2018年04月
2018年04月29日
2018年04月28日
連載第5回は、10年前からかんかん森に暮らす藤原さんの登場。かんかん森には現在4名しかいない独身男性のひとりだ(稀少!)。読書とお酒をこよなく愛し、童心に返って子ども達の戯れを楽しむ。本は経済や社会などのノンフィクションが好き。でも、ジャンルにこだわらず、いいかなと思うものは何でも読むと言う。さて、今日はどんな話に発展していくのだろう。
聞き手:藤原さんは読書が趣味とのことですが、子供の頃から本はよく読まれたんですか?
藤原さん:そうですね、小学生の頃から毎週図書館に通ってましたね。明智小五郎、ルパン、シャーロックホームズなどよく読みました。
聞き手:では、大学も文学部とか?
藤原さん:そう。岡山から東京に出てきて大学の文学部に入りました。文芸サークルに入って、青少年向けの文学を中心によく議論を交わし、飲んで食べましたね〜。サークルでは同人誌も発行していました。サークルOBには有名作家もいて、とても憧れましたね。
聞き手:藤原さんご自身は作家になろうとは?
藤原さん:そうですね、作家になりたいと思って、小説を書き始めたことは何度かありますけど、いつも未完成に終わってしまうんですね。大学が終わるころからシナリオライタースクールに通い始めたんですが、そのスクールの卒業制作で1本書き終えるところまでいかず、就職したこともあって修了しないままになってしまいました。自分は創作ものを最後まで書き上げるのに向かないんですね。
聞き手:そうですか?作品を書き始める時って、最後までプロットを練ってから書き始めるわけじゃなく?
藤原さん:いや、思いつきで書き始めるタイプ。で、書いていそのうちにどこかで読んだことがあるものになっていることに気づいてやめてしまうわけです。これを書きたいという「コレ」がないのだと思います。
聞き手:そうなんですね。でも現在のお仕事は書くことが中心ですよね。
藤原さん:大学卒業以来、いくつかの業界新聞の出版社に勤務し、記事の取材や執筆をしてきました。現在は農業機械の業界新聞の出版の仕事をしています。仕事で記事を書くのは好きで自分に向いていると思ってます。それに、北から南まで地方に取材に行く機会が多い。特に北海道や長野、山形など北に行くことが多いんですが、その地域の食べ物やお酒が楽しめるのがいいですね。地元の居酒屋に行って、たまたま居合わせた地元の人と話しをするのもいいですし。
聞き手:出張はそういうところが醍醐味のひとつですよね。海外には行かれたことはありますか?
藤原さん:仕事ではなく、個人旅行で、香港、上海、南京、ソウルに行ったことがありますよ。
聞き手:へえ、中国にご興味が?
藤原さん:中国株の投資をしている関係もあってね。
聞き手:そうなんですか!実は私も昨年投資家デビューしたんですよ。これからは不労所得を得るチャネルを作っておくのも危機管理のひとつかと思って。だから興味あります。何かきっかけに始められたんですか?
藤原さん:20年ほど前にたまたま読んだ中国株の本にとても共感したことがきっかけです。現在でもセミナーに2カ月に1回通ってますよ。でも、20年前は中国株に関心を持つ人はとても少なかったですね。知り合いに声を掛けても誰も始めませんでした。自分は本を読んで、中国という国は投資対象としておもしろいと感じたんですけど。
聞き手:それで、実際にやってみてどうでした?上手くいきましたか?
藤原さん;そうですねえ。たとえば、上場間もないソニーやトヨタに投資していたら現在どうなっているか想像すればわかると思いますけど〜。
聞き手:おお!それじゃ、すごく儲かったわけですね?!
