先日、お気に入りの本を読み返しました。今日は、その本の中に書かれていた興味深い一節についてお話します。
皆さんは、聖書の国イスラエルにある二つの湖の存在をご存知でしょうか。ここイスラエルの地では、南には乾燥した荒涼たる荒れ野、反対に北には緑豊かな沃地が広がっています。日本の四国ほど狭いイスラエル共和国ですが、どうしてここまで南北間に齟齬が生じてしまっているのでしょう。
実はこの差異は、その南北の地それぞれに生命の源である水を供給している湖の性質に起因しているというのです。しかし、これら二つの湖には同じヨルダンの川の水が流れ込んでいます。それでは、同じ水なのに何故このような違いが出たのでしょう。
イスラエル北部に位置するガリラヤ湖は、自らに注がれた清らかな水を、同様に他の湖に流し込んでいます。そして、多くの魚も生息し、イスラエルの人々にとってなくてはならない水源地となっています。そんなガリラヤ湖は、受けた恵みを他者に与える者のシンボルとなっています。
反対に、イスラエル南部の湖では、ガリラヤ湖と同様、清らかな川の水を受けるのですが、その水を他の湖に流し込むことはせず、魚も生息することができない状態になっています。この湖は、その恵みを受けるばかりで、与える喜びを知らない者の象徴となっています。この南部の湖こそが、皆さんご存知の「死海」です。ガリラヤ湖はそこから流れ出る川があるのに対し、死海は流れ出る川を持たないために水は蒸発するしかなく、塩分濃度が濃くなり、生物が住めない湖になっています。
これは、湖に限った話ではなく、我々人間にも当てはまることなのではないでしょうか。例えば、体の健康も同様に、栄養ばかり多く摂っても、それを使わなければ成人病などになる恐れがあります。お金や物も溜め込んで使わなければ、持っていないのと同じです。今は、人・物・金・情報がグローバルに流通する時代です。自分のところに入ってきて、出て行くものはその流れの一部です。自分だけで独り占めしようと流れを堰きとめると、澱んでしまいます。この全ての流れを太く広く、清浄に循環させると潤い豊かな人間になれるのではないでしょうか。自分の受け取ったエネルギーを何か他のエネルギーとして燃焼する、私もガリラヤ湖のような人間を目指し続け、自分とその周囲の人々と豊かにしていきます。
Water Management Company
カンパネ株式会社
皆さんは、聖書の国イスラエルにある二つの湖の存在をご存知でしょうか。ここイスラエルの地では、南には乾燥した荒涼たる荒れ野、反対に北には緑豊かな沃地が広がっています。日本の四国ほど狭いイスラエル共和国ですが、どうしてここまで南北間に齟齬が生じてしまっているのでしょう。
実はこの差異は、その南北の地それぞれに生命の源である水を供給している湖の性質に起因しているというのです。しかし、これら二つの湖には同じヨルダンの川の水が流れ込んでいます。それでは、同じ水なのに何故このような違いが出たのでしょう。
イスラエル北部に位置するガリラヤ湖は、自らに注がれた清らかな水を、同様に他の湖に流し込んでいます。そして、多くの魚も生息し、イスラエルの人々にとってなくてはならない水源地となっています。そんなガリラヤ湖は、受けた恵みを他者に与える者のシンボルとなっています。
反対に、イスラエル南部の湖では、ガリラヤ湖と同様、清らかな川の水を受けるのですが、その水を他の湖に流し込むことはせず、魚も生息することができない状態になっています。この湖は、その恵みを受けるばかりで、与える喜びを知らない者の象徴となっています。この南部の湖こそが、皆さんご存知の「死海」です。ガリラヤ湖はそこから流れ出る川があるのに対し、死海は流れ出る川を持たないために水は蒸発するしかなく、塩分濃度が濃くなり、生物が住めない湖になっています。
これは、湖に限った話ではなく、我々人間にも当てはまることなのではないでしょうか。例えば、体の健康も同様に、栄養ばかり多く摂っても、それを使わなければ成人病などになる恐れがあります。お金や物も溜め込んで使わなければ、持っていないのと同じです。今は、人・物・金・情報がグローバルに流通する時代です。自分のところに入ってきて、出て行くものはその流れの一部です。自分だけで独り占めしようと流れを堰きとめると、澱んでしまいます。この全ての流れを太く広く、清浄に循環させると潤い豊かな人間になれるのではないでしょうか。自分の受け取ったエネルギーを何か他のエネルギーとして燃焼する、私もガリラヤ湖のような人間を目指し続け、自分とその周囲の人々と豊かにしていきます。
Water Management Company
カンパネ株式会社