2008年06月

2008年06月22日

天辺塔 「赤鬼」

本日は
天辺塔 「赤鬼」
の公演感想です。

僕は21日(土)の昼公演を観ました。

全体的にとてもよくまとまっていて
分かりやすく,安心して見ることができました。

一番のお目当てのにーな君も「赤鬼」役で
なかなかいい味を出していました。

しかし,僕にとっていまいち伝わってくるものがなかったです。

役者さんもとても上手だとは思ったのですが,
画一的で個性があまり感じられない演技に感じました。

個性と個性のぶつかり合いによって生まれ出でたもの,
というより,
まず最初からなんとなく同じような土台を作って,
そこに少し味付けを加えたような,そんな印象で。

最近(でもないですが)思うのですが,
僕はおそらく上手い,下手をあまり
バロメーターにしないようです。

2008年06月15日

芝居空間 侍エレクトリカルパレード 第三陣 「和風!オズの魔法使い〜ふるもんてぃーずVS陰陽師〜」

久々の観劇による久々の感想更新です。

今回は
芝居空間 侍エレクトリカルパレード 第三陣
「和風!オズの魔法使い〜ふるもんてぃーずVS陰陽師〜」

の感想です。

6月15日8時半現在,まだ本日の公演がありますので
もし,観に行く予定の方がここを訪れて
ネタバレなどが嫌な方は,
これ以降の文章は見られない方がいいかと思います。

このブログにも度々出てくる侍エレクトリカルパレードさんですが,
今回もやはり現代風(?)時代劇でした。
あ,いつもよりは現代風でなかったかな?

話は題名の通りオズの魔法使いを元にしたものでした。
最後に行くにつれどんどんオズの魔法使いでは
なくなっていった気がしますが・・・。

役者さんは
初めて見る方や,
以前観たときよりも上手になったなぁと思う方もおりました。

全体としてはなんだか色々ハラハラしました。
最もハラハラしたのはスライドで動く扉(装置)が
とても動かしにくそうだったことです。
僕が一応昔大道具に携わっていたからかもしれませんが・・・。
きっと後ろでがんばってるんだろうなぁとか想像してしまったり,
あれ動かなくなったらどうすんだろうとか。
最後一瞬大きく揺れたのは気のせいでしょうか?
確かに大きな装置があると動かす練習とかは
本番直前しか出来ないし,
想像もつかないことも多いかもしれませんが
結構しょっちゅう動かすことはきっとわかっていたでしょうから
もう少しなんとかして欲しかったと思いました。

次は,殺陣のときに入る刀音や空を切る音,殴り音が
かなりずれていたり,そこでその音?と思ったり,
音がするのに倒れないとかいうことですね・・・。
もちろんかなり効果的なところもたくさんあったのですが,
それ以上に気になってしまうところが多かったです。
あれならいっそ要所要所だけ音出して,
他は音なしの方が僕は気にならなかったような気がします。

また,これは西条プラザの会場が,
音が響きにくいこともあるのでしょうが,
前回の西条プラザのときと同じく
声が聞き取りずらい事も多々。
他には吹き矢のシーンなどでタイミングを
あわせようとしていたりなど
「間」が気になるところがあり,
ちょっと間延びしている感がありました。

後は・・・最後がちょっとしまらなかったようなイメージでした。
割りと最初の方に盛り上がる演出を入れていたこともあり,
最後に向かいちょっと収束してしまった感じでした。
カーテンコールもなんだか微妙な雰囲気だったのは,
何かアクシデントがあったんでしょうか・・・?


と,毎回批評ばっかりえらそうに書いてしまいが,
今回はまたさらに輪をかけてえらそうなことをいいます。

これも毎回いうように,
僕はこの劇団のお芝居の雰囲気などはほんと〜に好きなんです。
実際,今回のお話もとても素敵でした。
余裕があれば毎回役者とかスタッフとかでマジ参加したいくらいです。
そして,みなさんがんばっているなぁ,と思うんです。
初陣の際にスタッフとして参加したときから,
みんなは絶対まだまだ昇っていける!!と思っているのです。
なので,(これも前回書きましたが)
それだけに,「もったいない!!!」と感じてしまいます。
もう一歩踏み出して欲しいのです。

今回,これで最後だという噂も聞きましたが,
実際はどうなのでしょうか?
僕としてはまだまだ続けていって欲しいと思います。