藤原さん:それはご想像にお任せします(笑)。
聞き手:あ〜、ノーコメント出た!(笑)。そりや、そうですよね。ところで、藤原さんは、何か決める時は本を読んで決められるみたいですね。
藤原さん:そうですね。だいたい人の話より、本を読んで自己責任で行動を決めますね。そうだ、コレクティブハウスに興味を持ったのも本を読んだのがきっかけですよ。小谷部育子さんのコレクティブハウスに関する本を読んで、変わっているな、面白いなと思ったんです。
聞き手:なるほど、本がきっかけだったんですね。即、行動に移されたということは、よほど関心を強く持たれたということかしら。
藤原さん:当時の職場が浅草で近かったし、そのとき住んでいたアパートは10年経っていてもう引っ越してもいいかなと思っていましたから。ちょうど12年前のことです。かんかん森が3周年パーティーを催して、見学会も実施すると聞いて参加してみたんです。それで、こういう暮らし方もありだな、自分も暮らしてみてよいかなと思ったわけですね。
聞き手:それで即、入居ですか?
藤原さん:いえ、希望の7万円台の部屋がすぐに空かず、1年以上待って、入居しました。当時は、スウェーデン発祥のコレクティブハウスという暮らし方を日本にも取り入れたいという信念を持って、かんかん森の設立に関わった人達が住んでいて、個性的で積極的な人達が多かったですね。当時は子どもがいなかったな。
聞き手:あ、そうなんですね。今は、藤原さん、子ども達に人気ですよね。お化けごっこなどして逃げる子ども達を追っかけたりして遊んであげたりして。
藤原さん:でも、独身の自分は、以前は子どもとどう接してよいかよく分かりませんでした。それが、毎日のように会ううちに、子どもとの交流を楽しんでいる自分に気がついたんです。自分の子どもの部分で付き合っている感じですね。
聞き手:確かに、いつも会っていると、成長が楽しみになってくる気持ち、分かります。わたしも実感しているところです。ところで、最近はシェアハウスが人気だと聞きますが、コレクティブハウスはなかなか広まっていない感じですよね。これについてどう思われます?
藤原さん:そうですねえ、日本ではサービス産業が発展しすぎて、便利になり過ぎている、というのが一つの要因じゃないかと思います。コレクティブハウスのように、住人たちでコミュニティーを作り上げていくことは根気がいることでしょう。現在の日本ではどんなサービスもお金で買えるから、面倒なことを自ら進んで受け入れていこうという気が起きないのでは?煩わしいと思うことを避けて、ひとりで気ままに暮らすことが可能ですからね。スウェーデンも日本のように過剰なほどサービス産業が発展していたら、コレクティブハウスは根付いていなかったかもしれませんね。
聞き手:あ、なるほど。そういう見方もできますね。以前、ヨーロッパのある都市のホテルに午後6時頃着いて、さあ街に出よう!としたら日曜だったので1件たりとも店がやってなくて、旅行者としてはひどく残念でつまらない思いをしたことがあります。だけど、視点を変えれば、個人や家族の時間がすごく尊重されているということになりますよね。なんか今のお話を聞いてそのときのことを思い出しました。便利になり過ぎるのをどこかでラインを引いて避けて、その代わり人間として本来大切なことを守っている感じがします。これ、ヨーロッパに対する、わたしのイメージのひとつです。
藤原さん:そうですね。それから、どの社会でも、人口の8割は保守的な人達、残り2割はちょっと変わっている人達で成っていると思います。保守的な人達がいるから社会が安定する、だけど、そういう人たち変化への対応があんまり上手くなかったりするわけです。そんなときに力を出すのがちょっと変わっている2割の人達。
聞き手:変化に強いと。
藤原さん:そう。サービス産業が超発展している日本でも、かんかん森のようなコレクティブハウスに暮らして、面倒でもコミュニティーに参加し作り上げていこうという人達はちょっと変わっているのかもしれない。多分2割に入る人達だろうと僕は思ってます。コレクティブハウスがこれから激増することはないとしても、多様な考え方を持つ、ちょっと変わった人達が住まう場所としてかんかん森が維持されていくのは大賛成です。
聞き手:わたしも全く同感です!今日はいろんなお話をお聞きできてとても面白かったです。ありがとうございました。
コミュニティーを自治的に作り上げていくことは喜びもあるが手間も時間もかかる。でも、昔は皆そうして暮らしてきた。今は便利になり過ぎ、他人と直接関係を持たなくても気楽に生きられるようになった。はてさて、一体どっちが変わっているんだろう?
聞き手:藤原さんは読書が趣味とのことですが、子供の頃から本はよく読まれたんですか?
