2009年11月04日

小学生が放火する

10歳男児、寺に放火か 児童相談所に送致、名古屋
2009/11/04 01:27【共同通信】
「うれしそうな表情で火災を見ている男児を近所の人が見つけ通報」「物が燃えるところが見たかった。ライターで火を付けた」
ということで小学生の放火事件を集めてみました。
昔は「おもしろいから」とゲーム感覚で火を付ける子どもがたくさんいました。

触法少年(13歳以下)の放火罪補導人数


1950196019701980199020002008
昭25年昭35年昭45年昭55年平2年平12年平20年
2064023173129412975

※昭和36年の484人、昭和37年の488人がピーク


昭和2年(1927).12.1〔12歳女子(満10〜11歳)がおもしろいから放火〕
 兵庫県武庫郡で、女子(12)が近所の民家に放火し、火事の様子を見ながらはしゃいでいたのですぐに捕まった。数日前に酒蔵が火事になったのを見て、火事のおもしろさに夢中になったもの。

昭和8年(1933).3.18〔小5(満10〜11歳)が連続放火〕
 東京市本所区で、小学5年生(12)が3.18〜5.23の間に30軒以上の民家のゴミ箱に火をつけた新聞紙を放り込んで放火、5.26に捕まった。厳重な警戒網を縫ってほとんど連日のように繰り返しており、通っている小学校にも2回放火していた。父親は2歳の時に関東大震災で死亡し、母親は子供を置いて再婚したため、祖母に育てられていた。自宅前に消防署があり、消防ポンプが出動すると「あの火事は○○さんの宅だ」と祖母に話していた。

昭和8年(1933).5.15〔小5女子(満10〜11歳)が連続放火〕
 東京市小石川区で夜7時過ぎ、小学5年生女子(12)が8軒に放火した。1軒目の騒ぎから人々が戸外に飛び出して警戒しているなかをセーラー服姿で逃走しているのを見つけられて追いかけられながらも25分間逃げ延びてさらに次々火をつけ、自宅前でポケットにマッチが入ったセーラー服を脱ぎ捨てたため追及されて自白した。和歌山県の農家の娘だが、資産家の材木商の叔母に預けられていた。成績は普通で友達はいない。「消防ポンプが出動して大騒ぎになるのが面白くて」やったと自供。自宅の材木店にも放火していた。

昭和8年(1933).7.28〔小6(満11〜12歳)が成績表燃やすため学校放火〕
 静岡県駿東郡の小学校で、6年生(13)が教室に放火した。成績が悪く、学校を焼けば7.30に渡される成績表も燃えてしまうと考えたもの。

昭和10年(1935).6.18〔小6(満11〜12歳)が学校放火〕
 北海道室蘭市の小学校で、6年生(13)がテスト答案が入っていた箱に火をつけ、3時間後にも校舍に火をつけた、6.20に捕まった。勉強嫌いで学校が燃えてなくなれば休校になると考えたもの。

昭和10年(1935).9.4〔小学生女子(満10〜11歳)が級長選挙に落ち学校放火〕
 東京市浅草区の小学校で、女子生徒(12)が教室に放火、恐ろしくなって職員室に駆け込んで告げたため消し止められた。主席争いをしている模範生だが、9.2の級長選挙に落ち、成績もさがったのは担任の依怙贔屓のせいだと恨んだもの。学校は内密に済ます決定をしていたが、警察に漏れて取り調べ。

昭和13年(1938).3.1〔小学生(満8〜9歳)が連続放火〕
 東京市蒲田区で深夜1時過ぎ、小学生(10)が民家7軒のゴミ箱に放火、朝に捕まった。クズ屋の子供で、成績はよいが映画好きで、2.27に映画を見て父親に叱られ翌日から家出していた。騒ぎが起こるのがおもしろくて、他にも3件の放火をしていた。

昭和15年(1940).6.30〔8歳(満6〜7歳)が小学校放火〕
 兵庫県神戸市の小学校で、少年(8)が放火して校舍を全焼、7.17に捕まった。これまでも近所の民家に火を付けたりしていた。



