2018年07月07日

今年の日本のセクマイ作品

今年の関西クィア映画祭は、日本のセクマイ作品も数作品上映します。
先週お知らせしたメイン特集「ろう×セクマイ映画があつい!」の2作品以外にも、ゲイ系MtF系の3作品を、上映します。
なお、関西クィア映画祭では、ろう者/聴覚障害者への情報保障を目的として、日本語の作品を含む全ての作品に、日本語字幕を付けて上映する予定です。


乾杯3_web20cm

『私の居場所〜新世界物語〜』

(英語題 Where I belong/監督 武田倫和 Tomokazu Takeda/77分/2017/日本/日本語/日本語字幕あり)
新世界で生きてきた、ひろ子ママ。
集団就職で大阪に。新世界のゲイバーに入り、今は鉄板焼きのお店を持つ。「化粧をする事で自分が変わり表現できた」「この生き方で幸せ」とあっけらかんと自分に正直に生きてきたママを慕う人々は多い。そんなママも長く故郷に帰れずにいた。


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『老ナルキソス』

(英語題 OLD NARCISSUS/監督 東海林毅 Tsuyoshi Shoji/22分/2017/日本/日本語/日本語字幕あり)
絵本作家の山崎はゲイでドMのナルシスト。老い衰えていく自分を嘆いていた。
ある夜、美しい青年レオに出会う。レオを羨望の眼差しで見つめる山崎の内心は複雑だった。憧れの作家と知ったレオは山崎に興味を持つ。
【予告編】https://youtu.be/CC1oijG_oqc


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『HIV×LOVE?』

(英語題 HIV×LOVE?/監督 山後勝英 Katsuhide Yamago/10分/2017/日本/日本語/日本語字幕あり)
日々、クルージングを楽しんでいる勇斗。いつもはセーファーセックスを心がけているが、ある日の相手がコンドームをつけるのを嫌がり、つい流されてしまう。
その後、セフレの慈雨からHIV陽性の告白メッセージが入り…




※『老ナルキソス』『HIV×LOVE?』は、今年のレインボーリール東京の「レインボー・リール・コンペティション 2018」でも上映されます。(7/16 16:55 スパイラルホール)

※特集の2作品、特集外の上記3作品に加え、『沈黙ー立ち上がる慰安婦』『いのちの海辺野古大浦湾』の全7作品が、今年の関西クィア映画祭で上映される日本作品となります。

※上映日など映画祭全体の情報は、おって7月8月に公開していきます。  

Posted by kansai_qff at 21:33

2018年07月01日

ボーナスの時期に、ご寄付のお願い

ボーナスがある人は、夏期ボーナスの季節となりました。
関西クィア映画祭を応援したい、でも、実行委員会に参加したり、実務作業を引き受けたり、ミニ企画に行ったりする時間的な余裕がない、そんな方に、ぜひ「お金」という形で映画祭を応援してほしい、とのお願いです。

昨年の関西クィア映画祭は、2会場ともに台風の直撃があり、過去最低の来場者数(662人)となりました。約41万円の赤字は、スタッフからのカンパや借入でしのいでいますが、このままでは、映画祭を今までのように継続して開催できません。
「映画祭が続いて欲しい」「映画祭を応援したい」というあなたの思いを、形にしてください。お願いします。

fullsizeoutput_c561万円 缶バッチ2コをお礼に進呈
5万円 缶バッチ2コと、映画祭のフリーパス1枚をお礼に進呈
10万円 缶バッチ2コと、映画祭のフリーパス2枚をお礼に進呈。
      映画祭公式パンフレットに「カンパ・寄付」としてお名前を記載
      (本人ご希望の場合)。

ご寄付は、以下の銀行口座に直接お振り込み下さい。
お振り込み後、7/31までに、お礼の送付先住所を、メールフォームからお知らせください。

三菱UFJ銀行(銀行コード0005)
西陣支店(店番441)
普通 0014049
カンサイクイアエイガサイ

クレジットカード(VISA/MasterCard/AMEX)での対応も可能です。
メールでカード決済用の請求書をお送りしますので、ご寄付頂ける金額を明記の上、こちらからご連絡をお願いします。

