医療介護CBニュース 2月3日(木)18時19分配信

全国各地で地域医療に従事し、優れた功績を上げた医師に贈られる「ノバルティス地域医療賞」の授賞式が2月3日、東京都内で開かれ、長年にわたって地域医療に貢献した医師5人が表彰された。

 同賞は1993年に創設され、今回で18回目。ノバルティスファーマが日本医師会の協力を得て、各地の医師会会員から推薦された医師の中から5人を選ぶ。
 今回受賞したのは、▽安齋重夫氏(75歳、福島市)▽曲淑子氏(78歳、群馬県太田市)▽牧野毅氏(73歳、千葉県浦安市)▽宮下謙二氏(84歳、広島県府中市)▽山崎晴義氏(76歳、川崎市)―の5人。

 授賞式に続いて行われた記者会見では、受賞した5人が地域医療に対するそれぞれの思いを語った。
 このうち、最高齢での受賞となった宮下氏は、64年に内科医院を開業して以来、46年にわたって地元密着型の医療に従事してきた。無床診療所でありながら、夜間の急患に対応するために、看護師の当直を置いて往診に応じるなど、献身的な活動が高く評価された。宮下氏は、「診察した人が成長して子どもを連れて来る。さらに、その孫も診てきた。そうした信頼を得るには、あくまでも勉強と健康、そして愛情が何より重要。これからも続けられる限り頑張りたい」と語った。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000005-cbn-soci