2006年01月31日

「小鳥ちゃん」の正当性

山陽新聞「観客席に牛、7人けが メキシコ」より引用。メキシコの闘牛で、牛が観客席に突っ込んで大騒ぎだったらしい。

>「小鳥ちゃん」と名付けられたこの牛は、体重約530キロ。

闘牛に対して「ちゃん」はないだろ、「ちゃん」は。

……と思ったが、ここは冷静になって、ちょっと調べてみる。長野県畜産試験場の「乳牛について」より引用。

>ホルスタイン種の原産地はオランダで白黒斑が特徴です。体重は雌が約650kg、雄が約1,000kgです。

闘牛の「小鳥ちゃん」の体重は 530kg ということので、普通の乳牛(650kg)と比べると、だいぶ「小柄」ということになりそう。雄(1,000kg)と比べたら半分程度しかない。

やっぱり「小鳥ちゃん」でいいのかもしれない。


2006年01月25日

大きさを表現しよう

朝日新聞「刺し身100人分以上 世界一?の大物ヒラメ」から引用。

>神奈川県平塚市の鍵店経営内藤修さん(38)が14日未明、同県の大磯海岸で重さ10キロ、体長1.005メートルのヒラメを釣り上げた。

体重は「10 キロ」とアバウトなのに、体長は「1.005 メートル」とミリ単位の精密さ。

なんとなくだけど、「1 メートル」よりも「1.005 メートル」のほうが、巨大に感じられるように思う。桁数を増やすことでヒラメの巨大さを強調しているのだろうか。

ちょっとズルい。


2006年01月06日

漢字、カタカナ、ひらがな

読売新聞「もの知り百科:一富士、二タカ、三なすび、とは」より引用。

>初夢で見ると縁起の良いものとして「一富士、二タカ、三なすび」と言いますが、この意味は何ですか。

「富士」が漢字で、「タカ」が片仮名、「なすび」は平仮名。

■「タカ」について

鷹に限らず、一般に動植物の名称は、片仮名で書く風習(?)がある。もとを辿れば、学術分野で表記の揺れを防ぐ目的があったらしい。

「表記の揺れ」というのは、例えばヤドカリの論文を書くときに「宿借り」とするか、送り仮名を取って「宿借」にするか、はたまた「寄居虫」(こんな漢字もある!)と書くべきか、ややこしい。片仮名で書けば間違いなかろう、ということらしい。

もともと学術分野だけの約束だったのだけど、学術分野というのも案外広くて、例えば小学校の理科の教科書なんかも、一種の学術分野になってしまう。そんなわけで小学生はみんな知らぬ間に「タカは片仮名で書くのが普通」と思うようになる。そのうちに、理科じゃなくても、社会も算数も作文も詩も俳句も、全部「タカ」と片仮名で書くようになる。

そんな風にして「タカ」は片仮名になったのだと思われ。

■「なすび」について。

茄子も動植物なので、片仮名で「ナスビ」と書けばよさそうなものだけど、なぜか平仮名。よくよく本文を読んでみると、質問の部分(上記の引用部分)では「なすび」と平仮名になってて、回答の部分では「ナス」と片仮名になってる。以下、回答の部分から引用。

>3番目のナスは、冬の季節にとれるナスです。

「ナス」ならば学術用語と認知されて、片仮名になる。「なすび」は学術用語とは思えないので平仮名になる。……ということでしょうか。なんだか新年早々ややこしい話ですいません。