藤原さん:そうですね、小学生の頃から毎週図書館に通ってましたね。明智小五郎、ルパン、シャーロックホームズなどよく読みました。
聞き手:では、大学も文学部とか?
藤原さん:そう。岡山から東京に出てきて大学の文学部に入りました。文芸サークルに入って、青少年向けの文学を中心によく議論を交わし、飲んで食べましたね〜。サークルでは同人誌も発行していました。サークルOBには有名作家もいて、とても憧れましたね。
聞き手:藤原さんご自身は作家になろうとは?
藤原さん:そうですね、作家になりたいと思って、小説を書き始めたことは何度かありますけど、いつも未完成に終わってしまうんですね。大学が終わるころからシナリオライタースクールに通い始めたんですが、そのスクールの卒業制作で1本書き終えるところまでいかず、就職したこともあって修了しないままになってしまいました。自分は創作ものを最後まで書き上げるのに向かないんですね。
聞き手:そうですか?作品を書き始める時って、最後までプロットを練ってから書き始めるわけじゃなく?
藤原さん:いや、思いつきで書き始めるタイプ。で、書いていそのうちにどこかで読んだことがあるものになっていることに気づいてやめてしまうわけです。これを書きたいという「コレ」がないのだと思います。
聞き手:そうなんですね。でも現在のお仕事は書くことが中心ですよね。
藤原さん:大学卒業以来、いくつかの業界新聞の出版社に勤務し、記事の取材や執筆をしてきました。現在は農業機械の業界新聞の出版の仕事をしています。仕事で記事を書くのは好きで自分に向いていると思ってます。それに、北から南まで地方に取材に行く機会が多い。特に北海道や長野、山形など北に行くことが多いんですが、その地域の食べ物やお酒が楽しめるのがいいですね。地元の居酒屋に行って、たまたま居合わせた地元の人と話しをするのもいいですし。
聞き手:出張はそういうところが醍醐味のひとつですよね。海外には行かれたことはありますか?
藤原さん:仕事ではなく、個人旅行で、香港、上海、南京、ソウルに行ったことがありますよ。
聞き手:へえ、中国にご興味が?
藤原さん:中国株の投資をしている関係もあってね。
聞き手:そうなんですか!実は私も昨年投資家デビューしたんですよ。これからは不労所得を得るチャネルを作っておくのも危機管理のひとつかと思って。だから興味あります。何かきっかけに始められたんですか?
藤原さん:20年ほど前にたまたま読んだ中国株の本にとても共感したことがきっかけです。現在でもセミナーに2カ月に1回通ってますよ。でも、20年前は中国株に関心を持つ人はとても少なかったですね。知り合いに声を掛けても誰も始めませんでした。自分は本を読んで、中国という国は投資対象としておもしろいと感じたんですけど。
聞き手:それで、実際にやってみてどうでした?上手くいきましたか?
藤原さん;そうですねえ。たとえば、上場間もないソニーやトヨタに投資していたら現在どうなっているか想像すればわかると思いますけど〜。
聞き手:おお!それじゃ、すごく儲かったわけですね?!
藤原さん:それはご想像にお任せします(笑)。
聞き手:あ〜、ノーコメント出た!(笑)。そりや、そうですよね。ところで、藤原さんは、何か決める時は本を読んで決められるみたいですね。
藤原さん:そうですね。だいたい人の話より、本を読んで自己責任で行動を決めますね。そうだ、コレクティブハウスに興味を持ったのも本を読んだのがきっかけですよ。小谷部育子さんのコレクティブハウスに関する本を読んで、変わっているな、面白いなと思ったんです。
聞き手:なるほど、本がきっかけだったんですね。即、行動に移されたということは、よほど関心を強く持たれたということかしら。
藤原さん:当時の職場が浅草で近かったし、そのとき住んでいたアパートは10年経っていてもう引っ越してもいいかなと思っていましたから。ちょうど12年前のことです。かんかん森が3周年パーティーを催して、見学会も実施すると聞いて参加してみたんです。それで、こういう暮らし方もありだな、自分も暮らしてみてよいかなと思ったわけですね。
聞き手:それで即、入居ですか?
