旅くらぶ

2011年04月16日

12年に1度の光を求めて【5】

寄り道も大概にしないと、いい加減文殊菩薩さまに怒られるな。。。
 
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<さらに寄り道した道の駅くにみ>
 
というわけで、
国道213号線から県道544号線に入り、文殊仙寺へまっしぐら。
 
約1年ぶりに訪れた文殊仙寺は今年の秘仏ご開帳に合わせたのか、
入口の階段がきれいに整備されていました。
しかし仁王像からの石段はそのままで、
古刹らしい霊験な雰囲気を漂わせていました。
 
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<文殊仙寺の参道>
 
山門まで上ったとき、本殿へと繋がる1本の紐が垂れ下がっているのに気づきました。
これも秘仏と関係あるのか・・・?
 
山門をくぐり、石段を上りきって文殊仙寺本殿(奥之院文殊堂)へ。
 
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<文殊仙寺の本殿(奥之院文殊堂)>
 
本殿入口で拝観料を払うとパンフと文殊菩薩さまのお札、そして護摩木を渡されました。
文殊菩薩さまのお札はお守りになるので居間や玄関に貼るとよいとのこと。
そして護摩木は護摩供養のときお焚き上げするので願いごとを書くように言われました。
秘仏が拝めるうえに御祈願までしていただけるなんて、ありがたや。。。
 
御祓いをしてから、ご住職の案内で本殿奥へと進みます。
 
さて、12年に1度御開帳される秘仏とは―
 
残念ですが、カメラ撮影が禁止されているのでご紹介することができません。
が、
文殊仙寺入口にある石仏にそのお姿を垣間見ることができます。
 
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<文殊仙寺入口にある石仏>
 
獅子の背に乗り、金色の冠をかぶった文殊菩薩像。
けして大きくはありませんが、不思議な存在感があります。

よく見ると文殊菩薩さまから見覚えのある紐が。
 
「あれ?山門に下がっていた紐?」
 
ご住職の話だと文殊菩薩さまに繋がっているこの紐を握ってお参りすれば、
より深いご縁をいただけるとか。
もちろん、帰りに握ってきました。(笑)

知恵と福徳円満を授けてくださるという文殊菩薩。
「福徳円満」とは福(財)と徳を積むことで幸福になれるということだそうです。
 
「お金を稼ぐ」というとなんだか欲が張っているような、
なんとなく悪いイメージがあったのですが、
ご住職の話を聞いて、「そうじゃないんだな。」と思いました。
生きていくにはお金がいるし、お金があってできることもある。
今回の東日本大震災も、義援金という形で支援することができる。
 
護摩木には、気持ちを込めて東日本の復興をお祈りさせていただきました。

自分のできることで東北の方々と、そして日本の皆さんと繋がっていきたい。
 
「がんばろう、日本!」
 
改めてそう思った今回の旅でした。
 
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文殊仙寺:大分県国東市国東町大恩寺2432 HP
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                                 ―12年に1度の光を求めて<完>―


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2011年04月15日

12年に1度の光を求めて【4】

さて、再び別宮八幡社へと車を走らせていた・・・はずなのですが、
どこかで道を間違ったらしい。。。(爆)
なぜだか行き着いたのは伊美別宮社でした。
 
pic110406_18
 
ま、これも神様のお導き。
 
入口には鳥居があり、アーチ状の参道橋がかかっているのですが、
通行はできないようで(柵がしてありました。)
鳥居の脇から境内に入りました。
 
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<鳥居と参道橋>
 
後で知ったのですがこの参道橋、江戸末期に架けられたものだそうです。
 
参道を進み、立派な楼門をくぐり、
 
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<楼門>
 
御社殿へ。
 
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<御社殿>
 
平安末期、石清水八幡宮の分霊を祀ったのがはじまりで、
御祭神は品陀和気命(応神天皇)、帯中日子命(仲哀天皇)、息長帯比賣命(神功皇后)。
てっきり宇佐神宮の別宮だと思ったのですが、石清水八幡宮の別宮なんですね。
でも石清水八幡宮は宇佐神宮を勧請したものですから、あながち無関係でもないのかな?
 
