槍

今年の5月頃からこの「キングダム」というコミックにはまっています。

この物語は秦の始皇帝「嬴政」とそれを助ける「信」という少年の中華統一までの物語です。

現在49巻発行されていて、まだ完結しておりません。

今日はこの物語の紹介ではなく、この時代のエピソードから生まれ、現在でも使われている格言、名言を3つほどご紹介します。

まずこの物語の時代ですが、春秋戦国時代という時代です。

紀元前403年以降の時代でその前は春秋時代といいます。

この春秋時代の晋という国が趙、魏、韓に分裂した後この春秋戦国時代になります。

三国志で有名な三国時代は220頃なのでかなり前の時代です。

ちなみに日本はこの頃、縄文時代、弥生時代の頃です。

この時代の中国は7カ国に分かれて戦争を繰り返していました。

その7カ国は 北の方から燕、趙、斉、魏、韓、秦、楚です。前置きはここまで。

それでは1つめの格言は、

「完璧」です。

完璧にまつわるエピソードは趙の 「欄 相如 りんしょうじょ」と秦の国王 昭王とにまつわるものです。

趙の 「欄 相如 りんしょうじょ」は、キングダムの中では「廉頗 れんぱ」、

「趙奢ちょうしゃ」とともに趙の三大天と登場します。

「欄 相如 りんしょうじょ」と「廉頗 れんぱ」の間には「刎頸の交わり」という故事あります。

さて話は戻りますが、趙の国にあった「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる立派な璧を(璧というのはこれ)

秦の昭王がほしくなって、「秦の15の城と交換したい」と趙に申し出た。

「欄 相如 りんしょうじょ」が秦の国へ使いに行ったが、城と交換する気配がなかったため「欄 相如 りんしょうじょ」は
璧を命がけで持ち帰った「璧をまっとうして帰る」という故事から大事なことを成し遂げることや、
欠点が全くないさまを表すようになりました。
現在では完璧の璧は壁の字を用いて書かれることが多いです。

 

2つ目の格言は、

「臥薪嘗胆 」です。

臥薪嘗胆にまつわるエピソードは春秋戦国時代の前の春秋時代の

呉の国の皇太子「夫差 ふさ」と越の国の王「勾践 こうせん」にまつわるものです。

呉の国の皇太子「夫差 ふさ」は越の国の王「勾践 こうせん」に父である呉の国の王、

「闔閭 こうりょ」を殺されてしまいます。

「夫差 ふさ」は毎晩、薪(またぎ)の上に臥せて寝てその痛みで父親を殺された恨みを忘れないようにしました。

またぎにふせて寝ることを「臥薪 がしん」といいます。

3年後「夫差 ふさ」は越の国に攻め込み越の国の王「勾践 こうせん」を降伏させます。

「勾践 こうせん」はこの屈辱を忘れないため、干した熊の肝(心臓)を嘗めてその苦さで恨みを忘れないようしました。

肝を嘗めることを「嘗胆 しょうたん」といいます。

そして22年後「勾践 こうせん」は「夫差 ふさ」を破って、屈辱を晴らしました。この故事から目的を達成するために
苦労・努力を重ねることの意味に使われるようになりました。

 

さて最後3つ目の格言は、

「覆水盆に帰らず」です。

覆水盆に帰らず  にまつわるエピソードは周の国の「呂尚 ろしょう」とその妻 「馬氏 ばし」にまつわるものです。

「呂尚 ろしょう」とは、釣りの好きな人は聞いたことがある思いますが「太公望」の本名です

この「呂尚 ろしょう」が若いとき読書と釣りばかりしてすごしていました。

愛想をつかした妻の「馬氏 ばし」が実家に帰ってしましました。

後に「呂尚 ろしょう」が周の国の王 文王に見いだされ、周の国の軍師となり大出世した「太公望」と呼ばれるようになると

妻の「馬氏」が実家から戻り復縁を求めます

「呂尚 ろしょう」は盆の水をこぼし、「この水を元に戻せたならば、復縁に応じよう」と言いました。

しかし「馬氏 ばし」がすくえたのは泥ばかりで、水はすくえなかった。

そこで「呂尚 ろしょう」は「おまえは一度別れたのに復縁を求めてきたが、こぼした水は盆に戻せない」と言って復縁を断りました。

この故事から、

一度したことは、もはや取り返しがつかないことや、

一度別れた夫婦の仲はもとにもどらないことのたとえとして使われるようになりました。

 

我々、給水設備工事において「完璧」というのは、なかなか難しいと思いますが、

おのおのが「臥薪嘗胆」し「完璧」を目標としていきましょう。

今年も12月になりました。飲む機会も多くなると思いますが、

絶対に飲酒運転はしないようにしてください。「覆水盆に帰らず」です。以上です。

 

HP「語源由来辞典」より一部抜粋

漫画『週刊ヤングジャンプ』(集英社)のキングダム(原泰久)より一部引用

 

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