2016年08月10日

クロジャコウカミキリ対策検討、2016、高崎侵入情報

クロジャコウカミキリは、2016年、ついに高崎市内にも侵入したようです。
対策について、昆虫専門家、造園業者、梅栽培農家、自然保護団体、観音山住民が集まって情報を交換しました。
高崎公園、観音通りの街路樹にも侵入していることが分かりました。
市民への周知徹底と駆除をする必要があります。
ポイントは
侵入した樹は枯れるということ、
拡散を防ぐしかないということです。
情報交換会のまとめを作成してみました。
以下の文章は不完全ですが、どなたでもご利用いただいて結構ですので、みんなで対策いたしましょう。
農業被害報告(徳島)も参考にしてください。

クロジャコウカミキリに関する情報交換     平成
2888日午後8時半より 慈眼院にて

  

1)クロジャコウカミキリの生態について

原産:中国(北から南の全域・モンゴル)・・・寒くても生きられる

和名:クロアカツヤカミキリ

アオカミキリの仲間:捕まえるとにおいがする。クロジャコウカミキリはすごいにおい。

 たぶん、鳥は食べない。アオカミキリ類は咬むがあまり咬む力は強くない。

北海道にいる在来種のジャコウカミキリはポプラや柳を食べている。

産卵・・産卵した痕跡は、5ミリ以内の小さな穴をあけて、産卵管を突き立てて産みつける。

     何か所にも産卵。一匹が200個くらい卵を産む。

     産卵は6月から8月、午後2時から5時くらい

幼虫・・成虫になるまで2〜3年木の中にいる。外からは分からない

     生樹(なまき)の材を食べる。木が弱る。弱った樹は、葉の茂りが悪くなったり、夏に落葉したり。

弱るとさらに追い打ちをかけて他の虫も入るので、最終的にはほとんど枯れる。・・・倒木、落枝の危険。果樹への被害。

     脱出口から木屑を見つけたら、最終段階。成虫が出てくるのは、穴を開けて2週間後。幼虫は脱出口を開けてから蛹になり、2週間後に成虫になって穴から出る。穴を見つけたら、すぐに塞ぐ。・・・・幹への網掛けは有効でない。サイレージを目の高さまでしっかり巻き付けるのは有効。たまに根っこからも出てくる。成虫は木をかむ力が幼虫より弱いので、きちんと穴を塞げば出て来られない。棒を突っ込んでも良い。成虫が出てくるのは5月末から。標高が高いところは遅くなる。

     脱出孔の直径は1.5〜2センチ。パテを塗っても効果ない。カミキリムシ一般の話として、ヤニの多い樹ではヤニで穴を塞がれると成虫は出て来られない。樹と虫の攻防戦。

     桜に付く虫でフラスを出すような虫は他にあまりないので、フラスを発見すればクロジャコウの可能性が高い。クロジャコウのフラスは荒い木屑で、新しい物、新しい穴は生木らしい色なのですぐわかる。古い穴は黒い。

   成虫・・6〜8月産卵、成虫として2週間活動、飛翔力強い、成虫は葉っぱを食べる。木全体をネットで覆えば、産卵は防げるがコストがかかる。ネットの下をくぐって侵入するようなことはない。成虫は灯火に寄って来ないので、トラップを仕掛けても捕まらない。