本殿の軒下には見事な龍の彫刻が施されていて、
 
pic110406_22
<御本殿の彫刻と組物>
 
古社の風格を感じさせます。
 
 
お参りしてから境内を散策していると、『陰陽神』と書かれた案内板を見つけました。
 
「陰陽道と何か関係があるのかしら?」
 
2人で首をかしげていると、地元の方でしょうか。
 
「楼門を出て左に回ってごらんなさい。
 陽石と陰石が合わさった神様が祀ってある。
 子宝のご利益があるよ。」
 
と教えてくれました。
 
言われた通り行ってみると、
小さな鳥居が3つ並んだ先に「陰陽神」が。
 
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<陰陽神。ご利益は縁結び、子授け、安産、諸病平癒。>
 
なるほど、立派な陰陽石だ。
 
しかしその形状から一時は風紀を乱すものとして、
土に埋められたり(神様なのに?!)、
海に投棄されたりしたとか。(神様なのにーーー?!)
もちろん、そんな罰当たりなことをした者はただでは済まなかった。
お社に掲げられた由来略記によると、
その者は局部の激痛や高熱に苦悶するなど神罰がくだったとか。
 
恐るべし、陰陽神。
 
それにしても、陰陽神の前に立ち並ぶ3つの小さな鳥居。
手前から「男鳥居」、「女鳥居」、「子供鳥居」となっているのですが、
くぐると何か格別なご利益があるのかな?
 
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伊美別宮社:国東市国見町伊美2710
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2011年04月13日

12年に1度の光を求めて【3】

とみしリサーチによると、お社が重要文化財?に指定されている別宮八幡社というのがあるらしい。
ということで、真玉海岸から国道213号線をひたすら東に走っていたのですが、
彼方に一面黄色のお花畑が。
予定にはなかったのですが急遽お立ち寄り。
 
車を止めてみると、そこは粟嶋神社に隣接する粟嶋公園というところでした。
駐車場そばにはな〜んか良さげなお食事処があって、

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<手打ち蕎麦の店・粟嶋茶屋。みやげ物もあるよ♪>
 
海と桜が眺められる展望台もある
  
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<展望台からの眺め>
 
そして粟嶋神社ですが、
こちら小彦名命を祀っているそうで(大国主神と国造りをした神様だな)
もともとは作物や家畜の病を癒す神様とされていたのが、
いつからか縁結び、安産の神様として信仰されるようになったとか。

さてこの神社、不思議なことに、
神様の像がある・・・
 
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<粟嶋神社神像殿>
 
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<神像>
 
普通、神道でいうところの神様というのは姿をもたず、
大抵御神体として鏡を祀っています。(岩や山そのものが御神体というところもありますが)
仏様のような像が祀られているあたり、
国東という場所は今でも神仏習合が色濃く残っているらしい。
 
神像殿横にある鳥居を下っていくと、
  
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<粟嶋神社の鳥居>
 
海に突き出すようにして御神殿が佇んでいました。
  
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<粟嶋神社御社殿>
 
御社殿からは青く広がる海、
  
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<粟嶋神社から見た海>
 
そして波の浸食でできた、なんとも神秘的な洞穴が見えます。
 
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<粟嶋神社から見えた洞穴>
 
菜の花畑に誘われて、思いがけず素敵な神社にめぐり合うことができました

で。
立ち寄るきっかけになったお花畑がこれ。 
 
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<菜の花畑>
 
どうです?
思わず寄り道したくなるでしょ?でしょ?(笑)
 
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粟嶋神社:大分県豊後高田市臼野7−10
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2011年04月12日

12年に1度の光を求めて【2】

さて、文殊仙寺へは前回両子寺を経由する山間ルートで行きましたが、
倒木あり〜の、落石あり〜の、で恐ろしく心細い道だったので、
今回は海沿いを進み、国東町方面から入ることにしました。

宇佐神宮から国道213号線をしばらく走ると、
目の前が開け、青い海が見えました。
 
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「日本の夕日百選」の看板に心引かれ、車を止めます。
 
この真玉海岸、潮が引き日が暮れると
こんなに美しい自然の縞模様を作り出すらしい。
 
海岸そばには、透留神社があるのですが、 
 
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由緒等は書かれておらず、どんな神様が祀られているのかは不明。
しかしこれも何かのご縁と思い、お参りしてから真玉海岸を後にしました。

