蒸し暑い日が続く上に、まだまだ感染症も怖いこの頃ですので、時間ができても外出もままならず家で映画を観る日が続いています。

さて先日に続き映画のお話になります。

あまりメジャーな作品ではないのですが、映像の美しさと怖さでぞくぞくとしてしまい、暑さが少し紛れたような気になりましたので、紹介させていただきます。
「ブーリン家の姉妹」は2008年公開の、アメリカとイギリスの合作映画になります。16世紀のイギリスを舞台に繰り広げられる、実際の歴史をなぞるお話となっています。

名家の美しい令嬢が、王様に見初められプロポーズされると聞くと非常にロマンチックな感じを受けるのですが、実際はそうもいかないというのがこの映画です。

新興貴族ブーリン家の美しい姉妹、姉のアンと妹のメアリー。
当時のイギリスの王・ヘンリー8世にはスペインから迎えた妃のキャサリンがいましたが、男の世継ぎに恵まれないままでした。(当時のイギリスは女王も認められてはいましたが、ヘンリー8世は男の子に拘ったと言われています)
そこにつけ込んだブーリン家は、王にアンを再婚相手として差し出します。しかし思惑通りにはいかず、メアリーが王に見初められてしまい愛人となってしまいます。
ぎすぎすとした空気が姉妹間に流れ始め、そこから王の寵愛を巡っての姉妹間での確執が酷くなっていくのです。
姉のアンはその後、イギリス史上屈指の名君と呼ばれるエリザベス女王をヘンリー8世との間に授かります。それではこの映画はハッピーエンド?と思いきや、そうではありません。

ヘンリー8世の最初の妃・キャサリンは当時の世界一の大国・スペインから輿入れした、お姫様中のお姫様です。そのキャサリンと離縁して、男の世継ぎを残す為にアンを妃として迎えるとなったからさあ大変。外交問題や宗教問題も絡み合い、とんでもない騒動になってしまいます。
そんな中、アンは後には引けないという気持ちからなのか、先に愛人となったメアリーへの対抗心からか、はたまた自分への過信からか「絶対に男の子を産んでみせます」とヘンリー8世に約束をしてしまうのです。
この辺りは見ていて胃が痛くなってしまいました。どうして自分の首を絞めるようなことを…とハラハラしてしまうのですが、絶対王政の時代、王の意に沿わないことは言えようはずもないのかもしれません。
次第に追い詰められるアン、そしてブーリン家の人々。
イギリスの風景、お城、そして画面を鮮やかに彩る衣装の美しさと対比して、どんどん空気が重くなっていきます。その空気の重さが最高潮を迎える頃に産まれた、後のエリザベス女王。空気の重さはやがて絶望へと変わっていきます…

見終わった後、ああ、ここが宮廷でなくて良かったなあ、自分は平凡な生まれで良かったなあと感謝してしまいました。物語後半とになるにつれて辛いお話となってしまいますが、リアルな王様やお姫様の話が見たい方にはお勧めできる作品です。


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