▼お礼は、8月上旬に、公式パンフレットと併せてお送りします。
 お礼の送付先住所を7/31までにご連絡頂けない場合は、お礼は受け取れませんのでご注意ください。

kaikei2017

  
Posted by kansai_qff at 10:30

2018年06月30日

「ろう×セクマイ映画があつい!」がメイン特集

関西クィア映画祭の実行委員会では、現在、秋の映画祭に向けて、鋭意準備を進めています。
今日は、今年の映画祭の目玉となるメインの特集情報を、お知らせします。

今年の第1特集として「ろう×セクマイ映画があつい!」を開催します。
日本のろう×セクマイ映画2作品に、海外の数作品を加えて上映します。
(セクマイ=セクシュアルマイノリティー。性的マイノリティー。LGBTQなどをも含む広い意味の言葉)

nijiiro4_300px◆ろう者の映画監督である今井ミカさんの『虹色の朝が来るまで』は、ふたりの女性の、あまりにもまっすぐな恋愛の物語。全編手話で演じられる、ろう者のコミュニティーにおける同性間の恋愛を、爽やかに描いたドラマです。バイセクシュアル/パンセクシュアル視点の映画でもあり、その意味でも貴重な日本映画です。7月のレインボーリール東京でも上映されます。


Still1205_00001_300-200『11歳の君へ 〜いろんなカタチの好き〜』は、ろう者の今村彩子監督による、文部科学省選定作品でもあるDVD作品。本特集ではDVDの中から、主に5人のろう者のセクマイ当事者へのインタビューである「【第一部】それぞれの“生き方”と“好き”」の部分を上映します。「11歳の君へ」は、ろう者のセクマイの”いま”を伝える貴重なドキュメンタリー映像です。2月の大須にじいろ映画祭でも、上映されました

◆『虹色の朝が来るまで』と『11歳の君へ 〜いろんなカタチの好き〜』の両方に出演している人もおり、恋愛ドラマから、そしてドキュメンタリーのインタビュー映像から、二つの異なる視点から「ろう×セクマイ」を見ることができる、貴重な特集です。

East End Film Festival (2017年6月) ではろうクィア映画の特集が組まれました。シアトルろう映画祭(Seattle Deaf Film Festival、2018年3月)ではセクマイ映画の上映もありました。英語圏の映画も併せて上映することで、ろうセクマイ映画の世界的な広がりも知ることが出来ます。

◆2015年6月に東京で開催された「第1回ろう×セクマイ全国大会」も、今年2018年10月には第4回大会を石川県で迎えます。まさに今、声をあげはじめ、大きく動きつつある日本のろう者セクマイたちのエネルギーを、感じてください!

『虹色の朝が来るまで』(監督 今井ミカ/63分/2018年/日本/日本手話・日本語/日本語字幕)
『11歳の君へ 〜いろんなカタチの好き〜』【第一部】それぞれの“生き方”と“好き”(監督 今村彩子/2018年/日本/日本手話/日本語字幕)

※海外のろうセクマイ映画など、特集全体の詳細情報については、7月以降に改めて公表予定です。
※各映画の上映日を含め、映画祭の全貌については、7月以降に順次公開していきます。


第12回 関西クィア映画祭 2018

http://kansai-qff.org/
【大阪会場】9/22(土) 23(日) 24(月/休) 
      すてっぷホール(とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ)
【京都会場】10/19(金) 20(土)21(日)
      京都大学 西部講堂


「クィア」ってなんですか?

ひとりひとりが自分の性や生き方を選び決めていこう、規範の押し付けに反対しよう、というメッセージです。
「クィア/queer」は、性の領域で「ふつう」ではないと考えられている人々への蔑称として使われてきた英語でした。これを逆手にとって使うことで、様々な少数派を肯定し、「ヘンでもいい」「不一致は私たちの豊かさだ」と差異の権利を主張し、LGBTだけでなく「普通ではない」「典型的でない」生き方をポジティブに捉えなおす意図があります。


「クィア」ってなんですか?(長いバージョン)

