皆さん、おはようございます

綺麗に咲くユリの花を見かける季節になりました。

山百合(ヤマユリ)・鬼百合(オニユリ)・小鬼百合(コオニユリ)、園芸用品種など数多くのユリが有ります

ゴージャスな花のイメージや「純潔」「無垢」「威厳」など花言葉からも百合(ゆり)の愛好家も多いのではないでしょうか?

「子供の頃の思い出として、裏山の山百合(ヤマユリ)のなんとも言えない良い香りが忘れられない!」との話も伺います。

昔から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」といいますものね。

今朝は百合(ゆり)について取り上げてみましょう

ユリ科の植物を調べてみますと私たちと馴染み深いものがあるのです

例えば、食材で用いるタマネギ、ラッキョウ、ニラ、ニンニクなどはユリ科のネギ属ですし、

アロエ(キダチアロエ、ケープアロエ)もユリ科のアロエ属、それにアスパラガス、

カタクリやチューリップスズラン、ヒヤシンスも属名は異なりますがユリ科仲間です。

食材として私達の食生活に欠かせないものから、園芸用として季節感を感じさせ目を楽しませてくれています

ユリ根の食材としての活かし方はやはり、茶わん蒸し、ひろうす、かぶら蒸し、ゆり根の卵とじ等のお料理でしょう。

 ゆり根の栄養素をみてみましょう

でんぷんをはじめ、カリウムが多い点が挙げられます。

カリウムは細胞内の酵素の働きを調整しエネルギー代謝をスムーズにさせることに関わり、

またナトリウムと作用しあうことで腎臓からナトリウムが再吸収されるのを抑え、

尿へ捨てる働きを進めることから高血圧の予防に関わります。



さてそのようなユリは漢方の世界でも役に立っているのです。

 生薬名を百合(びゃくごう)と呼び、百合の根の部分である鱗茎を用います。

イライラ

落ち込み

不眠など

神経を安らげる働きに用いたり、

肺呼吸器を潤し咳止めとして用いたりします

例えば乾いた咳の場合でしたら、単独又はオオバコ

白南天の実と合わせてお茶のように煎じて飲みます。

 更に百合根の他に専門的に組み合わせた漢方薬: 辛夷清肺湯 をご紹介しましょう。

鼻たけ、

鼻づまり、

慢性鼻炎、

蓄膿症、

などの鼻のトラブルの場合に用います

配合される生薬として枇杷の葉、クチナシの実、鉱物の石膏をはじめ9種類組み合わせます。

ただし胃腸の弱い方にはあまり用いないようにしています

 漢方薬の場合、配合される薬味内容から考え、

同じ病名や症状であっても、胃腸が強い・弱い、身体が冷える方・逆に熱がこもり火照りやのぼせる方によっても

配合の方向性がとても変わって参ります

 漢方薬だからと自己判断せず、専門家にご相談くださいね。

皆さんの周りに、不眠・咳・鼻炎・蓄膿症(副鼻腔炎)などでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね

阪本漢方堂


ユリ科 ネギ属 ラッキョウ、タマネギ、ネギ、ノビル、ニンニク、アサツキ、ニラ
    アロエ族 キダチアロエ、ケープアロエ
    クサスギカズラ属 アスパラガス
    スズラン属 スズラン ドイツスズラン
    カタクリ属 カタクリ
    バイモ属 貝母(種類多数)
    ワスレグサ属 ノカンゾウ、ヤブカンゾウ
    ヒヤシンス属 ヒヤシンス
    ユリ属 ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ
    ジャノヒゲ属 ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ (麦門冬)
    アマドコロ属 ナルコユリ(黄精)、アマドコロ(イズイ)
    シオデ属 サルトリイバラ、ケナシサルトリイバラ(土茯苓・山帰来)
    チューリップ属 チーリップ


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