皆さん、おはようございます

京都市四条新京極入り口の阪本漢方堂です

今朝は、山椒について取り上げてみましょう

背丈ほどに育った我が家の山椒の木が、今年も木の芽と可愛らしい小さな実を沢山つけています

子供の頃は、刺激が強すぎて苦手だった山椒ですが、大人になってからは鰻を食べる時は勿論、カレー蕎麦を食べる時にも、

山椒の粉を掛け万遍なく混ざるように麺を底からグルッとかき混ぜて湯気が上る中、

ワイシャツにとろみの付いた汁が飛ばないよう気を付けながら食べるのが、私の気に入った食べ方です。

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永正亭(蕎麦屋)・・・・ ・カレー蕎麦




一味をかけて食べるより山椒の方が、味が敏感に感じるようになる感覚が、たまらなく美味しく感じるのです

また山椒の実に関連して、「ちりめん山椒」を出張の際の京都土産として使用することが多いです

炊きたての白ご飯の上に掛けて食べると美味しいですよね

我が家では作りませんが、ご近所さんから手作りのちりめん山椒を毎年頂きます

皆さんのお住いの地域でも「ちりめん山椒」お作りになられますか?

あと貴重になってきましたが、山椒の木はすりこ木棒としても、昔から用いられています

先日も自宅の木の芽を取る時にトゲで痛い思いをしましたが、枝にトゲの無い山椒があることをご存知ですか?

それは朝倉山椒(あさくらざんしょう)と呼ばれる種類です。

ちなみに英語では山椒のことをJapanese pepperと呼び、チョコレートに混ぜたり、料理のソースに混ぜたりと海外の料理人からも山椒は注目されています

中華料理を食べに行くと、近い種類の植物である花椒(かしょう・ホアシアオ)が麻婆豆腐の辛味を引き立てるのに使用されており、また中国の御香粉(ごごうふん)と呼ばれるミックススパイスにも配合されています

それに対して普段私達が頂く山椒は、辛味は弱く、清涼感が強い特徴があり「鰻の蒲焼」や「鴨肉の照り焼き」などこってりした味に合います

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西陣はしもと(割烹)・・ ・鴨肉の炙り(山椒醤油) 千本店から徒歩約10分




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すさかべ庵(蕎麦屋)・・・・鶏肉のさんしょう煮   千本店から徒歩約5分




 さて私たちにとって身近な山椒はミカン科の植物で、漢方薬原料としてもよく用いられます

では最後に山椒を原料生薬に用いた漢方薬・当帰湯(とうきとう)をご紹介しましょう

お腹が弱く冷えを感じ、お腹に空気が溜まり膨満感を感じる方

また空気が溜まりすぎて胸の圧迫感を感じたり、

お腹が痛みを感じたりする方に用いる漢方薬です

身体の内部から温め、滞っている気の巡りを良くすることで改善してくれます

配合されているのは、

山椒の他に、
朝鮮人参、
一度蒸して乾燥させた生姜、
セリ科の当帰を含め10種類の生薬が配合されています。

 あと手術した後に、腸閉塞の予防対策として山椒が配合された大建中湯(だいけんちゅうとう)がよく処方されています。

このように健康面でもピリリと役立っているのです

皆さんの周りに、お腹の弱い方・お腹に冷えを感じる方・お腹に空気が溜まったかのような膨満感の有る方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげてくださいね

 なお、先週もお伝えいたしましたが、阪本漢方堂千本店のある上京区千本商店街にて、

「第10回千本100円商店街」の催しが本日午前11時から午後3時まで開催されます

阪本漢方堂千本店では、簡単な漢方の健康診断テストを受けて、健康チェックをした後に、結果に応じた薬草茶をお土産としてお持ち帰りいただける内容を1回100円で行います

商店街の他のお店も様々な思考を凝らした内容で準備しています

皆さんのお越しをお待ちしております


阪本漢方堂