英語で「奇妙な/変な」という意味で、性的にフツーでないとされる人への蔑称だった「クィア」。
LGBTという言葉がフツーになった今だからこそ、私たちは敢えてこの言葉を使います。
それは、LGBTにとどまらず、様々な性や生を肯定したいから。
「男女という制度」という枠組みの代わりに「LGBT」という枠組みを作って、安心したくないから。
規範に頼らずに一人一人が自分の性や生を選び決めていける、という希望があるから。
フェミニズムが当たり前の世の中をつくたいから。
女性差別、異性愛中心主義、トランスジェンダー差別だけでなく、民族差別、障害者差別、セックスワーカー差別、貧困など、私たちの身の周りにある差別と権力の構造に向き合って変えていきたいから。
「共に生きる」ことは、難しくもあり、豊かなものでもある、と知っているから。



(7/13 一部改定)  
Posted by kansai_qff at 14:36

2018年06月23日

ミニ企画1報告【トイレはどうあるべきか―「LGBTトイレ」や、「トランスジェンダーのため」「性同一性障害者に配慮して」のトイレではなく】

mini1-25月6日(日) に、京都大学の吉田寮食堂ホールで開催したミニ企画1の報告です。
ミニ企画の告知記事


 当日は、まず、関西クィア映画祭の過去上映作品『トイレのレッスン』『ジェンダーバスターズ』を鑑賞しました。その後、ひびのまことから、【トイレはどうあるべきか「LGBTトイレ」や、「トランスジェンダーのため」「性同一性障害に配慮して」のトイレではなく】という題で、問題提起がありました。提起では、過去に、関西レインボーパレードのアフターパーティーや、クィア学会、関西クィア映画祭などのイベントで、既存の設備しかない場合にどのような対応を行ってきたか、また吉田寮新棟の取り組みから、新しいトイレを1から作る時にどうするのが一番良いかを、問題提起しました。

ミニ企画1_公開用_表紙当日に投影したスライド
(PDF・8.3MB)
←ダウンロードできます。


2015年に吉田寮新棟を建てる際に、大学当局と何度も交渉を重ね性別指定のない個室トイレを獲得した具体的な経緯を寮生の方々から聞きました。
  続きを読む
Posted by kansai_qff at 18:47

2018年04月06日

第11回 関西クィア映画祭 2017 報告書

大変遅くなりましたが、第11回 関西クィア映画祭 2017 の報告書を作成しました。
ここからダウンロードできますので、お読みください。


▶タイムリーな特集を3つ企画
 ベルリン、パリ、そして米国でも、ポルノやセックスの映画祭が続けられています。今年はロンドンでもクィア系ポルノ映画祭が始まりました。そんな年に、関西クィア映画祭でセックスをテーマにした特集を組めたことは、タイムリーでした。
 また、白人中心でトランスジェンダー差別のある米国LGBTコミュニティー内部での闘いをも描いた特集「私たちのストーンウォール」を、映画「ストーンウォール」日本公開にあわせて開催できました。さらに、私たちのコミュニティーの中にもある民族差別や人種主義を問う特集「不可視化に抗う」は、今の日本で暮らし、また表現活動をする際には不可欠な取り組みでした。
 今回も、時代状況に即して、関西クィア映画祭らしい問題提起をすることができました。

▶活動の幅が広がる1年半の活動
 今回第11回の映画祭は、前回第10回の映画祭から1年半後の開催でした。時間的な余裕もあったため、兵庫県でも上映会を開催するなど地域的な広がりと、内部学習会を行うなど質的な幅の広がりがありました。また、夏にはキャンプをしたり学園祭でもミニ企画をしたり、ラミネート加工したパネルを外部の企画で展示出展したりするなど、様々な新しいことにも取り組みました。
 単に大阪と京都で映画祭を開催するだけではなく、もっと様々な活動の可能性にも、今後も挑戦し続けたいと思います。

▶さらなるご支援をお願いします
 今年は、大阪、京都の2会場ともに、台風の直撃を受けてしまいました。会場となった豊中のすてっぷホールのある建物では、ホール以外の飲食店が早々に店じまいし、また企画自体を中止する例もあるなかで、映画祭をやり切ることができました。ただそのため、集客の大幅な減少と、減収にも繋がりました。
 幸い、多くの方がカンパを寄せて下さったため、赤字幅は去年以下に抑えることができました。とはいえ、単年度収支で10万円の赤字となる状態では映画祭の継続も困難であり、今後の課題となっています。
 来年以降もクィアな映画祭を続けていくためには、多くの方のご支援が不可欠です。今後とも、今まで以上のご支援と協力を、どうぞよろしくお願いいたします   
Posted by kansai_qff at 02:02

