皆さん、おはようございます

今朝はお薬の町、大阪は道修町(どしょうまち)

「道修町ミュージアムストリート散策」の話題から

淀屋橋駅・北浜駅が最寄り駅となり、京阪電車北浜駅からですと南へ徒歩4分位です

道修町は日本の医薬品産業の発祥の地と言われており、

全国規模の日本を代表する製薬会社の本社が軒を連ねています

例えば塩野義製薬・田辺三菱製薬・武田薬品工業、小野薬品工業、大日本住友製薬、扶桑薬品工業もここにあり、それ以外にも冷えピタの小林製薬、改元のカイゲンファーマなども拠点とされています

大学時代の友人も医薬品メーカーに勤めており、漢方生薬の世界でもとても関係の深い場所なのです

 徳川8代将軍吉宗の時代、享保7年(1722年)に、

薬種中買仲間124軒を株仲間として、輸入された薬種(唐薬種)や日本国内で採取された薬種(和薬種)の品質の適正化否かの検査、

つまり本物か偽物かの鑑別及び値段を決めて全国に販売する特権が与えられました

中国から輸入された生薬を唐薬種(とうやくしゅ)、日本国内で採取された薬種を和薬種(わやくしゅ)と呼びます。

くすりの道修町資料館を訪れると、企業名の名称の変遷からも歴史を感じることが出来ます

「会社や商社」を名乗る前は、個人名で、更に時代をさかのぼること苗字がつける前は屋号で名乗っていました。

例えば2014年に画期的ながん免疫治療薬「オプジーボ」を発売し注目されている小野薬品工業の場合、「小野市兵衛」、苗字が付く前は「伏見屋市兵衛」と屋号をつけて商いをしていました


他の例として、外国企業を買収し売上高でベスト10内にランキングされる世界規模の製薬会社、武田薬品工業の登記簿上の本店は大阪で、創業家の当主は代々「武田長兵衛」を名乗り、同様に苗字がつく前は「近江屋長兵衛」でした。(*1)

また道修町には薬の神様を祭る少彦名神社があります。

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地元では神農さんと親しみをもって呼ばれる古代中国の薬の神様:神農炎帝(しんのうえんてい)と、

日本の医薬の神様:少彦名命(すくなひこのみこと)が、ご祭神。

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ちなみに少彦名命は、万物生成の神である神皇彦霊神(かんむすびのかみ)子にあたります

私が訪れた日も、女性の参拝者が多数来られていました

さて道修町の場所やお薬の神様の神社はご存知な方はその周辺をりじっくり行かれたことはあるでしょうか

道修町ミュージアムストリートと銘打って、約300mに医薬品に関する展示施設が並んでいます

私も塩野義製薬本社1階の展示コーナーから、大日本住友製薬は外からガラス越しに、

武田製薬(武田化学振興財団)の杏雨書屋(きょううしょおく)、少彦名神社で参拝して、

お隣のくすりの道修町資料館へと巡って参りました

中将湯(ちゅうじょうとう)やドクトリ丸、薬石鹸、鶏卵散など広告看板も展示されておりこれだけでも見応えがあります
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 近くには飲食店もたくさんあり、小腹が減っても立ち寄ることが出来ます

皆さんも、薬の歴史を感じながら道修町の街並みを散策して見られませんか
                           
阪本漢方堂

(*1)平成30年7月7日新聞報道:欧州医薬品大手シャイアー巨額買収で財務悪化懸念、大阪本社売却検討との内容