昭和26年(1951).1.25〔4歳らがいたずら爆発〕
 東京都荒川区の喫茶店裏で、男子(4,4,6)3人がオリーブ油の一升瓶に硫黄を入れて火を付けた。爆発して6歳が全身ヤケドの重体となった。

昭和26年(1951).7.27〔小学生が放火〕
 東京都杉並区の小学生A(10)、B(8)、C(9)、D(8)の4人組を放火容疑で検挙した。5月にBはテストで罰点をもらったのを恨み、下駄をなくして憤慨していたCと二人で教室に放火した。7月にはAが洋裁店で1800円を盗みBCD3人が犯行を隠すために放火、この金を隣家の塀に隠したが無くなったことに腹を立てて隣家も放火。計6件の放火を自供した。

昭和26年(1951).11.21〔小5女子が放火〕
 東京都杉並区で民家が全焼したが、この家の長女の友達の小学5年生の少女(12)が学校を休んで侵入しハンドバックなどを盗み、犯行を隠すために放火したことが判明した。少女はこのあとにもデパートで万引きして現行犯で捕まっていた。

昭和27年(1952).5.23〔6歳がぜいたく嫌って放火〕
 東京都大田区で、6歳は「料亭はぜいたくで憎らしいので焼いちまおう」と、7歳と8歳を引き連れ料亭に侵入して3カ所に放火した。
 昨年11.28に自宅で、6歳の母親(35)が小学4年生の長男(9)を帯で絞殺した。模型飛行機を買うため家の百円を盗んだためせっかんしたもの。床下に隠れていたところを逮捕されたが、精神分裂病と診断されて松沢病院に入り、昭和28年1月退院、昭和29年1.15に小学1年生になったこの放火犯の3男(7)、4男(5)、5男(3)の3人をヒモで絞殺、さまよい歩いているところを捕まった。2男は以前に病死しているが、死因を再調査する。父親(37)は大工だが酒好きで貧しい家庭だった。

昭和27年(1952).6.18〔小4が窃盗放火〕
 東京都中野区の小学校で、杉並区の小学4年生(10)が放火して逮った。盗癖があり、小学校でも本を盗んで犯行を隠すために放火した。

昭和27年(1952).12.23〔小学生が消防車が面白くて連続放火〕
 滋賀県野洲郡で、小学生(11)が農家に放火して全焼させ、12.27に別の農家に放火して逃走しているところを捕まった。町役場職員の長男。消防自動車が走り回るのが面白くて、ほかにも3軒に放火していた。

昭和30年(1955).1.4〔小5が怨んで友人宅に連続放火〕
 長野県松本市で夜8時、小学5年生(12)が友人の中学3年生の家に放火、すぐに消し止められた。マンガ本2冊を貸したが返さないため。続けて小学6年生2人それぞれの家に放火、すぐに消し止められた。遊び仲間に入れてくれないことを怨んだもの。3人兄弟の長男で、成績は良く、学校では問題なかったが、近所では暴力を振るうことがあった。翌日に補導され、児童相談所に送って精神鑑定を受けることになった。

昭和30年(1955).2.18〔5歳がこずかいもらえず放火〕
 宮城県桃生郡の農家で、四男(5)が物置に放火して10万円の損害を与えた。母親にこずかいをねだったがもらえなかったので、マッチで火を付けたもの。

昭和30年(1955).8.1〔小6が教師恨んで教室放火〕
 東京都で、小学6年生(11)が小学校の教室に放火して捕まった。6月に肝油玉千個を盗んで教師に叱られたことへの復讐。

昭和31年(1956).3.27〔小6が叱られて学校放火〕
 東京都世田谷区の小学校で、卒業したばかりの6年生(12)が放火し、4.3に自供した。教師に叱られたことを恨み、また消防車が来るのを見たくて、謝恩会のあとに教室に火をつけたもの。5人兄弟の末っ子で教師にも甘えていた。

昭和31年(1956).11.19〔小5女子が学校に放火〕
 東京都葛飾区の小学校と民家4件で放火があり、同校の5年生女子(11)を捕まえた。9月に8教室と民家7軒が全焼した放火など8件を自供した。
 「おもしろくてなんとなくやった」と言っている。服装検査のときはセーターの脇の下にマッチを隠していた。