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2011年04月11日

12年に1度の光を求めて【1】

12年に1度、うさぎ年にしか公開されないという文殊仙寺の秘仏を拝みに、
4月6日、国東に出かけてきました。
 
国東に入る前に、まずは宇佐神宮にお参り。
全国4万4千社あるという八幡社の総本宮・宇佐神宮。
国東半島で栄えた神仏習合文化・六郷満山と密接な関わりをもつ神社で、
33の寺院からなる国東六郷満山霊場を巡る際もこちらをお参りすることになっているとか。
文殊仙寺は国東六郷満山霊場第25番札所。
だから文殊仙寺を訪れる前に参拝しておきたかったのです。
 
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<宇佐神宮の参道>
 
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<宇佐神宮の御社殿>
 
宇佐神宮にお参りする日は、不思議といつもお天気がいいような
青い空に朱塗りの御社殿が映えて美しい

この日はかねてから気になっていた末社・護王社にも行ってみました。
 
護王社とは和気清麻呂を祀った神社。

称徳天皇の頃、僧・弓削道鏡が宇佐神宮の御神託と称して
皇位につこうとしたのを阻止した人物です。(道鏡事件)
 
その護王社、宇佐神宮境内ではあるのですが、
一般道を1本渡ったところにあり、かなり遠い
(ホント、宇佐神宮って広い。。。)
  
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<護王社の入口>

鳥居をくぐり、長い石段を登りきると清麻呂公の巨大な石碑があります。
 
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<和気清麻呂公の石碑>

これを右に行くと護王社が木々に囲まれ、静かに佇んでいました。
 
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<護王社の御社殿>
 
御神託の真偽を確かめるため宇佐神宮に赴いた清麻呂公は、
「これまで臣下が天皇になったことはない」という御神託を受け、
道鏡の野望を阻むのですが、自身は大隈に流されてしまったとか。
(そういえば鹿児島県妙見温泉に史跡があったな。)
そういうわけで、
清麻呂公は皇室を守った忠臣としてこうして篤く祀られているわけなんですね。 
 
清麻呂公の石碑を左へ、さらに登ると大尾社があります。
この大尾社の辺りが清麻呂公が御神託を受けた場所とされており、
そう思うと不思議な感じがしました。
 
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<宇佐神宮境内に咲く桜。幼稚園さんが遠足に来てました
 
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宇佐神宮:大分県宇佐市大字南宇佐2859 HP
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2011年02月19日

太宰府は春〜♪

そろそろ梅が咲いているのでは・・・と思い、
今年初の太宰府天満宮参拝に出かけました。
 
が、今年はやはり厳しい寒さが影響しているのかな?
例年よりちと遅い模様。。。
境内で最も早く開花するといわれる飛梅ですらまだ3〜4分咲きといったところでしょうか。
 
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<飛梅>
 
他の梅の木もまだまだ蕾が固いようです。
 
それでも場所によってはちらほら見られるところもあり、
 
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<天開稲荷の紅梅>
 
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<梅園の梅>
 
まずまずの太宰府日和となりました。
 
 
 
んでも・・・
2週間後にまた来たいな。(笑)
 
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・太宰府天満宮:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 HP
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2011年01月26日

篠栗参り

23日(日)、トイレの神様・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)のお札をいただきに
福岡県篠栗町にある篠栗霊場を訪れました。
 
植村花菜さんの『トイレの神様』ではきれいな女神さまと歌われていますが、
我が家でトイレの神様といえば、この強面の神様です。(笑)
 
篠栗霊場を訪ねる前に、とみし&かねしのお気に入り神社・香椎宮にもお参りしました。
 
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<香椎宮の楼門と鳥居>
 
香椎宮は仲哀天皇、そして九州各地に伝説が残る神功皇后を祀った神社です。
古事記にその起源が記されるという古社。
中門前には神功皇后が西暦200年に植えられたと伝わる綾杉があるのですが、
 
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<香椎宮の御神木・綾杉>
まるで森を思わせる大きな枝ぶりにその歴史が伺われます。