2017年10月24日

京都会場 手話通訳に関するお知らせ

京都会場開催まで、残り1週間を切りました。
この度、情報保障として壇上の発言に手話通訳を付けるとの予定を伝えておりましたが、変更がありましたので、お伝えいたします。
  
  
10/27(金)のプログラムにおいて、手話通訳を付けることができませんでした。
必要とされる方にはご不便をおかけすることとなり、申し訳ありません。
  
この日は、トーク企画の予定はございませんが、会場に手話通訳ができるスタッフがおりません。
筆談での応対は準備をしております。
また、アナウンスは全て、文字情報としても投影いたします。
上映する作品には全て、日本語字幕が付きます。
We are going to publicize information for subtitles in other languages via our website( http://kansai-qff.org/2017/subtitle.html ) in a few days.
  
  
10/28(土)、29(日)は手話通訳があります。
この日は上映後にトーク企画がある枠もございます。
全てのトーク企画には、手話通訳が付きます。
http://kansai-qff.org/2017/Guest.html
  
ただ、29日最終枠終演後の実行委員あいさつには、手話通訳がありません。
こちらも、必要とされる方にはご不便をおかけすることとなり、申し訳ありません。
  
筆談での応対、アナウンスの文字情報投影、字幕については、27日と同じく、準備しております。
  
  
  
最後となりましたが、
皆様のご来場、心待ちにしております。
  
  
関西クィア映画祭 実行委員会  
Posted by kansai_qff at 10:04

2017年10月11日

百万遍に立て看板を設置しました


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立て看板を作りました!

実行委員だけでは手が足りないな、今年はタテカン無理かなぁ…と諦めモードになっていたところ、9/30の当日スタッフ説明会に来てくれたスタッフが頑張ってくれて、タテカンが完成しました! 感謝!
現物は百万遍南東角にあります。
ぜひ見てください(o^^o)


写真は設置された立て看板と、制作風景(@西部講堂前)です。
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Posted by kansai_qff at 23:18

2017年09月07日

「スカーレットロード」(9/16(土)16:00〜 ドーンセンター)のトーク概要が決定しました!

第11回関西クィア映画祭2017大阪会場まで、およそ一週間。

9/16(土)16:00〜 ドーンセンターで上映する
「スカーレットロード」
のトーク概要が決定しました!

映画の主人公レイチェルがSkypeで参加していただけるとのことです。




★企画協力のSWASHさんの上映紹介記事
http://swashweb.sakura.ne.jp/node/163

★SWASHさんが日本語字幕を付けられた予告編映像



★関西クィア映画祭紹介ページ
http://kansai-qff.org/2017/works/scarletroad.html

★チケット情報
http://kansai-qff.org/2017/Ticket.html



お楽しみに!

  
Posted by kansai_qff at 23:53

2017年07月25日

【タイヘン×ヘンタイ】updated in 2017

関西クィア映画祭のキャッチコピーとしておなじみの【タイヘン×ヘンタイ】。2017年現在の私たちを取り巻く社会情勢や、私たち自身の課題を認識し取り組むために、説明文を改訂しました。ぜひ、ご一読ください♪
  
~~~~~~
タイヘン×ヘンタイ
  
 性別や恋愛のあり方、生き方は多様だーー私たちはそう思って集まります。しかし時を重ねると、私たち自身も他者のあり方に無知だったり、時には受け入れ難いことがある、と気がつきます。
 例えば「LGBT」を掲げていてもゲイ男性ばかり目立つことは珍しくありません。在日朝鮮人のセクマイは、いつも不可視化されています。
 「少数派の中の少数派」を作ってしまうことや、時間も人手もお金も限られている中で優先順位をつけること、身近な差別・抑圧への無関心は、多数派社会だけの問題ではありません。
 単純化した分かり易さやシングルイシュー主義にはご用心!私たちの複雑さや自分の特権にも向き合い、本当に多様性を手に入れるのは、とても「タイヘン」なのです。
  
 また最近は「LGBT」が流行りですが、私たちは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーといった簡単な言葉では表しきれない存在です。恋愛対象や自身の性別が、個人の人生の中で「変わる/変態する」ことだってあります。
  
 さらに、大企業や行政の顔色をうかがい、多数派に「受け入れてもらう」ために行儀よくするのはゴメンです。「私たちはフツーの人だ」と言うだけではなく、「フツーって退屈」「もっとヘンになろう」とも言いたい。
  
【タイヘン×ヘンタイ】のキャッチコピー、「私たちは一人ひとり違う、という現実に向きあうんだ!」という心意気を表すには、ピッタリの言葉だと思いませんか?
~~~~~  
Posted by kansai_qff at 22:11

2017年07月24日

今年のキャッチコピーは…「あきらめにサヨナラ よろこびにコンニチハ」!