     捕まえるには、手で捕獲(あんまり嚙みつかないので素手で大丈夫)。

上の枝にいるものはつついて落として虫取りネットをすぐ下に置いて受ける。

   百均の除光液(酢酸エチル入りの安物)を入れたペットボトルに虫を入れれば死ぬ

食べる樹の種類:バラ科、柳科、桜、梅、桃、柳、ポプラ、コナラ、カシ、桑、柿、オリーブ、ザクロ、

結構なんでも・・・・。リンゴ、梨はたべるだろうが、農薬をたくさん使うので被害は少ないかも。

   天敵は・・・、寄生バチによる幼虫への寄生、キツツキ類の野鳥・・・・生物多様性が大切

噴霧する農薬は効果が無い。樹幹注入は効く可能性がある。

 今のところ弱って来た桜の古木に被害が集中。

2)日本への侵入と拡大

 2012年愛知で確認、2013年埼玉県草加市、

2015年群馬県館林、東京都福地市、大阪狭山市、徳島県板野町(桃被害)、鳴門市

  今年:群馬県東部、昭和町、前橋、渋川・・・公園の桜

     高崎中央公園、観音通りの街路樹にもすでに侵入、

 草加市や館林市で行っているネットによる拡散防止の効果はなかったので、すでに、2年前に拡散して、今年、前橋や高崎で出ている。

3)総合的な対策の必要性・・・供給の根絶と拡大の食い止め。地域的防衛と個人的防衛

    情報の共有・・・情報管理の一本化(行政内で窓口を一本化)

  いままで発生した自治体の対応を調べて検討する必要がある。ドイツ、イタリアの対応を調べる

      おそらく農林課に一本化するのが良い?または公園緑地課?

    適切な対応(成虫の駆除と拡散予防が中心)・・・一本化した部署から各部署に対応を指令すべき

脱出孔や特有なフラス、成虫を発見次第連絡受け、各部署に対応を指令

   市民への広報・・・町内会の緑化委員に知らせてアメリカシロヒトリの情報と同じように市へ連絡する体制を作るのがいいのではないか。

造園業者への広報・・・虫の侵入の早期発見と成虫の拡散を防ぐ。幼虫が侵入した樹は冬の間に伐採してチップ化して燃やす。

果樹栽培農家への広報

成虫は移動せずその場で駆除・・・踏みつぶす。除光液をいれたペットボトルに入れる。

虫屋(通称:昆虫に詳しい方々)に情報提供して駆除に協力してもらう

  

    予想される被害と広報の必要性を今年度中に対策・・・各部署による行動計画

  街路樹・公園の桜・・・公園緑地課

    枯れた場合、倒木、落枝の危険

  梅・モモなどの果樹・・・農林課

  観光地の桜など・・・観光課

  自然保護団体・環境教育・・・教育委員会

  発生状況の情報提供義務化・・・市町村から県・国へ、

窓口の一本化による集約

    *感染症対策に似ている。重要感染症には、患者発見の全例通報義務や患者の移動制限がある。

 

    来年度の発生にむけて今年度中に対策をたてておくことを目標に早速行動開始が必要

    対策費の予算化

    被害補償の予算化

  来年5月になったら、早速行動開始する必要がある。市民への周知徹底が求められる。



kannonet at 10:05|PermalinkComments(1)TrackBack(0)外来生物 

2016年08月08日

クヌギの苗をイノシシに穿り返された・・・七味唐辛子を撒いてみた

城山小の4年生が植えたクヌギの苗3本。
イノシシがほじくり返して枯れた。
この2〜3日の間の出来事・・・・・。
悔しいぞお。

腐葉土で植えたので、おいしいそうなミミズのにおいがしたのか?
栄養を供給して縮れたドングリを狙ったのか?

頭来た。
新たな苗を植えなおしたが、
またやられると困るので、
トウガラシが効果あるかもしれないと思い立ち、
家にあった、七味唐辛子をたっぷり撒いてみた。


ドングリの苗はたいして魅力的な食べ物ではないはずだから、
唐辛子のにおいでちょっとは警戒するかも。
目的は、猪に警戒させて、近づけさせないことです。

効果は警戒心と食べ物の魅力を天秤にかけて決まるのでしょう。
ネット検索によれば
唐辛子では美味しい食べ物のある畑の被害を抑える力にはならないようです。
 

kannonet at 18:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)里山作り 

「群馬の昆虫生態図鑑」葛生淳一著

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群馬の昆虫を写真入りで紹介した本「群馬の昆虫生態図鑑」を見つけました。
昨日、あまりの暑さに前橋のケヤキヲークの紀伊国屋書店でうろうろしておりましところ発見。
なんと、著者は観音山丘陵ネットの会でもお世話になった葛生さんです。
以前、オオタカのお話をしていただきました。
もともと野鳥の会でご活躍の方ですが、生き物のことはなんでもご存じで・・・・。