藤原さん:いえ、希望の7万円台の部屋がすぐに空かず、1年以上待って、入居しました。当時は、スウェーデン発祥のコレクティブハウスという暮らし方を日本にも取り入れたいという信念を持って、かんかん森の設立に関わった人達が住んでいて、個性的で積極的な人達が多かったですね。当時は子どもがいなかったな。
聞き手:あ、そうなんですね。今は、藤原さん、子ども達に人気ですよね。お化けごっこなどして逃げる子ども達を追っかけたりして遊んであげたりして。
藤原さん:でも、独身の自分は、以前は子どもとどう接してよいかよく分かりませんでした。それが、毎日のように会ううちに、子どもとの交流を楽しんでいる自分に気がついたんです。自分の子どもの部分で付き合っている感じですね。
聞き手:確かに、いつも会っていると、成長が楽しみになってくる気持ち、分かります。わたしも実感しているところです。ところで、最近はシェアハウスが人気だと聞きますが、コレクティブハウスはなかなか広まっていない感じですよね。これについてどう思われます?
藤原さん:そうですねえ、日本ではサービス産業が発展しすぎて、便利になり過ぎている、というのが一つの要因じゃないかと思います。コレクティブハウスのように、住人たちでコミュニティーを作り上げていくことは根気がいることでしょう。現在の日本ではどんなサービスもお金で買えるから、面倒なことを自ら進んで受け入れていこうという気が起きないのでは?煩わしいと思うことを避けて、ひとりで気ままに暮らすことが可能ですからね。スウェーデンも日本のように過剰なほどサービス産業が発展していたら、コレクティブハウスは根付いていなかったかもしれませんね。
聞き手:あ、なるほど。そういう見方もできますね。以前、ヨーロッパのある都市のホテルに午後6時頃着いて、さあ街に出よう!としたら日曜だったので1件たりとも店がやってなくて、旅行者としてはひどく残念でつまらない思いをしたことがあります。だけど、視点を変えれば、個人や家族の時間がすごく尊重されているということになりますよね。なんか今のお話を聞いてそのときのことを思い出しました。便利になり過ぎるのをどこかでラインを引いて避けて、その代わり人間として本来大切なことを守っている感じがします。これ、ヨーロッパに対する、わたしのイメージのひとつです。
藤原さん:そうですね。それから、どの社会でも、人口の8割は保守的な人達、残り2割はちょっと変わっている人達で成っていると思います。保守的な人達がいるから社会が安定する、だけど、そういう人たち変化への対応があんまり上手くなかったりするわけです。そんなときに力を出すのがちょっと変わっている2割の人達。
聞き手:変化に強いと。
藤原さん:そう。サービス産業が超発展している日本でも、かんかん森のようなコレクティブハウスに暮らして、面倒でもコミュニティーに参加し作り上げていこうという人達はちょっと変わっているのかもしれない。多分2割に入る人達だろうと僕は思ってます。コレクティブハウスがこれから激増することはないとしても、多様な考え方を持つ、ちょっと変わった人達が住まう場所としてかんかん森が維持されていくのは大賛成です。
聞き手:わたしも全く同感です!今日はいろんなお話をお聞きできてとても面白かったです。ありがとうございました。
コミュニティーを自治的に作り上げていくことは喜びもあるが手間も時間もかかる。でも、昔は皆そうして暮らしてきた。今は便利になり過ぎ、他人と直接関係を持たなくても気楽に生きられるようになった。はてさて、一体どっちが変わっているんだろう?
(20:27)
2018年04月26日
2018年04月22日
記録係mは違うのですのが、かんかん森には辛いモノ好きな方々がいます。(カレー部があるとか、ないとか)
今日はそんな方の作る本格カレーコモンミール!!
サグカレー(ほうれん草カレー)にタンドリーチキン、スープにサラダにポテト、デザートのシャーベット(撮り忘れてすみません!)
ちゃんと子ども用のカレー(左)も用意してくれました
当番Fさんの「そんなに辛くないよ〜」の一言は「辛い」とインプットされているm…
ドキドキして食べると…確かにそんなに辛くない!
ほうれん草がたっぷり入ったカレーはマイルドな辛さでとっても美味しかったです!
