2012年09月09日

【作品紹介2012】夕立ちのみち(浜野佐知さんによる解説)

素敵、素敵と拍手して飛び上がり、そして、泣いた「夕立ちのみち」。
哀しくて泣いたのではない。惚れ惚れするような二人の女のカッコよさに思わず涙がこぼれてしまったのだ。ステラとドッティ、70才を越えた女二人が共に暮らした31年間という過去の時間の素晴らしさ。二人でいることは必然であり、安堵であり、そして自由そのものだったのだ。
「愛している」という言葉が、こんなにも激しく、静謐に、美しく響いたことはない。
「人生には“この日のために生きてきた”そういう一日があるもんだ。“この日のためなら死んでもいい”という日が。その未来のために人は生きるんだ」
そして、二人が迎えた最良の完璧な一日。決して忘れることの出来ない幸せな一日。美しい空が、風が、水面が二人の心に寄り添い、未来を紡ぎだす。
この映画がたどり着くラストのなんと清々しいことだろう。
さて、私はと言うと、ステラに感情移入してワクワクドキドキしながら魅入ってしまった。エロい言葉を喚き散らし、世間体とやらを蹴飛ばして、ガンガン突っ走る悪婆パワーは必見ですよ(笑)。
映画監督・浜野佐知



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