この本のすごいところは、きれいな写真だけでなく、群馬県内のどこにいつ頃見られるかということや
希少性などがわかることです。
また、似たような虫の見分け方がさりげなく書いてあり、達人の極意を伝授されているような感じ
これはまさに私のための本です。

つまり、例えば、先日の自然観察会で
「アッ、スジグロか?」「なんだ、コチャバネだった」
なんていう会話に付いていけるということです。

メイツ出版から本体価格2000円なり。
2016年6月10日に出版されたばかりですから、 まだ、在庫ありそう。
是非、ご購入をお勧めします。

それにしても、こんな本書けちゃう人って、すごい。
どんだけ、虫に時間を費やしたのっだろうか・・・・・。
2000円でその極意をいただけるなんて、申し訳ないくらいです。
独り言です。 

kannonet at 17:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)自然や環境について 

2016年07月30日

金井沢にマムシ・ヤマビル・スズメバチなど

先日の自然観察会のときに、
金井沢碑入口駐車場わきでマムシが発見されました
久保君が一撃のもとにやっつけて、川に捨ててくれたから良かったけど・・・・。
マムシはかなり闘争モードになっていたらしい。
怖いよお!!

また、そのすぐそばの 砂利のところで、子供がヤマビルを発見
石碑の路のところでは、ヤマビル被害はありませんが、
金井沢碑の周辺では以前もヤマビルがいるという報告があります。
いやだなあ 

追い打ちをかけるようですが、
石碑の路の近くには「コガタスズメバチ」の巣もあります
赤い札を付けて目印にしていますが、撤去はしていません。
コガタスズメバチは比較的おとなしいということなので、
生態系の一員として活躍してもらうつもり。
毒蛾の幼虫とかも食べてくれるかもしれないし・・・・。
実は、近くにアシナガ蜂の巣もあるんですけど、どうしよう・・・。

自然との付き合いは、人間の知恵が大切ですね。
山にいる時は、音やにおい、天気、温度、風など、五感を総動員して作業しております。
ので、
自然の中での作業は、ボケ防止に最適だと思います。

マムシについては、注意を喚起するよう市議の白石さんへ報告しましたけど・・・。
世界記憶遺産の近くに「マムシ注意の看板」って、まずいなあ・・・・。 

kannonet at 15:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)金井沢 

2016年07月29日

7月18日金井沢自然観察会報告

参加者 子供6名、親2名、中学生2名、大学生9名、教師1名、他、西野、久保、剣持
コース:城山中央公園〜元ゲートボール場〜 金井沢石碑の路〜金井沢碑下駐車場付近〜やや下流
同じ道を戻る
9時半集合、解散12時半
天気:曇りのち晴れで非常に暑い日でした
観察した虫
 アオスジアゲハ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、アカタテハ幼虫、アカボシゴマダラ、コミスジ、
 ツマグロヒョウモン、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ
 コチャバネセセリ
 ミヤマアカネ、ウスバキトンボ、ハグロトンボ
 アオドウガネ
 トラフカミキリ、アトジロサビカミキリ、センノキカミキリ、ラミーカミキリ
 アブラゼミ抜け殻、ニイニイゼミ抜け殻、ヒグラシ鳴き声
 コガタスズメバチ、
 ショウリョウバッタ幼生。ナナフシ、オオカマキリ幼生、ツチイナゴ、クビキリギス

今回、初お目見えはアオドウガネというコガネムシですが、これは最近増えているそうです。
アカタテハの幼虫は雑草として刈り取られそうなカラムシの葉っぱを丸めた中に居ました。


  

kannonet at 18:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)金井沢 

クロジャコウカミキリって困ったものらしい(一部追加更新)