しかし、ほっとして飲んだスープが辛いっ!!
Fさんの言葉はこっちのスープの事だったのだろうか?
記録係m
今日はそんな方の作る本格カレーコモンミール!!
サグカレー(ほうれん草カレー)にタンドリーチキン、スープにサラダにポテト、デザートのシャーベット(撮り忘れてすみません!)
ちゃんと子ども用のカレー(左)も用意してくれました
当番Fさんの「そんなに辛くないよ〜」の一言は「辛い」とインプットされているm…
ドキドキして食べると…確かにそんなに辛くない!
ほうれん草がたっぷり入ったカレーはマイルドな辛さでとっても美味しかったです!
しかし、ほっとして飲んだスープが辛いっ!!
Fさんの言葉はこっちのスープの事だったのだろうか?
記録係m
(18:00)
2018年04月18日
予約表に書かれていた
【 孟宗汁(モウソウジル) 】
見慣れない漢字と音の響き(しかもカタカナ)に興味津々の住人たち。
「中華系のお料理かと思った」「どんな料理なの?」と、食事の前から話題の中心でした。
実際の孟宗汁は、酒かすを入れたタケノコのお味噌汁。
たしかに、「孟宗竹」はタケノコが大人になったものですね。
調理担当のSさんによると、孟宗汁は山形県庄内地方の郷土料理なんだそうです。
はじめていただきましたが、酒かすのおかげで、普通のお味噌汁に比べて濃厚かつマイルド!
優しい味の煮物には、柚子胡椒が合いました。
デザートはいちごに加えてゲストからの差し入れもあり、子どもたちがもりもり食べていました。
記録係M
【 孟宗汁(モウソウジル) 】
見慣れない漢字と音の響き(しかもカタカナ)に興味津々の住人たち。
「中華系のお料理かと思った」「どんな料理なの?」と、食事の前から話題の中心でした。
実際の孟宗汁は、酒かすを入れたタケノコのお味噌汁。
たしかに、「孟宗竹」はタケノコが大人になったものですね。
調理担当のSさんによると、孟宗汁は山形県庄内地方の郷土料理なんだそうです。
はじめていただきましたが、酒かすのおかげで、普通のお味噌汁に比べて濃厚かつマイルド!
優しい味の煮物には、柚子胡椒が合いました。
デザートはいちごに加えてゲストからの差し入れもあり、子どもたちがもりもり食べていました。
記録係M
(12:07)
2018年04月15日
記録係Mです。
先日のThe Intervew 第4回で話題になった「絵本を届ける運動」、早速Hさんと一冊ずつ注文して、今夜作業しました。
興味を持った他の住人たちもカッターなど道具を貸してくれたり作業を分担してくれたりして、ワイワイと楽しい時間になりました。
注文すると【日本語で書かれた絵本】と【現地語が印刷されたシール(絵本の文章を現地語に翻訳したもの)】が届きます。
そのシールを切り取って各ページに貼り付けると、現地の人々が読める絵本に変身するという仕組みです。
まずはシールをページに載せて、貼る位置を確認します。
日本語の文字がきれいに隠れるように、絵の部分にはシールがかからないように… 少し注意が必要です。
シールの一部を貼って固定した後、少しずつはくり紙をめくっていきます。
私たちが今回取り組んだのは、ビルマ語とカレン語、どちらもミャンマー(タイの一部)で使われている言語でした。
本のタイトルにもシールを貼ってあります。
右の本が『ことりをすきになった山』、左が『ぞうくんのあめふりさんぽ』です。
どちらも日本語や英語とまったく違う形の文字で、不思議な記号のよう!