昭和32年(1957).1.7〔小4と小3が7件の放火〕
 神奈川県横浜市の民家やゴミ箱が7〜9日まで3日連続6カ所放火され、9日に小学4年生(10)と小学3年生(9)を捕まえた。「消防車が集まるのがおもしろくてやった」と言っている。先月にも民家に放火していたが、すべてすぐに消し止められていた。

昭和32年(1957).1.8〔小2が学校に放火〕
 東京都新宿区の小学校で教室が放火され、ほかの教室でも教師の机が荒らされたり火を付けられたりして、12日に2年生(9)を捕まえた。裕福な執筆業の一人息子だが放任され、これまでも盗みを働いていた。「おもしろくてやった」と言っている。

昭和32年(1957).3.26〔小3が放火〕
 神奈川県横浜市の民家に、小学3年生(9)が炭俵を持ち込んで放火、すぐに消し止められた。「おもしろいから」と自供。

昭和32年(1957).6.15〔小3が8件連続放火〕
 東京都江東区で、小学3年生(8)が住宅6軒に放火。18日にも2件放火して、19日に捕まった。中流の会社員の長男で成績優秀。好奇心のため。

昭和33年(1958).1.7〔小4が火遊びで焼死〕
 兵庫県尼崎市の梱包会社倉庫で、小学4年生(10)が木箱の中でマッチ遊びをしていて焼死した。

昭和33年(1958).1.12〔小5ら2人が神社に放火〕
 群馬県伊勢崎市の神社で、小学5年生(10)2人が持参した石油を境内にまいてライターで放火、隣の神社も放火したが一部を焼いただけで消し止められた。1.15に補導。さい銭を盗もうとしたが鍵が掛かっていて失敗したためカッとしたもの。

昭和33年(1958).3.3〔小2消防車好きの6件連続放火〕
 東京都品川区で、小学2年生(8)が民家6軒の前に置いてあるゴミ箱に次々放火して捕まった。「消防自動車が走るのが面白かったので火を付けた」と自供。昨年にも放火事件を起こしていた。工員の長男。

昭和33年(1958).5.14〔小6女子が学校放火〕
 大阪府大阪市の小学校で、6年生女子(11)が衛生室の書類や薬品棚に火を付け、翌日には教室に放火、5.17に補導された。母親が一年前に家出してから家事や弟の世話もしていた。盗難事件の疑いを掛けられて怨んだもの。

昭和34年(1959).1.26〔小6が教室放火〕
 大阪府枚方市の小学校で、6年生(12)が12.26に教室を放火し、捕まってこの日に自供した。農家の3男で、教師の机の引き出しにマッチがあったので、人が騒ぐだろうと火を付けたもの。成績が悪く友達もいなかった。

昭和34年(1959).5.3〔小2が忍者のマネして9件の放火〕
 埼玉県浦和市岸町の小学2年生(8)が、4.6から連続9件の放火をして捕まった。忍者が煙とともに消えるテレビを見て、マネたもの。日雇い労働者の三男。

昭和34年(1959).6.22〔小4が父親に叱られた腹いせに空巣放火〕
 東京都豊島区長崎の小学4年生(10)が、空巣を働いた会社員宅に放火、恐ろしくなって自分で通報をして捕まった。父親に叱られ、その腹いせにと起こした事件。母親が家をでてからグレて、度々補導されていた。

昭和35年(1960).2.2〔小4が窃盗放火で1人焼死〕
 大阪府富田林市のデパートに火を付けて1人を焼死させた小学4年生(10)が捕まった。昨年の12.26の夜にデパートに盗みに入ったが明かりがないためマッチを付けて火事となり、宿直の女性店員(21)が死亡、ほかにも17件の空き巣を働き、放火して逃走していた。テレビで火事のニュースを見ておもしろそうだからやったと自供。

昭和35年(1960).2.25〔小4が放火〕
 東京都品川区の民家の前のゴミ箱が放火され、小学4年生(10)が捕まった。おもしろいからという動機。

昭和35年(1960).3.11〔小中生10人が黄燐マッチ放火で補導〕
 東京都世田谷区のタバコ屋が2月からどこでも擦れば火がつく黄燐マッチを販売していたが、少年に大人気となり、空き地の枯れ草に火を付けるなど放火が相次ぎ小中生10人が捕まった。