クロジャコウカミキリという外来種のカミキリムシが埼玉県でも発見され、
街路樹の桜などに被害を与えつつあるそうです。
桜以外にも梅や桃などを枯らす可能性があり
見つけ次第、駆除 !!
駆除方法は踏みつぶす!!
敵は、飛ぶし、
カミキリムシなんだから、
ビニール袋なんかに入れて持ち歩ったら、確実に逃げ出すでしょう。
樹に穴や木屑があったら、要注意です。

群馬では、館林でみつかったみたいだから、今年、頑張ってやっつけないと
どんどん広がりそう ・・・・・。
夏休みの宿題にして、子供たちに捕まえさせたら良いかもね。
群馬県館林の観察報告をリンクしてみます。
リンクフリーとあったので、載せてみました。
http://rosalia805.blog.fc2.com/blog-entry-79.htm

今後、地域で情報を共有する必要を感じます。
梅農家の方などにも声をかけて、情報交換会を開催することにしました。
行政への働き掛けも必要となるかと思います。

どうやって、どのくらい移動するのかが不安です。
草加の次、館林って結構離れていますよね。
造園屋さんにも注目してもらうつもり。 

昆虫に詳しいIさんからコメント いただきました。
 生物多様性が失われているので繁殖してしまう。
 天敵としては、ウイルス、八チ、鳥など
  殺虫剤を撒いても駄目、かえって天敵がいなくなり、生物多様性のバランスが崩れる。
 移動方法:カミキリムシは自分で飛んで移動
    他に、車などにくっついて移動
    造園業者が伐採した木にくっついて移動 などの可能性がある
 弱った樹に付きやすいので、狙って観察するといいかも 


kannonet at 10:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)外来生物 

2016年07月25日

金井沢の整備活動継続中

去年の暮を最後にブログを更新していませんでした。
済みません・・・・・・。

今年は、金井沢の活動も一区切りになる見通しです。
ニセアカシアの伐採はだいぶ奥の方まで進み、もう一年やればなんとかニセアカシアを退治できそう。
伐採後に植えたドングリの苗を育てつつ、 切り株や根っこから出てくるニセアカシアの萌芽をやっつけつつ、
里山にふさわしい木々や草花を保護して行く予定。

なので、今年中に活動の記録集を作る予定。
まず、部屋を片付けないとどこに資料があるか分からなくなっていますが、
資料を置いてある2階の部屋は暑いんですよね・・・・・。
頭脳労働は秋からということで・・・・。


とりあえず、私は老体に鞭打って、暑くない早朝に金井沢で山仕事作業に汗を流しております。
うっかりするとマムシや蜂に遭遇するので、命がけです。
ヤブ蚊対策は万全です。これは、もうプロの出で立ちです。
 その1:山仕事用の長靴着用・・・マムシ対策でもあり
 その2:ズボンや服の上から虫よけスプレー
 その3:麦やら帽子の上からすっぽりかぶるネット状の上着を羽織る・・・養蜂のおばさんみたいな感じ
       これで、顔を蚊に刺される危険が無くなりました。
しかし、
今日はゴム手袋の甲側が布だったので、そこから指を刺された。
かゆい!
手袋にはスプレーしてなかった・・・。

 

kannonet at 11:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)事務局からのお知らせ 

2015年12月26日

ドングリを育てます

ニセアカシア伐採後にドングリを植える予定です。
ドングリを育てるのに、日照がどれくらい必要か研究する予定。
あまり、日差しが強くても枯れてしまう感じですが、日影でも駄目みたい。
なにか情報がありましたらお教えください。

kannonet at 17:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ビオガーデンから里山保全まで 

ニセアカシア伐採の準備しました

12月20日高崎里山の会の皆さんと城山エコクラブOBの若者たちなどが
ニセアカシア伐採予定の笹刈りをしてくれました。
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kannonet at 17:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)金井沢 

孫誕生

初孫が誕生しました・・・・。
男の子です。
娘は育児に必死なようすです。
孫はかわいいけど、自分勝手にできないので、おもしろくないです。



kannonet at 17:31|PermalinkComments(1)TrackBack(0)