日本唯一の香椎宮造りといわれる御本殿の前では、
この日は日が良いのか、
初宮参りのご家族が数組見られました。
  
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<香椎宮の御社殿>
 
香椎宮の参拝を済ませ、篠栗へ。
 
篠栗霊場は四国八十八箇所と同じように88のお寺があるのですが、
88箇所全て周るのは困難なので(すみません)
我が家では一番札所・南蔵院と十六番札所・呑山観音寺、三十六番札所・天王院、
そして篠栗霊場で唯一烏枢沙摩明王が祀られる八十五番札所・祖聖大寺をお参りしています。^^;
 
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<南蔵院といえば巨大な涅槃像>
 
南蔵院にお参りし、その後祖聖大寺で無事烏枢沙摩明王のお札も手に入れて、
次は呑山観音寺と天王院(両寺はほぼ同じ場所にある)に向かおうと、
山中に伸びる県道に入った途端、
『全面通行止め・ただし呑山観音寺まで通行可』の文字が。
 
「なにごと?」
 
と思ったのですが、進むにつれて納得。
すごい雪なんです。
 
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<天王院への参道>
 
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<屋根の上の積雪量にびっくりですが、ここは九州です(笑)>
 
大駐車場も一面雪で、閉鎖されている始末。

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<雪の天王院>
 
しかし、真っ白な雪に覆われたお寺はより清浄な空間に感じられ、
凍てつく寒さも一層身が引き締まる思いがしました。
 
冬の霊場巡りも良いなぁと思った今回の篠栗めぐりでした。^^
 
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・香椎宮:福岡市東区香椎4−16−1
・篠栗霊場:福岡県篠栗町 (篠栗町観光協会のHP)
・第八十五番札所・郷ノ原観音祖聖大寺 HP
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2011年01月09日

阿蘇神社

昨日、毎年恒例となっている熊本県阿蘇市一の宮にある
阿蘇神社へ初詣に出かけてきました。
 
ここ数日の冷え込みで阿蘇五岳もこの通り。
 
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すっかり雪化粧。
 
 
こんな寒さにもかかわらず、
阿蘇神社はたくさんの参拝客で賑わっていました。
 
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<まだまだお正月ムード漂う阿蘇神社>
 
境内では甘酒がふるまわれていて、もちろんいただく
甘さと暖かさが身に沁みました〜。。。
 
いつものように土鈴を買おうとしたら、
 
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<去年の寅土鈴>
 
やっぱりウサギはかわいくて人気があるのかな?
既に単体は売り切れとのこと。
で、今年はセットで購入しました。
 
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<ウサギのよりそい土鈴>
 
1つあれば十分だと思っていたのですが、
こうして紅白揃うとめでたさも2倍っぽくて良いですね。(笑)

参拝後の昼食は、これまたいつものように『あそ望の郷くぎの』へ。

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<野菜のかき揚げそば(左)とロールキャベツ(右)を食す>
 
久木野に来たら蕎麦は外したくない。
新メニューのロールキャベツは、あの!あか牛のミンチを使用。
ミンチでもいいからあか牛食べてみたかったんだよ〜。・゚・(ノД`)
・・・というわけで、こんな奇妙な取り合わせとなりました
でもうまかったからよし。(笑)
 
こうして無事阿蘇神社参拝が叶い、気持ちも新たに2011年始動です。
明日からまたがんばるゾっヾ(=^▽^=)ノ

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2010年11月17日

紅葉狩り

14日、英彦山(福岡県添田町)に紅葉を見に行きました。
(以下画像は携帯で撮ったものです。)
 
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<財蔵坊(江戸時代後期の修験者の住居)の紅葉>
 
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<銅鳥居そばの紅葉>
 
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<石畳に落ちた紅葉も趣がある>
 
 
そして15日には雷山千如寺(福岡県糸島市)へ。
 
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<樹齢400年の大楓。このように木全体が色づいたのは4年ぶりのこととか。>

 
最近とんとご無沙汰をしておりましたが、とみしもかねしも元気ですー。^^; 
 
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・英彦山神宮:福岡県田川郡添田町大字英彦山 HP
・雷山千如寺:福岡県糸島市雷山626 HP
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2010年05月13日