昭和35年(1960).4.29〔小4が爆弾遊びで重傷〕
 東京都港区で小学4年生(10)が友人数人と火薬をビンに入れて火を付け爆発させ、小指を吹き飛ばし、顔などに重傷を負った。

昭和35年(1960).8.23〔小3の2人が空き巣放火〕
 福島県白河市で民家に空き巣に入り放火した小学3年生(9)2人が捕まった。犯行を隠すためにフトンに火を付けたがすぐに消火された。今月初めにもこの家に放火している。

昭和35年(1960).10.24〔小5が学校に放火〕
 東京都新宿区の小学校で校舎が全焼し、放火した小学5年生(10)が11.3捕まった。継母のしつけが厳しいので家出、深夜の学校に金を盗みに入ったが金目の物がないのでマッチで火遊びをしているうちに燃え広がったもの。

昭和36年(1961).4.26〔小3がいじめの腹いせに放火〕
 東京都江東区の銭湯が放火され、小学3年生(8)が捕まった。いじめを受けていたが教師も見て見ぬふりをするため学校にはあまり行っていなかった。「学校も家もつまらないので火を付けた」と話す。

昭和36年(1961).5.4〔4歳ら3人が火遊びで大火事〕
 東京都足立区で、少年(8,5,4)3人が火遊びをして、自宅アパートなど7軒を焼き、6.12に捕まった。以前にもゴミ箱などに3回も火を付けていた。

昭和36年(1961).9.2〔小1風女子2人が放火〕
 東京都板橋区の小学校でボヤがあったが、すぐに消し止められた。現場にはマッチと紙が残され、小学1〜2年生風の女子2人が逃走していった。

昭和37年(1962).4.29〔小4女子が盗み怒られ学校放火〕
 大阪府大阪市城東区の小学校で三つの教室が全焼し、放火した小学4年生女子(10)が捕まった。28日に学校で窃盗をして教師に怒られ親にも通報されたのを逆恨みしたもの。

昭和38年(1963).1.9〔小1の3人が面白いから放火〕
 神奈川県小田原市で民家が全焼し、放火した小学1年生3人が11日捕まった。「火事になると人が集まるのが面白い」と自供。火を付けた新聞紙を放り込み、近くの家の屋根の上で見物していた。

昭和38年(1963).12.14〔小6兄弟が父親返せとホステスの部屋に放火〕
 広島県広島市でホステス(30)の部屋が放火され、翌年1.24に小学6年生(10)と小学4年生の兄弟が捕まった。父親がホステスのところから帰ってこないので、返して欲しいと頼んだが追い返されたため火を付けたもの。

昭和39年(1964).3.13〔小6ら2人が空き巣放火〕
 神奈川県横浜市で、小学6年生(12)と無職(16)が民家に侵入し、2万円とカメラを盗み、放火して全焼させる。

昭和40年(1965).3.〔小学生の放火事件〕
 昭和40年3月、小学校1年生の少女が自分の教室に旧校舎が当てられているのを嫌い、これを焼けば新校舎に入ることができるという単純な動機から、これに同情した友だちの2年生の少女と一緒に旧校舎に放火して木造2階建校舎2棟を全焼させた事件があった。この少女らの家庭はいずれも生活扶助を受けている家庭で両親は共稼ぎしており、また父は酒好きであった。(山形県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。

昭和42年(1967).7.21〔小3ら2人が4件の放火〕
 北海道根室市の小学校3年生(9)2人が、4.22に公民館を全焼させ洋裁学校女子生徒に重傷を負わせたのを皮切りに、倉庫2軒(内1軒は全焼)、小学校の11教室を焼失させ、補導された。小学校の火災現場で喜び、騒いでいるところを市民が写真に収め、それが逮捕の決め手になった。1人は母が無く、父は飲んだくれの無職、もう1人は土木作業員の父がいたが、共に放任されていた。放火の動機は「消防車がサイレンを鳴らしてくるのが格好良かった」から。

