この時期は本当に何もない。

会社も部署が課長不在の状態で、そろそろ3ヶ月、相変わらず最年長のバイトのおじさんが残されたメンバーで一番上の立場の主任に命令しまくりというカオスな状況が続いているが辛うじて回っている。
改めてブラックなんだな、と思う。

ところで、2011年の震災から8年半経つが、俺の実家の最寄りの海岸が、実は殆ど被害を受けていないということが、付近のペットショップのブログで確認できた。
1万5千以上の命を奪ったという津波の際も、海から100mでありながら、「警報から20分後、一回目の津波は、店内(自宅)で過ごした」ということが書かれており、その時の写真も残っている。わずかに10−20cm程度の海水が残っているようだ。その後、急いで車で逃げたらしい。

俺が跡形もなく破壊されたと思っていた海岸の喫茶店と宿は、その写真とそれから2ヶ月後の写真を見る限り、殆どそのままの形で残っている。
ただ「瓦礫が〜」という描写から外郭以外は結構やられてしまっているようで、ペットショップもそれ以降は閉店している様子(当然か)から、あの喫茶店と宿は家主によって解体されたものと思われる。

破壊されたのではなくて、運良く死者が出るぐらいの被害が出なかっただけだった。
それより南の海岸の集落で200人あまりが亡くなっているのは、地形が飛び出しているせいで、不運だったとしか言いようがない、とうよりあそこが運良く北、南の地形によって守られていたのだ。
写真を見る限り、防風林ですらほぼ立っていない丸裸なのだから。

家も、恐らくはだが、俺の地区は海岸通り沿いのもの以外あの後無事だったはずだ。そういえば車で通った時も海岸以外は何も変わりない風景だった気がする。そういえば一番海に近かった友達の実家に電話をかけても「今も無事」と言っていたな。

来月は忙しくなりそうだ。