2010年11月
2010年11月29日
感劇市場2010、全公演終了。
感劇市場2010の演目が全て終了しました!
お客様はもちろん、
参加劇団の皆様
大学関係者
・・・
感劇市場に関わってくださいました全ての皆様に御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
至らない点もございましたが、それを次への原動力にして、
さらに楽しんで頂けるよう頑張って参ります。
また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
それではそれまでお元気で…
ごきげんよう!
感劇市場2010実行委員会一同
2010年11月25日
いよいよ!
インプロシアターが宴たけなわのうちに幕を閉じ、
いよいよ感劇市場2010の公演はポかリン記憶舎を残すのみとなりました!
劇場を飛び出しやわらぎホールにあらゆるカンパニーが集う感劇市場ですが、
ポかリン記憶舎、ホールも飛び出します!
ポかリン記憶舎
『冬の穴』
冬の匂いがする郊外の葬儀場
ロビーを行き来する弔問客たち
何を葬りにここまで来たのか
作・演出 明神 慈
【キャスト】
中島美紀 日下部そう
三村 聡 寺内亜矢子 坂本 絢 佐藤拓道
山森信太郎 佐島由昭 笠井里美(ひょっとこ乱舞)
桜井昭子 二瓶鮫一
音楽/木並和彦
照明/木藤歩
音響・ドラマトゥルク/荒木まや
舞台美術/杉山至+鴉屋
演出助手/川本直人 滝沢佑果
衣裳・制作/フラボン
【会場】
学習院女子大学 やわらぎホール ロビー
【日時】
11/27(土)15:00★/19:00
11/28(日)13:00/17:00
★ プレビュー割
※受付開始:開演60分前 開場:開演30分前
※演出の都合により、開演後は入場をお断りする場合があります。
お早めにご来場下さい。9才未満のお子様の入場はご遠慮下さい。
【チケット料金】
前売:一般3000円
当日:一般3500円
和服割:2500円
学生・シニア:2500円(要身分証明書)
★プレビュー割:2500円
学習院関係者(ご本人様のみ):1500円
※学習院関係者とは
学校法人学習院系列の学生、生徒、教職員が対象となります。
予約時に所属を明記ください。
(学習院大学大学生、学習院女子大学職員など)
[学習院関係者]チケット料金でご覧いただくことができます。
【チケット取扱い】
フラボン
【お問い合わせ】
フラボン
070-5553-4180 info@pocarine.org
こちらが、普段のロビー。
このロビーが一体どんなことになってしまうのか・・・!!
楽しみです。楽しみすぎます。
是非あなたのその目でお確かめください。
お席数が限られております。予約がまだの方、お早めに!!
ポかリン記憶舎ホームページ
毎日更新!稽古場日誌
ポかリン記憶舎公演前インタビューはこちら!
感劇市場
2010年11月22日
『KUZUNOHA』インタビュー。
今年は参加劇団の方々にインタビューを行っていますが、
実は『KUZUNOHA』演出家の岡田さんにもお話を伺っていたのです!
会場は大学近くのマック。
(思い返せばこの時期私たちのマックの利用回数はすごかった)
この日はもの凄い風の冷たい日で、
寒い寒いといいながら、わいわいお話を伺いました。
その寒さもまた楽しかったんですよ。
公演後インタビュー、お楽しみください
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2010年11月15日
ポかリン記憶舎インタビュー
先日、感劇市場の大トリを飾るポかリン記憶舎の稽古場に潜入してきました。
今回はその様子をお届けしたいと思います!
まず、ポかリン記憶舎主宰の明神さんにお話をお伺いしました。
―「ポかリン記憶舎」について教えてください。
明神慈(以下、明):
お芝居を観ている人の呼吸が深くなります。
―といいますと、色々と考えられるようになることですか?
明:
呼吸が深い状態というのは色々考えることもできる状態ですし、すごく耳がよくなるんです。
例えば子供のころって五感が開いていてなんでも楽しかったじゃないですか。
でも皆大人になるにつれて、五感をあまり使わなくなるんです。
もし、満員電車の中で五感全部使ったら、知らない人たちに密着しておかしくなりますよね。
だから、自分で鎧を着て、うまく仮死状態になっている感じです。
中には肩こりに気づかないくらい自分の身体がわからなくなっている人もいます。
そうなってしまった人の呼吸とか耳とか、皮膚感覚とかをもう一回子供のころの感覚に戻したい。
そのためには、笑ってすっきりする、泣いてすっきりする、色々な方法があると思うんですけど、うちの場合は、空間の気の流れを精密に計算して創っているので、呼吸が深くなって、血の巡りが良くなります。
空間の密度、これには自信あります。
この間稽古場にいらしてたフランス人のデザイナーさんが、観ているだけなのに暑い暑いって、言っていましたね。
―健康効果抜群ですね。
明:
ワークショップに参加してもそうだったでしょ?