昭和44年(1969).6.10〔10歳少女が放火〕
 東京都練馬区の養護施設が女の子(10)の放火で全焼した。先月も男の子(5)がこの施設で放火しているが、そのとき小さい子を助け出して女の子は表彰されていて、またほめられたくて火をつけたらしい。

昭和44年(1969).7.4〔小3が荒んだ家庭に嫌気がさして学校に放火〕
 埼玉県浦和市岸町の小学校で小火騒ぎがあった。犯人は同校小3(8)。会社員(39)方の二男で、母は姑と仲が悪く家出中。祖父には「素直な兄に比べ、出来が悪い」と言われていた。こうした荒んだ家庭に嫌気がさし、これまでも保健室のカーテンに火をつけたり、同級生に乱暴を働いたり、物を投げて暴れるなど問題を起していた。

昭和45年(1970).9.2〔小2が友達の宿題に嫉妬し校舎に放火〕
 東京都保谷市の小学校の校舎と民家の1部が焼けた。同校の2年生(7)が、友達の夏休みの宿題のヨットが上出来なのをおもしろく思わず、水泳の授業を休み、教室に残っていた時に放火した。成績は普通、わがままで負けず嫌いの性格から同級生とよくケンカしていた。

昭和46年(1971).2.2〔1歳が車の中で火遊び焼死〕
 大阪府東大阪市の路上で、男子(1)が自動車の中でマッチ遊びをしてシートが燃えて焼死。両親は買い物中だった。

昭和46年(1971).2.20〔1歳が車の中で火遊び重体〕
 東京都大田区の自宅前路上で、男子(1)がライトバンの中でマッチ遊びをして火だるまになって全身ヤケドの重体。

昭和46年(1971).2.22〔小2が嬉しくて放火〕
 東京都品川区で、小学2年生(8)が2日間に民家など10軒に放火して捕まった。「大人が騒ぐのがおもしろくて嬉しかった」と自供。

昭和46年(1971).3.〔騒ぎがおもしろくて連続放火した事件〕
 小学6年男子は、火事になると消防、警察など多勢の人がきて騒ぐことに異常な興味を覚え、民家や保育園に連続5回、ガソリンで放火した。(高知3月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和46年(1971).7.1〔小3の2人がゲバまねて火炎ビン〕
 東京都品川区で、小学生3年生(9)2人が学生のゲバまねて、火炎瓶を自作して空き家に火を付けた。

昭和47年(1972).3.12〔小学5年生、水鉄砲にアルコールを入れて火炎放射し学校放火〕
 小学5年生(11歳)Mは、学校の理科教室に保管中のアルコール入りランプ1個とビーカー1個を取り出して、所持していたプラスチック製水鉄砲の銃口にアルコールを注ぎ、「マッチ」を点火し銃口先端部に引火させ火炎を噴射し木造2階建校舎を全焼させた。少年は、テレビマンガで鉄砲から火を吹く場面をみて、「これは火炎ビンになる」と児童仲間に話していた。(石川3月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和47年(1972).4.6〔5歳の子、叱られ放火〕
 兵庫県で5歳の子、叱られ放火。

昭和47年(1972).7.〔盗みの発覚をおそれた小学生の放火、脅迫〕
 小学校4年生(9歳)Cは、空巣に入り物色中のところを近所の主婦に発見され逃走したが、発見者を困らせれば非行を口外しないだろうと考えて、主婦宅に放火した。しかし、その後空巣の非行が警察に発覚し事情を聴取されたため、仕返しをしてやろうと第三者に宛てて「駐在所員を殺せ」との脅迫文書を作成し郵送した。(島根7月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和47年(1972).9.〔繁華街で連続放火した小学校2年生〕
 小学校2年生(8歳)Nは、両親が5年前離婚し、マッサージ師として働いている母親に養育されているが、遊んでくれる人がなく、おもしろくなかったことから、名古屋市中区内の繁華街でビル内物置、駐車中の貨物自動車等に連続放火し補導された。(愛知9月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和47年(1972).9.〔小6が同じアパートに6回も連続放火〕
 小学6年生、同じアパートに6回も連続放火、消防車のサイレンを鳴らしてくるのが面白いから……と(立川) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

