
ブログが事務所に抹消されてなくてひと安心の管野です。
見てくださった方、忘れずにいてくれてありがとうございます。
でも今日はあまりよいニュースではありません。
というか個人的な意見です。
まだ事務所とも相談していませんのであくまでも一個人の一人言として見ていただきたいですね。
けれどご意見、クレームが御座いました場合には所属事務所までお問い合わせ下さいませ(笑)嘘です。
さてさて、この度なんと!
以前発売された作品が海外配信版としてインターネット上で販売されております。
わたしの全く知らないうちに。
久しぶりに「そんなこと聞いてないんだけど」と我が儘アイドル並みに不貞腐れてみました(というのは冗談でして、実際には一人枕を濡らし夜明けを迎えた程度であります)。
わたしはモザイクありきで性を表現する方法をずっと考えて身につけてきたのです。
モザイク越しにも少しでも伝わるようにマニキュアを塗って派手な指使いにしたり、性器以外でも見せられるエロさとして舌の動かしかたや視線を工夫したり。
わたしにとっては、モザイクがありフェイクがあり演技があって、そこから如何にエロを表現しようか、むしろそれらによってよりエロく感じさせられるものがあるのではないかなどと策を巡らせることが、この仕事をする上での唯一のプライドでもありました。
決して日本で作られる海外配信作品を含む無修正ポルノが悪だとは思いません。
性器をそのまま写して生身の性を見せることも、立派なひとつの表現方法であると思います。
ただ「性を表現する」という同じ土壌においても「AV」とは別のジャンルなのです。
「飲食店」と呼ばれるなかに寿司屋もイタ飯屋もラーメン屋も含まれているのとほとんど変わりませんね。
そしてわたしは「無修正ポルノ」を作りたいとは思わないというだけのことです。
ですから今回のAV作品の流出のようなことは本当に悲しいですし憤りを感じます。
三軒隣のラーメン屋がうちの寿司を出前で取って自分の店で我握りました顔で客に提供していた、みたいなことですからね。
久しぶりの記事が感情任せの一方的な言葉ばかりになってしまって申し訳ありません。
最近は文章を書き始めるとすぐにネガティブな言葉選びになってしまうので基本的には自粛しようと努めておりました。
今回ばかりは大きくプライドを傷つけられましたのでさすがに我慢が出来ませんでした。
けれどこの記事を通して「エロ屋さんにも色々と頑張ってる人もいるんだな、エロ屋なりに大変なのだな」と、一人でも多くの方に思っていただけたなら幸いです。
エロ業界も大変なのです。
楽で楽しく稼げるわけではないのです。
日々努力している人もます。
自分がギリギリでも信念を持って物作りをしている人もいます。
悔しくて涙することも、作品のために意見をぶつけあうこともあります。
こういうことを、なんとなく頭の隅に(頭のど真ん中にあるとAVで抜けなくなりますのであくまでも隅っこに)置いていていただけたらとてもありがたいです。
あなたのために
身を削り命を賭けて
もしもわたしが
あなたの役にたてたのなら
いつかあなたがその命終えるとき
走馬灯の片隅で見つけて欲しい
「こんな女も居たなぁ」と思って欲しい