この絵本を読んで、子どもたちが少しでも明るい気持ちになれますように。
先日のThe Intervew 第4回で話題になった「絵本を届ける運動」、早速Hさんと一冊ずつ注文して、今夜作業しました。
興味を持った他の住人たちもカッターなど道具を貸してくれたり作業を分担してくれたりして、ワイワイと楽しい時間になりました。
注文すると【日本語で書かれた絵本】と【現地語が印刷されたシール(絵本の文章を現地語に翻訳したもの)】が届きます。
そのシールを切り取って各ページに貼り付けると、現地の人々が読める絵本に変身するという仕組みです。
まずはシールをページに載せて、貼る位置を確認します。
日本語の文字がきれいに隠れるように、絵の部分にはシールがかからないように… 少し注意が必要です。
シールの一部を貼って固定した後、少しずつはくり紙をめくっていきます。
私たちが今回取り組んだのは、ビルマ語とカレン語、どちらもミャンマー(タイの一部)で使われている言語でした。
本のタイトルにもシールを貼ってあります。
右の本が『ことりをすきになった山』、左が『ぞうくんのあめふりさんぽ』です。
どちらも日本語や英語とまったく違う形の文字で、不思議な記号のよう!
この絵本を読んで、子どもたちが少しでも明るい気持ちになれますように。
(22:28)
2018年04月07日
連載4回目はかんかん森の記録係としてここの様々な出来事についてブログに記事を書いているMさんの登場。スラリとした素敵な旦那様、そして、ゲーム好きな小学生の息子さんたちと暮らす、しっかり者でやさしいママでもある。そんなMさんとの大盛り上がりしたインタビューはかんかん森のブログの話から始まった。
Mさん:ブログはかんかん森の記録係としてもう一人のメンバーとともに分担して書いています。去年の6月から新たに記録係になったので書き始めたんですが、係同士で、コモンミールやイベントだけではなく、日常の些細な出来事も書いていこうと話し合いました。ここ、かんかん森のような暮らしで起きることは小さな事であっても、普通のアパートやマンションに住んでいたら起こらないことが多いんですね。帰りが遅い人にと、メイン玄関のドアに「にんじんスープが(コモンキッチンの)冷蔵庫に入っていますよ」と張り紙が貼ってってあったり、私たちは「ドアペタ」って呼んでいるんですが、何かを伝えたい相手の部屋のドアにメモ書きをマグネットでペタッと貼ったり、もちろん、直接声掛けしたり。そういう部分もブログで伝えたいと思っています。
聞き手:そうですね。私はここに引っ越してくる昨年6月までは普通のアパートに住んでましたから、今はそういうところがありがたいな〜と実感してます。前は他の居住者を知るきっかけなどぜんぜんなくて、そんなこと起こりようがなかったから。
Mさん:そう、そこなんですよね。都会の他のマンションに住んでいたら、隣人がどんな人かわからない不安から子どもたちに「ご近所さんでもやたらに話しかけちゃダメだよ」なんて言うことになっていたかも。その点、かんかん森なら「ご近所さんに会ったら挨拶しようね」って言えます。
聞き手:なるほど!それは親御さんならではの視点ですね。すごく納得します。それで、話をブログに戻しますが、書くことで何か気づいたことはありますか?
Mさん:「ここの暮らしはいいなあ」と思う瞬間をちゃんと心に留めるようになりました。ここでの生活も6年になって慣れてきたわけですが、ブログを書くようになって改めて気がつくことも多くて新鮮な気持ちになれます。自分が結構書くことが好きだということにも気づかされました。あ、それにいつもスマホを持ち歩くようになりましたよ。子どもたちが無心に遊んでいるところや、住人同士の交流のシーンなど「あ、いいな」と思う瞬間を撮れるように。
聞き手:いいですね〜。せっかくだから、もっとかんかん森ブログを読んでくれる人を増やしたいですね。
Mさん:そうですよね。そういえば、この前スガモフラット(巣鴨にあるコレクティブハウス)の10周年パーティーに参加させていただいた時、そこのブログ担当の方にもお会いして、お互いにコメントを残しましょうと話し合いましたよ。
聞き手:あ、それいいですね。コレクティブハウス同士の横のつながりを大切にして、コレクティブハウスという住まい方がもっと広まっていくといいなあ。ところで、そのパーティー、残念ながら私は参加できなかったんですが、どんな感じでした?