昭和47年(1972).11.〔窃盗の目的から連続放火した小学校4年生〕
 小学校4年生(10歳)は、遊技用カ一ドを買うための現金欲しさから、他人の納屋等に放火し、その火事騒ぎ中に現金を得る目的で連続放火して補導された。(富山11月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和48年(1973).3.3〔小5が学級委員嫌で学校に放火〕
 兵庫県淡路島で、小学5年生(11)が3.3から3.6までの学校や民家など4件の放火で捕まった。「学級委員になって責任を押しつけられるのが嫌で学校がなくなればいいと思った。学校だけだとばれるので他にも火を付けた」と自供。通報し消火も手伝っていた。

昭和48年(1973).7.〔歓楽街に放火した触法少年〕
 岐阜市内の歓楽街「柳ケ瀬」で、火遊びで補導歴のある小学校2年生(7歳)が両親が共働きのため、孤独をまぎらわすためと、親への反抗心から火遊びをして、キャバレー、バ一、飲食店など39棟、98店舗を全半焼させた。(岐阜7月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和49年(1974).2.2〔小2の男女が校舎放火〕
 大阪府摂津市の小学校で木造校舎一棟とプレハブ教室が放火で全焼。2年生の男子と女子の2人が「新校舎で早く勉強したかった」と自供。

昭和50年(1975).9.28〔小4が動物愛護テロ〕
 東京都文京区の東大医学部法医学教室動物飼育小屋が放火され、ウサギや猿などが焼け死に、小学4年生(9)2人が捕まった。「実験で殺される動物がかわいそうでたまらなかった。火を付ければ逃げ出して助かるだろうと思った」と自供。「木っ端微塵作戦」と命名していた。

昭和50年(1975).12.21〔小5が女店員を刺殺〕
 青森県八戸市で、おばのところに遊びに来た小学5年生(11)が同じアパートの女店員(29)が外出したのを見て部屋に侵入、テーブルのうえの5万円を盗もうとしたが戻ってきた女店員が「泥棒」と叫んだため台所の庖丁で数回刺した。逃げようとすると女店員が血だらけになったまま捕まえようとしたので、台所の別の庖丁で合計20カ所刺して殺害、逃走したが翌日空腹で戻って捕まった。2年前に友達の家で火遊びをして3軒全焼している。成績は中くらいで内気だった。

昭和51年(1976).10.30〔2歳兄弟が車の中で火遊び焼死〕
 宮城県仙台市の自宅前で、3男(2)と4男(2)の双子兄弟が自動車の中で火遊びをして焼死。

昭和52年(1977).3.15〔小4が放火して戦後2番目の山火事〕
 栃木県那須郡で小学4年生(10)が放火して捕まった。森の木にいたずらして森林作業員に怒られたのを逆恨みして、学校をサボって空き家にマッチで火を付けたもの。住宅32軒と森林8百ヘクタールを焼く戦後2番目に大きな山火事。

昭和52年(1977).3.24〔イタズラっ子、野犬にガソリンかけ火つけ、飛び込み火事〕
 大阪府でイタズラっ子、野犬にガソリンかけ火つけ、飛び込み火事。

昭和52年(1977).9.17〔小5が絵を張り出してくれない学校を放火〕
 熊本県荒尾市の小学校で火事があり校舍を全焼したが生徒は避難して全員無事だった。絵の得意な5年生(10)が最近は絵を張り出してくれないことを恨んで放火したもの。同じ日に放火していたが消火されたため、あらためて火を付けていた。おとなしい性格の二男。

昭和53年(1978).4.20〔小3が勉強部屋のために自宅放火〕
 佐賀県唐津市で畳屋が全焼し、この家の長男の小学3年生(8)が放火したものとわかった。友達が勉強部屋をつくってもらったのをうらやみ、家が燃えると自分もつくってもらえると思い火を付けた。中1の姉がいる。

