先日、ネットニュースで家が一日で施工完了するという記事を見ました。

躯体の組立に3時間、防水処理等の住宅施工で20時間。
計23時間ほどで完成させたようです。


そんなとんでもない速さを生み出せた技術が3Dプリンターです。
3Dプリンター自体はだいぶ前から話題にはなっていましたが、
まさかそれで住宅施工が行われているとは知りませんでした。

この3Dプリンター住宅は躯体の作成をプリンターに頼り、組み立てはクレーンで行うだけなので、
従来の住宅施工よりも圧倒的に人件費・廃棄ロス等が抑えられます。
海外ではコストは40%で済み、余分な材料費等もないため物流コストも30%減らせたとの報告もあるそうです。

以上のようにコストの削減等が実現できるのであれば、
日本でも今後どんどんと3Dプリンター住宅が増えていくのか?!と思いきや、
現実はそうもうまくはいかないようです。

普段から設備工事に携わっていらっしゃる皆さんならお気づきかもしれませんが、
以下のようなデメリットがあります。

・基礎工事に対応できない  
3Dプリントによるコンクリートの造形のみなので、鉄筋施工に対応できません。
・電気,ガス,水道等の設備に対応できない。  
設備工事に関する人件費削減は不可能です。
・そもそも日本の建築基準法に対応していない。

というように結構根本的な理由から日本ではまだ導入が難しいようです。
今後3Dプリンター導入のための法整備が行われることを期待するしかありません。
しかも整備されたところで、設備が整えられなければ住宅としては完成されません。
やはりまだ、『住宅も一日して成らず』のようです。

しかし、海外では実際に施工している事例が結構あるようなので、現実的には不可能ではありません。
将来、今では考えられないくらい低コストで住宅の施工・購入が可能になるかもしれません。


koba