MurderWatcher6『実録・殺人事件がわかる本2010 SPRING』柳下毅一郎監修(別冊映画秘宝) で、またもや殺人花嫁・煙山ハナさんについて書きました。
『戦前の少年犯罪』からはじまって、これで三度目ですよ。17歳のハナさんに取憑かれております。
今回また書こうと思い立ったのは、被害者となったハナさんの夫、来二さんの日記がウェブ上で公開されていることに気付いたことが大きいです。
何年間もハナさんを追っかけているのに、まさかこんな日記を読むことができるとは夢にも思いませんでした。一年後に若くして非業の死を迎えることを念頭に読むと、なかなか心に沁み入る内容です。
ウェブはありがたいね。アップしてくれた皆川修一氏に感謝です。

さらに今回はもうひとつあるのです。
私は横溝正史は一冊も読んだことがなく、映画もあまりぴんとこないのですが、何故だか古谷一行が金田一耕助をやってるTVシリーズだけはなんか好きで昔からよく見ています。いまもファミリー劇場で再放送をやってまして、たまたま『黒猫亭事件』をやってたのでこのハナ事件の原稿を書きながら、ちらちら見ていたのですが、途中でぬおおおおおっ!!と叫んでしまいましたよ。まさか、太地喜和子がハナさんに扮していたとは。
これも<運命の女>ハナさんの導きでありましょうか。これまで横溝正史研究で、この繋がりについて論じたものはあるのでしょうか。
『黒猫亭事件』の原作は、角川文庫『本陣殺人事件』に入っています。
詳しくは雑誌で読んでいただければ。そのほかにも新聞記事の画像などを多数掲載して、ハナ事件の決定版となっています。

なお、前回に『へんな判決』でハナさんについて書いたときに、事件後に姑に対して2万円の損害賠償訴訟を起こしたと記しましたが、これはそういう訴訟を起す予定という新聞記事を元にしたもので、今回実際に訴訟を起した記事を見つけたので1万5千円(いまの4千万円ほど)と訂正しました。ご了承ください。