■結論

いろいろ書いてみたけど、そんなことはどうでもよくて(真面目に読んでくださったかた、ごめんなさい)、なんとなく片仮名よりも漢字のほうが好きだ。

一富士、二鷹、三茄子。


2005年12月19日

ディズニーは「古典」

毎日新聞「アニメ原画:ディズニーの250点、45年ぶりに発見」より引用。

>ウォルト・ディズニー・ジャパンによると「初期アニメの原画がまとまって見つかった例は世界でも聞いたことがない」という。

記事を読んで「ディズニーって『古典』なんだなあ」と改めて思う。

「ディズニーって『古典』なのに、まだ著作権が切れてないんだよなあ」とも思う。


2005年12月15日

「東京」の印象

読売新聞「球団名、来季から『東京ヤクルトスワローズ』に」より引用。

>ヤクルトが来季から球団の呼称を「東京ヤクルトスワローズ」に変更する方針であることが15日、分かった。

「東京」と聞くと、つい「本当は千葉か埼玉じゃないのか?」と思ってしまう。ちょっと申し訳ない気分だ。

おそらく、「関西」と聞いて「オバサン」やら「ボケツッコミ」を思い浮かべてしまうのと同じではないか、と思っているのだけど、それはそれで更に申し訳ない気分になってしまったりして、いやはや、本当に申し訳ない。


駄目じゃないかマッチトン

朝日新聞「マッチ箱の美をバーチャル鑑賞 ネットに博物館」より引用。

>同工業会によると、マッチの生産量は戦後のピークだった73年の80万マッチトン(1マッチトンはマッチ30万〜40万本)から、昨年は3万マッチトンまで減った。

「マッチトン」という単位に興味あり。微妙に駄目っぽい語感がたまらない。

「トン」とつくくらいだから、おおよそ 1 トンの重量になるのでは、と思ったが、調べてみると(→「マッチトン」。)、120kg 程度しかないらしい。

駄目じゃないかマッチトン。ますますマッチトンに魅了されてしまう。


2005年12月14日

そろそろ危ない ASIMO くん

PC Watch「ホンダ、さらに速く走れる ASIMO」より引用。

>新型 ASIMO は昨年発表時の倍にあたる時速 6km で走行する。

動画もあって、実際に走っている様子を見ることができる。わりと速い。

ASIMO のサイトで調べたところ、体重は 54 kg とのこと。わりと重い。

こんなのが体当たりしてきたら、下手したら怪我すると思う。小さな子供なら死ぬかもしれない。

ロボット三原則を実際に意識するような時代が、こんなに早くやってくるとは思わなかった。


探査機「はやぶさ」の勇気

宇宙に詳しいノンフィクションライターのブログで、探査機「はやぶさ」プロジェクトの「12 月 14 日午前の記者会見」の様子が。長いけど、読み応えあり。

技術的なことは正直よくわからないので、技術と関係ない部分から引用。

>今回、サンプルリターンを全世界で初めて試みた。宇宙開発は過去、マスコミの監視の中、びくびくしながら、確実性の高いプロジェクトを実行してきた。しかし宇宙開発には、リスクを取っても先に進むということも必要なのではないか。

「マスコミの監視」や「びくびく」のあたり、見事な表現だと思う。

「はやぶさ」のプロジェクトを推し進めた勇気も立派だが、マスコミを目の前にして「マスコミの監視」と言い切る肝っ玉こそを評価すべきだと思った。


2005年12月13日

ドラミちゃん

ドラえもんは「ドラ」が片仮名で「えもん」が平仮名。

だから、ドラミちゃんは本来「ドラみ」ちゃんであるべき、そうでないと嫌だ(わがまま)。

参考「ドラえもん キャラクター紹介


ウサギとカエルの間に

読売新聞「ウサギ解剖、HP公開…宮崎大医学部生6人を自宅謹慎」より引用。

> 宮崎大医学部(宮崎県清武町)の2年生男子6人が、死んだウサギを自宅で解剖、その様子を撮影した写真を、ブログ(日記形式の簡易ホームページ)で公開していたことがわかった。~~ 大学側は「医学生としての倫理観に欠ける」などとして調査委員会を設置。6人を11月10日から自宅謹慎とした上で、14日に開く教授会で処分を決める方針だ。

そりゃそうだ、と思う。その一方で、カエルの解剖写真をウェブ公開しても、こんな騒ぎにはならなかっただろうな、と思う。

カエルはセーフで、ウサギはアウト。境界がどこなのか知りたいような気もするけど、知ってしまうと人間おしまいのような気もするので、ここは気付かなかったふりして通り過ぎようと思う。そそくさ。