Mさん:楽しかったですよ。ああ、こういうもてなし方もあるんだなという、いい勉強になりました。かんかん森の場合は、まず住人がお料理を一生懸命作って、お客様に振る舞ってもてなすことが多いですよね。それもよいと思います。一方、スガモフラットの場合は、訪れた人達との交流により力を入れていた感じです。まず皆で輪になって手をつなぐ簡単なゲームをやって打ち解けた雰囲気になってから、小さいグループに分かれて何らかのテーマについて話し合いました。その後いただいたお弁当は、巣鴨にあるいくつかのおいしいお店の料理を買ってきて箱に詰めてくださったもので、おいしかったし、会話も楽しめて、おもてなしいただいているなとあったかい気持ちになりました。
聞き手:なるほど、そういうのもすごくいいですね。私も参加したかった。。これからもコレクティブハウス同士の交流を続けていきたいですね。そうそう、今日はもうひとつ、ボランティアについてもお話いただけるということでしたね。私もボランティアには興味があるのでぜひお聞きしたいです。
Mさん:そうでしたね。以前、「自分の稼ぎの1割は誰か困っている人達のために使う」という言葉を聞いたことがあって、よい考えだな、自分も何かしたいなと思ってずっと心に留めていたんですね。それで、子どもたちにもあまり手がかからなくなってきた今なら少しはできることがあるかなと考えているんです。こんな風に思うようになったのも、かんかん森での暮らしで、人と人とがつながって、助け合って生きるっていいなと感じてきたからだと思います。だからもう一歩踏み出したいと思う――。ところで、細井さんもボランティアに関心があるっていうことですけど、何かされているんですか?ネタがあまりないもので、よければ聞かせてくださいよ。(笑)
聞き手:お−、逆インタビュー!(笑)。そうですね、私、大きいところから言えば「世界平和」、目指してますから。
Mさん:私、「宇宙平和」!それも世界平和と同じようなことですから、合いますね〜、話してよかった。
聞き手:お〜!話が合ってうれしいですね。どういったボランティアを考えてますか?
Mさん:今、いいなと思っているのは、たまたま図書館でみつけたものなんですが、ラオスやカンボジアの子ども達に絵本を送るボランティア。主催団体から絵本と翻訳シールを買って、絵本にシールを貼って団体に送り返すと子どもたちに届けてくれるんです。そのパンフレットに「お菓子より絵本がほしい。お菓子は食べたらなくなっちゃうけど、絵本は何度でも楽しめるから。」という女の子の言葉が載っていて、とても心に響いて――。
>
聞き手:確かに、絵本は子ども達の情緒教育にすごく大切ですよね。私はマララさんが言う通り、教育ほど重要なものはないと思っているので、ぜひ協力したいです。いろんなポテンシャルを持つ子ども達、でもバランスの取れた教育を受けられなければそのポテンシャルも伸ばせないですから。
Mさん:その通り!でも、人だけじゃないですよ。最近読んだ雑誌の記事には、家畜の鶏がすごく狭くて身動きも取れないところに押し込められて、酷い状況で産卵させられているケースがあると書かれていました。家畜だからと言って扱いがどうでもよいなんてことはないですよね。動物も植物も、人と同じ、ひとつの命なので。
聞き手:そう、それはもっともですね。でも、私たちができることって何でしょう。
Mさん:その雑誌に載っていたのは、平飼いの卵を選ぶ――。つまり、狭いケージではなく平たい地面で飼われている鶏の卵を購入するっていうことでした。あとは、近所のスーパーにそういう卵を置いてくれるよう頼むとか。ただ、平飼いでも衛生面で問題があるケースなどもあるようなので、本当の答えはわかりません。自分で調べたりして納得のいく答えを見つけていくことが大切なのかも。
聞き手:なるほど、消費者として賢い選択をする、模索をする、ということですね。今日は、小さい一歩でも、まず踏み出す、その方法もいろいろお聞きできたと思います。ぜひ、一緒に何かしましょう。
Mさん:そうしましょう!今日は話してよかったです。ボランティアの話はなかなか切り出し難かったから。ぜひ、一歩踏み出しましょう。
聞き手:はい!今日はありがとうございました。
ひとりで出来る事は小さな事。一滴の水。だけど世界のひとり一人がその一歩を踏み出せば世界平和は達成されるのにと思ってしまう。多くの難問を抱える現代社会で、世界平和なんて言っていると単純なおバカと見られそうだ。でも、願い続けることは大切だと思いたい。そして、行動は足元から――。
(08:45)