皆様は映画はお好きでしょうか?

 私は最近ネットフリックスに加入し、隙あらば楽しく映画や海外ドラマを見ているところです。 お気に入りの映画でリドリー・スコット監督の「ブレードランナー」というSF作品があります。もう40年近く前の映画になりますが、今でも何度も見返したくなる不思議な魅力があります。
 簡単にあらすじをご紹介しますと、レプリカントという人造人間が人間社会に混じって生活をしている、環境破壊の影響で酸性雨が降り続ける近未来のロサンゼルスが舞台。主人公のデッカード(ハリソン・フォード)はそのレプリカントを殺処分する任務を負い、退廃した街の中でレプリカントを追う…といったものです。
 続きは実際に作品を見ていただいた上でのお楽しみ、ということでここでは伏せさせていただきますが、この作品の一番の見どころは映像の迫力です。40年前の作品ですのでCGや特殊効果も今ほどの技術は無く、よく見ると稚拙な点や粗が見えてしまうのですが、それでもこの作品が出現する前まで一般的だった明るく技術が発展した未来を描いたSF作品とは一線を画す、アジア的な猥雑な雰囲気、酸性雨が止まない陰鬱な空気、作品のあちこちに散りばめられた物や言葉で、世界が少しずつ退廃に向かっているということが示唆されています。
 公開されて暫くは評価されなかったこの作品ですが、徐々にファンがつき、サイバーパンクというSFジャンルの代表的な作品となりました。
 
 さて、このブレードランナーの続編にあたる「ブレードランナー2049」という作品が2017年に公開されました。実は公開された際に見に行ったのですが、当時は海外に住んでいたこともあり、映画館で日本語字幕も無い状態で見たのですが睡魔に負けてしまい、ストーリーを追うことができませんでした。そんな作品がネットフリックスにも入っているとあって喜んで見たのですが…
 結論としては、映像は非常に美しく文句ひとつないのですが、無印のブレードランナーの持つ猥雑な空気感が映像が美しくなりすぎてしまったことで消えてしまったように思いました。例えばお店の看板一つとっても、40年前のブレードランナーでは、雨に打たれチカチカと今にも消えそうなネオンサインが建物にくっついていたのですが、CGで作られた綺麗な看板が街のそこかしこや空中にも出てくるのです。これにはうーん、と唸ってしまいました。確かに後者の方が未来の技術感はあるのですが、私がこの映画に求めていたものは「決して綺麗でない、退廃した空気感の未来の風景」なのです。
 例えて言うなら家庭的なカレーを食べようと思っていたら、洗練されたホテルのカレーが出てきてしまったかのような、面食らった感じがありました。

 私はこれまで、技術が革新されれば良いものが増えると思っていたのですが、そうとも限らないのかなあと認識を改めました。そう、作品内でも発達した技術で作られたレプリカントが、期せずして人間に仇なす存在となってしまったかのように。


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