第11回関西クィア映画祭2017のキャッチコピーは、


あきらめにサヨナラ よろこびにコンニチハ
  

です!!



実行委員長係からの説明文です♪

~~~
 いくらメディアで取り上げられるようになったといっても、昔よりはマシになったといっても、”当たり前” を押し付けられるワタシたちの日常はそれほど変わっていない。
 「今日もワタシが思っていることをアナタに伝えられなかった…」「今日もワタシが生きたい性を生きられなかった…」「そもそもワタシの性って何なのだろう…」いろんな思いが交差し、様々な ”当たり前” を目の前にして、あきらめたくなる。
 でも、あきらめなければ、きっと出会えるよろこびがある。自分の思いを誰かに伝えるよろこび、自分の生きたい性を生きるよろこび、人と繋がるよろこび。「よろこびに出会いたい!」「あきらめたくない!」そう思えるような、「きっかけ」に、「後押し」に、この映画祭はなりたい。
(にしき)

~~~




以下は、関西クィア映画祭の導入文です♪(毎年パンフレットに載せているものです)


■性にあたりまえなんてないよ
  
 あなたはどんな性別で暮らしていますか?
 恋愛やセックスは好きですか?どんな恋愛やセックス、人との関わり方をしていますか?
「男らしさ」や「女らしさ」が期待されることに、しんどくなった経験はありませんか?
 こういった「男女という制度」の枠組みから出て、自分らしい性を生きている人たちが、既に沢山います。典型的であってもなくてもいい、変 (=クィア) でもいい、性のあり方は多様だ、私たちは生きていける。関西クィア映画祭は、そんなメッセージが溢れる映画を上映する「みんなのお祭り」です。
  
  
■ところで「クィア」ってなんですか?
  
 ひとりひとりが自分の性や生き方を選び決めていこう、規範の押し付けに反対しよう、というメッセージです。
「クィア/queer」は、性の領域で「ふつう」ではないと考えられている人々への蔑称として使われてきた英語でした。これを逆手にとって使うことで、様々な少数派を肯定し、「ヘンでもいい」「不一致は私たちの豊かさだ」と差異の権利を主張し、LGBTだけでなく「普通ではない」「典型的でない」生き方をポジティブにとらえ直す意図があります。
  
  
■ことばの説明
  
【異性愛 / ノンケ / 異性愛中心主義 / ヘテヘテ】
異性を性愛の対象にすることを「異性愛 ( ヘテロ )」、そういう人のことを「異性愛者」、その俗語が「ノンケ」。異性愛を自明視し無意識のうちに優遇する社会と個人のあり方を「異性愛中心主義」、これらに鈍感なことや人を「ヘテヘテ」。
  
【シスジェンダー / シス男性 / シス女性】
出生時に振り分けられた性別と同じ性別で生きようとする人 / 男性 / 女性。
  
【トランスジェンダー】
出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとする人。性同一性障害の人も含む幅広い言葉。
  
【トランス男性 / トランス女性】
「男性」「女性」といっても様々で、女性として扱われたり女性として暮らした経験を持つ男性や、男性として扱われたり男性として暮らした経験を持つ女性もいる。そういった人たちの性別の移行に焦点を当てて「トランス男性」「トランス女性」と呼ばれることもあるが、こう自称する場合、理由は様々でひとくくりにできない。
  
【Xジェンダー】
性別二元論の枠組みから外れる立場、あるいは両性、中性、無性などの名乗り方。また、女 / 男のいずれかを選ばせられることに反対する考え方。英語の「genderqueer」や「gender nonconformity」に近い。
  
【フェミニズム】
今の社会には「男女という制度」や「女性差別という社会構造」があるという事実認識を前提にして、性別に基づく差別や抑圧に反対するという考え方。  
Posted by kansai_qff at 06:17