―はい。冷え性で冷たかった手足がぽかぽかしました。
―続いて、今回の公演についてお伺いしたのですが、なぜロビーで公演しようと考えたのでしょうか?
明:
会場となるやわらぎホールではお客さんが座ったら、俳優が立っていても胸までしか見えないんです。
舞台上に客席も造る方法もあるんですが、もともと私が劇場でやるのがそんなに好きじゃないんです。
ガラスがたくさんあるギャラリーとか、温室のなか、野外、古い家とかでよく公演をやるんです。
劇場の中ってなんでもできるから、逆に安心して創作できる。
劇場以外だと、本物の建物や磁場に偽物の物語が入っていくので世界は創りにくいですよね。
それが楽しい。
今回はロビーの中と外の、内側と外側の世界を両方に感じることができます。
また、鏡みたいにはっきりではないけど、お客さんも亡霊みたいに映りこんでしまうガラスの力で、何かが見守っているんだっていうような感覚にもなるかもしれません。
そんな鏡のようなガラスをうまく使いたいなと思っています。
まあ、感劇市場至上、誰もやったことがないっていうのを聞いてうちが一番にやりたいって思ったんですけどね。
最初廊下でもやりたかったんですよ。
30メートルもあるから両脇にお客さんが1列入って、とてもゆっくりしたパフォーマンス。
でも幅が狭すぎて、あきらめました。
幅が3メートルあればやりたかったですね。
―以前「大学の中庭でもやりたい」とおっしゃっていましたよね?
明:
そうそう。あそこでもやりたいし、学食でもやりたい。
「会場=やわらぎホール」と一つのところに決めないで、色々な可能性を考えたほうが今後、面白いと思う。
―今回はお葬式の話ということで、よく連想しがちなシリアスで悲しいお話なんでしょうか?
明:
お葬式って生まれてから死ぬまでの間の儀式の1つですよね。
例えば他にも、七五三だったり、成人式だったり、結婚式だったり、銀婚式だったり、いろんな節目節目の儀式があります。
でもそれは人間だけじゃなく他の動物にもあります。
例えば象が死んだら、みんなが鼻で死んだ象をいたわって、また旅に出るんだけど、白骨化したころにまたその場所に戻ってきて、みんなでその骨を鼻で悼むんです。
大事な仲間の死を覚えていて、思い出す。
ちゃんとその死を認識して、仲間を大事にしているんです。
始まる、終わる、そしてまた思い出して戻ってくる。
人で言えば三回忌とかと同じですよね。
それじゃあ、なんで人間が儀式にするのだろうということが、さまざまな形で今回見えてくると思います。
よく映画や小説では一つのお葬式を扱ってるんですが、今回は3つのお葬式の物語が平行していくので、多分お客さんが、誰かしらに気持ちを添わせて観ることができるようになっていますね。
それで、大事な人と来ると、一気に関係が進むと思います!+゜*
『上海バンスキング』っていうお芝居で、廃人になった夫を妻が車椅子で押すシーンが最後に出てくるんです。
それを観に行った恋人たちが、そのときに「将来あんなふうに相手がなっても私も僕もそうやって車椅子押してもいいな」ってそのとき同時に思ったんですって。
それまで、結婚の話は一回も出てなかったらしいんだけど、そのお芝居一緒に観に行って、結婚したそうですよ。
― へーーーーー!!!!!!!(゜д゜*)”
明:
今回はその大きく背中を押す要素が、あちこちに入っています。
恋人と、気になる人と、相手が何考えているのかなって思ったらぜひ誘って観に来てください。
もちろん友達とでも。
親子の会話を増やすのにもいいですよ。
ご来場、心よりお待ちしてます。
公演仔細:
http://www.pocarine.org/mt/archives/2010/09/17.html
チケット:
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=c3a5c5b5eb
インタビューの後、稽古を見学させていただきました。
まずは、ウォーミングアップから!
(ポかリン記憶舎の稽古場日誌はこちらから
http://pocarine.blog17.fc2.com/)
「竹林」 竹のようにゆーらゆーら。
「ね」「うん」 お互いを感じながら互いにタッチ。
「丹田集め」対決編
丹田にエネルギーを集めてます。みなさん動きが豪快です!
稽古中は皆さん和気あいあいとして楽しそうだったのがとても印象的でした。
その後、一足お先に、通しを見学させていただきました。
人の死によって葬式場に訪れた様々な人が関わりあい、その中いる一人ひとりの価値観や人間模様が見えてくる、そんな舞台でした。
どんな人間模様が描かれているのか、何の変哲のないロビーがどのように舞台に変わるのか、ぜひ大切な人と足を運んでご自身の目で確かめてみてくださいね!
ポかリン記憶舎公演
「冬の穴」
11月27日(土)14時30分開場 15時00分開演
18時30分開場 19 時00分開演
11月28日(日)12時30分開場 13時00分開演
16時30分開場 17時00分開演