

というのが本作のあらすじなのですが、確かにショッキングなシーン、グロテスクな映像と、怖く思える場面はいくつもあったのですが、それよりも「?」と首をかしげる瞬間が多かったために触れ込みのとおり「最恐のホラー」だと感じることができなかった…というのが正直な感想です。

悪魔を召喚する、というのが本作の核なのですが、キリスト教圏においては「呼んではいけないものを召喚してしまった」というのは非常に恐ろしいことなのでしょうが、どうしても我々日本人からすると幽霊や祟り、という言葉には恐ろしさを感じるものの、「悪魔」にはどうしてもピンと来ないものがあります。
本作には悪魔召喚に関する紋章や言葉、色々な伏線など、キリスト教圏の方々からするとゾッとするような仕掛けが沢山あった…ようなのですが、何せ聖書もきちんと読んだことがない私達にとっては首をかしげる事だらけだったのです。友人は視聴中「えっ」ばかり言う私に対して、ホラー映画の視聴中なのにくすくす笑っていたほどでした。

と、なんだか本作を否定するような感想になってしまったのですが、映画を観るにはある程度、映画が作られた舞台の、土壌への理解がないといけないのだろうな…という知見を得ました。
次回、アリ・アスター監督の映画を観る際にはもう少し勉強をして挑もうかなと思いました。


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