宮崎哲弥氏が『冤罪と人類』について語る

宮崎哲弥氏が、拙著『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』について、熱く語っています。
ぜひ、お聴きください。
「歴史犯罪ミステリーのような話からはじまって、ハラリやサンデルにつながっていく」

ニッポン放送『飯田浩司のOk! Cozy up!』2021年5月28日


装幀のとんでもなさに盛り上がってのも、ありがたいです。
一部の書店以外では背表紙を強調した陳列をされてませんが、書店員の方は文庫の掟を破った無茶さを感じてないですかね。
背の重要さは、電子本やその他のメディアと対抗しなければならない書店がもっと真剣に考えるべきことのはずなんですが。

宮崎哲弥氏は5年前にも、単行本版『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』について熱く語っていただいています。
合せてお聴きいただければ。
すでに聴いた方も、もう一度聴いてみるとなかなか凄いことを仰っておられることを再認識できるかと思います。
冒頭7分間と、番組の最後、54分からもまた語っておられますので、後半もゆめゆめお聴き逃しなきように。

ニッポン放送 『ザ・ボイス そこまで言うか!』2016年6月22日


「人間の思考を起動させる本です。これは」
「今年の一番の名著だと思う」
「私は三度読みました」
「まだ付箋は甘いんだ。これは」
「もう一冊持ってるけど、そっちはバラバラになってる」
等々、数多くの過分なるお言葉をちょうだいしております。

仏教に反応していただいてるのも宮崎氏ならではで、筆者として嬉しいところです。
仏教思想なり、悟りを目指すための修行なりは、たんなる観念的な言葉遊びではなく、何百万年の進化によって人間の身に着いてしまった認知バイアスとその克服法に根拠があるなんてことを本書では書いておるのですが、いままでにこんな根本的なことを喝破した人はいるんですかね。
本書の「正しい心」というのは、<道徳感情>のみならず、こういう人の心の本質を指していることを読み取っていただけるのはありがたいです。

さらに二週間後の7月6日放送でも、またもや熱く語っていただいております。
こちらもまた、なかなか大変なことを仰っておられますので、3分39秒から、ぜひともお聴きください。



「ある時代の中では読まなければならない本」
「この時に読んでなければいけない本」
「いま日本人には非常に、ひょっとすると世界的にもこの本が必要なんじゃないか。そういう政治、社会、経済状況だというふうに見ています」
格差が広がって道徳感情が刺激されると、人間は幾何学的な美しい計画に取憑かれるようになり、テロやら扇動政治家やらが蔓延するようになるといったことも本書には書いてますが、その点に反応していただけたのかもしれません。

極めて非効率で一本筋の通った思想のない民主主義が、なにゆえ明確なビジョンを掲げ意志決定も早くて効率のいいはずの独裁やエリート少数支配より優位になって、歴史上に生き残ってきたのか。
これも認知バイアスの克服に根拠があるなんてことまで本書では書いてるのですが、こんな大それたことを云い出した人は、これまでいるんですかね。
本書のテーマは、人類の進化に於ける、宗教も含めたこのような生存率を上げるシステムの形成なんですが、その中でももっとも重要なる裏テーマである憲法に言及する方が、宮崎氏以外にほとんどいないのは、当方といたしましては、いささか残念ではあります。

この手の小難しいことだけではなく、
「それ以上にね。楽しく読めるんだ、これは」
「松本清張の推理小説を読むかのように読める」
とも云っていただいて、これは完璧なる紹介でありますな。
事件や歴史の謎解き部分だけではなく、宗教と民主主義やら憲法やら経済やらを統一理論で根本から解き明してしまうという大風呂敷ぶりを笑いながら楽しんでいただければ、書き手としてはこの上ないところであります。

民主制も、憲法も、宗教も、人間に考えさせないことによって認知バイアスを克服するために編み出されたシステムだなんて、とんでもないことを云ってるんですが、このとんでもなさは読者諸氏にどの程度、感じ取っていただいてますでしょうかね。

    



序章を全文公開しました

お陰様で、拙著『冤罪と人類』が増刷となります。
それを記念して、早川書房サイトに序章を全文公開しました。
本書の内容を詳しく説明してますので、ぜひ読んでみていただければ。
単行本版『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』の序章と少しだけ書き替えてますので、すでに読まれた方も再度ご笑覧ください。
良識ある諸姉諸兄は、この序章だけで呆れ返るでしょうが、本論はこの数百倍とんでもないので大丈夫です。

この先の本格的な迷宮に迷い込んでみたいなどと、迂闊にも思ってしまった物好きなお方は、
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』を、
その手にとってみていただければ。
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橘玲氏と対談させていただきました

『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』刊行記念として、
橘玲氏と対談させていただきました。