昭和54年(1979).1.〔小5がむしゃくしゃして放火し隠蔽工作〕
 小学5年生(11歳)は、風邪のため学校を4日間欠席していたが、いらいらする気分をはらそうと、隣家の壁板に、灯油をふりかけ放火し、壁板を焼いた。少年は推理小説や、マンガ本からヒントを得て、自分の臭いが警察犬にわからないよう手袋にチーズを塗ったり、自分で友達の氏名を書いた下敷を現場に落ちていたと警察官に提出するなどしていた。(1月、三重) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和54年(1979).3.〔自校に連続放火をしていた女子小学生を補導〕
 担任教師の関心をひくため、自校に連続放火をしていた女子小学生を補導。(町田) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

昭和54年(1979).5.6〔小1が信金盗犯〕
 群馬県大田市の信用金庫のガラス戸を破って小学1年生(6)2人が侵入し、金庫のダイアルを回して扉を開けたが鉄格子があったため金は盗めなかった。代わりに職員の机の引き出しから現金4300円を盗んだ。暗かったためメモなどにマッチで火をつけたが燃え上がり、消火器で消して逃げていた。防犯装置は故障しており、金庫の鍵も掛け忘れていた。

昭和56年(1981).9.13〔小6がムシャクシャして連続放火〕
 東京都葛飾区で、小学6年生(11)が放火で捕まった。6.23から民家など6件。母親(32)に叱られてムシャクシャしていたためと自供。

昭和59年(1984).3.〔小1が9件連続放火〕
 マッチをすってパッと火がつくのが面白く,民家の軒先や生き垣などに次々に火をつけ連続9件の放火を働いていた小学1年生(男)を補導。(田無署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

昭和59年(1984).7.21〔小6がいじめにムシャクシャして5件の連続放火〕
 山梨県中巨摩郡の小学6年生(11)が5件の連続放火で捕まった。「学校でいじめられてムシャクシャして火を付けた」と自供。

昭和59年(1984).11.〔小2が放火〕
 区立小学校2年生(8歳)は,拾った百円ライターがつくかどうかためすため近くの民家の物置,電柱の看板等5か所に放火し補導。(蒲田署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

昭和59年(1984).12.〔小5が19件放火〕
 小学5年生(10歳)は、怠学もなく、学校生活にも問題点は見当らなかったが、自宅付近の枯れ草に火をつけたところ、人が大騒ぎをしたのて面白くなり、公園のゴミ箱、オートバイのシートカバー等19件にのぼる放火を行った。(警視庁、12月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和60年(1985).5.〔小6が車放火〕
 区立小学校6年生は、金欲しさに四輪駆動車のチャックを開けて探したが無いので、腹いせに車内にあった使い捨てライターで車検証や紙クズに火をつけ放火と窃盗未遂で補導。(大森署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

昭和60年(1985).9.〔小4が学校放火〕
 小学4年生(10歳)は、夏休みの宿題が残っているので学校に行きたくなくなり、自分の通学する学校の体育館に火を付け、体育館を全焼させた。(千葉9月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和61年(1986).3.〔小6が面白いと放火〕
 小学6年生(11歳)は学校が燃えれは大勢の人が集まり、消防車が来るのが面白いと思い、校内グランドの物置に火をつけたが、付近の者が早期にこれを発見し、消火した。(新潟3月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。

昭和62年(1987).4.16〔母に叱られ家出、小学生2日間で7件の放火〕
 大阪府で母に叱られ家出、小学生2日間で7件の放火。


オマケ

昭和9年(1934).11.21〔小3ら3人が同級生を火炙り殺人未遂〕
 北海道網走郡で、小学3年生3人が下校中に同級生を松林に連れ込んで裸にして木に縛りつけ、火あぶりにしようとしているところを教師に見つかった。授業中に筆を貸さなかったため殺そうと計画して友人2人に手伝わせたもの。



Posted by 管賀江留郎 at 03:51│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
 私の幼少期にはしょっちゅう「子どもの火遊び禁止」って言われていました。今にして思えばあれは頻発する子どもの放火を防止するためだったんでしょうね。
 私も火遊びは大好きでした(色恋沙汰にあらず)けど、たき火とか薪の風呂釜とか、そういう公認の火遊びで欲望を処理できていたんでしょう。もちろん日常にたき火や薪燃やしがあったことが、燃焼への欲望を増大する可能性もあったんでしょうけど。
Posted by shira at 2009年11月06日 00:13