出雲の旅2010(8)<お楽しみ編>

もちろん、神社仏閣や遺跡ばかりじゃなく、
お楽しみポイントもしっかり満喫してきましたよ〜
 
まずはなんといっても出雲そば。
かねてから食してみたいと思っていた「一福」の舞茸そば、
ついにありつけました
 
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<「一福」の舞茸そば>
 
出雲そばは殻ごと挽くので黒々としているのが特徴。
もちろん香り良し、のどごし良し。
舞茸の天ぷらも思いのほかボリュームがありました。
 
とにかく出雲にいる間かねしはひたすらお蕎麦を食べていたのですが、
 
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<「道の駅さくらの里きすき」の割り子そば。食べ放題もあるよ♪>
 
とみし曰く、今回のイチオシは「道の駅さくらの里きすき」の焼きサバ定食とのこと。
 
iz10_rdstkis01
<「道の駅さくらの里きすき」の焼きサバ定食>
 
これ、半身じゃないんです。まるまる1匹。
山間の道の駅なのになぜ焼きサバ?と思うのですが、
売店でも売っているあたり木次の名物なのかな?
 
お魚といえば、日御碕「たつざわ商店」でいただきた日本海丼もおいしかったです。
 
iz10_don01
<「たつざわ商店」の日本海丼>
 
プリプリ&シコシコの旬の魚に加え、イカやウニまでのっているというゴージャスな海鮮丼。
これにかじめの吸い物と小鉢が付いて850円は安い!
 
 
日御碕といえば、2006年にも日御碕神社に行っているのですが、
こんなお食事処や土産店が立ち並ぶレジャースポットとはつゆ知らず。。。
今回訪ねてみて、あの時は随分損しちゃったな〜と思いました。
(その分しっかり楽しんだからいいんだけど。)
 
お店から一歩外れると日本海を望む遊歩道があって、
 
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<日御碕・海岸沿いの遊歩道>
 
ウミネコの生息地・経島も見えます。
 
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<経島。ウミネコの生息地でありながら神域です。>
 
遊歩道の先には白亜の灯台がそびえていて、
  
iz10_misaki02
<出雲日御碕灯台>
 
絵画のような美しさにうっとりしてしまいます。
石積みの灯台としては日本一の高さを誇るというこの灯台、
登ることができるというので登ってみました ←チャレンジャー
 
入口で入場料(200円)を払い、靴を脱いで(!)登るのですが、
ビルにして6階くらいあるのかな?
ようやく登りきり意気揚々と展望台に出たのですが、 
この日は海に白波が立つほどの強風。
 
iz10_sea
<荒れる日本海。遠く右に見えるのは三瓶山。(注:県道沿いの展望台で撮ったものです)>
 
正直すっごく怖かったです。(爆)
手すりに捕まって動けなかった。。。。゜(´Д`)゜。←せっかく登ったのにお疲れさま・・・
 
とにかく日御碕はうまいモンあり、恐怖スポットありの(誤)、
楽しいところでした。
 
* * *
 
さて。
八岐大蛇を追った今回の旅。
果たしてオロチとは何なのか?
11日の記事でも書いたように「古事記」は純粋な日本神話ではありません。
オロチに象徴されるような人、あるいは事があったと考えられ、
地方豪族説など色々あるようです。
今回出雲を旅してみて、わたしは改めて「オロチ=斐伊川」説に惹かれました。
斐伊川がかつては氾濫を繰り返す暴れ川だったこと、
オロチの赤い目がたたらの炎を象徴したものであること、
斐伊川が斐伊川本流を含め8本の川から成っていること・・・
そして何より、わたし自身赤い砂の混じった網状の砂州を見てはっとしたのです。
写真に収めることは叶わなかったのですが、それはまるでオロチのウロコのようでした。
 
今回も素敵な旅ができたことに感謝です
 
                                    <出雲の旅2010 完>
 
八岐大蛇にちなんで8回でまとめてみました〜。(笑)
 
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・奥出雲そば処 一福(頓原本店):飯南町佐見54号線沿い HP
・道の駅さくらの里きすき:島根県雲南市木次町大字山方54号線沿い HP
・たつざわ商店:出雲市大社町日御碕(商店街にあります)
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