冤罪から陰謀論まで 〈道徳感情〉で世界を読み解く【管賀江留郎×橘玲 特別対談】

相変わらずに壮大なる風呂敷を拡げるだけではなく、千切っては投げ千切っては投げして、ぶちまけております。
はたしてこれで『冤罪と人類』のプロモになるのか。
結局のところ、私は犯罪や冤罪にはまったく興味がなく、人類が数百万年掛けて形成してきた、あるいはそこから遁れようと足掻いてきた世界認識を突き詰めようとしているわけです。
犯罪や冤罪もその一部ではあり、また犯罪や冤罪を追究して書いているうちに、こういうことが視えてきたことも間違いないのですが。
そのため本書も元々、犯罪や冤罪は単なる素材で、人間の認識が生み出してしまうこの現実世界について書いておりますし、文庫化に当って、そういう方面をより強調するための書き替えをしているつもりです。
まだ、もろもろ未分化のごった煮ではありますが、理路整然と洗練されていないがゆえの旨味妙味もあるかと思いますので、対談も文庫もご笑覧いただければ。
こんな無茶苦茶な対談に三時間もお付き合いいただいた橘玲氏には感謝しかありません。
犯罪や冤罪抜きで、人間の歴史全体をすべて解明しようとする連載も、いよいよ完結させて本にせねばなりません。


     



文庫となりました

EnzaitoJinrui1拙著『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』が、
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』と、
より一層壮大なるタイトルに改めて、文庫となりました。
ハヤカワ・ノンフィクション文庫NFです。
全体的に文章に手を入れ、加筆もそこそこしています。
Kindle版など、電子本も各種出ましたので、すでに読まれている方もこれを機会に再読してみていただければ幸いです。
値段は半額になりましたから、単行本が高くて手が出なかった方も手軽にお読みいただけると思います。
なお、宮崎哲弥氏には、解説と帯の推薦文をいただきました。
宮崎氏の解説文は、HONZサイトに全文アップされています。
『冤罪と人類』精密な世界模型たる迷宮(ラビリンス) 文庫解説 by 宮崎 哲弥


本書では積年の悲願を達成し、背に絵を入れることができました。
単行本出版の折り、背に絵を入れることをそうとうにひつこく迫ったのですが、洋泉社の営業に蹴られました。
本の売り上げに確実にプラスとなり、マイナスは何もない方策を、なにゆえ本を一冊でも多く売ることだけが使命である出版社の営業が頑なに拒むのか、私にはどうもよく判らないことでありました。
皆さんご存じのように、文庫には決まった装幀フォーマットがありますから、こういうことをするのは単行本より遥かにハードルが高いのです。
その無茶を通すことができたのは、ヒット連発でいま一番勢いのある編集者、一ノ瀬翔太氏のお陰であります。
しかしながら、この書の背にタイトルや著者名はいらないという当方の進言は入れられず、いささか無念ではあります。
背に絵を入れた本がほとんどない、とくに進化的に人間が注意を向けざるを得ない人間の顔や眼を入れた本がほぼない状況で、さらに背にタイトルや著者名がないというのは一番最初、つまり唯一の本であるからこそ赦される暴挙なのですが。
それでも、惚れ惚れするような素晴らしい仕上がりとなっています。ぜひとも、書店で手に取ってご賞味してみていただければ。
万巻の書を読み飽いた諸姉諸兄も、これほどの装幀の本はなかなか見ないと唸ることでありましょう。

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連載開始

『<道徳感情>で激動の世界を読み解く』という連載を、現代ビジネスサイトではじめました。
タイトル通り、道徳感情理論を使って、現代の世界情勢をすべて読み解いてしまおうという、さらには解決策を提示するところまでやってしまおうという、あいかわらず壮大なる目論見ですので、ご笑覧いただければ。

第1回 トランプが大統領となり、イスラム国が暴れる、その歴史の原理とはいったい何か?
第2回 サイコパスはなぜ人を惹きつけ、トランプ大統領はなぜ平気で嘘がつけるのか?
第3回 イスラム国はなぜ生れたのか?その真相と唯一の解決策とは ユースバルジの真の原理を解き明す
第4回 アダム・スミス『道徳感情論』は共感の大切さを語った本ではなかった! それは進化心理学と保守主義そのもの
第5回 誰も読み解けなかったブッダの真の教えがいま明かされる 認知バイアス克服で、すべての悲劇から解放される道とは
 ※これからまだまだ続きます。

『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』をすでに読んだ方にも愉しんでいただける内容となっております。
多少被っているところもありますが、トランプ大統領やイスラム国なんかが生み出される歴史の原理を探りつつ、今後の連載で道徳感情理論をより深く掘り下げていくことになりますから。
反対に、この連載を読んだ方も拙著を手にとっていただければ、より深い理解ができるのではないかと思います。本では、昭和史と冤罪を元に理論の裏付けをしていて、お互いに補完し合う内容ですので。

宮崎哲弥氏が本書『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』についてラジオで熱く語っておられますので、まだ聴いていない方は、こちらでぜひお聴きください。

そう云えば、まったく告知していなかったですが、本書は「紀伊國屋じんぶん大賞2017」第3位となりました。
『戦争まで』(加藤陽子)、『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)に次ぐ順位です。
じんぶん大賞の公式ツイッターでは「大賞・2位が歴史書であった」と記されてましたが、3位の本書も歴史書なんですけどね。


なお、アマゾンで一時的に売り切れても、数日で補充されます。
紀伊國屋ウェブストアhontoなど、他のウェブ書店では、すぐに発送されます。
また、紀伊國屋やジュンク堂、ブックファースト、あおい書店などのリアル書店にも在庫がありますので、中身を確かめてからご購入いただけます。


    




『冤罪と人類』

アマゾンで購入

少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類
道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』


冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!



少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。

『戦前の少年犯罪』

アマゾンで購入  
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?
戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
メールアドレス
kangaeru2001●gmail.com
●を@にして送信してください。





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